国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
ホームルームを何事もなく無事に終えた善子は一時限目の授業に望んでいた!
善子「…」
善子(暇ね…)
善子(眠いし寝ちゃおうかしら…)
善子が睡眠をとろうとしたその時!
ヒュンヒュンヒュンッ!!
善子(この聞いたことのある風切り音はッ!!)
善子はこの音を数分前に聞いている!窓から音が近づいてくる!
善子(リトルデーモンッ!!)
善子はリトルデーモンで飛んできた物体…金属バットを撃ち落とした!
善子(また金属バット!!)
善子は窓の外を見る!
どうやら校庭でソフトボールの授業をやっているらしい…
善子(体育の授業中…か)ヒュンヒュンヒュンッ!!
善子(ッ!!…また!!)
善子の元へ再び金属バットが飛んできた!
善子(リトルデーモンッ!!)
善子は再びリトルデーモンで金属バットを撃ち落とす!
…が!!
ヒュンヒュンヒュンッ!!
善子(ッ~!!)
それから善子は授業の間中ずっと飛んでくる金属バットを撃ち落とし続けた!
どうやら打席に立ったバッター全員がスイングの度にバットを手放してしまったらしい!
善子「…はぁ」ゲッソリ
そして現在は二時限目の授業中である!!
善子(結局一時限目の授業の間中ずっとバットの対応に追われたわ…)
善子(先生に当てられた時とか精神力の消費のし過ぎで死ぬかと思った…)
善子(そもそもバッターボックスに立った全員がバットを手放すなんておかしいでしょ!!)
善子(不幸どころの騒ぎじゃあないわ!)
善子(これは明らかにスタンド攻撃よ!!)
「漸く気付いたのかマヌケがッ!!」
善子「ッ!!」
善子(この声…どこから…)
「お前の着けてる首輪からだよ!このトンチキがッ!!」
善子「首輪ッ!?」
ロンリイェスト・ベイビ「俺の名前はロンリイェスト・ベイビ!!首輪と同化したスタンドだッ!!」
ロンリイェスト・ベイビ「ここ最近お前を襲っている不幸は全部俺の仕業だ!!」
善子「やっぱりこの首輪が原因だったのね!!」
善子「高かったのに~ッ!!」
善子「外してやるッ!!」
善子は首輪の接続部分を力一杯引っ張った!!
…が!!
善子「は、外れない~ッ!!」
ロンリイェスト・ベイビ「アホが!そう簡単に外れてたまるかッ!!」
善子「だったらリトルデーモンで破壊してやるわッ!!」
ロンリイェスト・ベイビ「やれるものならやってみろ!!」
善子「リトルデーモンッ!!」
善子はリトルデーモンで首輪を破壊させようとするが、ここで攻撃を考え直した!
善子「待った…罠の可能性もあるわね…」
善子「試しに首輪を少しだけ傷つけてみましょう…」
善子「ゴブリンッ!!」
善子はゴブリンを出して小さなナイフで首輪を少し切ってみた!
サクッ!
善子「!!」
善子(首に切られた感触がッ!!)
ロンリイェスト・ベイビ「チッ、そのまま攻撃すれば自滅に持ち込めたのによォ~ッ!!」
善子(この首輪への攻撃はそのまま下にある私の首への攻撃になるらしいわね…)
ロンリイェスト・ベイビ「ククク…これでもう俺を外す手段は自分の首を切断するしかねぇーなァ~」
ロンリイェスト・ベイビ「試してみるかァ~?」
善子「やるわけないでしょッ!!」
ロンリイェスト・ベイビ「ほーん、最後の手段を試さないならお前は俺の起こす不幸で死ぬしかないわけだァ」
ミシミシッ!!
バリバリッ!!
善子「ッ!!」
突如、善子の真上の天井が壊れて上にあった机と椅子が落下してくる!
善子「リトルデーモンッ!!」
善子はリトルデーモンのドラゴンを傘のように展開して机と椅子をガードした!
教師「何事ッ!!?」
花丸「善子ちゃん!!」
善子(上の教室には誰もいなかったようね…よかったわ)
ロンリイェスト・ベイビ「さっきの不幸は上手く躱せたようだがなぁ…」
ロンリイェスト・ベイビ「俺はお前が死ぬまで永遠に取り憑いてやるゼッ!!」
ロンリイェスト・ベイビ「お前を始末した後は形見として今度は国木田花丸の元へと渡ってやるかなァ~」
善子「そんなことさせないわッ!!」
善子「必ずあんたを外してやるわッ!!」
→to be continued