国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
善子「東條希…」
善子「あんたのスタンドは吊られた男じゃあなかったの!?」
善子の問いに希が答える…
希「あれはあくまでうちのスタンドの一形態にすぎんわ」
善子「一形態…ですって!?」
希は善子に自身のスタンドの正体を明かす!
希「うちのスタンドの真の名前は『ピュア・ラブ・レンズ』!」
希「能力はその日一番にタロットカードから引いた一枚を暗示するスタンドに変身する能力や!!」
善子「ピュア・ラブ・レンズ…」
希「今のうちのスタンドは『マジシャンズレッド』!」
希「炎と熱を操るスタンドや!」
希「さぁて、あんさんのヘボ魔族の軍隊も焼き払ったるわ!!」
マジシャンズレッドの火炎は一瞬にしてその場にいたリトルデーモン達を焼き払った!!
善子(この能力…群体型の私のスタンドと相性が悪すぎる!!)
希「さて、この場にいたのはみんな焼いたけど…」
希「火傷の跡がないところを見ると全軍の5%ぐらいってとこかな?」
善子「…答える必要は無いわ!」ダッ!
善子は希からの逃亡を計る!!
善子(まともにやりあったら私の圧倒的不利…だったら…ッ!!)
善子(まともにやりあわなきゃいいのよッ!!)
希はすぐ追う素振りも見せずにぼそりと呟く…
希「逃げても隠れても無駄やのになぁ…」
希「うちにこの炎の生命探知機がある限りッ!!」ボッ!!
希の側に突如として燃え上がる三本の棒が組合わさったような物が出現する!
希「ふふふふ…どこに逃げたか手に取るように分かるでぇ…」
善子は逃げながら様々な場所に自身のスタンド『リトルデーモン』を配備していく…
善子(様々な場所からの波状攻撃ならばあの炎のスタンドだろうと倒せるはず!!)
ところが善子の読みは大いに外れる!
善子(そんな!!私が配備したリトルデーモンが次々とやられている!!)
善子(どうして…!?隠れている位置が分かっているの!?)
善子(これ以上倒されると私にダメージが還ってくるかもしれない…)
善子は自身のスタンドを引っ込めた!
善子(引っ込めたはいいものの…これからどうやって戦おうかしら…)
そこへ追い付いた希がやってくる…
希「おぉ?引っ込めたいうことは死ぬ覚悟ができてるいうことやんなぁ?」
善子「そんなわけ無いでしょ!」
希「ふーん、まぁ覚悟ができて無くても殺すけどなあ」
その時、炎の生命探知機が後方に大きく反応した!!
希「炎の生命探知機が反応した!!」
希「…これは!!」
花丸「善子ちゃんから離れるずら!!」
花丸「ズラァッ!!」
希「ぐおっ…!」
希は花丸のトリコリコ・プリーズの拳をマジシャンズレッドでガードするが、破壊力AとBのパワーの差により多少のダメージを受けてしまう!
花丸「善子ちゃん!!大丈夫ずら!?」
善子「ええ…なんとかね…って!!」
善子「善子じゃなくてヨハネッ!!」
希「ぐぅ…国木田花丸ゥッ!!」
希は恨めしそうな目で花丸を睨んだ!
花丸「…前回とスタンドが違うみたいだけどどういうことずら?」
希「二回も説明するような『無駄』な行為はしたくないんでね…」
希「そこの堕天使(笑)にでも聞けばええやん」
善子「笑うなー!!」
善子は花丸に希の能力を説明した!
花丸「それは卑怯な能力ずら…」
希「勝てる気がせぇへんやろ?」
花丸「いや、それはないずら」
希「そっか…じゃあしっかり教えこまんとなぁ!!」
希はマジシャンズレッドの炎をアンクの形にして撃ち出した!!
希「クロスファイヤーハリケーン!!」
花丸「こんな炎ラッシュで簡単に散らせるずら!!」
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」
花丸の言うとおり炎は確かに散らされた…
だが、しかし!!
散らされた炎は花丸の背後で再びアンクの形を形成して花丸に襲いかかる!
花丸「なっ!?」
希「炎だってスタンドなんやで!」
希「そもそも炎がアンクの形になる時点で自由自在に決まっとるやろ!」
花丸(まずい…ッ!!このままじゃ…焼かれて…ッ!!)
その時、リトルデーモンのドラゴンが花丸を掴んで上空へ飛んだ!
花丸「ずら!!」
善子「全く…ひやひやさせるんじゃなあないわよずら丸!」
花丸「助かったずら…善子ちゃん」
善子「善子じゃなくてヨハネッ!!」
→to be continued
ピュア・ラブ・レンズ
本体:東條 希
破壊力:変動
スピード:変動
射程距離:変動
持続力:変動
精密動作性:変動
成長性:E
一日で一番最初にしたタロット占いの結果によって、タロットの暗示を持つスタンドに変身するスタンド。
能力もそのスタンドのものになる。