国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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シャイニーその①

 

死闘の末に見事高坂雪穂を倒した国木田花丸

だが彼女もまた、受けたダメージが大きかったため、倒れてしまった

そんな彼女に忍び寄る影が一つ…

 

??「大事をとってkillingシちゃいましょう♪」

 

花丸に近づく影の正体…

彼女の名前は小原鞠莉!

ホテルオハラを所有する大金持ち『小原家』の令嬢である!!

 

鞠莉「シャイニー!」

 

鞠莉は自身のスタンド『シャイニー』を出した!

彼女もまた、スタンド使いであった!

 

鞠莉「good bye!マル!」

 

と、そこへ一本の矢が飛んできた!

 

鞠莉「!!…Who are you?」

 

鞠莉は矢を放った人物に問いかける…

 

海未「花丸に何をするつもりだったのか…」

 

海未「答えなさい!!」

 

矢を放った人物の正体はμ'sのメンバーの一人、園田海未であった!!

 

鞠莉「はぁ…ジャパァーンのスクゥールでは質問を質問で返せと教えているのですかぁ?」

 

海未「そのしゃべり方…とても腹が立ちますね…」

 

鞠莉「あらあら…そんなにイライラしてると小皺が増えちゃうゾッ♪」

 

海未「余計なお世話です!!」パシュンッ!!

 

海未はザ・リーズンから矢を発射する

対する鞠莉はシャイニーで矢を弾き飛ばそうとするが…

 

グイーーz__ッ!!

 

鞠莉「そんな!躱した!!」

 

ザ・リーズンの放った矢はシャイニーの拳をするりと躱したのである!

 

海未「矢だってスタンドなのです!その軌道は私の意のままに操れます!」

 

シャイニーの拳を躱した矢がそのままシャイニーの鎖骨の辺りに命中する!

 

ドスッ!

 

鞠莉「くはっ!」

 

ダメージがそのまま鞠莉に反映される

 

海未「今度は五発同時にいきます!」

 

パシュンッ!!

 

弓から五発の矢が同時に放たれる!

放たれた五発の矢はまるで生き物のように動き回りながら鞠莉へと迫っていく!!

 

鞠莉「くっ…シャイニー!!」

 

その時、鞠莉のスタンド『シャイニー』の体が突如発光した!!

 

海未「な、眩し…」

 

シャイニーの放った光によって目をそらしてしまった海未の矢はあらぬ方向へと飛んでいく…

そして海未が怯んだ隙に鞠莉は海未へと迫っていた!

 

鞠莉「チャオ♪」

 

海未(しまっ…!)

 

海未の懐へ入った鞠莉は海未へラッシュを叩き込む!

すかさず海未はザ・リーズンで防御するが吹き飛ばされてしまう!

 

海未「ぐあっ!」

 

海未(このスタンドは近距離パワー型!)

 

海未(パワーの弱い私のスタンドではまともにやりあって勝てる相手ではありません!!)

 

海未(ここは矢で牽制しながら距離をとりましょう!)

 

海未は鞠莉に対して矢を放ちながら鞠莉から距離をとる!

 

鞠莉「ちぃっ…うざったいarrowね!!」

 

鞠莉(でもこちらには人質がいるから相手はrun awayしたくてもできないハズ…)

 

鞠莉(こちらのpowerを活かして早期決着をつけるのがbestね!!)

 

と、そこへ部外者が一人!

 

ルビィ「あ、海未さん!!」

 

スタンドの見えない少女、黒澤ルビィである!

 

海未「ルビィ!どうしてここに…」

 

最早スタンドバトルに乱入してくることが恒例となりつつあった!!

 

ルビィ「あれ…?あそこに居るのは…鞠莉さん?」

 

ルビィ「それに花丸ちゃんと知らない人が倒れて…!!」

 

鞠莉「シャイニー!!」

 

直後、シャイニーから眩い光が放たれる!

 

海未「く、また光が…」

 

ルビィ「光?何の話ですか!?」

 

海未(この娘…もしかして…!)

 

ルビィはスタンド使いでないためスタンドが見えない!

その事から海未は察したのである!

 

海未(今の光が見えていない!!)

 

鞠莉「隙ありよッ!!」

 

海未「!!」

 

その思考の一瞬をつかれ、再び接近を許してしまう海未!

鞠莉の拳をスタンドでガードするが、やはり先程と同じように吹き飛ばされてしまう!

 

海未「くぁっ!!」

 

ルビィ「海未さん!!」

 

吹き飛ばされた海未を案じて駆けつけるルビィ

 

ルビィ「今の鞠莉さんがやったの!?どうして…!?」

 

目の前で起きたことに困惑するルビィ!

 

ルビィ「それに…そこに倒れてる花丸ちゃんと知らない人も…鞠莉さんがやったの…?」

 

鞠莉「ルビィ…」

 

鞠莉「部外者である貴女には関係nothingな事よ!!」

 

鞠莉「さっさとそこを退いてrun awayしなさい!」

 

ルビィ「ぅゅ…」

 

目の前の状況にどうしていいかわからないルビィ…

そこへ海未が耳打ちする…

 

海未「ルビィ…彼女を止めるのに協力してください」

 

ルビィ「え…?止める…って?」

 

ルビィは海未の言葉の意味が理解できなかった!

 

海未「彼女は恐らく操られているのです」

 

ルビィ「操られている…って!?」

 

海未「彼女はあそこで倒れている花丸を始末するつもりです」

 

ルビィ「え…始末!?」

 

いきなり物騒な言葉がでてきてルビィは動揺する!

 

海未「それを阻止するためにルビィにはやってほしいことがあるのです…それは…」

 

海未の作戦がルビィに伝えられる…

 

ルビィ「え!…でもそんなことルビィには…」

 

海未「やってくれたらサインに『ルビィへ』と書きますよ」

 

ルビィ「ぅゅ…でもぉ…」

 

海未「…貴女の話してたお姉さんの分も書きます」

 

ルビィ「…やります!!」

 

ルビィは目が本気であった!!

その視線は路肩に停められた一台の車に向けられた…

 

ルビィ(ぅゅ…ルビィにそんなことできるかなぁ…)

 

ルビィ(でも、海未さんの特別なサインがもらえるし…)

 

ルビィ(何より花丸ちゃんを助けるためにやるしかないよね!!)

 

ルビィ(ぅゅ…でも…鞠莉さん…ご免なさいぃ…)

 

ルビィは戦う覚悟を決めた!!

 

→to be continued


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