国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
花丸「~♪」
国木田花丸は現在、図書室で本を読みながら図書委員の仕事をしていた!
読んでいたシリーズの新刊がついこの間発売されたばかりであり、花丸は図書委員の仕事の傍らでその本を上機嫌で読み耽っていた!!
と、そこへ善子のスタンド『リトルデーモン』のドラゴンとそれに乗ったゴブリンが花丸の元へやってきた!!
目的は無論、花丸に助けを求めるためである!!
善子『ずら丸!!聞きなさい!!』
善子はゴブリンを介して花丸に助けを求めようとする!!
花丸「~♪」
が、花丸は本の世界に夢中になっており善子の話を全く聞いていない!!
善子『ちょっと!!ずら丸!!聞いてんの!?コラ!!』
花丸「~♪」
善子『あぁ!!もう!!この超危機的状況の時に…ッ!!』
善子『ファイアッ!!』
善子は話を全く聞かずに本を読み続ける花丸に対してドラゴンに火球を吐かせる!!
火球は花丸の頬にぶつかると小さな衝撃と少しの熱を発しながら弾け飛んだ!!
花丸「ずらぁッ!?」
善子『ずら丸!!大変なのよ!!』
花丸「あ…善子ちゃんのドラゴンとゴブリンずら」
善子『善子ちゃんじゃあなぁーい!!』
善子『堕天使ヨ・ハ・ネよッ!!』
善子『って、そんなことを言ってる場合と違うのよ!!』
花丸「ずら?」
善子『いい、耳の穢れを浄化してよく聞きなさい!!』
善子『今、この堕天使ヨハネとマリーがμ'sの星空凛に襲われて超危機的状況なのよ!!』
花丸「凛ちゃん!?それは本当ずらか!?」
善子『本当よ!』
善子『早く助けに来てくれないと私もマリーも殺されてしまうわ!!』
花丸「敵は善子ちゃんとマリーちゃんでも敵わないくらい強いずら?」
善子『ヨ・ハ・ネッ!!』
善子『って、話の腰を折るんじゃあないわよ!!』
花丸「折ったのは善子ちゃんずら…」
善子『兎に角、私とマリーの命が惜しければ早く助けに来なさい!!』
花丸「…」
花丸はジト目になりながら尋ねる…
花丸「善子ちゃん…どうして助けてもらう立場なのに偉そうずら?」
善子『そ…それは…ちょっと焦ってるからよ!!』
花丸「ふぅ…」
花丸「やれやれずら…分かったから早く案内するずら」
善子『助けてもらう立場でアレだけどなんか腹立つわね…』
凛「にゃははははははははははwwwwwwww」
星空凛は鞠莉のシャイニーact2を手では捕まえており、それを握り潰そうとしていた!!
鞠莉「ぐぁッ!!」
鞠莉「シャ…シャイニー…」
凛「無駄だにゃ…何をやってももうお前のスタンドは凛の手の中からは逃れられないにゃ」
鞠莉「…act1ッ!!」
凛「にゃ!?」
鞠莉は凛に捕まってしまっていたシャイニーact2をact1へと変化させる!!
それによって手で握り潰せるサイズだったシャイニーが大型の近距離パワー型スタンドサイズに大きくなったためとても手では掴む事ができなくなり、凛はシャイニーを手放した!
鞠莉「ハァ…ハァ…」
凛「…」
凛「成る程…確かにこれでそのスタンドを握り潰す事はできなくなったけれど…」
凛「だけどそれはあくまで死に方が圧死から別のものに変化しただけだにゃ!」
凛「お前が死ぬという事実は何一つ変わらないのにゃ!」
凛は鞠莉を殺す為に足を踏み込む!!
凛「死ねィッ!!小原鞠莉ッ!!」
と、そこへ一筋の閃光が凛の後頭部に目掛けて音速を越えるスピードで迫り来る!!
凛「にゃ」ヒョイ
が、凛は後ろを振り向く事さえせずに首を傾けてその攻撃を回避した!!
その攻撃の正体は…
花丸「そんな…マルのレールガンを見ることもせずに躱すなんて…」
そう、トリコリコ・プリーズの両腕から放たれたレールガンである!
鞠莉「マル!!」
凛「ほぉ…次はお前が相手かにゃ…国木田花丸…」
善子(やはり…視覚が無くてもずら丸のレールガンを躱すなんて芸当はヤツのスタンド能力が私の想像したものであるということの証明に他ならないわ…)
花丸「…ここに案内される道中で善子ちゃんからあなたの能力について大体の推測を聞いたずら」
凛「へぇ…答え合わせついでにその推測とやらを言ってみたらどうかにゃ?」
花丸「星空凛さん…あなたのスタンド能力はずばり…」
花丸「五感と反射神経の異常強化…で間違いないずら?」
凛「…」
凛「成る程…」
凛「成る程成る程…花丸ちゃん…やっぱり…」
凛「お前らは全員皆殺しだにゃ」
凛「この星空凛のスタンド能力を知られたからには、全員生かして返すわけにはいかないにゃッ!!」
→to be continued
スピニング・ミラクル
本体:星空 凛
破壊力:A
スピード:A
射程距離:E
持続力:C
精密動作性:A
成長性:B
猫耳、尻尾、肉球付きの手とヒゲがセットになった装着型のスタンドで、本体の五感と反射神経を超強化する能力を持つ。
例え囲まれた状況からマシンガンで撃たれてもその弾丸を全て躱すことが可能。