国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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星空凛がやって来る!その③

 

善子「…ん?」

 

善子は違和感を覚えた…

何に対しての違和感か…

始めはそれがよくわからなかった…

なので善子は思い出してみることにした!

何に対して違和感を覚えたのかを…

この違和感はいつ生まれたのか!?

それは確か…先程の鞠莉と凛のやり取りの時だ!!

鞠莉がシャイニーをact1からact2へ形態変化させた時…

その時奴は…星空凛は何と言ったのか?

…そうだ!!奴は確か…こう言った!!

 

凛『お?さっき凛に生意気にも衝突してきたクサレ姿に変化したにゃ!!』

 

そうだ!!

奴は明確に言ったのだ!!

『クサレ姿に変化した』と!

奴は先程の鞠莉の閃光によって目をやられているはず…

視力を一時的に失っている筈だ!!

にも関わらずシャイニーの形態が変化したことがどうして分かったのだ!?

おまけにヤツのスタンドは装着型で、他の一般的なスタンドのように目を持っている訳では無い!!

視力が無いにも関わらずどうして分かったのだ!?

善子はその答を瞬時に考えて、そして一つの仮説に辿り着く!!

 

善子(奴は…ヤツのスタンドはもしかしたら…ッ!!)

 

善子(この事を早くマリーに知らせないと!!)

 

善子「マリー!!そいつ…」

 

鞠莉「シャイニーact2!!」

 

善子が自分の中の答えを鞠莉に伝えようとするのと鞠莉がシャイニーact2で凛に対して攻撃を仕掛けたのはほぼ同時であった!!

 

鞠莉「貴女のスタンドがどんなスタンドだろうと光の速度で攻撃できるマリーのスタンドを捉える事はimpossibleよ!!」

 

鞠莉のシャイニーact2は光の速度で凛の周りを飛び回り、音速を越えているために小さな衝撃波を発生させながら凛へと攻撃を繰り出そうとする!!

…が!!

 

パシッ!!

 

鞠莉「…え?」

 

凛「…捕~まえた♪」

 

凛の物を掴みづらそうな肉球のついた手の中にはシャイニーact2が捕らわれていた!!

 

鞠莉「は…え…え?」

 

鞠莉「How!?What!?Why!?When!?Where!?Who!?」

 

鞠莉「!?????????????」

 

鞠莉は目の前の出来事に何が起こったのか理解が全く追い付いておらず、その場で動きを止めてしまった!!

 

鞠莉(嘘よ…こんなの…嘘よ!!)

 

鞠莉(私のスタンドは光の速度で…しかも複雑な軌道を描きながら動いていたのに…)

 

鞠莉(それなのに何で!!?どうして私のシャイニーact2を捕らえる事ができたのよ!?)

 

鞠莉(理解不能!!理解不能!!理解不能!!理解不能!!)

 

凛「自分のスタンドは絶対に捕まらないと思い込んでたみたいだけど…」

 

凛「別にそんなことは無かったってだけにゃ」

 

凛「自惚れが過ぎるからそんな呆けたアホ面を晒すハメになるんだにゃ!」

 

善子「act2が…掴まれた…」

 

善子(光の速度で移動するact2を掴むなんて…)

 

善子(やはり…私の仮説が正しさが濃厚になってきたわね…)

 

凛「じゃ、そろそろ終わりにしようかにゃ」

 

そう言うと凛は掴んでいたシャイニーact2を握り潰し始める!!

 

グググッ…

 

グシャグシャッ…

 

鞠莉「ガヴァッ!?ぐぁ…」

 

凛「このまま握り潰してぶち殺してやるにゃ!!」

 

凛「にゃははははははははははwwwwwwww」

 

善子(このままじゃあマリーが死んでしまう…ッ!!)

 

善子(早く…間に合って…ッ!!)

 

→to be continued


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