国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~   作:ビーフクリームボロネーゼ

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ラブノベルスとセルフ・コントロールその⑥

 

真姫と真姫ママとの戦いを物陰から見ていた者が居た…

 

聖良「ちっ、あのババア…もうやられたんですか…」

 

A-RISEの部下の一人…鹿角聖良である!

 

聖良「折角この私が空間転移でお膳立てをしてやったというのに…」

 

聖良「仕方ない…ここは私が…」

 

と、そこで真姫の元へ人影が一つ近づいてきた!

 

花丸「終わったずら?」

 

聖良(あれは…国木田花丸ッ!!?)

 

真姫「ええ…私だけで終わらせたわ…」

 

真姫「ママの肉の芽…お願いするわね…」

 

花丸「頼まれたずら!」

 

花丸「トリコリコ・プリーズッ!!」

 

花丸はトリコリコ・プリーズを出していつもの事のように肉の芽を取り除いた!!

 

聖良(国木田花丸のトリコリコ・プリーズ…)

 

聖良(スタンドのパワーはツバサ様のプライヴェート・ウォーズに匹敵するほどだと聞く…)

 

聖良(私のセルフ・コントロールでは分が悪い…か…)

 

聖良(ふぅ…ここは撤退させてもらいますよ…)

 

聖良はセルフ・コントロールの能力で空間の裂け目を生み出してその中へと姿を消した!

 

花丸「それにしても…マルの保険はいらなかったんじゃあ…」

 

真姫「何言ってるのよ…」

 

真姫「肉の芽の除去役も兼ねてるって言ったじゃない!」

 

花丸「あ!そうだった…」

 

真姫「全く…」

 

真姫「まぁ、それは置いておいて…」

 

真姫「花丸…まだ油断しないで…」

 

真姫「ママと一緒にもう一人スタンド使いが来ているはずよ…」

 

真姫「空間の裂け目を創るスタンド能力…」

 

真姫「たしか…鹿角聖良っていったかしら?」

 

花丸「いや…恐らくその聖良って人はもう居ないと思うずら」

 

真姫「…え?」

 

花丸「その聖良って子のスタンド…」

 

花丸「空間の裂け目を創る能力…」

 

花丸「その能力は多分スタンドのパワーをそちらに持っていき過ぎてスタンドそのもののパワーは低い筈ずら…」

 

花丸「そんなパワーの低いスタンドがたった一人でマルのトリコリコ・プリーズに挑むなんてほぼ自殺行為ずら!」

 

真姫「あんた…自分のスタンドに結構な自信を持ってるのね…」

 

花丸「だからその聖良って人は多分もう帰っているずら…」

 

花丸「それに真姫さんのお母さんが聖良さんのスタンドは便利だから使い潰したくないって言っていた事も理由の一つずら」

 

真姫「成る程ね…そう言われると説得力あるわ」

 

花丸「まぁ、そう言う訳だから取り敢えずお母さんだけ連れて早くここを離れるずら」

 

真姫「分かったわ!」

 

真姫と花丸は気絶している真姫ママを連れて廃ビルを脱出した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新A-RISEの館

談話室

 

聖良「と…いうわけで…」

 

聖良「西木野真姫の始末に失敗してしまい…」

 

聖良「更にはラブノベルスまで敵の手中に堕ちてしまいました…」

 

聖良「誠に申し訳ありません…」

 

ツバサ「構わないわ…貴女が無事なだけでも充分よ…」

 

聖良「…有り難き御言葉です」

 

ツバサ「もう下がっても構わないわ」

 

聖良「ハッ!では、失礼します!」

 

聖良はドアを開けて部屋から出ていく…

 

英玲奈「急襲作戦は失敗…か」

 

あんじゅ「本当にこれでよかったの?」

 

ツバサ「ええ、ラブノベルスはあまり使えるスタンドだとは言えなかったし…」

 

ツバサ「それに最悪私一人でもあいつらは皆殺しにできるわ」

 

あんじゅ「確かに…貴女のスタンドはとても強いけれど…」

 

ツバサ「ふふふ…そうよ…私のプライヴェート・ウォーズは最強よ!!」

 

ツバサ「攻守共に優れた我がスタンドに弱点はないわッ!!」

 

ツバサ「あっはっはっはっはっは」

 

→to be continued


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