国木田花丸の奇妙な冒険~プリーズサンシャイン~ 作:ビーフクリームボロネーゼ
花丸「い、行ってきまーす!」
花丸は自分のお家であるお寺から浦の星女学院へ通うために急ぎ足で家を飛び出した!
今日は朝から図書委員の仕事があるのだ!
普段は早めに起きるのだが今日は珍しく寝坊してしまった…
と、そこに!!
花丸「!?」
一人の少女が立ちはだかった!
??「あなたが国木田花丸さん?」
花丸「そうだけど…急いでいるから退いてほしいずら」
??「大丈夫ですよ…用事は5分で終わります…」
花丸「5分でも時間が惜しいずら~」
と、次の瞬間ッ!!
ドゴォッ!!
花丸「ずらぁっ!!」
少女の背後から突如腕に沢山の輪をつけたスタンドが出現し、花丸を殴り飛ばした!
咄嗟にスタンドを出してガードを試みる花丸だが、敵スタンドの殴打を食らい、数メートル吹っ飛んだ!!
花丸(て、敵のスタンド使い…こんな時に…!!)
??「8時5分ン~♪ちょうどいい時間ですね」
腕時計を確認しながら少女は言った!
花丸「あなた…μ'sのメンバーじゃないですよね…」
花丸「…誰ずら?」
花丸の問いに少女が答える…
雪穂「私の名前は高坂雪穂…μ'sの高坂穂乃果の妹です!!」
花丸「高坂穂乃果の…妹…」
高坂穂乃果の妹…
それはつまりμ'sのメンバーではない家族ということ!!
南ことりの証言どおり彼女たちも肉の芽で操られているらしい…
雪穂「ふふふふ…ところで花丸さん…なんで私が自分の正体を簡単に教えたか…分かりますか?」
花丸「ふん、興味ないずら」
雪穂「それは…あなたが5分以内に確実に死ぬからですよ!!」
雪穂は自分のスタンドで花丸に殴りかかる!
対する花丸はトリコリコ・プリーズで防御する!
先程と違い今度は確実に防御できたが、それでも3メートルは飛ばされてしまう…
花丸(このパワーは…典型的な近距離パワー型のスタンドッ!!)
雪穂「このまま一気に畳み掛けます!」
雪穂「ボラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララッ!!!!」
花丸「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァッ!!」
雪穂、花丸は互いにスタンドによるラッシュで攻撃を捌いていく…
両者の実力は互角に見えた…
が、
花丸「くぅ…早い…ずら…」
雪穂「私のスタンドの方がスピードは上なようですね」
そしてついに花丸は雪穂に競り負けるッ!!
花丸「ずらぁっ!!」
後方に弾き飛ばされる花丸…
そんな花丸を追い詰めるように雪穂は距離を狭めていく…
雪穂「ふふふふ…追い詰めましたよ…」
花丸「ふ、それはどうかな?」
花丸はトリコリコ・プリーズに溜まった電気を放電した!!
雪穂「うおっ!?」
雪穂は咄嗟にその電撃を躱そうとするが…
雪穂「ぐあぁぁぁぁ!!」
食らってしまい、感電してしまう!
花丸「隙あり!!ズラァッ!!」
トリコリコ・プリーズは渾身の一撃を雪穂にお見舞いしたッ!!
雪穂「ぐばぁぁぁぁ!!」
雪穂は顔面をひしゃげさせながら吹っ飛んでいった!!
衝撃で前歯が数本欠けている…
雪穂「ぐぼぉっ!つ…強い…」
花丸「後で真姫さんに治してもらうずら…」
雪穂「ふふっ…これで私を追い詰めたつもりですか?」
花丸「強がりを言っても無駄ずら」
雪穂「強がりじゃありませんよ…私がまだ『モーメントリング』の能力を使ってないことは知っているでしょう?」
花丸「!?まさか!?」
花丸はその場で形勢逆転の能力を発動されると思い、距離を取る!
それが致命的だった!!
雪穂「愚かですね…あと少しで私を倒せたのに…」
雪穂「残り5秒!!」
花丸(!?)
雪穂「4…3…」
雪穂がカウントダウンを始める!!
花丸(まずい!!あの子の能力は爆弾かなにかだったずらかッ!!)
花丸は雪穂の能力が爆弾の能力である可能性を考慮して雪穂から離れる!!
雪穂「2…1…」
そして雪穂は腕時計を確認しながら呟いた!!
雪穂「8時10分!!」
ギュルルルルルルルルルルルッ!!
→to be continued