八坂神社の中に入るとそこは幾つもの襖が並んでおり一つ一つが大きな部屋となっており外からみたときとは違い予想外の広さだった
「広いな!」
神社の中だと思いもちょっと暗い感じだと思いきや部屋には一つ一つ大きなライトがあり、部屋によっては和風なのにシャンデリアが飾ってあったりした
「こちらになります」
使用人の人に案内されると目の前には豪勢な扉があり、使用人が扉を開けるとそこには着物を着た八坂 九重と着物を着て九本の尾を生やしている女の人が座っていた
「ようこそじゃ藤村 黄牙よ。ゆっくりしていくがよい
わしの名は八坂 九重の母八坂ともうす娘を救ってくれた恩だ存分に楽しんで行きなさい」
礼儀正しく頭を下げてお礼をされ
俺、こんなに感謝されることしたか、俺がしたことなんて追っていた奴を倒したぐらいだぞ
「本当にこんなにしてもらっていんですか?」
「勿論じゃ娘を救って貰って礼をしないとでもそんな無礼ではないぞ、我々は」
なるほど、自分の娘を救って貰ったから当然と言いたいのか
それならばしょうがないな遠慮なく楽しむとしよう
こうして妖怪達と藤村 黄牙の宴が始まった
「にしても、お主よく食べるのう」
目の前に出された高級食材の数々、あきらかに十人前はある量を一人で食べきろうとしていた
こんなに高級料理があって残す奴があるかって言うんだよ
「いえ、こんなに美味しいものですからつい、たくさん食べてしまいました」
「そう畏まるな別に怒ったりせえへん、よくそんなに食えるなと思っただけや」
全ての料理を食い終わると九重が近ずいてき
「こないだは助けて頂いてありがとうございます」
この間の噛み噛みの感謝とは違い一字一句噛まずに感謝された
「そんなに何度も感謝すんなってこっちだって恥ずかしいだろ」
照れて九重の頭を撫でた
「ハゥ///」
撫でたら尻尾が立ち顔がみるみる紅くなっていった
これは不味いんじゃないか、惚れたとか言われても責任は取れないぞ
「あ、ありがとう//」
何故か感謝された
「それよりも、あんたらに聞きたいこの世界は一体何なんだ?悪魔だとか妖怪だとか空想状の生物がいるなんてどうなっているんだ?」
それは初めて妖怪と会ったときからあった疑問いや、初めて悪魔と遭遇したときにはすでに疑問には残っていた
「なるほど、そなたはこの世界に悪魔や妖怪は存在しないと思っていたのじゃな。
残念ながらそれは違う悪魔や妖怪は存在しておるし天使や堕天使それにドラゴンだっておる
それにお主だって力を持っているであろう?」
天使や堕天使にドラゴンまで居んのかよそれに力?ああ、王の財宝や真実を見透す目のことを言ってるのだろう
「まあ、持っているいるがそこまで特別と言う訳でもないぞ」
「そんなわけおるか、お主が倒した妖怪達は一様幹部一歩手前の上位の妖怪だぞ、それを一撃で凪ぎ払ったと聞いた、そこいらの神器使いとは格が違う」
え、あの九重ちゃんを追っていた妖怪達ってそんなに偉い立場の妖怪だったのか、それに
神器使いとは一体なんだ
「その、神器使いってのは一体何人位世界に居るんだ?」
「知らん」
「えっ」
「だから知らんと言っておる、世界中にいったいどれ程の人間が住んでいると思っている」
つまりは、多すぎて解らないほど要ると言う訳か
「あっ、そいえば話は変わるんだが二匹の猫は知らないか?黒い猫と白い猫なんだが」
「黒い猫と白い猫?何じゃそやつらは妖怪か?妖怪でないのなら知らん」
やはりここでも解らないか一体何処へ行ってしまったんだ黒歌に白音
「分かった、ありがとう今夜は宴楽しかったよ。またいろんなこと知りたいし個々に来るね」
「もう行ってしまうのか、また何時でも来るが良い九重が楽しみに待っておるからな」
「ああ、そうするよ」
こうして俺は悪魔や妖怪等と言った異常の存在を知り、五年の月日が流れた
俺の名は藤村 黄牙今年で高二なる英雄王ギルガメッシュの力を継ぐ人間だ
高校生になってから九重に口調変わったねと言われたが多分俺の中にいるギルガメッシュのせいだな
今は俺の引っ越しの準備をしている
何処に引っ越すかって?戯けどもが駒王市に決まっているだろう
勿論一人でだ
久しぶりに行く駒王市だ楽しみで仕方がない
あいつらは元気にしているかな?
まあ、ともあれ今は親と妖怪達(九重と八坂母)に見送られ京都を出るところだ
「元気にしてろよ黄牙」
「ちゃんとご飯食べるのよ黄牙」
えぇい、静かに見送ることは出来んのか家の親は
「早く帰ってきてね」
「あっちでも頑張りな~」
「あぁ、では行ってくるぞ」
こうして藤村 黄牙は駒王市に向かっていった
八坂九重の母親の名前って何て言うんでしたっけ
後、次回から本編入ります
感想よろしくお願いいたします