一誠に彼女が出来た、そして自慢をしてきた
ウゼェ、さっきから一誠の彼女らしき黒髪清楚系女子のような写真をちらつかせて一発殴ってやろうか
「なあ、黄牙は彼女出来た事あるのか?」
「無いが」
ないと宣言した瞬間勝ち誇った顔をしてピースをしてきた
よしウザいから取り敢えず数発殴るか
ドカッバキッ
「調子に乗りすぎました」
ムカついて数初殴ると大人しくなった
「で、その彼女の名前は何て言うんだ?」
「あぁ、天野 夕麻ちゃんって言うんだ」
「天野 夕麻か、どうして告白された?」
「歩道橋渡ってる所、一目惚れですって言われて」
うわー、スゲー怪しいな、まあ当の本人が嬉しそうなら別に構わんのだが
「それでな、明日デートする事になったんだよ、どうすれば良いか分からなくて色んな奴に聞こうと思ってもどうせ誰も信じやしないだろうし」
嬉しそうに話しているが聞いてるがわからすりゃ、ウザいだけだなこりゃ
「で、どんなことを聞きたいんだ」
「どこに行けば良いかとか何を着ていけば良いかとかかな」
「そんなもん知らん、もっと経験豊富な奴に聞け」
ま、俺の中にいるギルガメッシュは経験豊富だけどな、最近出てこないんだよな
「ちぇ、解ったよ自分で考えとくよ」
デートの結果が楽しみだ
デートした次の日
「おい、一誠デートの結果はどうだったんだ」
俺が天野 夕麻とのデートの結果を聞こうと話を出すと
「黄牙、お前は覚えてるのか?」
「何を言っている一誠貴様がデートの前日に散々言ってきたではないか」
あんな何回もしつこくな
「それがおかしいんだよ皆夕麻ちゃんのこと忘れっちゃてるし、夕麻ちゃんの連絡番号だって消えてるんだ。写真だって」
「ほう」
記憶操作か、なんとまあきな臭くなってきた、それに一誠のこの気配、悪魔になったな
「まあ、ドンマイとだけ言っておく」
「そ、そんな~」
こうして一誠との会話を後にした
何か嫌な予感がするな今日の夜は一応、町を見廻りでもしておくか
夜…
嫌な予感がすると思い夜の町を巡回していると
目の前の公園付近で結界が展開されるのが見えた
「結界だと、それも人避けの結界、面白そうではないか」
まるで新しい玩具を見つけたような顔で結界に向かっていった
その頃結界の中では
腹を光に貫かれている兵藤 一誠と羽の生えたおっさんがいた
「痛ぇ」
なんだよこれ夕麻ちゃんの時はこんな痛みなんて
「存外丈夫だな、なに心配するな次は殺す」
おっさんが一誠に再度光を放とうとすると
何処からか声が聞こえてきた
「ほう、まさかこのような所に堕天使が要るとはな、それも俺の友を殺そうとしているときた、そこのカラス死ぬ覚悟は出来ているだろうな」
一誠が振り向くとそこには大剣を持った黄牙が立っていた
「このような所で這いつくばって何をしているのだ一誠」
「うるせえ、こっちは死にかけてんだよ見てないで助けろよ」
「ならばこれは貸し一つだ」
貸し一つと言うと一瞬で羽の生えたおっさんの後ろに回り込みその首を大剣で断ち切った
「な、キサマ」
首を断つとようやく気づいたように言ったがその頃には胴体には首が付いていなかった
「興醒めだな此処まで弱いとは」
つまらなそうにため息を吐いているとタイミングを見計らったかのように紅い髪をして駆王学園の制服を着た女子生徒が近づいてきた
「貴方は何者?」
「礼儀のなっていない奴だな人に名乗って貰いたいのならまずは自分から名乗るものだろう」
「それもそうね、私の名前はリアス·グレモリーよ、私が名乗ったのだから貴方も名乗りなさいよ」
偉そうだなこのアマァ
「俺の名は藤村 黄牙だが一応駒王学園の生徒だ」
「そうなの、貴方みたいな人間私は知らないのだけれども」
「当然だ悪魔が、最近転校してきたばかりだし常日頃力を使うわけではない」
少し挑発染みた言い方をすると
「知ってたのね、この学園に悪魔が居ること」
「当然だ、それとこれ以上此処で長話をするなら明日にしてくれないか怠いんだが」
正直そろそろ見たいアニメが始まるから早くしてほしい
「わ、解ったわ、そうしましょう、明日の放課後に使い送るわね。それとそこの一誠は私が家まで送っておくわ、傷とかも癒さなくてはならないし」
「勝手にしろ」
これがリアス·グレモリーとの出会いだった
最近受験勉強であまり書く暇が無いんですよ、これから少し投稿遅れるかも知れませんがご了承下さい
誤字指摘感想などよろしくお願いいたします