自分に経験が無い結果、妄想力を全壊にしてオーバーフローした結果できた話なのであまりいい出来では無いですね・・・
2月、14日・・・。
この日、日の丸の国にて行われる行事の由来は紀元200年頃のローマまで遡る。
当時のローマ皇帝は「好きな奴が遠くにいたら兵士の士気下がるんじゃね?」と思い、兵士達の婚姻を禁じてホモホモ団を作った。勿論異性と恋愛してたり、行為をしてる者は居ただろうがそれでも\アッー/な事が多かったであろう事は想像に難くない。
そこで待ったをかけたのが司教だったウァレンティヌス。結婚禁止されて嘆き悲しむノンケ達を救うためにコッソリと結婚式をあげていた。その噂を聞いた皇帝が激おこして止めろと命令したがこの司教は「ノンケが!救われるまで!祝うのをやめないぃぃぃ!!」と言わんばかりに鐘を鳴らし続けた。
晩鐘じゃないよ?
それにムカ着火ファイヤーした皇帝は例のポーズで死刑☆と宣言した。この皇帝はホモォか腐ってたのだろうか?
そして当時女神の祭日であった2月14日。愛に生きたウァレンティヌスに刑を執行したという。(諸説あり)
まぁ何が言いたいのかと言うとだな
『2月14日は聖人をアポんさせた日だからバレンタインになんてするのは悪い文明だと思う』
「長々と語ったと思ったら・・・ハンターも男なんだね」
『軽い、軽すぎるぞマスター!
これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮・・・・・!!吼え立てよ、ミララース!』
「それシャレになってないから。
全くもう・・・ほら、これ!満足しないだろうけどマスターとして皆に上げないといけないからハンターにもね」
『コレだけで大分収まった俺はチョロ過ぎですかね』
ZEROでは無いがな!チクショー。イベント通りに黒ひげはスパさんと一緒になんかしてたし、パラケルススはまた怪しいモン作ってたし、台所は女サバ勢が男立ち入り禁止にしてるし・・・
デオンが居るのはまだわかるよ?アストルフォもまぁ理解できんでもない。
だがエミヤ、テメーはダメだ。
なに当然のように台所に立ってんの?何故誰も突っ込まないの?お前の人生はそれでいいの?
いや、確か料理出来ない組が引っ張って行ったんだったか。そう思うと哀れに感じてくるな。考えてみると俺食事時は台所立ち入り禁止だから入れねぇし。
チラッと見えたがロンゴミニアドを使ってチョコ混ぜていた乳上’sは宝具の使い方を致命傷レベルで間違えていると思う。菓子作りに使われる聖槍は泣いていい。
「やぁハンター君!君もなんとも言えない1日を過ごしているようだね!」
『その声はロマン!ジャックにゴマ饅頭ジジくさいとか言われて吐血したロマニ・アーキマンじゃないか!』
「ぐふっ!年齢ネタはやめておくれよ、それは僕に効く・・・」
『充分若く見えるがね・・・それはそれとして。
共に・・・笑わないか?こんな日は笑って過ごすに限る。いっそ狂人のようにな』
「君は問題無いと思うけど・・・まぁ笑うのは良いことだ。僕の上司相手に鍛えたスマイルを見せてあげようじゃないか!」
『「クハハハハ!クハハハハハハ!
あ、これ何か楽しくなってきた。クハハハハハハハハハ!クハハぐはぁっ!?」』
じゃあ輝く眩しい笑顔ことエドモンの笑いかたを真似しようという事になり、2人で目を光らせながら大爆笑(俺は機械音)していた。どっからどう見ても変人です本当にありがとうございました。
そんな風に馬鹿やってると俺たちの腹に光線が飛んでくる。おのれ、なにやつ!?
「喧しいぞ、貴様ら。通路の真ん中で人の真似をしおって・・・特に
『エドモン!カルデアの「待て希ぼ」宣教師エドモンじゃないか!今日は男子達に言って回ってるのか?』
「俺が他の奴らを煽る余裕のある男のように言うのは止めろ。
まぁ貴様らのその怨み、嫉妬、憤怒の感情は見ていてなかなかに滑稽で愉快なものではあったぞ?
怨嗟の炎は誰の心にも巣食い、広がるものだ。それを憚る術は無い、その炎に身を焦がす者が止まる理由もな。まぁ、貴様はどちらかと言うと復讐される側だろうが」
そもそもバレンタインに興味自体無さそうですからねあなた。
あとロマニが痙攣してるんだけど大丈夫?エドモンのしねしねこうせん痛いよね、俺にダメージ無いけど。とりあえずナイチンゲールに渡し・・・そういえば婦長も台所の殺菌消毒で忙しそうだったな。
命拾いしたなロマンよ。知らない間に痛みの元を切り取るとかされなくて済むぞ。
あー結局部屋に戻ってくるか。基本カルデアにいる男子は皆英雄。バレンタインの文化も知識でしか知らなければその重みも分からない、か・・・。
孤独な痛みとはこうも辛いものなんだな・・・。
コンコンコン
『ん?誰だ?開いてるぞ』
「あ、あの〜、ハンター先生?」
『お、おうどうしたリリィ?今日はな?簡単に男の部屋を開けてはいけない日なんだぞ?ノックの一つで心臓が止まっちゃう人もいるかもなんだぞ?』
「そ、そうだったんですか?以後気をつけるようにします!
では、無くてですね・・・これ!受け取って下さい!」
その時、ラオシャンロンが落ちてきたかのような衝撃が走った。顔を赤くして後ろに回していた手を突き出すリリィ。その手の中には箱に入った立派なチョコが・・・
「エミヤさんやメディアさんに教えて貰いながら作りました!何度も失敗したので味は保証付きです、よ?
い、いちばん大好きなものを、モデルにしてみました!!」
これは・・・狩技をしている俺、か?
いちばん大好きなもの・・・あっ…(察し)
『そうかぁ、嬉しいよ。リリィ』
「(パァァァ)っ!ハンター先生!」
『これからも、狩技の特訓頑張ろうな?』
「はいっ!」
そうかぁ、リリィは狩技をしてる俺が大好きなのかぁ。カッコイイもんな狩技。顔真っ赤にして、恥ずかしかったんだろうなぁ、純粋だなぁ。
そんな感じで他にも何人からか貰えたが、美味かったが、期待しちゃうような仕草の人もいたが!遠回しというか、皆ツンデレっぽいからなぁ、仮に本命が居たとしても分かんねぇや・・・
その後、帰ってきた黒ひげが怒りの超野菜人になって俺に襲い掛かって来た。「潰す潰す潰す潰す潰す潰すゥ!!」とかお前はどこの世界のジャックだ。
いつもみたいにのしてやろうとしたら、これが馬鹿みたいに強かった。野菜化だけでなく獰猛化もしていたらしい。
装備も武器も護石も食事も完全な状態(流石に在るだけで周りがやばい武器防具は付けてなかったが)にもかかわらず、互角以上の戦いを日付が変わるまで続けた。
なんか、もう、凄かった。マスターの令呪も弾いてたし俺のアタリハンテイ力学すらも無効化してきた。
あの時の黒ひげは神かモンハン世界のモンスターの域に踏み込んでいたと思う。
15日になった途端糸が切れたように倒れたがあのままだとやばかったかもしれない。少なくとも宝具を使って数の差で袋叩きにしようと思うくらいには。
あぁー疲れた。恨みだけで限界超えるとかダーク系主人公かよ。
もらったチョコ食べてもう休むか・・・それにしてもやけにハート型が多いな。やっぱ基本形だからか?
ん?マスターからのチョコは2つ入ってるな・・・これは、メッセージカード?えぇーっと、なになに・・・?
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後日、ハンターが自分にチョコをくれた全相手へのお返しでカルデアがヤバかったが、それはまた別のお話。
色んなパターンを期待していた人は申し訳ありません・・・
考えすぎて苦しくなってしまい、リリィだけ書いて結局ギャグに走ってしまいました・・・。素直に本編進めます。