ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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ふと思ったんですがFGOの製作陣は某アイアンアーム走りが好きなんでしょうか?
夏イベの無人島開拓はYARIOの件からも確信犯かと思いますが「アラフィフ」やら「新宿」やらは・・・流石にこじつけくさいですね。


アイドルは1人見たら5人はいると思え

キメラとの戦いは1対1でやらせてもらったのだが、なんというか新鮮だった。

頭部が三つあり、それぞれが攻撃可能だという事を忘れていた。ファヴニール以外のモンスター型エネミーの攻撃を受けたのは初めてかも知れない。

それも大したダメージにならなかったが。最後らへんはそれぞれの頭が涙を流していた気がする。

 

そして剥ぎ取れたのは混沌の爪・・・まぁ久々に見たFGO素材だった。

今の俺には使い道とかも全く分からないのだが・・・やっとこの特異点でまともに剥ぎ取りが出来たので精神的には満足である。

 

戦闘慣れしてるエミヤとアイクはあまり疲労した様子は無いが、ネロやマスター、マシュは洞窟という閉鎖空間での連戦に疲れたようだ。

今回薬を飲ますのを忘れていた沖田も運良く病弱は発動しなかったようだが疲れている様子。

生前は室内での戦闘も多々あっただろう新選組に所属していたから問題なさそうだがやはり洞窟と屋内では勝手が違うのか。

 

モンハンの世界では洞窟といえどもモンスターが大暴れできるくらいには広く、頑丈だったからな・・・ラティオ活火山とかもはや天井までが高すぎて普通に外で戦ってるような感じだったし。

 

「あら、おかえりなさい。

うふふ・・・私からのとっておきのプレゼント、楽しんでいただけたかしら?」

 

「余は、少々疲れたぞ・・・。それに慣れぬ戦いをしたものだから小腹が空いた」

 

『それなら柿ピー食べるか皇帝陛下?』

 

「おお、用意がいいな。頂くとしよう。

うむ、うむ・・・。むぅ、この白い種の様なものは美味いがこの茶色いものは少し、か、辛いぞ!

だが、交互に食べる事でバランスの取れる、癖になる味だな・・・(ポリポリ)」

 

『え、ちょっと聞きたいんだけどその柿ピーどっから持ってきたものなんだいハンター君?』

 

『ロマンのお菓子棚。場所はマシュに教えてもらった』

 

『えぇ!?せっかく僕がニホンから取り寄せたお菓子を!?

しかもそれ、もしかして最後の1袋だったんじゃないかい!?』

 

まだ一つ残っていたから大丈夫だ。まぁ今ロマンを白い目で見ているマシュとマスターがその1袋を許せばだがな。食べるのならお早めをおすすめする。

 

と、そこで何やら前特異点で見覚えのあるアイドル・・・もとい音響兵器と先程から女神様の臀部を涎を垂らしながら凝視しているメイド服のキツネっぽいナニカが出てきた。

 

「・・・ねぇ、そろそろいいかしら?」

 

「あはははは!」

 

「先輩、大変です!敵性生命体が2基・・・トカゲか竜か、あるいはアイドルか・・・

とにかく蹴散らします!」

 

「よし、容赦なく倒してしまおう!なんかこの先もまた出てくる気がするし!」

 

「落ち着けマスター!確かにアレは碌でもない事しかしないだろうが無闇につつけばその方が危険だ!

そしてそんなことを言うとホントに出てくるから止めておけ!」

 

「ちょ、ちょっとまたそんな反応なの!?可愛くないへんな小鹿!」

 

「あはははは!美味そうな匂いがするのである!」

 

ついでに言うと出てくるだけじゃなく増えるぞ。カボチャやら勇者やらになって。

そういえば闇落ちもあったな・・・そっちは月の話だが。

 

ああ、女神様に消臭玉使わないと。キャットが今か今かと尻尾を振っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、この2人は私がここに来る時に一緒に引っ張って来たの。

勇者への洞窟を完成させるためには、私ひとりでは心許なかったものですから。それで、この子たちにちょっとテストプレイをして貰ったの。それだけよ?」

 

「ふん。なーんの面白みも無いダンジョンだったけどね。

あ、でも地下洞窟ライブって新しくないかしら!?」

 

「うむ、そこの御仁から貰った肉は美味なのである!」

 

相変わらずキャットは何を考えているのかわからない。それが普通のバーサーカーではあるんだが。

とりあえず与えたこんがり肉を美味そうに食ってる。あの手袋(?)でどうやって持ってんだ?

いや、ヘルム付けたまま飯食う俺が言ってはいけないな。

 

だがハサン達も出来る気がするのだがどうだろうか?じぃじの口元に持っていった食べ物が消える所とか超見たい。

 

 

「あなた達はどうやらエリザベートとは面識があるみたいね。なら、こっちの子はどうかしら?」

 

「あはははは!」

 

「うーん、知らないかな・・・。エミヤは知ってる?」

 

「何故そこで私なのだ・・・」

 

「だって、さっきから「顔は知ってるけど性格が違いすぎて考えるのを放棄した」みたいな顔してたから」

 

「的確すぎる考察だな。君はメンタリストも向いているのではないか?」

 

藤丸立香をなめない方がいいぞエミヤ。なんせあらゆる時代、あらゆる英雄反英雄と仲良くなれるコミュ力:EXのマスターだからな。この程度は造作もないだろう。

人類最後のマスターは伊達ではないのだ。

 

「あはははは!では自己紹介とあいなろう!

我はタマモナインが一つ、タマモキャット!語尾はワン。趣味は喫茶店経営。好きなものはにんじんときた!

うむ、我ながらブレブレなのだな。だ、ワン」

 

「取って付けたように、だワン・・・!」

 

「笑っていたのは愉快だったからだ、アタシは笑い上戸なのでな。

あはははは!我はタマモナインが一つ、タマモキャット!ネコ言葉でイイカ?」

 

「タマモナインとはなんなのだ?」

 

「そうか、イヌ言葉でイイカ?」

 

「う、うむ??」

 

果敢にもネロが話しかける。が、無駄!

なんという言葉のドッヂボール!というよりデッドボール?もはや言葉で殴り合いしてる感じだ。

同じバーサーカーでもこんなに差があるのか・・・誰と比べてるかは言わないが。

 

「ふふ。思ったより楽しい反応ね。

その子と話すの、ちょっとしたコツがいるのよ。

タマモキャット、お手伝いどうもありがとう。でもどうして宝箱の中に入ってくれなかったのかしら?

あなたは最後の仕掛けのはずだったのだけれど。キメラを倒して、手に入れた宝箱の中からバーン、って」

 

「では、報酬にニンジンをいただこう!」

 

「宝箱、食べてしまったの?まあ、それは・・・ええ。それは仕方ないわね」

 

どういう会話だ・・・!?

2人の間には「すいません」で全ての会話が成り立つ日本人のような意思疎通手段があるのか・・・!?

もしくは関西人の「なんや」。

 

『いやはや、そこそこ楽しくはあったけどどうやらその島は骨折り損のくたびれもうけだったか。

まぁこういうこともあるさ!気を落とさずに、まずは首都ローマにでも戻って、っ!

という訳にもいかないようだ!諸君、新しいサーヴァント反応が接近中だ!』

 

 

 

ロマンが慌てたように言い切ると同時にそれはその姿を見せる。

前回にも戦闘を行ったバーサーカーのサーヴァント、暴帝カリギュラ。だが以前とは違い、軍は率いずにたった1人で()()()現れた。

さらに、纏う空気も異なっている。元々理性の色は見えなかったが、それにも増して更に荒々しくなっている感じだ。

 

確か召喚したマスターであるレフによって更に狂化をかけられたんだったか・・・?たった一騎で来させてもサーヴァントが五体もいるコチラに勝てるはずがなかろうに。

酷い言い方だが、これではただの無駄死にだろう。

 

「余の、行いは、運命、である。

捧げよ、その命。捧げよ、その身体。

全 て を !!」

 

「まぁ、随分と()()()()()()()()ようね。サーヴァントの扱いとは、そういうものでしょうけど。

・・・けれど、趣味のよろしくないこと」

 

『跳梁し、意思を用いず悪成さば・・・・・いや、これは少し違うか?

なんにせよ、ここまで犯されてしまっては自由、気ままとは程遠いな。衝動を抑えることを知らず暴れる様は野獣だ』

 

「・・・そうだ、野獣だ。最早、貴様は我が叔父上では無い!

叔父上は既に死んだのだ。無念の死であったろうと、余は今も思わずにはおれぬ。

しかし、しかし!死に迷い、余の前に姿を現すならば!引導を渡してくれる。それが姪として、ただしき皇帝としての使命と知れ・・・!」

 

ネロも覚悟は決まったようだな。

とはいえ、先程の洞窟探索の疲れが残っていると見える。流石にただの人間であるネロには度重なる連戦は辛いだろう。

だがここで言っても下がる訳もない、仕方ないのでアイクにフォローを頼んどくか。

 

マシュはマスターの隣で守りに徹してもらい、俺はいつも通り笛を吹いて後はエミヤ、沖田たちが数で押せば勝てるだろう。

 

 

 

 

「あぁ、ネロ・・・。我が愛しき、妹の子・・・」

 

そして予想した通り、敗北したカリギュラは光となって消えていった。最後の最後、理性の戻った瞳に自分の姪への親愛と慈しみを宿して。

ネロも少なからず心にダメージを受けたようで表情に陰りがみえたが、すぐにそれを振り払う。

 

「叔父上・・・。

・・・敵将カリギュラ、此処に討ち取った。「僭称」の皇帝をまた1人、屠ってみせたのだ!

見事な働きであった。礼を言うぞ、カルデアの者達よ」

 

「ネロは大丈夫?」

 

「優しいな、立香は。だが心配は無用だ。余はローマ皇帝なのだから。

・・・ふふ、連合打倒の暁にと約束した褒美はさぞ凄いことになりそうだな。ああ、もちろん怪物を差し向けて褒美だ、などとは言わぬぞ?」

 

「それ、私に言ってるのかしら?サーヴァントでもない人間の分際で、私に?

この時代の人間達の王は勇気があるのね。あなたは正しく勇者なのでしょう・・・ああ、女であるのが勿体ないわ」

 

おおう、女神様に喧嘩腰とは怖いもの知らずな皇帝様だ。それでも険悪な雰囲気でないのは裏表の無いネロの気質ゆえか。

 

ネロが女なのを心底残念そうに言うステンノにネロは自分は勇者でも女でも無い、自分はローマ帝国第五代皇帝なのだ。と自信たっぷりに言い切る。

その名乗りに面食らったような顔をしたステンノだったがすぐにあの意地の悪そうな微笑みを浮かべる。

 

「ふふ。あなたの事も気に入ったわ、ローマ帝国第五代皇帝。

いいでしょう、本物の女神の祝福をあげましょう。

今度は怪物じゃなくてよ?その怪物もそこの狩人さんに軽くあしらわれちゃったみたいだけど・・・。

あなた達の戦う連合軍。その首都の位置を教えてあげるわ」

 

 

「「「「!!」」」」

 

 

いよいよこの特異点もスパートがかかるか。

だが未だに姿の見えない()が気に掛かるな・・・。

 




話が進んでないですね・・・そろそろアイツを出すべきか。

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