ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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やっと終わった・・・
部屋にいたらいろんな所からマスターやら奏者やら契約者やら聞こえてきて禁断症状がヤバかった。
まぁネロちゃまもじぃじも持ってないんですけど。


永続狂気帝国セプテム
君も一緒にカリピストへ


よし、到着、2回目は流石に感動は少ないか。

しかしレイシフトの感覚には慣れんなぁ、ハンターボディにもしもは無いと思うが精神が"俺"だから精神だけが置いていかれるなんてことがあったら・・・いや、それは考えないようにするか。

 

 

「ふぅ、今回も無事レイシフト成功しました。皆さんも問題ないでしょうか?」

 

「うん、私もエミヤも沖田も大丈夫だよ。ハンターも大丈夫?」

 

『あぁ心身ともに問題ない。さて、早速だが行動の指針はどうする?』

 

『あれ?君たちが居るのは首都ローマ・・・ではないのかな?』

 

「いえ、草原の広がる丘陵地帯ですが」

 

『うーん、おかしいなぁ転移位置は首都ローマに固定したはずなんだけど・・・どうやらそこはローマの郊外の場所のようだ。

でも時代は問題ないよ。ローマ帝国第5代皇帝、ネロ・クラウディウスが統治する一世紀なのは間違いない』

 

 

ネロかぁ・・・生前ではよくボイス聞いてたなぁ。

尊大だが寂しがり屋で甘えん坊。美しいものを愛し、情熱的な者を好む。独特な美的センスを持っていて自らを「至高の芸術」、「万能の天才」と称する。

 

あっ、両性類さんはお呼びじゃないんで。

お出口はあちらです。

 

まぁとにかく愛らしい皇帝様だった。確かこの特異点では生前で、アグリッピナを毒殺した後だったか。

EXTRAでは皇帝特権のスキルで無理やりセイバーになってるって設定だったと思うが、ここではスキル無しで普通に英霊に混じって戦闘したり英霊を倒したりしてるし、やはり天才を自称する通り、剣の才もあったんだろう。

 

 

『なんで位置にズレが生じてしまったんだ?君たちの周囲で何か変わったことは無いかい?』

 

「・・・音が聞こえてくるな」

 

「これは・・・私には聞き慣れた音です。剣と剣の打ち合う音、響いてくる怒声や悲鳴、どうやらあの丘の向こうで多人数戦闘をしているようですね」

 

『多人数戦闘?戦争、か?

いや、いやいや。有り得ない話だ。この時代に首都ローマ付近で本格的な戦闘があったなんて記録は無いよ。

つまり、それは・・・』

 

『歴史の異常、この特異点の原因と思われる、か。』

 

「音の方へ急ごう!」

 

 

さて、今回の俺の装備だが今回は"アカムトR"シリーズだ。"黒炎王"のままでもいいかと思ったが装飾珠で"笛吹き名人"を付けたかったため、スロットが5つあるこのシリーズにした。

 

武器はテオの"テオ=オルフェス"。旋律の効果は防御力強化【大】、攻撃力&防御力強化【小】、風圧無効、スタミナ減少無効【大】だ。

旋律の効果的に攻撃防御と体力を大アップする"王牙琴【鳴雷】"と迷ったがあくまでも笛を使うのはネロ軍の兵士のためだ。

恐らく筋肉とか肉体の硬化をするであろう防御アップはともかく、急激に筋力?を上げるであろう攻撃アップは武器を振る重さや速さなどの感覚が変わるので逆に戦いにくいだろうと考えたのである。

 

ハンターは一瞬で対応するけどな。

ハンターはむしろ速さを抑え、その分を攻撃に回して・・・もうこれ分かんねぇや。

 

お、見えた!。確かにネロだな。

うわー、EXTELLAみたいに無双してるよ。1人で何人もの敵を吹き飛ばしてやがる。しかし流石に多勢に無勢か、ネロにも疲れが見えるな。

さて、人間相手はあまり気が乗らんが今は鈍器だし、俺は基本サポートだ、気楽に行きますか!

 

 

「首都に向けて進軍している軍勢と、それを向かえ撃っている少数軍・・・先輩、どうしますか?」

 

「守ってる方が正義っぽいし、少ない方に加勢しよう!」

 

『OK、じゃあ俺はサポートで笛吹いてるからエミヤは俺の代わりに現場入りよろしく』

 

「・・・笛を吹くだけか?まぁいい、了解した。では私も戦線に混ざるとしよう」

 

「早速戦闘ですね!記念すべき初戦、沖田さんの強さを見せてあげましょう!」

 

 

さぁ吹いて吹いて吹きまくるぜ!

全く意味は無いが、まずは風圧無効からかな!

 

 

 

____________________

 

 

 

 

「剣を収めよ、勝負あった!

そして貴公たち、もしや派遣された援軍か?なんともいい戦いぶりであった。そこな少女が身の丈程の盾を振り回し、余に似てる少女は細く美しい剣にて敵を切り払う・・・

そして敵軍を吹き飛ばしていた鎧の者よな。人間があそこまで高く飛べるとは知らなかったぞ!うむ!なんとも言えぬ倒錯の美があったな!」

 

「うん、私たちも知らなかったかな・・・」

 

『明らかに戦っていない、しかも戦闘のサポートをしてるであろう敵がいたら真っ先に狙うのは道理だな。

だが狙う相手が悪すぎた・・・俺も自分が英霊化してるの忘れて思いっきりやったから、神秘が濃いとはいえただの人間が耐えるはずもない。

まぁ「アタリハンテイ力学」のお陰で死んでなかったし、頭から落ちてもスプラッターにならなくて良かったな!』

 

「はー、凄かったですよねぇ。軽く三、四階くらいの高さはありましたよ」

 

「少なくとも感心する事ではないだろう・・・」

 

 

敵兵(ボール)を相手のゴールに向かってシュゥゥゥゥッ!超☆エキサイティンした。

俺も1発目はビビったよ。あんな簡単に飛ぶとは思わなかったからな、親方!空からローマ兵が!って言いたくなった。落ちても生きてるみたいなんで3人目辺りからは遠慮なく飛ばしまくったけど。

 

 

「しかしその方ら、見慣れぬ姿よな。盾の少女など少々見せすぎではないか?異国の者か?」

 

「(あぁ、これおま言う・・・)通りすがりの援軍です。」

 

「なんと都合のいい。ともあれ、この勝利は余とおまえ達のもの。たっぷりと報奨を与えよう!

 

あ、いや、すまぬ。つい勢いで約束してしまった・・・報奨はしばし待つがよい、今はこの通り剣しか持っておらぬ故な。

全ては首都ローマへ戻ってからのこと。では、遠慮なく着いてくるがいい!」

 

「分かりました。どうやら有力な手がかりを得る事が出来そうです先輩!」

 

「うん、そうだね・・・。ハンターはもっと手加減ってものを覚えてよ・・・」

 

『生憎、手加減なんてしてると自分が死んでしまう世界だったものでな。敵兵で人間リフティングしなかっただけマシだと思ってくれ』

 

「それ手加減じゃなくてハンターの問題だよね!?」

 

『まぁまぁ。ほら早くついて行かないと置いてかれるぞ?』

 

 

といっても英霊であるエミヤと沖田は気づいてるようだが少し離れた所にまだ軍隊が居るな。マシュはまぁサーヴァント化したばかりだし正規の英霊でもないから気づけなくても仕方ないか?

 

あの軍隊を率いているのはお月見イベでいい人しようとしたら真っ二つにされたカリギュラ叔父上だったか。

バーサーカーなのに軍隊率いれるとは・・・偉大すぎるローマである神祖様のカリスマでどうにかしてんのかな。

やはり神祖(ローマ)偉大(ローマ)だった。

 




ダブルクロスの新しいハンマーの狩技見ましたが説明がホントに面白いですよね。

インパクトの瞬間、急速にハンマーを引き抜き、その負圧により生じた絶対真空に流れ込む大気が衝撃波となり、対象を打撃する。(公式ページの説明より)

とんでもなく重い、既に全力で一方向へ力をかけて振ったハンマーを慣性無視して反対方向に急速に引く?
そこに絶対真空が出来る!?
流れ込んだ大気が衝撃波となって打撃する!!?
・・・お前ら人間じゃねぇ!!

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