ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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現在学校でテスト期間とレポート提出期限が重なって忙しいので更新速度が落ちてしまうかと思われますが、エタることは無いのでよろしくお願いします。

ファヴニールの装備や武器期待してた方はすいません。あの場面見たらどうしてもこの使い方をしたくなりました。
それから会話文は一つ一つ間を一行開けることにしました。


幕間のお話その1
クエスト後は報酬の確認から


オルレアンから帰還した俺達だが、話は疲れているであろうマスターやマシュのためにもまた明日となった。

しかし俺は全く問題ないのでそのまま戦利品の確認を同席したいというダヴィンチちゃんと共に(おこな)う。

俺には素材の加工なんぞ出来ないのでダヴィンチちゃんに頼むとこころよく了承してくれた。やはり持つべきものは変態(天才)か。

 

 

「とりあえず内訳を確認したところまずワイバーンの鱗が87、その色違いの多少強力な鱗は35、竜種の骨が62、ワイバーンの翼膜が41、その他謎の植物やキノコ類が多数・・・

いやー随分と持って帰ったものだね。これ全部そのポーチに入ってたと言うんだがら私もビックリだよ。

それにどれも状態が非常に良好。よくこんなに綺麗に剥ぎ取れるものだ」

 

『剥ぎ取りはハンターの基本だからな。この程度はハンターなら誰でも出来る。

あとポーチについては考えてはいけない。不思議なパゥワァが働いているんだろ。

それとワイバーンの素材は少なくていいが植物やキノコ系は全部譲ってくれないか?調合に使いたいんだが』

 

「ほうほう・・・ハンター君の調合とやらもとても気になるが置いといて、流石に全部はちょっとね。どれもこれも見たことない物ばかりだし二つずつくらいでいいから研究用に譲ってくれないかい?

未知を探求したくなる天才心を分かっておくれ」

 

 

ダヴィンチちゃんも何気にマッドサイエンティストの気があるよな。

まぁダヴィンチちゃんにはこの腕輪も貰ったし、これからも世話になる事も多々ありそうだからこれぐらい全然構わないさ。

 

 

「やっふー!ご贔屓のほど、ありがとうございまーす♪

それならこれからも面白そうな素材があったら是非よろしくね?」

 

 

マイルームボックスの中には腐る程あるのは黙っていた方が良いだろう。もしバレたら仕事そっちのけで研究に没頭しかねない。

 

 

「貴方、何余計なことしてるのよ!?また私も付き合わなきゃいけなくなるじゃない!」

 

『あ、所長。特異点には2、3日しかいなかったのに随分と会ってなかった気がしますね。(メメタァ)お久しぶりです。

それで、余計な事ってどういう意味なんですか?』

 

「そこの天才の実験やらなんやらを手伝わされてヘトヘトなのよ!貴方が新しい物を渡したらまた私も駆り出されるじゃない!

確かにためになることも多いけど、夜通しやり続けるなんて聞いてないわよ!」

 

「いやー如何に凡人と言えども手は多い方がいいからね。ちょこっとだけ助手のような感じで手伝って貰ったんだ。

集中すると時間を忘れてしまうからね、夜通しやったのは悪いと思ってるけど、おかげで今回は呼符が四つも作れたんだ。悪いことばかりでは無いだろう?」

 

 

だから所長は通信にも全く出なかったのか。

それにしてもなるほど・・・所長が犠牲となることでカルデアにサーヴァントが来やすくなるのか・・・うん、是非もないよネ!

 

 

『所長・・・強く、生きてくださいね・・・』

 

「ちょっと、それ私に犠牲になれって言ってるの!?

私ここの所長なのよ!?一番偉いのよ!?」

 

『人理が滅んでもう偉いもクソもないかなーと』

 

「エリート魔術師であるアニムスフィア家の私がこんな扱いなんて・・・絶対に訴えてやるわ・・・!」

 

 

はいはい、訴える場所を取り戻すためにもキリキリ働いて人理修復しましょうねー。

その頃にはブラックしてた証拠も残ってないだろうけど。

さて、話が逸れたが今回の大目玉を見ていくとしようか。

 

 

「おや、それはもしかしてファヴニールの・・・・」

 

『あぁ、俺がファヴニールから剥ぎ取った素材だ。

分けると「邪竜の角」に、「邪竜の爪」、「邪竜の剛翼」・・・てかデケェなどうやってこんなポーチに(ry、「火炎袋」で「邪竜の牙」、そして・・・「邪竜の欲玉」か』

 

「その金色の玉は一体なんだい?すごい力を秘めているようだが・・・。それに見ているとなんだかその玉が猛烈に欲しくなってくる・・・」

 

 

何と言われてもファヴニールの体内で精製された宝玉だろうとしか・・・んおぉ!?なんかテキストみたいなのが頭に浮かんでくる!

えーっと、

「邪竜ファヴニールの体内で精製された宝玉。その宝玉には強欲に宝を求めたファヴニールの魂が宿っており、見た者の物欲を触発する」、か。

 

・・・危なくねこれ?

 

 

『どうやらこの玉は見た者の物欲を触発する効果があるらしい。予想通り俺はなんともないが。

俺のマイルームのアイテムボックスには、入れるとこういった効果を遮断する効果もあるから俺のアイテムボックスに保管しておこう。』

 

「そういうことなら任せようか、私も専用の収納箱を作る手間は勿体ないし、既にあるものを利用させてもらうとしよう。

それで、他の素材はどうする?取ってきたのは君だから一応所有権は君にあるけど」

 

『と言ってもな・・・俺の世界では加工屋に渡して装備にしてもらったり武器にしてもらったりしてたが俺にその技術は無いし、ボックスの肥やしかな』

 

「わたしも流石に見たこともない素材で鍛冶をするのは無理かなー。しかし、いつか必ずできるようにして見せよう、なんてったって私は万能の天才だからね!

だからまあそれまではおあずけという事かな」

 

「そ、そんな凄そうなものを・・・?かなり勿体ないんじゃないかしら・・・」

 

 

とは言うもののホントに使えないからなぁ・・・あ、そうだ。

 

 

『ダヴィンチちゃん、なんなら残りの素材はカルデア自体を補強する素材にしてくれないか?』

 

「んん?そりゃまたどうしてだい?」

 

『俺が未来を知ってるのは把握済みだろう?その未来では敵さんの本拠地に乗り込んだ時このカルデア自体を攻撃されて危ない事になってたんだ。

人理を崩壊させるほどの敵だし、こんな建物一つ壊すのも容易いだろう。

焼け石に水かもしれんが何もしないよりは全然マシだ。これから先の特異点で手に入れた素材も少しずつカルデアの強化に充ててくれ』

 

「そういうことなら仕方ないね。いいだろう、このダヴィンチちゃんに任せなさい!

頭おかしい君でも納得がいくような強度のカルデアにしてやろうじゃないか!」

 

 

一言余計だ。あと俺が納得するには少なくとも古龍の攻撃を耐える撃龍船程度の耐久は欲しいぞ?

 

ともかくこれでカルデアが攻撃を受けても簡単には壊れなくするビフォーアフターの匠が始まるな。

予算はZERO円だが自分で材料調達するから無問題。

最後に人王のゲーティアと戦える時間も長くしたいし、その間カルデアがあの空間で保てるようにするためにも必要だろう。

 

さて、俺もそろそろ休むか。ダヴィンチちゃんはマスターに明日呼符渡すって言ってたし、召喚するのも明日になるだろう。

一体だれが来るのか・・・いやサーヴァント召喚成功は100%じゃないけど、そこは主人公補正でどうにかなるだろう。

ここで礼装ガチャになるとか、無いよな?

 

 

お、ロマン。

ぐだ子達のメディカルチェックは終わったのか?

なら食堂行こうぜ、エミヤは既に明日の仕込みまで始めてるらしいが頼めば美味いもん作ってくれるだろ。

 

俺もポポノタンとかドボルベルクの霜降りのコブとか渡してみるかね。

早くもカルデアのコックとなった彼はどんな食戟を見せてくれるのだろうか・・・。




ファヴニールの宝玉の説明はニーベルグの指輪でのファヴニールではなく、北欧神話・ゲルマン神話におけるファヴニールの伝説から引用したものです。

三十秒くらいで考えたファヴニール装備一式の発動スキル
強欲
高速収集
火属性攻撃強化 とかかな?

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