ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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お気に入り3千突破ァ!(アリガトウ、ゴザイマスゥ!)
読者様がお気に入り登録してくれるならば番外編を書かざるを得ない。
こういうのは感謝も込めて記念をしっかりとやっていた方がいいというのが自論です。自分が書きたいというのもありますが。ストーリー進めろという方達には申し訳ありません。

引き続き三人称で。


色違いは亜種や希少種(ハンター感)

二手に別れて聖人探しをしているカルデアチームの内、マスター側はフランスの地を現在東に向けて進んでいた。

 

 

「ジャンヌさんたちはもうすぐ街に到着するようです。私たちも頑張りましょう、もうすぐティエールです。」

 

「ティエール・・・たしか刃物の街だったね。街の様子を見るに崩壊してるわけでもなさそうだ」

 

 

街は崩れてないがその時、街の中から火が上がった。

 

 

「・・・今、街から炎が出てきましたね。」

 

『炎と言えば爬虫類ドラゴン・・・これはwktk!俺得の展開か!?』

 

「ハンター?」

 

『ハイ、サーセン』

 

「ああ、イヤだ。イヤだぞぅ・・・ろくでもない予感がして震えが止まらない!救いの手を差し伸べてくれ女神(ミューズ)たち・・・!」

 

「とにかく急いで確認しに行こう!」

 

「わ、わかりました!皆さん、ついてきてください!」

 

 

 

 

 

 

そうして街に急いで入ると槍と扇子をぶつけ合い、たまに火をだしてる2人が戦っていた。住人たちはある者は迷惑そうに、ある者は酒を飲みながら、またある者は恐れるように家の中から見ている。

 

 

「このっ!生意気なのよ!」

 

「生意気なのはどちらでしょう?まがい物が本物に勝てるとお思いで。エリザベートさん?」

 

「うーーーーっ!ムカつくったらありゃしないわ!この泥沼ストーカー!」

 

「ストーカーではありません。「隠密的にすら見える献身的な後方警備」です。この清姫、愛に生きる女です故」

 

 

ちなみにこの間、ハンターが剣の柄をニギニギしてマスターに令呪をちらつかせられている。なんともしょうもないことに令呪を使おうとする主従であった。

 

 

「うおぉぉ・・・!このクソ共が・・・!あぁ、ダメだダメだ。マリーとの約束でこういうのは禁止なんだった・・・」

 

「と、とにかくあのお2人を止めないと・・・」

 

「あの2人は明らかに聖人じゃないよね」

 

『アレが聖人ならストーカーや音痴が讃えられるとんでもない世界になってるな』

 

 

『その前に君たち、その街にワイバーンの反応が迫ってる!街を守るためにもそっちを優先しよう!その頃にはその2人も落ち着いてるだろう』

 

 

『マスター?』

 

「あーうんうん、ゲンコロゲンコロ。そのふざけた幻想種をぶち殺すんでしょ?」

 

『Yes, I am!』

 

 

魔術師の赤を使いだしそうな返事とともに走り出したハンター(+マシュアマデウス)によって街の平和は守られたのであった・・・。

途中黒とか赤など多少強力なワイバーンが出たがハンターは『亜種素材に希少種素材キタ━━!』といって真っ先に切り落とした。

 

 

 

 

 

「敵のラッシュはどうやら落ち着いたようですが・・・」

 

「ぐぐぐぐぐ・・・!!」

「・・・・・むぅぅぅ!!」

 

「あの2人を放っておく訳にもいきませんね・・・」

 

「2人とも、喧嘩は良くないよ」

 

「あん?引っ込んでなさいよ仔犬!」

 

「勇気と蛮勇は違いますわよ、猪武者ですか?」

 

 

「『爬虫類よりはマシだ(だろ)』」

 

 

「マ、マスター?マスターってば少し怒ってませんか?ハンターさんはともかく」

 

『俺は当たり前なのかよ』

 

「・・・・・カッチーンと来たわ。」

 

「来ましたね。その暴言、地獄のそこで後悔しなさい。エリザベート!行きますわよ!」

 

「えぇ!そこら辺の雑魚ワイバーンを倒したくらいで調子に乗らないことね!真の龍種の恐ろしさ教えてあげるわ!」

 

 

と、威勢のいいドラ娘2人だったがその瞬間、明らかにその場の空気が変わった・・・。

 

 

 

「——ほう・・・小娘共が、このハンター()に真の龍種の恐ろしさをおしえる?

面白い・・・!!その言葉、逆にそちらを後悔させてやるぞ・・・!!」

 

 

 

「ハンター?」

 

『ハイ、オチツキマス。

てか口が動くのは俺にもどうしようもないんだけど・・・』

 

 

先の雰囲気がなりを潜める。すっかりマスターの言うことを聞くようになったハンター。本来はこれが正しい関係なのだがなんとも締まらない。

 

 

その後2人は秒殺された。

 

 

 

 

 

「や、やられました・・・。きゅぅ。」

 

「や、やるじゃないの・・・。きょ、今日はこの辺にしといてあげるわ・・・。」

 

「この辺もなにもすぐに、ムグゥ!」

 

「すまない、音楽家よ。再びあの2人が襲い掛かってきそうなので止めさせてもらった。」

 

『ナイス竜殺し。流石、竜種(笑)の扱いに慣れてる』

 

 

 

「落ち着いたところで、お話を伺いたいのですが、よろしいですか?」

 

「・・・・・何よ。」

 

「私たちの他にサーヴァントを見ませんでしたか?」

 

「そこのソイツと、私たち倒すなり剥ぎ取り作業に戻っていったアイツみたいな頭おかしいヤツらなら何度か見たけどそれ以外は知らないわね」

 

「貴方と一緒にしないでいただけます?私は話のわかるバーサーカーなので。」

 

狂戦士(バーサーカー)に話の分かるなんて無いと思うのですが・・・。マスター、どうやらこちらは骨折り損のようです。」

 

 

「外れか・・・残念だけどまた頑張ろう」

 

 

立香たちが疲れた雰囲気、とくにアマデウスがここまでして・・・という顔をして立ち去ろうとすると、

 

 

「ちょっと!残念ってなによ!このアタシに出会っておいて、残念!?」

 

「私たちは今聖人を探してるんだ」

 

「聖人?この国に広く根付いた教えの聖人なら1人心当たりがありますが?エリザベートと会う前に出会った彼の真名は確かゲオルギウス。

こちらでは有名な方なのでしょう?」

 

 

『ゲオルギウス!聖ジョージとも言われる聖人か!うん、彼ならば文句無しだろう。どこに行ったのか分かりますか?』

 

「それは残念。わたくしとは逆方向、西側へ向かいましたわ」

 

「!それならジャンヌさんたちが向かった方角ですね!すぐに通信を開始します!」

 

 

 

 

そしてその後通信でジャンヌたちはゲオルギウスと出会えたという連絡と同時に、街に黒ジャンヌが襲撃しに来て市民たちの避難のためにマリーが、そしていつの間にかアーチャー・・・エミヤも居なくなったということが分かった。

 

ずっと剥ぎ取りをしていたハンターはこの話を聞かされても慌てることなく、落ち着いていたという。

 

 

『なに、またすぐに出会えるさ』

 




ハンター視点と三人称、使い分けることが大事そうですね。
てことでまたお気に入り3千突破記念の番外編を書こうと思います。

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