ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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次でプロローグは終わりですね
その次からオルレアン編に入りたいと思います


帰るまでが特異点修復

———ッ!

 

ここは・・・カルデアの管制室。そうか、帰ってこれたか・・・そういえば所長は!?

 

 

・・・よかった。マスターもマシュも所長も気を失っているがしっかり呼吸もしているし脈もある。あ、フォウくんもいるな。

たしかフォウくんの本当の名前は・・・いや、恐ろしいが今は可愛らしい見た目で無害なんだ。考えることじゃないな。

 

 

「目を覚ましたかい?ハンター。どうやら君が一番に目を覚ましたようだね。」

「!」

 

 

この声はロマニか。よく見ると周りにもスタッフの皆様がいるな。あ、この人は

 

 

「やぁ!お目覚めのようだね。レイシフトで帰ってきて数分もせずに起きるとはダヴィンチちゃんもびっくりだよ」

 

「ちょっと待った!話す前にみんなをベッドまで運ぼう。そのままにはできないからね」

 

「おっと、それもそうだ!じゃあ早速で悪いけどハンター君にも手伝って貰おうかな?」

 

 

俺も寝起きなんだけど・・・まぁいいか問題無く動けるし。

 

 

 

〜〜〜少しして〜〜〜

 

 

 

「さて、では改めて自己紹介だね!私はご存じレオナルド・ダ・ヴィンチ。気軽にダヴィンチちゃんとでも呼んでくれたまえ。私はカルデアの協力者、というか召喚英霊第3号だ。ここではスタッフ達の手伝いやらなんやら色々やってるから困ったら私に言ってくれて構わないよ?なにせ私は万能の天才だからね!」

 

(パチパチパチ)

 

「おぉう・・・予想外にノリがいいみたいだね。結構結構、私も張り合いがあるってものさ。それでは早速だけど君について教えてくれないかな?なにせハンターなんてサーヴァント、私たちも聞いたこともないからね」

 

「・・・」

 

「あぁ、確か喋れないんだったかな?なら・・・ほらこのキーボードを使って文字を打ってくれないかい?使い方は・・・おや?」

 

 

見た感じパソコンのキーボードと同じみたいだし使い方は分かるのでさっさと受け取って文字を打ち込む。やっとまともに意思疎通ができそうなんだ、俺のタイピングを見せてやる!

 

 

「うーむ・・・キーボードの使い方を知ってるとはね。所長が陣を書いたから聖杯ではなくカルデアから知識が渡されたのかな?」

 

「そんな事有り得るのか・・・?おっ、できたかい?どれどれ・・・」

 

『説明はみんな揃ってからがいいと思いましたまる』

 

「・・・」

「・・・」

「「「「「・・・」」」」」

 

 

あれ?スタッフのみんなも一緒に黙っちまったよ。

 

 

『親しみやすい方がいいかと思ったが、やめた方がいいか?』

 

「あ、いや、そういうことならいいんだけど・・・いや、いいのか?絵面的に」

 

「あぁー・・・。とにかく予想外の本人の性格は置いといて、確かに言ってることは正論だ。ここのリーダーである所長も無しに説明を終わらせるのは不味いだろう。2度も同じ説明をさせるのもなんだしね」

(コクリ)

 

 

確かに圧倒的な威圧感のある長身の鎧着けた大男があの文は失敗か・・・。ヤベェな、人は第一印象が最も大切なのに・・・次はもうちょいまともにするか。

 

 

『そういえば俺にも部屋をくれないか?まだ試してないことがある』

 

「部屋なら事故で冷凍保存されてるマスター候補だった人たちの分が空いてるけど・・・何をするつもりだい?」

 

『なに、ただ持ち物を見るだけだ。だが中には爆弾なんかもあるからな。ここでは出せんよ』

 

「見た感じ手ぶらだし、どっから出すのか気になるけどそういうことなら仕方ない。だがダヴィンチちゃんに見張っていてもらうよ、危険物を扱うのなら尚更ね。てことでダヴィンチちゃん、案内を頼めるかな?」

 

「はいはーい。任されたよ、私も彼の持ち物は気になるからね。ささっ!付いてきたまえ」

 

 

 

_______________________

 

 

 

 

まんまマスターの部屋と同じだな。これならハンターのマイルームよりも少し広いくらいか。とりあえず全部出してみるか。

えーっと回復薬系に爆弾系、秘薬に粉塵、閃光玉は一つ使って残り四つ・・・回復薬も一つ使ったな。砥石と落とし穴シビレ罠それから麻酔玉・・・

 

 

「凄いね・・・そんな小さなポーチにどれだけ入ってるんだい?というかその爆弾とか出したところがよく見えなかったのだけど」

 

『俺も知らない。まぁドラえもんのポケットに個数制限が付いたようなものだと思ってくれ。』

 

「ドラえもん・・・確か前にロマンに見せられたな。狸型ロボットだっけ?いやーよくもまぁあれだけの道具を思いつくね!私の琴線に触れるものもいくつかあったよ」

 

 

哀れドラえもん。お前はどこまで行ってもタヌキなのだ。・・・よし、これで全部か。部屋の床埋まったぞ、ホントにどうなってんだこれ。って、ん?

 

 

『この箱は元からここにあったものか?』

 

「・・・ん?あぁすまない。触ってない私は君の道具を勝手に触ってないとも。えーと、いや?そんなに大きな箱はこの部屋に元々なかったはずだが・・・」

 

 

確かに珍しい道具もあって天才的には気になるだろうが落ち着け。それよりこの箱はどう見てもハンターのマイルームにあるあの四次元箱だよな・・・まさかとは思うが、開けてみるか。

 

 

ガチャ

 

「む?なんだいこの箱。そこまで深くない筈なのに真っ暗で見えないな。お?手を入れても手先が見えないぞ!?」

 

『恐らくこれはこの体が昔に使っていた収納箱だ。中身も俺の最後の記憶通りにある。サーヴァントになったから宝具として出てきたのかもしれない』

 

「しかしなんでこの部屋にいきなり出てきたんだい?見たところどうやらこの位置から全く動かせないようだよ?」

 

『それは多分この宝具の特性のようなものだろう。これは自分の拠点・・・というより部屋にしか無かった。だから宝具になってもその性質が受け継がれ、自分自身の部屋にしか設置出来ないものと思われる。

中身が何故かリンクしてるアイテムだけが入った箱もあったが、あれは俺専用のものという訳では無かったからな・・・』

 

「ふーむ。ここを自分の部屋と認識したからこそ出てきたのかな・・・?さて、予想外の事もあったが確認は以上かな?それなら管制室に戻ろうか」

 

『何故だ?』

 

 

「なに、すぐ終わるさ。このカルデアに君の霊基を保存、登録するだけだからね」

 




キリが悪いけどこの辺で
あと次に少しだけオリジナル要素出します
ハンターの拍手はゲームの「アクション」にもあったので普通にやらせました

立香ちゃん主人公よりも喋らない定期

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