ハンターになって人理修復に参戦   作:YO!Hey!

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この度、お気に入り登録が1000件を突破したので番外編を書こうと思いました。
本編とは関係なく、良くあるサーヴァントほぼ全員が召喚されたのんびりしたカルデアでのハンターライフです。


番外
ハンターライフinカルデア


「旦那さん、朝の時間だニャ。早く起きるニャ〜!」

 

「そうですよ!起きて下さいハンター先生!」

 

眠い・・・勘弁してくれ。昨日はケルト組に酒飲みに付き合わされたから体は問題なくても精神的に疲れたんだよ・・・。

確かにハンターは席を立たない限り無限に酒を飲めるが、10杯以上飲んだあとに立ち上がると倒れるんだぞ?すぐ何事も無かったかのように起き上がるけど。

 

「うーん、起きれないほど疲れているんでしょうか・・・?」

 

「ハンターは本来10秒20秒も寝たら体力も状態異常も全回復するからそれはありえないニャー」

 

「そんな技術もあったんですね!流石ハンター先生です!!」

 

「それより旦那さん、早く起きないとスパさんにモーニングコールしてもらうニャ?」

 

「 そ れ は や め ろ 」

 

喋ってしまうほど嫌か、マイボディよ。俺もだけど。誰がほぼ裸の筋肉ダルマに起こしてほしいのか、アイルーとリリィに起こされた方が1000倍ましだ。

 

「喋るレベルで嫌だったならさっさと起きるニャ・・・」

 

「スパルタクスさんは悪い人じゃないんですけど・・・。」

 

『確かにあの人と話すのは楽しいよ、話通じないけど。だがそれとこれとは話は別だ』

 

スパルタクスはモンスター(圧政者)許さない的なこと言うと会話できてる感があって楽しいんだよな。

 

「それでは朝食を食べに行きましょう!今日もエミヤさんやブーディカさん、アイルーさんたちが美味しいご飯を作ってくれてるはずです!」

 

『はいよ』

 

 

 

 

『野鳥の土瓶蒸しと屋台の特上まかない飯をくれ』

 

「私はフワフワゼンマイオムレツでお願いします」

 

「三十秒ほど待って下さいニャ〜」

 

コイツらもコイツらでスピード料理ってもんじゃ済まない速さだぞ。それでいて料理自体はしっかり出来ているからもうツッコンだら負けかなと思ってる。

 

「お待ちどうニャ!」

 

 

「そういえば知ってますか先生?最近エミヤさんもアイルーさんたちみたいに高速料理ができるようになったらしいです」

 

『少しずつカルデアが俺の世界に染まっていくようで恐ろしいな・・・』

 

「私は不思議なことがいっぱいで楽しいですよ?では今日も食後の訓練、よろしくお願いします先生!」

 

『君たしかXって師匠がいたよね?』

 

「師匠は師匠、先生は先生です!!」

 

『だからXが絡み酒してくるんだよなぁ「私の弟子を寝とりましたね!?」って・・・。泣き上戸だから俺としてはかわいいもんだけど』

 

実際今も遠くで大食いしながらこっち見てるし。いつあの「無銘勝利剣(えっくすカリバー)」が飛んでくるか気が気でないんだが。

 

それとリリィが俺を先生って呼ぶのは俺が狩技を教えてるからだ。なんでも俺が前に見せた片手剣の「ブレイドダンス」がかっこよかったんだと。それからは朝食から昼食までの間リリィに狩技講座をするのが日課となっている。

 

体を作ることから大事だと言ったら俺に合わせてエミヤたちが作る普通のではなく、アイルーたちが作るモンハン世界の飯を食うようになったんだから健気なもんである。

俺は何故かモンハン世界の飯の方が美味く感じるがリリィはどうなんだろうか?

 

因みにリリィは絶対回避と絶対回避【臨戦】は使える。まぁ【臨戦】はリリィの武器は宝具だし切れ味は落ちないから回避したあと武器を出せるだけになったが。

さて、今日も純真なリリィを魔改造(訓練)しますかね。

 

 

 

 

 

まさかブレイドダンスIを使えるようになるとは・・・。

IIを使えるようになるのもすぐかな?

 

「ありがとうございました!また明日もお願いします!」

 

『スマン、明日の午前はオリオンと(ついてくと言って聞かなかった)アルテミスと一緒に狩りに行く約束をしてるんだ。』

 

「あ、そうでしたか・・・ごめんなさい・・・」

 

『・・・そんなに残念そうにするな。別の何かで埋め合わせが出来るならやってあげるから』

 

「本当ですか!?では、えぇっと、今度は・・・私と一緒に、行ってくれませんか・・・?」

 

『ん?狩りにか?それぐらいなら別にいいぞ。上級レベルまでならな』

 

「はい!楽しみにしてますね!」

 

狩りに行くのが楽しみとかずいぶんとアグレッシブな姫騎士だな。今日覚えた狩技をすぐにでも試したいのか?

 

 

 

 

「おーい、ハンター!今日も頼むぜ!」

 

『来たか、世紀末集団ケルト組』

 

「ガッハッハ!人間であれ化物であれ、強きものと戦うのはいいものだ!!今日こそはあの白銀の一本角と黒き二本角を倒してやろう!」

「お前は真正面から受け止めようとするから負けるのだ。回避してから当てればいいものを・・・」

 

「いや、ああいう力のみで勝負をかけてくる手合いにはこちらも力で向き合うのが道理というもの!なぁ、ハンターよ!」

 

『いや、俺達でも普通に避けたりするわ。いいから行ってこい』

 

「へっ!今回は負けねぇからな、素材に期待してな!」

 

 

そう言って槍クーフーリンとスカサハ、フェルグス、プロトクーフーリンは俺の部屋についてるもう一つの扉から出ていった。

 

あの扉はどうやらゲームとは関連のないモンハン世界に通じており、本来は俺がいないとほかの奴らは入ることも出来ないが4人までならモンニャン隊扱いで逝かせられるらしい。

モンニャン隊同様、死んだり失敗しても一日経てばいつの間にか帰ってくるので、戦闘狂な奴らはローテーション組んで毎日入り浸っている。

取ってきた素材は俺の箱に勝手に入ってくるから俺としては困ることは何も無い。

それにしてもアイツらの敗因はアイテムを持っていかないことにあると思うんだが・・・。

 

「ここに居たのかい、ハンター君!」

 

『今度はお前達か、いい加減飽きないのか?』

 

「飽きるなんてとんでもない!君の世界のアイテムやモンスターの素材は不思議なことばかりだ!どれだけ研究しても足りないよ!」

「然り。我もまた、蒸気機関の新たな可能性を見出した以上止まるつもりは無い」

 

『確か「もえないゴミ」のモンハン世界ですら燃えないという特性を逆に利用して永遠に燃料となるものを作り出すんだったか?俺もあの調合の失敗品を不法投棄しなくていいなら構わないが・・・』

 

「私も毛系統の素材をくれないかしら?あの世界のモンスターの毛で作ると作品の出来が良くなる気がするのよね。あと頼まれてたやつ、完成させたわよ」

 

『おっマジで出来たのか、やはり魔術の世界は等価交換だよな。俺が一方的に与えるだけなのは割に合わん』

 

「このカルデアにいるキャスターが協力して作ったんだもの。あなたのいうスキル付与機能もなんとかつけきれたわ。ほらこっちも渡したんだから貴方もね?」

 

『わかってるよ、ほれ。これについてはありがとうなー。

・・・さて、商品を届けに行くかね』

 

 

 

 

 

 

『おーい、ジャンヌオルタ〜!あっそびっましょー!』

 

『この声・・・ハンター!?何しに来たのよ!?』

 

『まぁまぁ、いいから開けてくれよ。先っちょ、先っちょだけでいいから!』

 

 

「・・・(チラッ)」

 

『郵便屋さんだゴルァァァ!!』

 

「キャァァァ!?いったい何事よ!ルーラー裁判に突き出すわよ!?」

 

『いや、それはマジ勘弁。俺この前天草にキレ顔で次は無いって言われたんだ・・・特にカエサルや黒ひげほど酷いことしてねぇのに・・・』

 

「あんたの場合行動が一々変態的でおかしいのよ!」

 

なんかジャンヌオルタは俺に当たり強い気がするんだよなあ、やっぱオルレアンでのこと根に持ってんのか?

 

「それで何の用なの?何も無いんだったらホントに・・・」

 

『待て待て落ち着け。俺はこれ渡しに来ただけだよ』

 

「なにこれ?って、これは・・・」

 

『お前がこの前俺の黒炎王装備見てカッコイイって言ってたの覚えてたからな。お前には対となる紫毒姫って奴の装備のカラー黒ver.を作って貰ったんだ。まぁ俺が見たかったってのが一番だがな!

今度着てるとこ俺と青髭の旦那に見せてくれよ?あの人も呼ばないとうるさそうだからな。

そんじゃ、またな』

 

 

 

 

 

 

 

「もう・・・私があの時かっこいいって言ったのは装備のことじゃなくて・・・」

 




戦闘狂組に解禁してるのはG級の古龍種、二つ名持ち系以外のモンスターです。アイテム持ってけば彼らも分かりませんが、今のところ古龍種、二つ名持ち、禁忌たちを狩れるのは本編より成長してる状態のこのハンターとお供のチームだけということで。
ジャンヌに渡した装備の参考画像はモンハンクロスの第2回ミニアートミュージアムから。あれが一番ジャンヌが着けてるところ想像しやすかったので。

恋愛っぽい描写を書こうとしたら微妙なことになった。やはり本編ではギャグメインがいいですね。

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