兎に優しいIS世界   作:R.H.N

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今回は後々出てくる予定のISの紹介回です。

紹介が長くなるので、後編なのに二つに分離しました。


剣道大会とIS評論、後編その1

~所変わって篠ノ瀬製作所~束達はこの世界のISを評価するようです~

 

 

 

 

 

 

正晴「・・・という訳で始まりました第1回インフィニット・ストラトス大評論会!この企画は、今の世界にて多数製作されている新しいIS、それらを設計段階の代物含めて纏めて評価しちゃおうと言う企画だー!」

 

 

束「司会は私、篠ノ之束と、夫の村ノ瀬正晴が執り行っちゃうぞ~!」

 

 

義照「(テンション高いな~)・・・えー、今回幾つものISを評価するのは此方の方々です、重造、よろしく頼む」

 

 

重造「はいはい、それじゃあ紹介しますよっと」

 

 

重造「今回、数々のIS評価を行うのは、世界初のIS《白騎士》製作の中枢メンバーである篠ノ瀬製作所の全職員と、元日本首相、槇田義照、現海上自衛隊、自衛艦隊の司令官である私、早川重造、千冬さんの弟の一夏君、束さんの妹の箒ちゃん、二人の親友の鈴音ちゃん、あと正晴博士の父親である村ノ瀬正儀技師です。」

 

 

千冬「柳韻さん達はどうしたんだ?」

 

 

重造「束さん家で晩飯の料理作ってる」

 

(現在夕方)

 

千冬「成る程・・・・・・」

 

 

束「それじゃま張り切っていってみよー!」

 

 

みとり「おー!!」

 

 

行信(大丈夫かなぁ・・・?)

 

 

大会が終わり、帰宅がてらにIS製作の最前線である篠ノ瀬製作所で評価をやることとなった束達、何人かがハイテンションになりながら評価はいよいよ始まる。

 

 

 

 

《名称》打鉄(うちがね)

 

 

《分類》多用途機、汎用機、量産機

 

 

《製造元》倉持技研(但し、設計全般は正晴の父でフリーの技術屋である村ノ瀬 正儀博士が全て担っている)

 

 

 

《世代》第二世代機

 

 

 

《特徴》非常に多彩な装備のパッケージシステム、純日本産、装甲重視型

 

 

 

《武装》

 

(標準装備)

 

近接用ブレード「葵(あおい)」

 

とアサルトライフル「焔備(ほむらび)」

 

(その他)

 

災害時救助用パッケージ「命鉄」、遠距離戦闘用パッケージ「撃鉄」、被災地食事支援用パッケージ「糧鉄」など計25種類の兵装パッケージに対応。

 

 

 

《解説》

 

 

日本がJAXAから提供された白騎士の予備パーツとデータを元に試作型IS《零鉄》を間に挟み込んで開発された純国産のインフィニット・ストラトス

 

 

打鉄と言う機体名は、白騎士が固有装備として有し、白騎士事件の際に弾道ミサイル迎撃に活躍したレールガン「打鉄(うちてつ、と読む、紛らわしいので注意)」に因む。

 

 

当初日本はISを宇宙開発用と割り切っていた事から、それ以外の用途でのIS開発に難色を示していたのが、ISの能力を間近に見た海上自衛隊が、

 

 

「非常に不本意ながら、ISの戦争兵器としてのポテンシャルは凄まじいもので、既存の戦力では対抗不可能と考えられる」

 

 

「敵にISが出現した場合、既存の兵力では迎撃するのは困難を極める、そして、本質的に宇宙開発用である白騎士に本土防衛を託すわけにもいかない」

 

 

などなど理由をかこつけて軍用ISの開発、配備を強く要請、当時JAXAを除けばISの研究が一番進んでいて、試しにと技術研究の過程としてIS製作を行っていた倉持技研に開発を依頼し、これを受けた倉持技研側が多忙な正晴博士の代理として招聘した正晴博士の父、正儀博士に基礎設計を丸投げした結果産み出されたインフィニット・ストラトスである。

 

 

機体防御力の向上を目的とし、両肩部に大型の楯を一枚ずつ計二枚装備、装甲マシマシにした防御型の機体で、標準装備は近接用の刀とアサルトライフルのみと言う超絶シンプルなものに仕上がっている。

 

 

 

 

・・・が、本機の真骨頂は、他の第二世代の機体と比べるとかなり小柄で機体操作が非常に楽な点と、換装可能な装備のパッケージ種類数が非常に多く、災害時や軍事施設の警備任務、逃走する犯罪者の捕獲任務にクマ等の害獣駆除等々、ありとあらゆる状況に対応可能な点に存在する。

 

 

現在、自衛隊は配備ISの凡そ7割が本機であり、なんと、少数ながら輸出仕様の物が練習機としてトルコとドイツ、アメリカ等に輸出までされ、トルコに至ってはライセンス生産まで行われている。

 

 

裏話として、元々は機動特化にしようとしたが、その仕様で話が進んでいた頃、NATOの軍事演習にて、イタリア製で一足早く就役し、演習に参加していた機動特化のISである「テンペスタ」全15機が、独国のアルバン・ラインラント元帥の発案によって急造されたハイパーセンサー搭載の改修型ゲパルト対空戦車3輛にまさかの完敗を喫すると言う大事件が発生し、この影響で機動特化にする案がボシャったと言う話がある。

 

 

 

 

さりげない話だが、アーケードゲーム「インフィニット・ストラトス・ヴァーサス・スカイ」においての箒と一夏の愛機でもある。

 

 

 

 

《参加者からの評価》

 

 

 

束「純粋に凄い、って言う機体だよね、何でもかんでも出来るようになってるって言う、操作もしやすいから訓練機にぴったりって言う」

 

 

正晴「そうか?俺はコレ見たとき防衛省が戦闘用のIS開発する気殆ど無いのを察したぞ?」

 

 

一夏「えっ?標準装備からしてバリバリの戦闘用ですよねコレ?」

 

 

正晴「本機の最大のウリは装備のパッケージ化による多用途化だ、だが其を逆にみれば、打鉄の本体と言えるのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

一夏「あっ・・・・・・成る程・・・」

 

 

 

正晴「パッケージの方を本体として考えるのならば、こいつが換装可能な装備パッケージの実に8割が戦闘を想定してない非武装パッケージだ、あんまり言いたくは無いが、コイツの戦闘能力は運用用途を考えるとオマケなのだろう」

 

 

重造(ギクッ)←本機開発の要求項目作成に関係してる人

 

 

正儀(バレたか・・・まぁ天ヶ瀬首相も余りISに戦闘力求めてるタイプじゃないからなぁ・・・序でに追加パッケージの種類を作りすぎたのと、あまりの多用途仕様のせいで第二世代量産機ダントツの製造費用開発費用で防衛予算を圧迫してるし、今のところ日本だと倉持しか製造してないから全体の需要と比べて供給ラインが圧倒的に足りてないし・・・・・・)

 

鈴音「何か重造さんと正儀さんが固まってますし、次いきません?」

 

 

 

 

 

 

《名称》轟天(ごうてん)

 

《分類》専用機、軍用機、試作機

 

《製造元》防衛装備庁の艦艇装備研究所、海上自衛隊の一部

 

《搭乗者》南丞 純香

 

《世代》第3世代テストヘッド

 

《特徴》超絶近接特化仕様、ホバー移動、ドリル、超機動、重装甲型、水中航行機能有

 

《武装》

 

 

 

右腕部武装付きドリルユニット「荒覇吐」

 

 

左腕部サーキュラソー搭載ユニット「緑神」

 

 

後部、脚部加速用超大型ロケットブースター四基

 

 

腰部50連装ロケット砲×2

 

 

《解説》

 

 

防衛装備庁の艦艇装備研究所が、来るべき第1回モンド・グロッソに向けて、「打倒!千冬+白騎士!」を目標に海上自衛隊と防衛庁の装備開発研究所が、当時完成したばかりの「打鉄」や、白騎士事件後に提供された「白騎士」等のデータ等を活用し、己の持ち合わせる全てを出し尽くして完成した、技術者達の血と汗と涙の結晶といっても良い世界初の第三世代機。

 

(篠ノ瀬製作所、国に最初の第三世代機製造をかっさらわれる)

 

 

ロケットブースターと本体の方向転換スラスター、右腕部のドリルによって、超高速で突撃してドリルで一撃必殺すると言う端から見れば超絶リスキーな戦法を主戦法とする近接特化機体である。

 

 

右腕にある三連装荷電粒子砲二基を有する上部構造物と、専用の砲塔に納められた魚雷発射管と40mm連装ガトリング砲を三基とを有する下部構造物と、先端についている超強力なドリルとの3つで構成される武装ユニット《荒覇吐》や、予備で内蔵されてる二つを含めた四つの回転ソーを有し、コレで切り付けたり、ソーを飛ばしたりと、凄まじく物騒な攻撃をしてくる左腕部の「緑神」が目につくが、本機の恐ろしいところは先述したロケットブースターによる超高速での「右ストレートでぶっ飛ばす」戦法であり、一番遅い海中でさえ、本気だとノット換算で実に180ノットのスピードで強力なドリルが迫ってくるのだからたまったものではない。

 

 

腰部の噴進砲は、よーするにロケランな為に精度はお察しなのだが、威力はあるので牽制に使われる。

 

 

本機を駆るのは海上自衛隊の南丞 純香海将であり、本機を駆って出場した第1回モンド・グロッソでは、その圧倒的戦闘能力と彼女の非常に高い戦闘センスとがマッチし、モンド・グロッソのトーナメント戦では他の代表を次々と撃破して、準決勝で千冬と相対、撃破寸前にまで追い詰めるも一歩及ばず敗退した。

 

 

 

本機は本来他の人物も搭乗可能な代物なのだが、余りにもピーキーな機体の仕様と、純香本人が非常に気に入っている点から、千冬の白騎士と同じく実質的な彼女専用機と化している。

 

 

待機形態は純香の薬指に嵌められている指輪、右、左のどっちにあるかはその時々で、どうあがいても彼女の元を離れようしない。

 

 

事実、彼女がモンド・グロッソの後に統合幕僚長の任期満了で自衛隊を退官するから回収する、と言う時も彼女の元から離れず、無理矢理はずそうと政府側がありとあらゆる手を弄しても彼女から離れなかった。

 

 

結局は政府側が根負けし、純香が統合幕僚長としてはかなり若年での退官である事を利用して、IS運用データ採取する部隊を云々かんぬんで再度彼女に海自に所属してもらう事で決着したのは有名な話。

 

 

(尚、機体の基礎設計は重造が担当しているのだが、一連の話は重造と純香が恋仲であるとの情報から、その事が関係しているのではと推測する者もいる。)

 

 

 

 

《参加者からの評価》

 

 

正晴「米国も真っ青の圧倒的なパワープレイを基本とする機体だな、モンド・グロッソの国家代表決めの時、千冬の暮桜がシード入りで、決定戦に出場してないのを良いことに大暴れしたことで有名だ」

 

 

束「代表決定戦、モンド・グロッソ共々、ちーちゃんと相対するまで対戦相手を蹂躙してきた規格外クラスだからねー、純香さんがデフォルトでちーちゃんと同じレベルのIS適正持ってたのも影響しているのかなぁ?」

 

 

千冬「さぁな、だがモンド・グロッソの時は決勝で戦ったアリーシャと殆ど変わらない強敵だった、それこそ、《暮桜》の《零落白夜》が無ければ・・・モンド・グロッソの開催があと少し遅れていたら・・・恐らく確実に負けていただろう程にはな」

 

 

一夏「千冬姉をしてそう評価するものなの!?」

 

 

重造「暮桜や、モンド・グロッソファイナリストのテンペスタは単一仕様能力(その機体専用の能力、固有スキルみたいなもん)を有し、また使用していたが、轟天は今もそういったのが発現してないからなぁ、オマケに言えば、コイツの完成モンド・グロッソ直前でぶっつけ本番の運用だったし・・・・・・」

 

 

 

鈴音「えぇ・・・・・・そうだとしたら流石に強すぎない?」

 

 

束「ちーちゃんの暮桜は武器が刀一本だけだし、相性の問題もあるからねー、まぁでも、次もちーちゃんならいけると思うよ?」

 

 

 

重造「まぁ今回の代表決定戦もまたアイツがドリルで他の候補生ねじ伏せたからなぁ、アリーシャもまた出場すると言うし、決勝が何か4機によるバトルロイヤルになるとかあるからおもしろい試合が期待できそうではあるな」

 

 

千冬「そうか・・・上手く勝ち進めば決勝の4人の内3人は私とアリーシャ、純香が埋めるのか・・・フフフフ、今から決勝が楽しみだ」

 

 

みとり「珍しくちふーがやる気だねぇ!よし!折角だし後で暮桜の調整をもう一度やっておこう、念押しは多いに越したとはないからね」

 

 

 

行信「さて・・・・次いってみよう!」

 

 

 

 

 

《名称》ウォースパイト

 

 

《分類》専用機

 

 

《製造元》イギリス、デヴォンポート海軍工廠及び

 

 

《搭乗者》セシリア・オルコット(予定)

 

 

《世代》第3世代機

 

 

《特徴》英国紳士特有の無茶な要求仕様、この世界での「10代目ウォースパイト」、英国海軍鳴り物入りの機体、装甲重視型、海上航行機能有

 

 

《武装》

 

意思連動型弾幕展開システム、「ドレッドノート」

 

 

システム連動型連装大口径主砲4基8門(4.5インチ 55口径 マーク 8 艦砲の魔改造品 )

 

 

システム連動型弾幕展開連装小型複合種機銃群「ポンポン砲」多数

 

 

システム連動型近接防御用火炎放射機「ザ・シング」4基

 

 

銃剣付き大型対艦ライフル銃「フューリアス」

 

 

水中魚雷発射管型多目的ミサイル発射装置「ロドネイ」

 

 

近接戦闘用大型トマホーク

 

 

 

 

《解説》

 

ISシェアで覇権を握ろうとしたイギリスが自国産のIS「メールシュトローム」の大失敗と、先に開発された第三世代試験機、「ブルー・ティアーズ」の数少ない運用データを糧に開発中の第3世代IS。

 

 

英国は白騎士事件時の対応遅れが目立ったことでアラスカ条約にて軍用ISの保有を禁止されたのだが、ハロルドが「BTシステムの派生であるドレッドノートの運用試験機だからセーフ」と言い張り開発を続投させている。

 

 

先に開発され、試験機としての任務に就いている「ブルー・ティアーズ」のBTシステムのデータを元に、「軍用枠云々は何とかするから、BTシステムとは別の何かで新しいガチの第三世代機作って」と英国首相、ハロルド・バーミンガムに無茶振りされ、これを海軍によるIS売り込みのチャンス、と捉えたロイヤルネイビーの主導で開発がスタートした。

 

 

 

まず、あれこれ考えた末に、BTシステムに使われている「イメージインターフェースによる武装操作能力」を、使いこなせば強力だが、根本的に扱いづらい遠隔操作兵器の操作ではなく、単純なISの火器管制に転用することを発想、それを元手に開発したのがこの意思連動型武装運用システム「ドレッドノート」である。

 

 

開発が完了したのでさぁどんなのに載せるべきかと考えていた頃、ここでハロルドから二度目にして最大級の無茶振りが降りかかって来たのである。

 

 

「おっ、いいもんあるじゃーん、じゃあコレ使って名誉4艦(鬼畜戦艦シャルンホルスト級撃沈に貢献した戦艦ウォースパイト、ヴァンガード、レナウン、リシュリューの四隻、どれも記念艦として保存中)のどれかの再現を今回の第三世代機計画としてお願いね(意訳)」

 

 

結果、有無を言わさず軍艦型のISとしての開発が決定付けられ、海軍内でリシュリュー以外(仏戦艦だから)のどれをベースにするか散々に揉めた結果ウォースパイトをベースに、ハロルド首相の鳴り物入りで開発されているのが本ISである。

 

 

(どことなく武装とその名称に英国面を感じるのは恐らく勘違いではないだろう)

 

 

本機はまだ開発段階のため、武装の解説は不可、ご了承下さい。

 

 

 

《参加者からの評価》

 

 

鈴音「コレが束さん達に評価を依頼された機体の1つですか、こっちは随分と射撃戦に偏ってますね」

 

 

正晴「軍艦を発展させる感じなのならこのコンセプトで正しいけど火炎放射機って・・・」

 

 

 

みとり「あと何でか武装名称が英国面まみれだよ?何でこんなネーミングにしたんだろ?」

 

 

行信「何でや!ロドネイはビスマルク狩りで活躍したやろ!」

 

 

みとり「なおその後、マッチング的には更なる格下のシャルンホルストに一方的にボコボコにされた模様」

 

 

正儀「武装にトマホークは予想外だったな、正直近接武器としては英国的な意味でレイピアを持ってくるかと思ったんだが・・・」

 

 

束「うーん、英国の機体の割には私のイメージと比べて何か足りない気がするんだけどな~まっ、いいっか、取り合えず良さげなスペックしてるし、完成するのを楽しみにしておこうっと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正儀「取り合えずはこんなところか?」

 

 

 

正晴「まぁあと二つほどあるが、それは軽く休憩してからでいいだろ」

 

 

 

束「って言うか話に全然参加してないと思ったらまたよっしーがいないんだけど」

 

 

重造「アイツなら回復した後、邪魔しちゃ悪いからと先に帰ったぞ?」

 

 

千冬「・・・またか、開発の頃から相変わらず何時の間に現れてはあっという間に去っていくな、流石にもう慣れてしまったぞ」

 

 

 

一夏「まぁ・・・それなら仕方ないか、じゃあ休憩挟んだら続きで、」

 

 

箒「だな、後の二つはどんな機体なんだろうか?」

 

 

鈴音「面白い機体があるといいんだけどね、まっ、取り合えず休憩挟んじゃおう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして残りの評価の間に休憩に入る評価社達、そんな一方、製作所近くの小さな公園には、義照がただ一人、ケータイで会話をしながら衝撃の会話を耳にしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・それは本当か?アルバン元帥」

 

 

()()()()()()()信用出来る所からの情報だ、間違いない、何処のアホかは解らんが、何者かが今度のモンド・グロッソの時に、ブリュンヒルデの弟・・・一夏君を拐おうと()()()()ようだ」

 

 

この時、彼はアルバン元帥から何者かがモンド・グロッソの時に一夏を誘拐しようと言う計画を準備していたらしいとの話がやって来たのだ。

 

 

 

「・・・決勝戦の妨害か?だが、気づかれるなりなんなりしたら意味がないだろう?」

 

 

「まぁ・・・ブリュンヒルデにボコボコにされ、ウチに引き渡されて終わりだな・・・いや、待てよ・・・・・・」

 

 

その場で考えられた誘拐の理由に納得いかずにいた義照だったが、ここでアルバンが何かに気づき、口を開く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・もしかするとだが、前回大会のファイナリスト、アリーシャ・ジョゼスターフに対する妨害かもしれん」

 

 

「・・・なんだって!?」

 

 

 

元帥の口から発せられた「推測」は彼を驚かせるには十分なものだったのである。

 

 

 

 

 

・・・・・・その2へ続く。

 

 

 

 

 

 

 

 







ウォースパイトを見た束さんが「イメージと比べて足りない物」が何なのかを当てられたらたぶん凄いです。


一応、ヒントは出すと即バレ必死なので出しません、とだけ



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