NARUTOの原作においてマダラの右腕は、尾獣たちが尾を重ねた攻撃によって失い、ゼツ(柱間細胞)の右腕を移植しています。
早朝のことである。
今は金曜日であった。
少女は目を覚ましていた。左腕に巻かれた包帯を不思議そうに見つめている。
マダラ「目が覚めたようだな」
優奈「おはようございます。マダラ様。」
マダラ「あぁ。傷の様子を見せてみろ。」
(普通の人間ならば細胞に取り込まれ死ぬが、
やはり魔法少女はすごいな...順応したか。
今後何かあった時のために
培養しておいた方が良さそうだな。)
マダラの右手と左胸は柱間細胞で出来ている。
もはや、マダラの全身は柱間細胞と言っていいほどだ。
昨晩のうちに、己の体から切り取った柱間細胞をユナエルの傷口に移植しておいたのだった。
その驚異的な回復力で、折れた骨と損傷した筋組織は
修復されたのであった。
優奈「マダラ様、この傷は一体?」
マダラ「気にするな。お前は役目を果たせばいい。」
優奈「わかりました。マダラ様。」
その時、ねむりんが起きてきた。
ねむりん「おはよう〜」
マダラ「起きたか。」
ねむりん「...!目が赤いよ⁉︎」
(そっか、変身が解かれたんだね。)
マダラ「ユナエル、お前はそこにいろ。」
優奈「はい。」
ユナエルを地下室に残し、マダラはねむりんに
・ユナエルには幻術をかけて記憶を忘れさせ、目的のために行動させていること。
・ユナエルはマダラに忠実であること。
・ユナエルの幻術は同じ写輪眼を持つ者にしか解除出来ない強力なものだということ。つまり安心して仲間だと思っていいということ。
を説明した。
その後、ユナエルを呼び戻すと3人は家の外の森に出た。
ねむりん「何するの?」
マダラ「お前たちを強くする。」
ねむりん、優奈「⁉︎」
マダラは昨日のことを考えていた。ねむりんは普通の人間と比べれば驚異的な身体能力だが、
魔法少女が相手だと何もできないということ、
ユナエルは変化の術が使えるが身体能力は低いので、能力を活用しきれていないことを。
マダラ「お前たちは人間と比べれば一つ魔法が使えて運動神経が鋭敏になり少し体が丈夫になっただけに過ぎん。これから俺がそれぞれに合った修行をつける。」
木分身の術!
マダラは7人に分身すると、5体を街に行かせもう1体にはねむりんを任せて、
自分は優奈を変身させ修行を始めたのであった。
マダラ「お前の修行は忍組手だ。今回は武器や魔法を使わず素手で戦ってもらう。そして空は飛ぶな。
お前が瀕死になるか成長が見られるまで続く。」
ユナエル「はい。」
一方
分身マダラ「昨日、ほぼ一日中お前といて気づいたことがある。」
ねむりん「え、何?」
分身マダラ「お前のことをこの目でしっかりと感知できるようになった。お前にはチャクラが流れている。」
ねむりん「...え?ええぇぇぇぇっ⁉︎」
続く
早朝なので登場人物はマダラたちだけです。笑
補足
マダラは軽い拷問によりユナエルの変身を解かせることによって、ようやく幻術にかけることに成功しました。