あーしさん√はまちがえられない。   作:あおだるま

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そうして彼女は甘さを知る。

 修学旅行当日の早朝。俺は小町によってたたき起こされた。

 

「ほら、ごみいちゃん!いい加減起きな!!」

 

 目を開けるとそこには、俺の体に股がった愛しき小町が…などということはなく、ドア越しからガンガン、と俺の部屋のドアを蹴る小町の声が聞こえた。

 

 ベッドから体を少し起こし、俺は小さくつぶやく。

 

「…だめ。千葉の妹としてやり直し」

 布団を頭からかぶる。グーで殴られる、でもいいから憂鬱な朝は妹とのスキンシップがほしい。

 

「は?何わけわかんないこと言ってんの?…お兄ちゃん、いい加減起きないと本当に間に合わないよ。小町知らないからね」

 小町はそう言い残すと、階段を下りていく音だけを残して下に行った。

…いつからあんなに冷たい子になってしまったんだろう。

 

 仕方ない。俺は体を起こす。陰鬱な朝でも、楽しい楽しい日曜の朝も、人には平等に訪れるのである。

 

「お兄ちゃん、ごはん!」

 世の不条理を嘆いていると、下から小町の怒声が聞こえる。…うん、ちゃんと朝ご飯を作ってくれる小町は、やっぱりお兄ちゃん想いだ。

 

 パーカーを羽織り、俺はベッドから出る。これから3日間の厳しい戦いのために、小町のご飯で英気を養っておかなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごちそうさまでした」

 

 俺は合掌する。今日の朝ご飯はトーストにスクランブルエッグ、サラダにはしっかりミニトマトが添えてあった。そっとよけたら、小町に笑顔でピーナッツバターを塗った食パンに乗せられたので、おとなしく食べた。牛乳に入れられる前に食べるのが賢いというものだ。

 

「お兄ちゃん、今日修学旅行でしょ?…どうなの、結衣さんとは同じ班なの?」

 小町は台所で洗い物をしながら、ニヤニヤとこちらに振り向く。

 

「ああ、戸塚と同じ班だぞ」

 

「そんなこと聞いてないし…。にやけすぎて正直キモいし…」

 

 小町は若干体を引く。おい小町、お兄ちゃんにその口の利き方は何だ。いや、戸塚と隣の座席でおしゃべりとか、戸塚と食事とか、戸塚とお風呂とか想像したら仕方ないだろ。若干のキモさは目を瞑ってくれよ。

 

「由比ヶ浜はクラスの仲良い女子と同じ班だ。てか、それ俺に聞く意味あんの?」

 

 女子と同じ班とか、正直無理。いや、マジで無理。常に三歩後ろくらいを1人で歩いて「あいつなんでついて来てんの?ストーカー?」とか思われちゃうのがオチだよ。うん、八幡知ってる。

 

「ごみいちゃんに聞いた小町が馬鹿だったよ…」

 小町は深くため息をつき、やれやれと首を振る。

 

「そうだぞ、小町。馬鹿にならないために、ちゃんと勉強しなきゃダメだぞ」

 とても妹思いの発言だったと思うのだが、なぜか小町に足蹴にされてしまった。うぅ…ひどいよぅ…。

 

 

 

 

 

 

 

 小町からお土産リストを手渡され、起床した父からお土産の酒用のお金を手渡され、東京駅を目指して電車に乗る。総武線はなかなかの混み具合を見せてはいたが、我慢できないほどではない。危うく出発しかけた電車に駆け足で乗り、ふぅ、と息をつく。

 

 すると横から無遠慮かつ不機嫌な声が飛んできた。

 

「ヒキオじゃん」

 そこにはケータイをいじる三浦優美子がいた。こんな呼び方をする人間は彼女しかいないわけだが。

 

「…うす」

 できるだけ目を合わせないようにし、俺は短く挨拶を返す。くそ、だからなんで朝から会うのが戸塚じゃなくてこいつなんだ。

 

「あんた今日は一層、目腐ってるけど大丈夫?生きてんの?」

 

 ケータイをいじりながらこちらを一瞥し、三浦は問う。誰かにメールでも打っているのだろうか。その指はまさしく高速で踊る。俺のタイピングより速そうなんだが、片手なのに両手より速いってどういう魔法なの?女子高生怖すぎない?

 

「この目はデフォルトだよ。…まあ修学旅行一日目の朝なんてこんなもんだろ」

 いやマジでなんなんだよこのイベント。早起きさせられる上に、これから苦行をつまされるとかどういう拷問ですか?俺は今までの修学旅行を振り返り、思わず泣きそうになるのをこらえて何とか答える。

 

「ふーん。…普通に楽しめばいんじゃないの。あーしは隼人がいるならそれでいいし」

 彼女はさも当然、というように表情は崩さずにそうこぼす。

 

「てかあんた」

 三浦は横目で俺を見る。

 

「いっつもそれ飲んでるけど、朝っぱらからはさすがにきついっしょ。見てるこっちが甘ったるい」

 彼女は俺の右手に持たれたマッ缶を顎で指す。わかってねえな、この女。

 

「は?千葉県民のソウルドリンクだろうが。朝こそこのエネルギーがほしいんだよ」

 俺は一息に手に持ったマッ缶を飲みほす。ふう。これで今日もなんとか乗り越えられそうだ。

 

「は?何言ってっかわかんないんだけど…」

 

 三浦は俺に冷たい視線を送る。ふ。わからないものには、一生わかるまい。この練乳飲料のすばらしさは。

 

 俺が三浦との決別を決心していると、電車のドアが開いた。ついに、きてしまった。…ここからが長い。

 

 

 

 

 

 

 

 集合場所に着くと、そこにはすでに総武高校の制服が集団を成していた。見知ったような顔もちらほらいるが、会釈もせずにすべてスルー。俺が知っててもあっちはほとんど俺のことを知らないだろう。…さみしくなんてないし。

 

「八幡!」

 さらに目の濁りを増していた俺の耳に、天使の福音が届いた。俺のアホ毛がピョコンと反応する。

 

「おはよ、八幡。今日も元気そうだね!」

 

 言わずもがな、われらがとつかわいい、戸塚である。戸塚を見て腐った目から思わず満面の笑顔になってしまった俺に、戸塚はそう笑いかける。

 

「おお、おはよう戸塚。戸塚は今日もかわいいな」

 

「も、もう!何言ってんの八幡。また冗談言って…」

 俺のノータイムの返答に、戸塚は頬を染め、下を向く。だが戸塚、冗談ではない。かわいい。

 

「今日はクラスで行動だけど、よろしくね」

 

「ああ、よろしく。つってもな…」

 俺は依頼を思い出し、少し気分が暗くなる。俺に何かできることがあるとは到底思えないんだが…

 

 俺の様子に戸塚は首をひねる。しかし、ほかの友人に呼ばれ、そっちに行ってしまう。戸塚ぁ…行かないでくれ。

 

 悲しみに打ちひしがれている俺の耳に、底抜けに明るい声が響く。

 

「やっはろー!ヒッキー。…調子悪そうだけど大丈夫?」

 戸塚の登場によって感情が激しく揺れる俺に、由比ヶ浜は心配そうに問う。

 

「ああ、問題ない。いつも通り家に帰りたいだけで、他はノープロブレムだ」

 

「まだ修学旅行始まってもないのに、問題大ありだし!?」

 発音よくノープロブレム、と言い切る俺に由比ヶ浜はため息をつく。

 

「そんなんで戸部っちの依頼大丈夫?…結局私が勝手に引き受けたみたいになっちゃったから、無理しないでほしいかも…」

 

 由比ヶ浜は俺に上目遣いを送る。この娘も考えてはいるのだ、と俺は思う。ただその場の空気を読まずにはいられないため、同じグループの男子が全員いて、なおかつ恋の相談となると乗らずにはいられなかったのだろう。まあ実際恋の相談に無責任にノリノリだったという点も否めないわけだが。

 

「ああ、別に問題ねえよ。大体元々俺はそんなに無理するつもりも、働く気もない。何なら「由比ヶ浜がんばってるなぁ」と見守る役を俺に与えてほしい」

 

「なんかおじいちゃんみたいなこと言ってる!?…まあ、とりあえず修学旅行楽しもうよ」

 

 彼女は俺に何の裏も見えない笑顔を送る。俺はまぶしすぎるそれから目をそらし、過去の修学旅行を振り返って、思う。かの有名な古代の歴史家も言っている。

 

 歴史は、繰り返す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 新幹線車内。席決めから始まるが、このあたりから皆の間に不穏な空気が流れる。ここでどの席に、どのタイミングで座るかということも、この三泊四日を楽しく過ごせるかどうかを左右するのだ。スタートでつまずくわけにはいかないのだろう。

 

 俺はそんなことは関係ない。我先に空いている席に座って空気を悪くするか、余った場所に座って空気を悪くするかである。しかし、今回は戸部の依頼の件もある。まずは由比ヶ浜の出方をうかがってから、座る場所を決めたほうが良いだろう。

 

「じゃ、あーしここ座る」

 

 そんな皆の微妙な空気などお構いなく、三浦は早々に後方窓側の席に陣取る。さすが女王である。この空気すら読まないとは。

 いや。俺は思いなおす。彼女がするのは空気を作ることだ。その証拠に、ほかのクラスメイトも彼女の宣言の後、各々座る席が決まってきたようだ。言い忘れたが俺は空気を悪くするだけではなく、空気になることも得意だ。空気になるとかやりたい放題じゃん。やったね!

 

「ヒキオ」

 一人空気になっていると、横から名前を呼ばれる。いや、名前じゃなかった。あだ名だった。いや、あだ名でもなかった。名前知られてないだけだった。

 

「…なんだ」

 冷たい視線を送る三浦に、俺は返す。

 

「ここ、空いてるから座れば?」

 三浦は自らの斜め前、葉山と戸部の間の席を指さす。いやいや女王様、何の罰ゲームですか?

 

 葉山は苦笑いをこちらに向け、海老名さんは「は、はやはち!?とべはち!?修羅場キターーーーーーーーーーーー」と、そのまま座席に倒れこんだ。そのまま一生寝ててくれ。由比ヶ浜は目を丸くしている。

 

「は?何言ってんだお前。こっちから願い下げだ。…だって俺には戸塚が」

 うきうきと俺は振り向く。そこにはいつもの笑顔の戸塚が、

 

 いなかった。

 

 ば、馬鹿な!そんなはずは…。俺はあたりを見渡す。すると、こちらに控えめに手を振る戸塚と目が合う。そのとなりと向かいには、すでにクラスメイトが座っていた。

 どうやら、さっき連れていかれたテニス部か何かの友人と既に一緒に座っているらしい。申し訳なさ気に伏し目がちになる戸塚、かわいい。

 

 まあ仕方ない。別に特に一緒に座ろうと約束していたわけではない。スタートダッシュから見事にずっこけてしまったわけだが、もともと俺がきれいなスタートダッシュなど決められるわけもない。

 

 こうなれば、俺に残された選択肢は一つ。

 

「…余った席に座るから、気にすんな」

 

「は?だから言ってんじゃん」

 三浦は俺をにらむ。朝から胃が痛くなってきた。

 

「ここしか空いてないし。何、あんた目ついてないの?」

 

 もう一度当たりを見渡す。するとほかのクラスメイトは皆座り、俺とは目を合わせようとしない。…当然である。誰もあんな所には座りたくはない。学年一のイケメンと学年の女王様と相席など、並みの神経の持ち主ならばご免被る。当然俺も嫌だ。断じて、嫌だ。

 

 もう一度彼らの座席を見ると、奥から三浦、由比ヶ浜、海老名さん。その向かい側には葉山、そしてなぜか、もう一度言うが、なぜか一席空けて戸部が座っていた。…戸部、お前の精神力には感服する。

 

 わざわざ席を空けてまで好きな女の子の向かいに座ろうとするなど、「空気を読むこと由比ヶ浜の如し」の戸部に普通ならできることではない。…当の戸部は不審げな三浦からの視線にかなり動揺してはいるが、きょどりながらも膝の上で両のこぶしを固めている。すごいぞ!戸部。強いぞ!戸部。…まあそういうわかりやすいことすると、普通裏で女子に「狙いすぎてウケるwwww」「さすがにちょっと引くよね」「やだー、かおり比企谷につきまとわれてんの?超かわいそう~」とか言われるから気を付けような。ソースはH君。海老名さんは言わないとは思うが。

 

「そうだよ、ヒッキー!あ、空いてるんだし…」

 なぜか由比ヶ浜は下を向き、ちょいちょいと自分の前の席を指さす。

 

 はぁ。俺は深い、深いため息をつく。本当に不快である。が、ほかに選択肢がないのなら、仕方ない。さすがの俺でも新幹線の中で立ちっぱなし、などという風情のないことはしたくない。疲れるし。

 

「…じゃあ、邪魔するわ」

 

「どうせ座るなら、最初からそうしろし」

 三浦はそう鼻を鳴らす。あのね、絶対に座りたくなかったんですよそんな場所には。

 

 俺は戸部の膝をまたぎ、戸部と葉山の間、由比ヶ浜の向かいに座る。我慢、我慢だ。俺はそう自分に言い聞かせる。たかが二時間と少し、地獄を耐えればいいだけなのだ。

 

 そう思い、俺は目を閉じ――「ヒキオ、のどかわいたんだけど」「ヒ、ヒキタニ君は通路側と窓側とヒキタニくん、どれが受けだとおも…きゃーーー!!!そんなのきまってるよねっ。」「ヒ、ヒッキー…京都、楽しみだね…」

 

 うるさい。なにこれ、俺は寝ることすら許されないの?

 

 三浦、知らねえよ葉山にでも買ってもらえ。海老名さん、まず選択肢で有機物が俺だけなんだが。由比ヶ浜、楽しみじゃないし楽しくない。

 

 心の中ですべての要望、質問に応え、今度こそ静かに目を瞑る。葉山はさらに苦笑いしてるし、戸部に至っては海老名さんに話しかけてるのに無視されてたじゃねえか。世界の平穏のために、私は眠りにつきます。

 

 そう思い腕を組むと、頭をバシン、とたたかれる。

 

「だから、ヒキオ。あーしのどかわいた」

 

 …このアマ。

 

 ここ数日の事情を知らない由比ヶ浜以外の三人は、特に葉山は、三浦の俺への度重なるちょっかいを不審に思ったのか、瞠目し一瞬固まる。しかしそこはみんなの、三浦の葉山である。

 

「優美子、来る途中に買った紅茶余ってるから、よかったら」

 そう言って葉山は三浦に飲みかけの紅茶を差し出す。

 

「え、え!?それって間接…い、いいし!!ほ、ほら、ヒキオ!」

 三浦はブンブン、と手を振って、俺を一にらみする。やっぱり乙女ですねあなた。

 

 と思いつつ、いい加減俺もあほくさくなってきた。何か一言言ってやろうと思ったところで、朝のこいつとの会話を思い出す。

 

「…わかった。買ってくるわ」

 俺はそう言って席を立つ。ふ、ふん。三浦がそうふんぞり返る声が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ヒキオ、なにこれ」

 三浦の額に青筋が浮かぶ。

 

 飲物を無事買った俺は、彼女にそれを差し出す。なに、だと?言わずもがな。

 

「千葉県民のソウルドリンク、マックスコーヒーだが」

 

 葉山と由比ヶ浜は苦笑いを浮かべ、戸部と海老名さんはキョトンとした顔で俺と三浦を見比べる。そして、当の俺と三浦はにらみ合う。俺は彼女の獄炎の視線を柄にもなく、受け止める。残念だったな、三浦。ここだけは引くわけにはいかないのだ。恨むのならば葉山の不意打ちに焦って飲物のリクエストをしなかった自分と、俺の千葉愛を恨め。

 

 ひとしきりにらみ合う。

 

 …や、やばい。三浦の射るような視線を浴び続けて約一秒。俺はすでに限界を迎えていた。一秒て。豆腐メンタルすぎワロタ。

 

「わかった。そこまで言うなら、飲んでやるし」

 引かない俺に諦めたのか、俺から視線を外し、三浦はいつものように高飛車にそうこぼす。プシュ、とマックスコーヒーのふたを開け、顔をしかめる。おい、ぶん殴るぞお前。

 

 ゴク、ゴクとのどを鳴らし、彼女はあたたか~いそれを飲む。

 

「うっ」 

 彼女は一言そう漏らす。おおよそコーヒーを飲んで出てくる声ではない。

 

 どうなることか。俺もドキドキの瞬間である。たとえるならば、自分のおすすめのアニソンをCDに焼いて、女の子に渡した時くらいのドキドキである。なにそれ、ほとんど負けが確定してるじゃねえか。

 

 そんな気持ちで見守る俺を尻目に、彼女は一言、つぶやく。

 

「…悪くない、し」

 

 …え?

 

「意外と悪くないかも。どんだけ甘いかと思ってたけど、クセになる感じだし、あーし甘いの好きだし…」

 

 ど、同志よ!!!!!!

 

 俺は三浦の手を取りたくなる気持ちをぐっとこらえ、心の中で叫ぶ。だって後が怖いし。女子の手握るとか、あ、ありえないし。そういやこいつなんか甘いもの好き、みたいなイメージあるな。

 

 俺はちらりと葉山が持っていたペットボトルの紅茶を見る。『無糖』そこにはそう大きく書かれていた。もしかして。俺は思う。マックスコーヒーバカにしてたけど、なに、あーしさんそんなところまで葉山に合わせてたの?

 俺はあきれるのを通り越して、若干尊敬する。普通女子とはそこまで想い人に合わせることができるのだろうか。

 

 三浦はそのままゴク、ゴクとマックスコーヒーを飲み、結局飲み干していた。飲んでいてそれに気づいていなかったのか、空になった缶を見て彼女はバツの悪い顔をする。

 

「ま、まあ?思ってたより飲めたもんじゃない、ってこともないじゃん」

 窓の外を見てそう吐き捨て、俺に空き缶を押し付ける。捨てるところまでが俺の仕事だったのか…。まあ女王のこの顔が見れたから、このくらいは良しとするか。

 

 空になったマッ缶の飲み口に触れないように気を付け、俺はそれをゴミ箱に捨てた。…リップとか付けた飲物を男に渡すんじゃない。

 

 前途多難を感じ、俺は窓の外の富士山を眺め、遠く千葉にいる小町を思う。

 

 

 

 …この辺で引き返しちゃ、駄目ですか?

 

 

 


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