序章その2 プリキュアとグランガードその5
ハートキャッチ組以外のプリキュアが戦艦型兵器と交戦をしてる頃、ハートキャッチ組はと言うと艦橋に当たる部分で戦闘をしていた。
マリン「危ない!!」
マリンは巨大な腕の攻撃を避けた。
マリン「二度も食らわないよ!!」
サンシャイン「けど、当たるとプリキュアでも只では済みません!!」
ムーンライト「デカイ腕に当たれば、普通の人なら即死ものね」
ブロッサム「しかし、大振りですので距離をとればなんとかなります」
巨大な腕さえ何とかすれば勝てると踏むブロッサム。しかし
ムーンライト「距離をとれば勝てるか………けど簡単にはいかないようね」
ブロッサム「どういう意味ですか」
ムーンライト「ブロッサム、背後を見て」
ブロッサム「背後ですか?」
ブロッサムは周りを見てみた。すると
ブロッサム「回りに戦闘機!?」
そこには戦闘機の大群がブロッサムの周りを包囲していた。
マリン「いつから居るのよ!?」
サンシャイン「私達が戦っている間に居ました。こっちは回避で精一杯で周りを見ていませんから」
サンシャインの言うとおり、ブロッサム達は艦橋部分の戦闘で手一杯な為、周りを見る余裕が無かったのだ。
ムーンライト「それに、戦闘にかまけている内に、戦艦大和型の人型兵器の砲撃も起きてたわ」
ブロッサム「まさか、皆さん………砲撃にやられたのですか!?」
さらに兵器からの一斉射もあったが、それを止める余裕が無かった。そして、ブロッサムは他のプリキュアが、一斉射にやられたのでは無いかと不安を抱く。だか、その不安はすぐに解消される。
ブルーム「ブロッサム!!勝手に殺さないで!!」
ブロッサム「ブルーム、無事でしたか!?」
ブルーム「当たり前だよ!!」
イーグレット「他のみんなは無事よ!!レーヴェが砲撃を防いだから」
ブルームとイーグレットが合流したからだ。
マリン「じゃあ、他のみんなもこっちに向かっているの?」
ブルーム「もちろんだよ!!地上はブラック達、空中からはあたし達が行ってるよ」
イーグレット「ですが、ハッピー達とラブリー達は武装の破壊と戦闘機の排除に行ってて、時間がかかります」
ブルーム「レーヴェが居るから大丈夫だと思うよ」
ブロッサム「そうですか」
他のプリキュアが無事だと知り安心するブロッサム。
ムーンライト「合流したらちょうどいいわ。手伝って!!私達では、決定打が与えられないの!!」
イーグレット「ムーンライトが居ても苦戦するなんて、解ったわ!手伝うわ!」
ムーンライトの要請を聞いて承諾するイーグレット。そしてブルームとイーグレットも加わり、艦橋部分への攻撃を試みる。しかし
ブルーム「戦闘機が鬱陶しい!!」
イーグレット「戦闘機で私達を包囲する気ね」
戦闘機による援護攻撃で、回避が精一杯である。更に
マリン「危ない!!」
サンシャイン「艦橋部の回りの機銃がちょうど私達の動きを阻害してます!!」
ブロッサム「前方の機銃、後方の戦闘機。囲まれては戦いづらいです」
艦橋部にある大量の機銃が襲いかかる。
ムーンライト「機銃と戦闘機が私達の動きを阻害してるようね。なら、此方はスピードで阻害する暇が無いくらいまで動くわ!!みんな、ここはレッドの種を使用して!!」
ブロッサム「はい!!ここはレッドの種の出番です!!皆さん行きます!!」
ブロッサムはココロパフュームを出し、赤い種を装填する。その間に機銃と副砲の攻撃が迫ってくる。
マリン「早くして!!」
ブロッサム「慌てないで下さい!!レッドの光の聖なるパフューム!!シュシュッと気分でスピードアップ!!」
ブロッサムが持つパフュームから赤い光の香水が放たれ、それをブロッサム達に降りかかると、その体は赤く発光する。
ムーンライト「スピードが上がれば此方のものよ!!みんな、兵装を全て壊すよ!!」
ムーンライトの号令でブロッサム達は機銃と副砲を回避し、そこから反撃する。
ブロッサム「スピードは動きだけでは無く、攻撃も早くなってます!!」
ブルーム「攻撃速度が早くなれば、手数不足も解消する!!一気に叩く!!」
そして、高速移動で攻撃を回避し、そこからブルーム達は一斉に技を放つ。
ブルーム「先ずは遠距離向きのブライトとウィンディで行くよ!!」
イーグレット「速度が早くなった飛び道具で兵装と戦闘機を潰すわ!!」
ブルームとイーグレットはフォームチェンジをし、遠距離攻撃をする。
ブライト「光よ!!」
ウィンディ「風よ!!」
ブライトは無数の光弾を、ウィンディはピンクの旋風で戦闘機を全て、撃墜する。
ブロッサム「ブルーム達には遠距離攻撃を持つ形態もありましたね」
サンシャイン「形態を変えれるプリキュアはハピネスチャージが現れるまではブルームとイーグレットだけでした」
マリン「けど、戦闘にも出来るのはブルームとイーグレットだけ。ラブリー達のは掃討に向いた攻撃がメインで単体の戦闘には向いてないよ」
ムーンライト「無駄口はそこまでにして、レッドの種の効果時間は短いのよ」
ブロッサム「そうですね。こっちも行きましょう」
ブロッサム達も遠距離攻撃を放つ。
ブロッサム「ブロッサム・シャワー!」
マリン「マリン・シュート!」
サンシャイン「サンシャイン・フラッシュ!」
ムーンライト「ムーンライト・リフレクション!」
ブロッサムの光弾、マリンの水弾、サンシャインの光の飛礫、ムーンライトの円盤が放たれ、戦闘機を打ち落とす。
ムーンライト「戦闘機はほとんど落ちたようね。けど、兵装は残ってるわ」
ムーンライトの言う通り、戦闘機が残っており、兵装は残っていた。しかし、今のプリキュアの高速移動では戦闘機でも捕らえきれず、兵装の攻撃もすべて回避してしまう。
ブライト「さらに、戦闘機の残骸を」
ウィンディ「戦艦型兵器にぶつける!!」
ブライトとウィンディはブルームとイーグレットの姿になったあと、落ちていく戦闘機の残骸を全て、精霊の力を込めた拳や蹴りで蹴飛ばし、兵装に向けて飛ばされた。
マリン「残骸も利用するんだ。それじゃ、あたし達もやろうか」
ムーンライト「残骸でも質量はある。利用する価値はあるわね」
サンシャイン「当たればダメージを与えれますから」
ブロッサム「なら私達もやりましょう」
ブロッサム達も残骸に向けて攻撃する。
ブロッサム「ブロッサム・インパクト!」
マリン「マリン・インパクト!」
サンシャイン「サンフラワーイージス・インパクト!」
ムーンライト「ムーンライト・シルバーインパクト!」
ブロッサム達も自身の技で残骸を吹き飛ばした。そして、残骸が兵装に当たると兵装は次々と破壊される。
ブルーム「兵装もほぼ沈黙したよ」
イーグレット「戦闘機もほとんど落ちたわ」
イーグレットの言うとおり、艦橋周辺の兵装は破壊された。破壊されたのを見たブルーム達とブロッサム達はレッドの種の効果が切れ、後部甲板に降り立った。さすがの戦艦型兵器もこうなっては大破寸前になっていた。
ブルーム「後はあたしたちの合体技で倒すよ」
イーグレット「狙うは動力炉だね」
ブルーム達は戦艦にとっての重要機関、動力炉に狙いを定めようとした、所が
ブロッサム「まだです!!艦橋部の攻撃が残ってます!!」
ブロッサムの言う通り、艦橋部にある上半身が、戦艦の後部にいるブロッサム達に攻撃すべく、振り向いて殴ろうとする。
マリン「しまった!!艦橋部が沈黙してなかった!!」
サンシャイン「レッドの種の効果が切れたのを見て攻撃するなんて」
ムーンライト「此のままではやられる!?」
ムーンライトの言う通り、ブロッサム達は艦橋部が変形した上半身の拳の攻撃を受けてしまう………筈だった。何故なら
ブルーム「あれ!?攻撃が来ない!?」
イーグレット「どうなってるの!?」
攻撃が届く前に動きが鈍ったからだ。
ブルーム「これもレーヴェがやったんじゃ?」
イーグレット「レーヴェは他のプリキュアには無い技がたくさん揃ってますからあり得ますね」
ブルームは今の攻撃がレーヴェによって止められたと思った。だが、其れ丈ではない。
ドカーン!!
ブロッサム「この爆発は!?」
マリン「他のみんながやったみたいよ」
ブロッサム達は突如起きた爆発音に驚いた。そう
ムーンライト「他のみんなも戦艦型兵器の兵装を壊したようね」
他のプリキュアも戦艦型兵器の部分に大ダメージを与えたのだ。更に
サンシャイン「地面に振動!?これはブラックたちが下部部分に大ダメージを与えたんだ」
戦艦型兵器の下部部分にも大ダメージを与えた事をサンシャインは感じたのだ。
ムーンライト「ブラック達、やったようね。もう一息で完全に破壊できるわ」
────
ブロッサム達が艦橋部の戦闘をしてる数分前
ブラック「ロゼッタのリフレクションを移動手段にして、しかも攻撃に転用するなんて」
ホワイト「此なら足元へ不意討ちに出来るわ」
ブラック達はロゼッタリフレクションの足場に乗って、戦艦型兵器の足元へ向かっていた。そんなブラック達を阻む攻撃が襲う。
ピーチ「けど、そう簡単には行かないみたいよ」
ブラック「どういう意味?」
ピーチ「ブラック、上を見て」
ブラック「上?」
ブラックは上に視線を向けた。そこには
ブラック「爆雷が降るのか!?」
ホワイト「戦艦型兵器は余程近寄らせたくないよブラック」
ブラック「やりすぎじゃないの!?どうするのホワイト!!」
ホワイト「此方には足を止めないと技が出せない。どうすれば………」
ブラック達は上から爆雷が降ってくるのを目撃する。しかし、ブラックとホワイトには足を止めての技が無いため、攻撃手段が無いため弱ってしまう。そこで
メロディ「それじゃ、ここは私達が何とかするよ」
ホワイト「手段はあるの?」
リズム「手はあるわ。見てて」
するとメロディとリズムはあるアイテムを出す。
メロディ「奏でましょう、奇跡のメロディ!」
リズム「刻みましょう、大いなるリズム!」
それはメロディとリズムの持つアイテム、ミラクルベルティエとファンタスティックである。更に
メロディ「おいで、ミリー!おいで、ドリー!」
リズム「おいで、ファリー!おいで、レリー!」
メロディとリズムはドリー、レリー、ミリー、ファリーを呼び出し、ベルティエに装填する。するとベルティエは二つに分割する。そして
メロディ、リズム「「二つのトーンを一つに!!」」
互いのベルティエのパーツを交換した後、分割したベルティエを再合体し、クロスロッドと言う形態にする。
メロディ「爆雷は此で蹴散らす!!行くよリズム!!」
リズム「ええ」
するとメロディとリズムは互いの技を放つ前にクロスロッドを振る。
メロディ、リズム「「駆け巡れ、トーンのリング!!」」
掛け声を言った後、メロディとリズムは手を繋いだ後、技を放つ。
メロディ、リズム「「プリキュア・ミュージックロンド!スーパーカルテット!」」
五本の鮮やかな光のエネルギーリングがクロスロッドから放たれ、その光は爆雷を次々と撃墜させる。しかし、撃ち漏らしも混ざっていた。
メロディ「数が多いせいで撃ち漏らされたか」
撃ち漏らされた爆雷を見て今度はピーチとハートが技を出す準備をする。
ピーチ「撃ち漏らしは仕方ないね」
ハート「それじゃ、私たちも手伝おうか」
ローズ「あたしも手伝うよ!」
ローズが言うとピーチはキュアスティック、ハートはラブハートアロー、ローズはミルキィパレットを出す。
そして、それぞれの必殺技を放つ。
ピーチ「プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ!」
ハート「プリキュア・ラブハートアロー!」
ローズ「邪悪な力を包み込む、バラの吹雪を咲かせましょう!ミルキィローズ・ブリザード!」
するとピーチのキュアスティックからはピンクのハートのエネルギー弾が、ハートのラブハートアローからは巨大なハート型の光弾が、ローズのミルキィパレットからは青いバラの花吹雪が放たれ、メロディとリズムがうち漏らした爆雷を撃墜し、さらに爆雷の発射口に当ててダメージを与えた。
ブラック「メロディ達のおかげで爆雷は止んだよ」
ホワイト「後は戦艦型兵器の足にたどり着くだけよ」
爆雷が止んだ以上残るは戦艦型兵器の脚部分に攻撃するのみである。しかし
ドリーム「ブラック、戦闘機が追ってくるよ」
ブラック「あと少しで着くのに………」
ドリームはブラックに戦闘機が追跡してくることを伝える。ブラックはまた敵が来ることに頭を抱えてしまう。
ホワイト「けど、ドリームには手があるでしょ」
ドリーム「うん、私の技で撃退するよ」
ホワイトはドリームに手があると聞き、ドリームもある技を出そうとする。それは
ドリーム「プリキュア・シューティングスター!」
ドリームは自ら光をまとった後、飛行しながら突進し、戦闘機を撃墜する。
ローズ「ドリームの技なら、移動を兼ねて攻撃出来るようね」
ピーチ「移動系の攻撃は希少だからね」
ローズとピーチはドリームが戦闘機を撃墜している様子を見ていた。そして
ハート「みんな、戦艦型兵器の足元に来たよ!」
ブラック「それじゃあ、戦艦型兵器に向けて直接攻撃だ!」
するとブラック達は戦艦型兵器の片足に向けて跳躍する。
リズム「ロゼッタリフレクションはどうするの?」
メロディ「リフレクションはもう片方の足の攻撃に使うよ!」
メロディ達もブラックが向かった片方の足に向けて跳躍した。そして、人が居なくなったロゼッタリフレクションはもう片方の足にぶつかった。すると
ガシャーン!
もう片方の足はロゼッタリフレクションがぶつけた事によるダメージでヒビだらけになり、動けなくなった。しかし、脚の装甲の中身が見えたのブラック達はを知らなかった。それは人型のフレームである事を。
ブラック「ロゼッタリフレクションのダメージがあるうちにもう一方の脚を壊すよ!!はあ!!」
もう片方の脚の近くまで来たブラックは早速、戦艦型兵器の脚に直接攻撃をする。ブラックの拳を受けた脚部分はと言うとブラックのパワーに耐えきれず、装甲が凹んでいった。
ホワイト「装甲をひしゃげたようねブラック」
ハート「プリキュアでは一番のパワーを持ちますからね」
ローズ「其だったらあたしだって!!」
ローズも装甲に向けて肘鉄を食らわす。肘鉄を食らった箇所はブラックが当たった場所同様凹まされた。
メロディ「その凹んだ場所、利用出来そうね」
リズム「凹ませつつ、足場にして利用しよう」
メロディ達も脚の装甲に向けて攻撃し、その箇所を凹まし足場にする。しかし、戦艦型兵器もまだ終わらない。
ピーチ「脚から機銃を出たよ!!」
ピーチは片方の脚の無事な箇所から機銃を展開してきたのを見たのだ。
ハート「此方は攻撃中で其処まで回らない!!」
メロディ「このままじゃ狙い撃ちだ!!」
攻撃してる最中のブラック達は機銃まで対処出来ず此のままでは機銃に当たってしまうのだ。だが、それも阻止される。
────
レーヴェ「プリキュア・レオンクラッシャー!」
レーヴェは膝に展開したドリルで戦艦の装甲をぶち抜いていた。ブルーム達の攻撃で戦艦型兵器は最早大破まで追い詰められた。
レーヴェ「もう一息ね。艦橋まで来たブラック達を支援するわ」
レーヴェはガントレット型の武器を腕に装着した。
レーヴェ「プリキュア・レーヴェハウリング!」
ガントレットからは獅子の咆哮ににた振動波が放たれた。
レーヴェ「此でブラック達は大丈夫よ!」
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機銃に狙われたブラック達
ブラック「まずい、撃たれ………あれ!?」
するとブラックの目の前に振動波が走ったのを目撃する。
ブラック「この振動波、もしかして!?」
ホワイト「此は、レーヴェのレオンハウリング!!」
リズム「レオンハウリングって!?」
ホワイト「レーヴェの技の一つで、この振動波を食らうと、当たった相手が動かなくなるの」
メロディ「相手を麻痺する技か」
実際、振動波を食らった戦艦型兵器は急に動かなくなったのだ。
ローズ「此なら戦艦型兵器も動けないし、しかも」
よく見るとローズの視線には、戦闘機が次々と地面に落ちる様子が映っていた。
ローズ「戦闘機も落ちたならドリームも此処に来れるわ」
戦闘機が落ちていくとドリームのシューティングスターは戦闘機から戦艦型兵器の脚へ向かっていた。
ドリーム「レーヴェの攻撃で敵が減った。なら私も」
するとドリームはある場所へ向かう
ローズ「ドリーム、何処へ行くの!?」
ハート「下の艦橋を狙うんじゃない」
ローズ「艦橋?」
ローズは戦艦型兵器の船底を見る。そこには
ローズ「あんな所に艦橋!?」
ハート「下の艦橋は足元の方を見るのに必要だからよ」
ローズ「道理で足元にいるあたし達の攻撃も予見できた訳ね」
ハート「なら下の艦橋も壊すよ!!」
ハートが言うと、全員下の艦橋に向けて攻撃をする。
ブラック「壊れろ!!」
ブラックの拳を受けた下の艦橋部分。更にドリームのシューティングスターが当たった事で下の艦橋は破壊され、しかもその反動で下部部分に大ダメージを受ける。
ブラック「これで上に居るブロッサム達も助かるわ」
ホワイト「そうね」
ホワイトが言うと更に戦艦の前部に爆発音が響く。
ピーチ「前部部分に爆発、ベリー達がやったんだね」
ハート「そのようね。それじゃあ、ダイヤモンドが来た後、全員で上部の艦橋へ行くよ」
ドリーム「そうだね。けど下部も苦労しちゃったよ」
メロディ「船底から爆雷が降るなど想定してないからね………」
メロディ達が言うと、丁度ダイヤモンド達がパッションのアカルンのテレポートで下の艦橋跡地へやって来る。
ダイヤモンド「キュアハート、前部部分は片付けたよ」
ソード「上部はブルーム達の活躍で鎮圧済みよ」
ロゼッタ「この様子ならブロッサム達も助かりますわ」
エース「後は、戦艦部分の重要箇所、動力源のみですわ」
ハート「兵装も戦闘機もほとんど鎮圧したし、後はブロッサム達の居る艦橋へ行くよ」
ハートが言うとパッションのアカルンのテレポートで艦橋部分へ移動した。
────
グランガード司令室
菅沼「戦艦型兵器の武装、90%使用不能になりました」
時村「戦艦型兵器の動き、沈黙しました」
香川「此で日本は救われたな」
菅沼と時村の報告を聞いて安心する香川。だが、香川はモニターの様子を見ていた。
香川「だが、戦艦型兵器の動力炉はまだ動いてるな」
時村「はい、動力炉さえあれば逆転できる可能性があります」
香川「そうか。それじゃあ動力炉を破壊し、完全に戦艦型兵器の破壊をするようプリキュアに伝えておけ」
香川はプリキュアに戦艦型兵器の完全破壊をするよう時村に伝える
時村「了解しました。ですが爆発はどうなりますか」
香川「心配はいらん。レーヴェのイレーザーバレットで片がつく」
香川は爆発対策の方法を言う。それに対し冴島がある事を言う
冴島「ですが、それはレーヴェが居なければ成り立ちません」
冴島はレーヴェが居ない場合に対する方々は無いのかを指摘する。
香川「そうだな。では冴島補佐官は何か手を打ってあるのか」
冴島「ええ、あります。彼の発明品なら代用は出来ます」
???「そう、俺の発明品がね」
冴島が言うと、そこに整備に長けた中年の男性が司令室に入る。
香川「香坂整備班長、手があるのか」
香川の前に現れたのは、香坂と言う人物でグランガードの整備等を担当する人物である。
香坂「有りますよ香川司令。若しものために携帯型のイレーザーバレットを用意しました。効率速度はレーヴェのイレーザーバレットよりは劣りますが、効果は同等だ。ただ実戦に投入するのは初めてですが」
冴島「構わん。いきなり実戦に投入するなどよくあることだ」
香坂「そうですか。若しものために出しておきますよ」
香川「良いだろう。あらゆる可能性に備えておけよ」
香坂「了解した」
香川「さて、此で一気に「香川司令大変です!!」」
香川が言おうとしたその時、時村がある事を言う
香川「何があった!?」
時村「ミサイルが急速に接近してます!!」
それはグランガード日本支部、そう勇城市にミサイルが迫っているという情報である。
香川「ミサイルだと!?いつからだ!?」
菅沼「プリキュアが戦艦型兵器と戦闘をしてる最中です!!」
香川「戦艦型兵器と交戦をしてる時だと!?だが、そう言う暇はないはずだ!?」
香川は何故このタイミングでミサイルが来るのか、それに疑問を抱いていた。それを尻目に冴島は有ることに気づく。
冴島「香川司令、どうやら今回の騒ぎはあの女が絡んでます!!」
冴島の言葉を聞いて顔を歪ます香川
香川「またあの女か!!一体何の恨みでこの世界を憎むんだ!?」
冴島「香川司令、許さないのは私も同じです。ですが今は落ち着いて下さい」
苛立つ香川を見て冴島は落ち着くよう声をかける。
香川「そうだな。あの女の事は後で何とかしよう。時村、菅沼、今すぐプリキュアにミサイルの事を伝えてくれ!!」
冷静さを取り戻した香川は時村と菅沼にミサイルの事を伝えるように言う。
時村「了解です。直ぐに伝えます!!」
菅沼「さっきとは違い、プリキュアは落ち着いてるはずです。伝えておきます!!」
菅沼が言うとプリキュアに連絡する。
香川(早速使うかも知れんな香坂整備班長………)
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太平洋上 戦艦甲板
???「ほう、私の戦艦を壊滅するとはやるようね。けどこれもまたお前たちプリキュアの戦闘データを集めるための捨て駒に過ぎん」
其処には邪悪な笑みを浮かぶ軍人の女性が居た。
???「いずれ此を元に私は最強のプリキュアを作り、いずれ紛い物のプリキュアを滅ぼし、私が全ての世界の支配者になる。必ずな………フフフ、アーハッハッハハ!」
その女性は笑い出す。自らが神である事を言うかの如く………
次回 後の新たなるプリキュアが姿を現す。