ブレイブソウルプリキュア   作:MIXEVOL

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キュアブレイブとグリフとの激突。
その中で悲劇が


序章 キュアブレイブ②

謎の青年グリフに対峙するキュアブレイブ。何故彼がキュアブレイブを狙うのか?

 

キュアブレイブ「グリフ、あんたの事は知ってるよ。もし故郷が滅びなかったら、優秀な魔法使いとして、ナシマホウ界で有名な人物になってたでしょうね」

 

グリフ「僕の事を随分買ってるんだね」

 

キュアブレイブ「当たり前だろ!!だからこそ、今のあんたの行為は許さねえよ。何の関係の無い人間まで巻き込みやがって!!」

 

グリフ「僕にとっての復讐の対象はこの世界の人間だからさ。だからこそ君のような人間に協力するプリキュアも対象だよ」

 

キュアブレイブ「全く、坊主憎けりゃ袈裟までと言う言葉があるが此処まで言い切るとは呆れて物が言えないね。なら今日こそあんたを止めてやる!!」

 

グリフ「出来るかな」

 

そう言うとブレイブは剣を、グリフは杖を出して対峙する。

 

グリフ「さて、まずは此れから行くよ!!

 

まずグリフは自分の目の前から魔方陣を展開し、そこから様々な魔物を出してきた。

 

グリフ「故郷が滅んでからは、僕は隠れながら、様々な事を勉強した。かつてナシマホウ界に居た神獣や妖精逹のことや、今の世界には存在しない高い技術、オーパーツの事や、禁忌の技術を含めた技術、錬金術等をを調べたのだ」

 

キュアブレイブ「それが、今の私の回りにいる魔物って訳ね」

 

そう、キュアブレイブの回りにいる魔物はすべてグリフが創ったのだ。

 

グリフ「そういうことだ、10年もかけた努力の結晶を思う存分思いしるがいい!!」

 

すると魔物達はキュアブレイブに向けて攻撃を仕掛ける。

 

キュアブレイブ「色んなタイプを用意したようね」

 

まず鋭角のついた魔物がキュアブレイブに向けて突撃する。

 

キュアブレイブ「突進して、私の身体に穴を開けるつもりね。けど無駄よ」

 

するとキュアブレイブは掌を鋭角のついた魔物に向ける。

 

キュアブレイブ「防いでやるわ。プリキュア・ブレイブシールド!!」

 

すると掌から赤い光の障壁が現れる。そして、鋭角付きの魔物は次々と障壁に弾かれる。

 

グリフ「魔物を障壁で弾かせるとはやるじゃないか。だが、次はどうだ!!」

 

すると、先ほど弾かれた魔物は、背部にあるブースターを点火して、再度突撃する。

 

キュアブレイブ「自爆特攻で来る気だな。なら、これで落とす!!」

 

すると、ブレイブは一度手を交差した後、胸の宝石から、いくつかの光を生成する。

 

キュアブレイブ「プリキュア・ブレイブランチャー!!」

 

すると無数の光は赤い光のミサイルになって放たれる。その光のミサイルは自爆特攻モードの魔物に当たり、ほとんど撃墜する。しかし、一部は取り逃した

 

キュアブレイブ「取り逃がしたか。残りは何処だ?」

 

するとブレイブに突如痛みが襲う

 

キュアブレイブ「ぐっ、破壊した際の反撃にニードル弾を撃ってきたか。だが、そのくらいのダメージなど効かん!!」

 

ニードル弾をくらい、ダメージを受けるブレイブ。それを見ていたグリフは次の手を打つ。

 

グリフ「この程度では効かないか。でも、準備するには充分だ」

 

グリフはブレイブが動かないのを見て、ある行動に移る。

 

グリフ「魔物達よ。ブレイブを包囲しろ!!」

 

すると、ブレイブが撃墜し損ねた魔物達がブレイブの周りを包囲する。

 

グリフ「さすがのブレイブも囲まれては何も出来まい。さあ、砲口を出せ!!」

 

グリフの指示で、魔物の頭部から砲口が出てくる。

 

グリフ「そして、全方位攻撃を味わうがいい!!」

 

すると、砲口から黒い光線が放たれる。

 

キュアブレイブ「ニードル弾は私を一時動けなくするための足止め。本命は、全方位からの一斉射か………やってくれるわね」

 

そして、キュアブレイブの周りに光弾が襲いかかる。しかし、ブレイブは動じていない。

 

キュアブレイブ「セオリー通りの攻撃か!!だが、その程度!!」

 

ブレイブはその光弾を避ける。

 

キュアブレイブ「私には通じん!!」

 

ブレイブが光弾を避けたのを見たグリフは次の手を打つ。

 

グリフ「ブレイブ、君の観察力は厄介だな。だが、其をも上回ってやる!!」

 

そう言うと光弾は曲がって襲いかかる。

 

キュアブレイブ「偏向射撃で来たか。これも避けてやる!!」

 

キュアブレイブは偏向射撃をさける。だが、一部の攻撃は食らってしまう。

 

キュアブレイブ「微妙に変えたか!!」

 

被弾したブレイブに更なる追撃が来る。

 

グリフ「偏向射撃が通じたか。次は」

 

今度は光弾が分裂して襲う。

 

キュアブレイブ「手数で来たか」

 

それに対し、ブレイブは剣で防ぐが

 

キュアブレイブ「ぐっ!!」

 

ブレイブは背後からの攻撃を食らう。

 

キュアブレイブ「反射攻撃か………うっ!今度は集中か」

 

背後からの反射攻撃をくらい、しかものけ反ってる隙に集束した光弾が襲い、キュアブレイブに大ダメージを受ける。

 

キュアブレイブ「グリフ、今回は倒す気で来たな!!」

 

大ダメージを受けるブレイブを見て、グリフは取って置きを使う準備をする。

 

グリフ「キュアブレイブ、君は強い。そして、君は観察力に長けている。だが、これは想定出来るかな」

 

するとグリフの腕に剣が現れ、其を握っている。魔法使いや魔物使いには本来あり得ない組み合わせだ。其を手にグリフは秘策を使う。

 

グリフ「さあ、決めるぞ。その前に」

 

グリフは魔物にある命令を下す。

 

グリフ「魔物よ!!ブレイブに向けて突撃しろ!!」

 

すると魔物は突撃し、ブレイブを当てる。そしてその手でブレイブを捕まえて、動きを封じた。

 

キュアブレイブ「動けなくして止めを刺す気だな!!だが!!」

 

動けなくしたブレイブは只では終わらず、その動きを封じる魔物を力技で無理やり引き剥がし、別の魔物に向けて投げ飛ばした。これにより、動けるようになったブレイブだが、それは罠であった。何故なら

 

キュアブレイブ「ぐっ!!魔物の体から煙幕か!!」

 

魔物の体から煙幕が出て、ブレイブの回りに充満させる。

 

キュアブレイブ「前が見えん!!」

 

煙幕で混乱するブレイブ。その時

 

キュアブレイブ「うっ!!」

 

ブレイブに激しい痛みが襲う。するとブレイブの腹部に血が流れる。

 

キュアブレイブ「長剣で刺しやがったか………」

 

ブレイブの腹部に長剣が貫かれたのだ。

 

グリフ「どうだブレイブ!!魔法使いや魔物使いでの戦いをする僕が剣で刺すなど想定出来なかっただろ」

 

キュアブレイブ「なるほど、魔法使いや魔物使いが近接攻撃などするはずがないのが普通でしょうね………。魔物使いや魔法使いは物理攻撃は不得手なのが普通。だからこそ、私を出し抜いたのか……大した奴ねグリフ………」

 

剣で貫かれ、腹部から血が流れているブレイブはグリフの攻撃を見て称賛する。

 

グリフ「敵でありながら、他人を観察するのを忘れないとは、君らしいな。全ての人間が君みたいだったら争いも起きなかっただろうな」

 

キュアブレイブ「そうね。けど都合よくいかないのが現実さ。現に録でもない悪人も居るし、私利私欲のために悪事を働く輩も居るし、心が弱いあまりに間違いを犯す輩も居る。けど、この世界を守り、人間を守り、人間を救いたいと言う心ある者だっている。其をも含めての人間だ。そしてグリフ、君は一つだけミスを犯した」

 

グリフ「それは、なんだ?」

 

グリフはブレイブの剣をよく観察した。それは

 

グリフ「キュアブレイブの剣が輝いている!!まさか!!」

 

ブレイブの剣が輝いていた。そう、先程の光弾を自分の剣で受け止める事、自分の剣のエネルギーに変えたのだ!!

 

グリフ「僕の光弾エネルギーを君の剣のエネルギーに変えたか!!」

 

キュアブレイブ「そう言うことよグリフ!!君は切り札を切るのが早すぎたのよ!!そして、今こそ私の切り札を受けるがいい!!」

 

そして、剣のエネルギーが最大まで高まり、其を降り下ろした。

 

キュアブレイブ「プリキュア・ブレイブインパルス!!」

 

そして、白い光の衝撃波がグリフに向けて放たれた。そして、衝撃波がグリフに当たる。

 

グリフ「キュアブレイブ、大したやつだな………出来ることなら君とは戦いたくなかったな」

 

キュアブレイブ「そうでしょうね。君は本来そう言う真似をすることが無かった。それを歪んだ人間達によって歪んでしまったのだ」

 

グリフ「そうだな」

 

グリフがそう言うと、衝撃波をまともにくらい、そして月面に落ちていった。それを見届けたブレイブは

 

キュアブレイブ「グリフ、君は負けてもまた立ち上がるだろうね………けど、君の復讐は無意味に終わるだろう………」

 

そう言うとブレイブは腹部を抑える。

 

キュアブレイブ「復讐は新たな復讐をもたらす事を、いずれ思い知るだろう………」

 

そして、ブレイブは残された魔物達に視線を向ける。

 

キュアブレイブ「さて、残る敵を撃退するか」

 

そう言うとブレイブは重傷状態の体で魔物に立ち向かう。

 

────

 

ブレイブがグリフとの戦いにケリがついた頃、エンプレス達は

 

エンプレス「ブレイブ、終わったのかしら?」

 

マジシャン「エンプレス、きになるの?」

 

エンプレス「ええ」

 

プリーステス「心配なら行きなさい。きっと何時もみたいにピンピンしてるし」

 

エンプレス「マジシャン、プリーステス。解った、見に行くわ」

 

そう言うとエンプレスはブレイブの様子を見に向かった。だが、それはブレイブの死を見る事になるかを

 




次回 さらばキュアブレイブ。そして、次の物語は、五年前のプリキュアへと繋がっていく。

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