ブレイブソウルプリキュア   作:MIXEVOL

10 / 23
ミサイル迎撃 そして、後のプリキュアの資格者が姿を現す。


序章その2 プリキュアとグランガードその6

プリキュアを苦しめた戦艦型兵器。その戦艦型兵器はプリキュアの攻撃により大破状態になった。

 

ブロッサム「レーヴェが居なかったら危なかったですね」

 

マリン「そうだね。レーヴェが味方で良かったよ」

 

サンシャイン「これで、戦艦型兵器は動きませんが、大丈夫でしょうか?」

 

ムーンライト「大丈夫だと思うけど、まだありそうね」

 

ブロッサム達は動かなくなった戦艦型兵器の方を見ていた。そこへブラック達がブロッサム達の前に現れる。

 

ブラック「ブロッサム達は無事なの?」

 

ブロッサム「ブラック、どうしてここに?」

 

ブラック「あたし達は戦艦の下部部分から来たよ」

 

ピーチ「爆雷とか、戦闘機が鬱陶しくて、時間がかかったの」

 

マリン「戦闘機か………ブラック達も苦労したね」

 

ブラック「ええ、下部はあまり敵が居ないからね………本来の戦闘なら潜水艦も居たかも知れんし、水中戦を強いらせたかもしれなかった……」

 

ブラックが言うとブルームはマリンに対し

 

ブルーム「そうだね………マリンなら海に溺れそうだし」

 

マリン「ブルーム、いくらなんでも失礼じゃない!」

 

イーグレット「けど、実際にやられたでしょ」

 

マリン「うっ、それとこれとは別だよ」

 

マリンが困っているとちょうどラブリー達とハッピー達もやって来る。

 

ラブリー「こっちも終わったみたいだね」

 

サンシャイン「ブルーム達が来たおかげで何とか切り抜けました」

 

ブルーム「それでも危なかったよ」

 

ハッピー「こっちの方は戦闘機や兵装が多くて苦労したよ」

 

ブロッサム「お互い大変でしたね」

 

ラブリー「ええ、今回もレーヴェには助けられちゃったね」

 

ムーンライト「私達では使えない特殊技が多いのが一番の理由ね」

 

ムーンライトが言うとレーヴェも姿を現す。

 

レーヴェ「そうでも無いわ。あなた達には強化形態と言うとっておきがある。今の私では使えないのが悔しいかな」

 

ハート「大丈夫だよ。レーヴェだっていつか強化形態が出るから安心して」

 

レーヴェ「ありがとうハート。さて、残すは戦艦型兵器の動力炉を壊すのみよ。最後まで気を抜けないで!そして」

 

ブラック「必ず生きて帰れっていうんでしょレーヴェ!」

 

レーヴェ「よくわかってるわねブラック。なら、早く動力炉を……」

 

動力炉を破壊するとレーヴェが言おうとしたその時

 

時村(通信)「プリキュアの皆さん大変です!!」

 

時村から通信が入った。

 

レーヴェ「どうしたの!?」

 

時村(通信)「ただいま、勇城市近辺に向かってミサイルが向かってます」

 

ハート「ここでミサイル!?どこからなの!?」

 

菅沼(通信)「戦艦型兵器が居た海域からです。近くに戦艦が居てそこから放たれたようです」

 

時村と菅沼の連絡からして、勇城市に向けてミサイルが来ていることを知るプリキュア達

 

ブラック「やっぱりお約束くるんだ………」

 

ホワイト「こっちが釘付けにしてる隙に別の手を使う。よくあることよ」

 

ブラック「そりゃそうだけど………」

 

ルミナス「ですが放置は出来ません!!ほっとけば勇城市だけではなく他の都市にも被害が出ます」

 

ブラック「じゃあ、ここは速攻で動力炉を破壊して、それから迎撃に行こう」

 

ブラックは急いで戦艦型兵器の動力炉を破壊してミサイルを撃墜すべきだと言う。しかし、レーヴェが反論する。

 

レーヴェ「ブラック、いい手だけど間に合わないわ」

 

ブラック「じゃあどうするの?また分けるの?」

 

レーヴェ「その必要はないわ」

 

ブラックの案に対しレーヴェは反論する。

 

レーヴェ「ミサイルは私だけで何とかするわ」

 

ホワイト「けど、レーヴェ一人では無理があるわ」

 

レーヴェ「大丈夫よ。グランガードのメンバーがいるから安心して」

 

ルミナス「グランガードのメンバーは個性的と聞きます。レーヴェなら大丈夫だと思います。いってくださいレーヴェ」

 

レーヴェ「ありがとうルミナス」

 

レーヴェがルミナスに言うとレーヴェはミサイルの方へ向かう。そこへ

 

パッション「レーヴェ、行くならアカルンのテレポートを使うわ。これで勇城市へ行けるわ」

 

レーヴェ「ありがとう。パッションのアカルン、使わせてもらうわ」

 

レーヴェはアカルンを使って一気に勇城市へテレポートした。レーヴェが居なくなったのを見たプリキュア達は

 

ブラック「レーヴェが戻るまでに戦艦型兵器を破壊するよ」

 

ホワイト「こっちはプリキュアが全員揃っている!一気に行くよ!」

 

ブラックとホワイトの号令でプリキュア達は戦艦型兵器に向けて攻撃する。

 

────

 

グランガード 司令室

 

菅沼「ミサイル、急速接近中。5分後に勇城市へ到達します」

 

香川「五分で到達か………間に合うな」

 

菅沼の報告を聞いた香川は冷静に言う。

 

時村「何故冷静でいられるのですか香川司令?」

 

香川「心配ないからだ。プリキュアならそのくらい切り抜けるし、なんとかなるからだ」

 

冴島「プリキュアは今まで強大な相手であっても立ち向かって来ました。今回も切り抜けると言いたいのですね」

 

香川「ああ、だが俺達もプリキュアばかりに任せる訳には行かない。その為にグランガードが存在する!!」

 

冴島「では香川司令、やるのですね」

 

香川「ああ、こっちもただ見ているだけにはいかん。即時、ミサイル迎撃に迎え!」

 

香川の指示でミサイル迎撃を命令する。

 

時村「了解です」

 

香川「まずは迎撃ミサイルを放て!」

 

菅沼「了解しました」

 

冴島「迎撃ミサイルを突破したなら次は」

 

香川「次はバリアを展開!それを突破したら機銃で迎撃しろ!」

 

時村「了解です。勇城市にある兵装ビルを展開します!!」

 

時村は香川の要請に答えた後、コンソールを操作し、兵装ビルの兵器を起動した。

 

冴島「これだけやれば、こちらに来る前にミサイルは落ちるだろうな」

 

香川「そうだな。だが、冴島は終わらんと思っているな」

 

香川の質問に冴島は答える。

 

冴島「当然だ。今のミサイルがあの女が撃ったなら、確実に良からぬ手を使うからな」

 

香川「あの女の手口は良く解ってるさ。だからこそ冴島は松田を勇城市の外に出したのだな」

 

冴島「当然だ。彼ならあのミサイルなど対処できる。それは香川も同じだろ」

 

香川「確かに、松田ならミサイル等対処できる。俺だって出来るさ。だが立場上はやりづらいさ」

 

冴島「司令自ら戦場に出ることが問題になることもある。私も言えた事ではないがな」

 

香坂、「二人とも話は良いから、モニターの方を見ておけよ」

 

香川と冴島がやり取りをしてる中、香坂が二人に言う。それを聞いた二人はモニターに視線を向ける。

 

香川「大量のミサイルで来たか。それじゃあ、まずは迎撃ミサイルを放て!」

 

時村「了解です。ミサイルを撃ちます」

 

───

勇城市 兵装ビル近辺

 

松田「予想通り、この街を狙ってきたな」

 

松田は勇城市にある兵装ビルの近くに居た。

 

松田「そして香川司令はそれを読んだ。なら次に来るのは」

 

すると兵装ビルの中から、迎撃ミサイルが放たれる。

 

松田「迎撃に来たな」

 

その迎撃ミサイルによって、勇城市に来たミサイルの半数を撃ち落とした。だが残り半数は健在である。

 

松田「予想通り、ミサイルを掻い潜ったな。だが、次の手は打っている」

 

すると兵装ビルを突破したミサイルは突如、バリアを発生するビルの所で防がれた。

 

松田「バリアで防いでもまだ残るミサイルがある。そして、次に来るのは」

 

バリア発生装置のあるビルを突破したミサイルは、さらに機銃を積んだ兵装ビルによって、撃ち落とされた。

 

松田「機銃で打ち落とされる。大体はこれで、防がれる。だが、あの女が絡んだ場合は………」

 

すると、松田の近くにミサイルが接近していた。しかし、松田はそれに気にせず、手元にある手裏剣を出した。そして

 

シュッ!!

 

松田「嫌な手を使う」

 

松田がいい終えると同時に手裏剣はミサイルに当たり、ミサイルは爆発した。それだけでは無く、松田の近くには、松田の部下がいて、残るミサイルを全て撃ち落とした。

 

────

 

グランガード 司令室

 

菅沼「勇城市に来たミサイルは全て撃ち落とされました」

 

香川「ミサイルで攻撃するのはとっくに読んでた」

 

冴島「そして、外にはもしもの為に備え、松田を外に出しておいた。グランガードをなめすぎたな」

 

冴島が呟くと、通信が入る。

 

時村「冴島補佐官、松田から連絡です」

 

冴島「松田からか?繋げろ」

 

時村「はい」

 

そこへ、松田から連絡が来る。

 

松田(通信)「さすがは冴島補佐官。攻撃を予測するとはやりますね」

 

冴島「都市を狙っての攻撃は解りやすいものだ」

 

松田(通信)「そうだろうな。だがまだ終わりじゃないだろ」

 

冴島「当然だ。今の攻撃があの女絡みなら、まだやるだろうな」

 

松田(通信)「当然だろうな。あの女は、まだ諦めずに何かするからな。念のために、俺の部下たちを勇城市全域に派遣する」

 

冴島「用心深いな」

 

松田(通信)「当然ですよ。気を抜くのはまだ早い。で、俺は勇城学園へ向かいます」

 

香川「勇城学園に行ってどうするんだ?」

 

松田(通信)「ひとつは新たに生まれる可能性のあるプリキュアの資格者を見に行く事、もうひとつは」

 

香川「もうひとつは?」

 

松田(通信)「本命が来そうな可能性に備え、迎撃にいくことです」

 

香川「解った。すぐに向かってくれ。レーヴェも此処に来るぞ」

 

冴島「勘ですか香川司令?」

 

香川「ミサイルを叩き込むなら、勇城学園は確実に狙われる。何よりも」

 

冴島「レーヴェが通った学園だからか」

 

香川「その通りだ。それに勇城学園は元々プリキュアを輩出した学園の一つだから」

 

冴島「あの女なら勇城学園を狙うだろうな………松田!香川司令からも許可を得た。行ってこい」

 

松田(通信)「了解。それじゃ行ってきます」

 

松田が言うと通信は切れる。

 

香川「松田は勇城学園の方へ向かった。香坂整備班長、もしもの為に用意しておけよ」

 

香川は香坂にもしもの準備をするように言うが

 

香坂「香川司令、それなら既に用意済みです」

 

香坂はすでに準備を済ましていた。

 

香川「用意は早いな。これなら大丈夫だな」

 

冴島「プリキュアも戦艦型兵器での戦闘を続いてますが、さっきよりは有利に進んでます」

 

香川「此なら大丈夫だが、油断は出来ん。何かに備えるよう、支援はしておけよ」

 

菅沼「解っています」

 

────

 

ミサイルが迎撃した頃、松田が向かっている場所、勇城学園は、戦艦型兵器の攻撃に備え、避難した市民が居た。そして、その学園の体育館では後のプリキュアになる少女が居た。その内の二人は避難所になっている体育館の中を見回していた。

 

???「グランガードの誘導で私達、ここに避難したけど攻撃は来てない見たいよ玲央ちゃん」

 

玲央「そうとは限らないよ陽菜ちゃん。こう言う時には、きっと市民に紛れて暗殺を目論んでる人間が居るよ」

 

陽菜「玲央ちゃん、考えすぎだよ。こんなアニメみたいな事態なんて起きると思うの?」

 

玲央「可能性はあるよ。悪い連中はプリキュアが戦っている連中ばかりじゃない。僕達と同じ人間だって居るよ」

 

そこに居る二人の小学生。一人は茶髪のショートヘアのボーイッシュな少女、星川玲央。もう一人は黒髪のツインテールの少女、天野陽菜である。二人はグランガードの避難指示で勇城学園の体育館に避難していた。

 

陽菜「プリキュアを嫌う人間も居るの!?」

 

玲央「居るよ。特にプリキュアのせいで不幸になった輩もいるくらいだから」

 

陽菜「もし居たら怖いね」

 

玲央と陽菜。この二人は後にプリキュアとして覚醒する事になる。そんな二人のやりとりを見ている人物が二人居た。一人は

 

ほむら「一般人に成り済まして暗殺か………そんな奴が居たら最低だな」

 

黒髪の長髪の小学生、大道寺ほむら。もう一人は

 

葵「一般市民に成り済ましか………悪意がありそうで怖いわ。幸い悪意を持った気は感じないけど」

 

青髪の小学生、高杉葵である。葵はある能力を持っているが、今は隠している。この二人もまた、後にプリキュアとして覚醒する事になる。

 

────

 

勇城学園 廊下内

 

廊下内では、3人の中学生が歩いていた。

 

???「勇城市にいる市民は無事のようね」

 

???「ええ、あたしのお父さんの的確な指示で何の混乱もなく、無事にすみましたから」

 

???「でも、どうせなら話かけたら良いのに」

 

???「無茶言わないでよまどか!忙しい時に話しても迷惑だと言われるでしょ」

 

まどか「まあ、佳子の両親は警察官だから仕方ないわ」

 

佳子「まあそうだけど。それを言うならまどかの会社の旋風寺コネクションなんて、災害時に備えての備品を提供してるではありませんか!しかも令嬢であるまどかも自ら手伝いもするし」

 

まどか「私もいつかはその旋風寺コネクションを継ぐ立場よ。だからできる限り貢献しないと駄目よ」

 

佳子「まったく、見かけに依らずアグレッシブですねまどか」

 

???「まあお互い、両親は有名な人物だから仕方ないわ。だからこそ恥じないことをしたいと行動するんでしょ」

 

まどか「それは」

 

佳子「かなみも」

 

まどか、佳子「「同じでしょ。」」

 

佳子「名門、原島家の跡継ぎ、原島かなみ」

 

まどか「武芸に長け、礼儀正しい人物よ」

 

かなみ「あら、そうだったわ」

 

まどか「自覚はしなさいよかなみ」

 

佳子(それはまどか、あんたが言う台詞か………)

 

今出てきた人物。一人目は友永佳子。黒いショートヘアの眼鏡をかけた少女で、彼女の両親は有名な警察官のようだ。二人目は旋風寺まどか。黒い長髪の少女で、大企業旋風寺コネクションの令嬢である。三人目は原島かなみ。茶髪のおさげをした少女で、名家の跡継ぎである。

 

佳子「幸い、外に出てる人は居なさそうね」

 

まどか「けど、興味本意で行きそうな人は居るわ」

 

佳子「なに言ってるのですか!?そんな馬鹿な事を」

 

かなみ「しているの居るわ」

 

まどかと佳子が話をしてる所をかなみが割り込む。

 

佳子「どういう意味ですか?」

 

佳子はかなみの言う通り、外には初等部の生徒が居た。

 

佳子「何を考えているのですか!?」

 

まどか「まずいわね。止めに行くよ」

 

佳子「そうですね。出なければ、後輩に示しがつかないですね」

 

かなみ「それに先輩もよ」

 

かなみ達は、外に居る初等部の生徒の所へ向かう。

 

────

 

勇城学園 体育館

 

陽菜「何か不安だね玲央ちゃん」

 

玲央「みんな無事に帰れるか、不安を抱いてるんだ」

 

陽菜「だったら、様子を見に行こうか玲央ちゃん」

 

玲央「そうだね、大人達もいるし、頼んで………」

 

玲央が言うその時

 

大人「大変だ!子供が外に出た!」

 

大人の一人が、子供が外に出てしまった事に動揺していた。それを見た玲央は

 

玲央「どうしました?」

 

大人「子供が外に出てしまったんだ。出たのは初等部の低学年だ」

 

玲央「低学年だと、年齢的には7、8歳位ですか」

 

大人「ああ、この時期は好奇心旺盛な時期に当たるからな」

 

陽菜「幼稚園である程度は学ぶけど、この時期はまだ幼いからね」

 

玲央「僕達も気になります。連れてってと言いたいのですが」

 

大人「ですが?」

 

玲央「保護者が居ないと、怒られますので、同行をお願いしたいのですが」

 

玲央は大人に対し、同行をお願いするよう頭を下げてる。

 

大人「そうだな、君達もまだ子供だからな………解った。ついてきてくれ」

 

玲央「ありがとうございます」

 

陽菜「感謝します」

 

玲央達が感謝すると、大人と一緒に外に出る。この様子を見たほむらは。

 

ほむら「まったく、大人しく出来んのか!?まあ、いつまでも中に居たら退屈しちまうかもな。俺も、見に行って見ようか」

 

ほむらも外に出ていく。それを見た葵は

 

葵「何か嫌な予感がする」

 

葵は何かを感じて、外に出る。

 

────

 

勇城学園 校庭

 

初等部生徒「外には出るなと言ってるけど、何も起きてないね」

 

初等部生徒「みんな、不安を抱きすぎたのかな」

 

そこには校庭で、はしゃいでいる生徒が居た。それとは別に

 

初等部生徒?「ここに居て何の意味があるの?」

 

まるで悲観的な考えを抱く生徒が、空を見ながら呟いていた。

 

初等部生徒?「どうせ、ここには悪意が来る。そして、みんな死ぬんだ………」

 

そんな生徒を尻目に、玲央達がやって来る。

 

玲央「みんな、勝手に外に出ちゃ駄目だよ!」

 

初等部生徒「あれ、玲央のお姉ちゃん?」

 

陽菜「外が気になるのはわかるけど、勝手に出たら迷惑になるよ」

 

初等部生徒「でも………」

 

大人「気になるのは解るけと、今はまだ体育館に居てくれ。勝手な事をすると他の迷惑になるぞ」

 

説得を受けた初等部の生徒は

 

初等部生徒「解ったよ。すぐに戻るよ」

 

生徒達は素直に戻る。

 

玲央「大人が居てくれて助かりました」

 

大人「いや、君の人望があっての事だよ」

 

玲央「そんなはずはありませんよ」

 

玲央は照れて言う。それをこっそり見たほむらは

 

ほむら「相変わらずやるな。子供達を素直に言うことを聞かせるなんて………」

 

大人の説得(実際は玲央)に応じた子供を見て感心するほむら。その時、葵は何かに気づく。

 

葵「頭上に悪意が来る!」

 

葵は空を見て何かを見つけた。其処に

 

まどか「ねえ、外に居た生徒はどうしたの?」

 

大人「みんな、中に戻りました」

 

かなみ「あら、私達が来る前に終わったみたいね」

 

佳子「仕方ありませんわ。来る前に終わる事だってありますから……」

 

まどか達がやって来るが、すでに済んだことに呆れていた。

 

佳子「まったく、人騒がせ………って、またあいつが居るの?」

 

佳子は何かを見つけた。其処には

 

まどか「あれは初等部五年の海上瑞穂(はしかみみずほ)ね」

 

かなみ「協調性も無い上に常にネガティブな気質の問題児ね」

 

佳子「あいつが居るとなぜか悪いことがやって来ます」

 

まどか「悪い事って、幾らなんでもありえないわ」

 

佳子「甘いですわ。去年起きた幻影帝国の襲撃と闇の軍勢の事をお忘れですか」

 

かなみ「闇の軍勢が現れたと同時にプリキュアが現れた時期の事ね」

 

佳子「ええ。そしてその時期の数年前に瑞穂がこの世界に来たのを境に、悪い事が起きているのです」

 

まどか「その瑞穂が元凶とでも言いたいのですか?」

 

まどかの質問に佳子は確信のない返答を言う。

 

佳子「いえ、まだ確定とは言えません。もしそうなら、とっくに起きて………」

 

まどか達が話をしてる中、玲央達はその様子を見ていた。

 

玲央「あれは、中等部にいる旋風寺先輩と友永先輩と原島先輩?」

 

陽菜「何を話してるのだろう?」

 

玲央達の様子に気づくかなみは佳子に話しかける。

 

かなみ「佳子、後輩が見てるよ」

 

佳子「はっ、何で後輩の星川さんと天野さんが居るのですか?」

 

まどか「後、体育館の外に後輩の高杉さんと大道寺さんも居るわ」

 

玲央達に気づいた佳子は玲央達に強く言う。

 

佳子「何をしてるのですか?ここに居たら危ないでしょ」

 

玲央「すいません、保護者と一緒に初等部の人達を呼び掛けに来たので」

 

陽菜「子供達が避難所に戻ります」

 

まどか「外がきになるのは解りますか、まだ安全とは言い切れないわ。避難指示が解除するまではまだ避難所に居なさい」

 

かなみ「何が起きるか分からないわよ」

 

佳子の話を理解した玲央達は避難所に戻ろうとした。その時

 

玲央「何かに来る!?」

 

そこには上空からミサイルが飛来しようとしていた。

 

────

 

勇城学園 校舎内

 

学園内には松田が来ていた。

 

松田「やっぱり、この勇城学園を狙ってきたか!!」

 

そこにはミサイルが上空から飛来しようとしている様子が映っていた。

 

松田「だが、そうはいかない。良からぬ企みを止めてやる!!」

 

そういうと松田は学園内を疾走する。

 

 




次回 勇城市に迫るミサイルは阻止できるか!?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。