燃料が尽きて書く時間が取れません。
伊13が欲しいです。
よって文字数がギリギリです。
本当に申し訳ございません。
次話から文字数は3000以上になると思います……。
まず先手を取ったのはセフィロス、突進して横薙ぎを繰り出す。
キィィィン!!
と鳴り響いて鍔迫り合いになる。
「随分と早いんだな。」
「こう完璧に反応されるとはな。」
お互いに飛び退いて一旦仕切り直しか。
と思いきやキリトがレイジスパイクを発動させて突っ込んだ。
「はあぁぁぁ!!」
「!!」
レイジスパイクをかろうじて弾くセフィロス。
しかし今ので体勢を崩したのと後隙のためお互いに差し込むのは不可能。
距離も5Mほどなため突進系でないと届かないといったところか。
「今のを弾くか……普通……。」
「……。」
外野はヒートアップしていると思いきや、静かだ。
そして動いたのはセフィロス、
普通に刀を前に構えて突進し、斬り掛かる。
「はあっ。」
「やあっ!!」
「せいっ。」
「てりゃあぁっ!!」
掛け声と剣閃が響く。
浮舟とバーチカルが衝突し、緋扇とスラント・トライが交錯する。
「後隙を狙わせてくれないな……。」
「そう簡単には狙わせないさ。」
後隙のカバーがお互いに上手く、差し込めない状況が続く。
しばらくは斬り合いの応酬が続く。
横、縦、斜め、と弾かれるたびに方向を変える剣跡はまるでダンスをしているかのようだ。
そしてとうとう均衡が崩れた。
「そこだぁっ!!」
「たっ。」
両者同時に突きを繰り出す。
DRAWの文字が表示される。
結果は両者同時の有効打による引き分けだった。
「この勝負、私の勝ちだったな。」
「……悔しいけど、その通りだ。」
セフィロスの刀はキリトの胸に、キリトの剣はセフィロスの右腕に突き刺さっていたからだ。
「だが次は、負けない。」
「フッ、殺り合うのは面白いが見るのもまた趣がある。」
「それもそうだな、レンジとアハトって最初組んでたし、戦ってみたらどうだ。」
俺に話が飛ぶか、まあいいけど。
「とのことだけど、アハトはどうする?」
「……大丈夫だ。人前で戦うのは緊張するからお手柔らかに頼む。」
「善処しよう。少し準備させてくれ、3分程欲しい。」
こう言った場合善処しないことが多いが仕方ない。
言ってる本人がこの有様だがらな、うん。
立ち回りを考えながら周りを見渡すとまだ興奮醒めぬと言った様子であり、そのまま賭けが続いている。
好きだなーお前ら。
そして五月蠅い。
アハトを見習ってくれ………。
3分後――――
「さて、やるぞ。」
「ああ……。」
ガッチガチに緊張してやがる。
氷のようだ。
とりあえず先手は貰おう。
先手必勝、という訳では無いが貰っておくものは貰っておく主義なんでな。
次の投稿はMETA編という本編とは関係がほぼない話を投稿します。