申し訳ありません。
照月、初風、天津風、高波を手に入れたので後は26だけです。
ボス戦の翌日、俺達は3層の宿屋にいた。
「昨日も言ったけどみんなボス討伐してくれてサンキューな。なんとか次からは参加できそうだ。」
「無理は禁物だぞアハト。幸い死者は出なかったけど麻痺者が出て危うく死人が出るところだったからな。」
「もう大丈夫だ。」
「アハト君、無理はしないでね。……最後はむしろボスが可哀想だったわ。」
「何があったんだ?」
「ほぼ全員で増援のボスを取り囲んで切り刻んでいたのよ……。」
「ああ、セフィロスのおかげで楽に勝てたってみんな言ってた。飛び回る姿から片翼の天使なんて二つ名がつけられたくらいだ。」
「ああ、ボスの頭を串刺しにする姿を見てるとどっちがボスかわかったものじゃない。」
スコールよ、言い過ぎではないか?
「頭に刀を突き刺して不気味に笑う銀髪の男……確かにボスっぽいな。」
アハト、お前もか。
「おいおい……ボス扱いは本人が気を悪くするだろ……セフィロスさん、すみません。」
本人の顔を見るが、
「クックック……一向に構わない。私を崇め奉るが良い。」
「いいのか……それで。」
本人が何を考えているのかがわからない。
もしかして何も考えていないのかもしれない。
楽しくて死ななければいいか、本人も楽しそうだし。
「片翼の天使……まさに私にふさわしい。」
「大丈夫なのこの人……PKしたりしない?」
「俺も不安になってきた。」
「俺もだ。」
「塵に誰も目を向けない。風に自然と吹き飛ばされて行く。」
えーっと……どういうことだ?
「つまり、セフィロスが言いたいのは雑魚を殺すのはつまらないと言うことだ。強いヤツと戦いたいのだろう。」
スコールが補足する。
「キリトとは一回戦ってみたいものだ。今は私が勝つだろうがあの剣には期待ができる。」
「フン、そうやって威張るのも今のうちだぜ。俺が勝ってやるよ、表に出ろよセフィロス。」
二人の間でスパークが散っている。
「いいだろう。私が直々に誘い、その口を斬り落としてやろう。」
「負けたら笑いものだぜ。セフィロス。」
「クックック……虚勢を張るのはやめろ。」
良い感じにヒートしてきたな。
ここでくれぐれも暴れるなよ?
5分後―――――
宿屋のそばの広場でセフィロスが七星刀を、キリトがアニールブレードを構える。
その周りには攻略組のギャラリーがいて賭けをやっている。
レートは6:4でセフィロスが少し優勢だがどちらも勝つ可能性があるだろう。
「初撃決着モードでいいよな?」
「長々とやるのは趣味ではない。だが少し待て。」
「なんだ?」
「こういう戦いには音楽が大事であろう。」
そう言ってセフィロスはメニユーを開き、いくつか操作をした。
するとタッタッタッ タラララララと音楽が流れ始めた。
「いい曲だろう。」
「そうだな、よし、戦うぞ!!みたいな気分にさせてくれる。」
「来い、キリト。」
「行くぜぇっ!!」
なんか魔王に挑む勇者みたいな構図になっているな。
そう思った瞬間、2人は激突した。
作中で流れるBGMはFFⅦから闘う者達です。
次回はそれを聞きながら読むとより臨場感が増すと思います。
そして24日には次話の他に本編とは関係がないMETAストーリーというただただ2人が闘うだけのストーリーを投稿します。
イベントが終わりません。
ラスダンが終わりません。
空母BBAが本当につらいです。