太陽の子がカルデアに召喚されました   作:闇の力

4 / 5
いろいろあって総集編になってしまった…


第2~4章 魔術王vsRX

「ぐわああああああ!」

 

「RX!」

 

「ハハハハハハハハハ!」

 

「そんな…まさかRXが負けるなんて…!」

 

「どんなに強くても、所詮はサーヴァント。この私には敵わん。」

 

「うおおおおおおおお!」

 

「ハハハハハ!人間風情が。死ね!」

 

「うわあああああああああ!」

 

「先輩!」

 

「ますたぁー!」

 

「「「「ハッピーニューイヤー!」」」」

 

「あけましておめでとう!」

 

「あけましておめでとうございます。」

 

 西暦2016年1月1日。カルデアは様々な危機を乗り越え、無事新年を迎えることができた。あちこちでサーヴァントやカルデアの職員達の祝う声が聞こえる。

 

「先輩、私こういう着物を着るのは初めてなんですが……似合ってますか?」

 

 藤丸の前には着物姿のマシュがいる。慣れない格好をして恥ずかしいのか、頬を赤らめながら藤丸に聞いてくる。

 

「凄く似合ってるよ。」

 

「良かった…時間をかけて着付けをしてもらった甲斐がありました。」

 

「誰に着付けしてもらったの?」

 

「それは…」

 

 マシュが答えようとしたとしたその時、藤丸の背後から声が…

 

「わたくしが着付けをしました。」

 

「!?」

 

 思わず藤丸は振り向くとそこには彼の恋人の清姫がいた。

 

「ってなーんだきよひーか。あまり脅かさないでよ。」

 

「それよりコレどうでしょうか?」

 

「いつもと違う着物だ!」

 

「似合っていますか…?」

 

「凄く似合っているよ。それに…」

 

「それに…?」

 

「…凄くかわいいよ。流石俺の嫁!」

 

「ああ、ますたぁ…不意打ちです…」

 

「そうか。なら正面から言ってあげようか?」

 

「お願いします…」

 

 藤丸は大きく息を吸った。そして…

 

「きよひーは俺の嫁きよひーは俺の嫁きよひーは俺の嫁きよひーは俺の嫁きよひーは俺の嫁きよひーは俺の嫁きよひーは俺の嫁………」

 

「ますたぁ、それ以上言われるとわたくし…」

 

 バタン!と気絶し、倒れるきよひー。

 

「……きよひーは俺の嫁きよひーは俺の嫁…ってきよひー!?大丈夫!?」

 

「わたくし…幸せです。」

 

「うん。大丈夫だな。じゃあ俺の部屋に行こうか。」

 

「はい。」

 

 そう言うと藤丸は倒れたきよひーをいわゆる、お姫様抱っこをしてマイルームへ歩き出した。…ちなみにマシュは途中であきれてどっかに行ってしまった。

 

(きよひーはかわいいなぁ。…こうやってきよひーと一緒にいられるのも、今まで戦って来たからなんだよね…この前のロンドンは死ぬかと思ったな…)

 

 歩きながら藤丸は今までの戦いを思い返していた。

 

(第2特異点…まさかレフがあんな怪物に成るなんて…)

 

 

「やっぱり魔術師はお前だったんだな!」

 

「お前が所長を殺したと聞いた!…どんなに残酷な事をしたのかわがっでるのがぁっ!」

 

「フン、オルガがまさか冬木にやって来るとはね。あのまま死んでいればもっと楽に死ねたものを…これは私なりの慈悲だ。」

 

「貴様…ゆ る ざ ん!」

 

「お前達は邪魔な存在だ。この場で消えるがいい!」

 

「…なんだ?レフの姿が変わっていく!」

 

「何だ!この醜悪な怪物は!」

 

「私は魔神柱フラウロス。」

 

「…光太郎。」

 

「…どうした?」

 

「……所長の仇をとってくれ!」

 

「…わかった!……変身!」

 

「…何だお前は!?」

 

「俺は太陽の子!仮面ライダーブラァッ!アーエッ!」

 

「仮面ライダー…?ふん、姿が変わっただけだ。死ね!焼却式フラウロス!」

 

「あっ!RXさんが!」

 

「大丈夫だ、マシュ。RXが負ける訳がない!」

 

「フハハハハハハハ…何!」

 

「貴様の邪悪な攻撃はこの俺に通じん!」

 

「バカな!あ、ありえん!」

 

「リボルケイン!トゥア!」グサ

 

「ぐわあああああ!」ブシューーーー

 

「いけえええええええ!」

 

「バカな、この私が倒されるなど…」ブシューーーー

 

「全ての悪はこの俺が倒してやる!」

 

「ぐわあああああああああああああああ!」ドカーーン

 

 

 

「……所長。あなたの仇をとりましたよ。」

 

「マスター…」

 

「…ありがとうRX。おかげで所長の仇をとれたよ。」

 

「…先輩……」

 

 

 

 

(第2特異点は…所長の仇をとった。…第3特異点は、船に乗って航海したなぁ。海賊達の争いかと思ったら、アルゴ船とか出てきて大変だったな。)

 

 

 

 

「イアソンが魔神柱に!」

 

「俺に任せろ!変身!」

 

「あなたは…」

 

「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!R!X!」

 

「仮面ライダー?」

 

「どんな理由であれ、世界の平和を乱す者は俺が許さん!」

 

「メディアは俺達に任せて!」

 

「分かった!なら俺は、この魔神柱を倒す!リボルケイン!」

 

「転身火生三昧!」

 

「きゃああああ!」

 

「トゥア!」グサ

 

「!?」ブシューーーードカーーン

 

 

 

(…大体リボルクラッシュでなんとかなってるな…RX強すぎだろ…)

 

「ますたぁ大丈夫ですか?何か考え事をしているようですが…」

 

「…ちょっと今までの戦いを振り返っていたんだよ。」

 

「わたくしはいつもここでお留守番でしたからどんな事があったのかよく知りませんが…」

 

「話してあげるよ。到着っと…」

 

 藤丸はきよひーを抱えたまま、部屋に入っていった。

 

 

(そして俺は、特異点Fから第3特異点までの事をきよひーに話した。)

 

「…今まで、ますたぁが戦って来たからこうして話せる“今”が有るんですね…」

 

「うん。」

 

「この前の第4特異点は『かなりヤバかった!』と皆さんが仰っていましたが…」

 

「うん。その話も今からするよ。第4特異点、ロンドンは人理焼却の黒幕が出てきたんだ。」

 

 

 

 

「私は魔術王ソロモン。」

 

『なんだって!?それは本当かい!?』

 

「ああ。奴は魔術王ソロモンと名乗った。」

 

『そんな…あり得ない…』

 

「?どうしたんだドクター。何かおかしいよ?」

 

『あ、ああ。ごめん。ちょっと驚いただけだよ。』

 

「お前が世界を滅ぼしたのか!?」

 

「そうだ。この私がこの世界を焼却したのだ。」

 

「世界を滅ぼすなど、この俺が許ざん!変身!」

 

「ほう…」

 

「俺は!太陽の子!仮面ライダー!ブラッ!アール!エッッ!」

 

「お前が仮面ライダーか…」

 

 俺達はこれまでに敵が連続で登場したせいで疲弊していた。でもRXは疲れを見せずに戦い始めたんだ。

 

「タァッ!」

 

「グッ…」

 

「凄い…魔術王ソロモンを押しています!」

 

 RXは地面を叩いて跳んだ。空中で身体を捻り、両足でキックをしたんだ。

 

「RXギッ!」

 

「ぐおおお!」

 

 これでソロモンをぶっ飛ばしたんだ!

 

「そんなバカな…この私が…!」

 

「マクロアイ!」

 

「何をしているんでしょうか?」

 

「見ているんだ。奴の正体を…」

 

「貴様は魔術王ソロモンではないな!」

 

「何だと?」

 

「貴様の正体は人類悪だ!」

 

「…何故それが分かった!?」

 

 こうやって、RXはソロモンの正体を見破ったんだ!

 

「悪は俺が倒してやる!リボルケイン!」

 

「何!」

 

「トゥア!」

 

 RXがベルトからリボルケインを引き抜いて跳んだ。そして偽ソロモンに突き刺した!

 

「ぐおっ!」グサ

 

「この世界を滅ぼしたの貴様を俺は絶対にゆ る ざ ん!」ブシューーーー

 

 

 

 

 

「そしてRXはリボルケインを引き抜き、ポーズを決めたんだ!一欠!ドカーーン!と偽ソロモンを倒したんだよ。」

 

 

「黒幕を倒した、ということはますたぁの戦いはこれで終わり何ですか?」

 

「いいや、まだ3つの特異点が残っている。この3つの特異点を修復すれば、俺達の戦いは終わりだよ。」

 

「戦いが終わったら…」

 

「…結婚しよう。」

 

「はい。」

 

2人は幸せそうに微笑みながら眠りについた。

 

 

 食堂ではサーヴァントたちが夜にも関わらず騒いでいる。そんな中光太郎とジャンヌオルタが話していた。

 

「どうしたんだジャンヌちゃん?」

 

「私も戦いたかったのよ!」

 

「でも戦いは命懸けなんだ。女の子がするようなものじゃないよ。」

 

「それでも私は戦いたかったのよ!」

 

「でも君はまだ正式なサーヴァントじゃないだろう?今の君は戦って負けたらそれまでなんだ。マスターもそれが分かってるから君を戦わせないんだ。」

 

「そんなことは分かってるわよ。でも私は貴方のために戦いたいのよ…」

 

「何か言った?」

 

「ッ!何でもないわよ!」

 

「?とにかく戦っちゃダメだ。」

 

「ああもう!わかったわよ!」

 

 怒りながら去っていくジャンヌ。その後ろ姿を見つめながら光太郎は思った。

(なんか…嫌われちゃったのかな俺?俺はただ彼女を守りたいだけなんだけどなぁ)

 

 

 

つづく




 この邪ンヌはアヴェンジャーではなくルーラーの邪ンヌです。
 うちに邪ンヌが来てくれたら戦えるようになります。復刻待ちです。


RXのステータス

クラス ライダー

真名 南光太郎/仮面ライダーBLACK RX

属性 秩序・善


筋力 EX

耐久 EX

敏捷 A+

魔力 EX(厳密には魔力ではなくキングストーンのエネルギー)

幸運 EX

宝具 EX


クラススキル


太陽の子 EX

世紀王 EX

騎乗 EX

単独行動 EX

対魔力 EX


宝具


キングストーン

ランク EX

種別 対人宝具

 RXの力の源。どんなピンチに陥っても、不思議な事が起こって逆転する。
 チートの要因その1


リボルケイン

ランク EX

種別 対悪宝具

 ベルトのサンライザーから引き抜く光の杖。これを使っている間はベルトの防御力が下がるが、まともにダメージを与えられる敵はいないので意味はほとんど無い。
 死亡フラグ。

リボルクラッシュ

ランク EX

種別 対悪宝具

 リボルケインを使って放たれるRXの必殺技。相手は死ぬ。
 チートの要因その2


アクロバッター

ランク EX

種別 対人/対陣宝具

 BLACK時代の愛車バトルホッパーが進化したRXの専用バイク。
 意思を持ち、会話することができる。


ライドロン

ランク EX

種別 ???

 怪魔界のワールド博士から託された設計図を元にRXが完成させたスーパーマシン。時空を越え、様々な時代に行き来できる。


ロードセクター

ランク A++

種別 対文明宝具

 BLACKに託された文明破壊用戦闘マシン。
 現在はRXの下から失われており、使用出来ない。


サタンサーベル

ランク EX

種別 対人宝具

 世紀王だけが持つことを許される最強の剣。
 永遠に失われており、使用出来ない。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。