JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 (CoC)   作:雪雫ルマ

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この物語は謎の神話生物にまつわる2人の男女の、数奇な運命を追う冒険譚である。

※ただのクトゥルフTRPGのリプレイ風小説です。

ぼくたちには、ヒーローがいる。



お ま た せ。な、7話目。

えー…書くことはあるのですが、ネタバレになるので後書きで書かせていただきます。

ひとまず、本編どうぞ。今回はより一層ヒドイです(苦笑)。

※注意

・この小説は独特の書き方をします。TRPGを意識しているため、SS風の書き方になります。ご了承ください。

・カオス注意。



JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 -7- 『ヒト神サマ』編

シイ「分かったわ。じゃあ、昼食後のRPね」

 

シク「はーい」

 

 

 

響・レン「ご馳走様でした」

 

てぃーど「はーい。さて、行きますか」

 

響「あと、どれくらいかな?」

 

レン「後ほんのちょっとですよ。もう距離はそんなに無いかと」

 

てぃーど「だそうだ、頑張ろうか」

 

響「はーい」

 

 

 

シイ「では、貴方達3人は昼食を終え、再び歩き始めた」

 

シイ「先程まで狭かった道は徐々に広くなり、視界も良くなりつつある。ある程度まで来ると人の手が入っているのか、それとも以前使われていたものなのか、石道を通るようになる」

 

シイ「朽ちた葉を踏むよりも大分楽になったその足で、『少しでも早く』と村を目指す3人の前に、かなり広大な場所が見えた」

 

シイ「石道を挟んで左右に見えるは、今までよりもさらに背の高い樹々。所々竹が混ざり、石道から外れたら二度と戻れないだろう」

 

シイ「そして、その奥に人工的な何かが見える」

 

ティード「人工物か? なら、村ももうすぐか」

 

シク「やっとだね!」

 

シイ「といっても、このエリアを抜けないといけないけどね。だいたい距離としては1kmくらいかしら?」

 

ティード「そこそこだな…」

 

シク「でも、もう時期到着だよ!」

 

ティード「ああ!」

 

シイ「では、貴方達はそのまま進むってことでいいわね?」

 

ティード(……は? 何でそんなことわざわざ…)

 

シク「? そうだけど…」

 

シイ「分かったわ、では…」

 

シイ「《目星》…振るわね?」

 

ティード「(!?)」

 

シク「え?」

 

 

響《目星》38/25→✖️。

てぃーど《目星》90/50→✖️。

レン《目星》33/30→✖️。

 

 

ティード「全滅…!?」

 

シク「あわわわ…!」

 

シイ「あらーでも、仕方ないわね〜」

 

シイ「では、貴方達3人が雑木林の石道を進んでいくと、木々が揺れる音に加え、何か軋む音が聞こえる」

 

シイ「『何の音か?』そう考える前に、《それ》は目の前に現れた」

 

シイ「黒い人影の様なもの…突然現れたそれは、てぃーどへ向かって突進し、腹部目掛けて跳び蹴りを放つ」

 

シク「え、敵!?」

 

ティード「くっ…ガードは、ガードはできるのか!?」

 

シイ「んー…不意打ち(自動成功)だからなぁ〜本来ならできないけど、半分の数値でなら許可しよう」

 

ティード「助かる…無いよりマシだ!」

 

ティード「《キック》で受け止める!」

 

 

てぃーど《キック》81/25(50÷2)→✖️。

 

 

ティード「ダメか…!」

 

 

???《キック》+《DB》+《???》=計。

 

《キック》1D6→5。

《DB》1D4→4。

《???》1D3→1。

 

5+4+1=10。

 

計:10-3(装甲)=7。

 

てぃーど:LP13→6。

 

 

シイ「不意の攻撃の為か、それとも蹴った者の実力か、てぃーどは腹部に今までに感じたことの無いような衝撃を受ける」

 

シイ「まるでトラックにぶっかったような、ハンマー投げのハンマーをゼロ距離で喰らったような、それほどまでに凄まじい威力」

 

シイ「あまりの衝撃を受けたてぃーどは、背後に1〜2mほど飛ばされ、石道の上に倒れこむ。だが、後ろ手に受け身を取り、頭部を守ったのはある意味流石と言えるかもしれない」

 

シク「LPがッ!」

 

ティード「いてぇぇぇぇぇぇ!!」

 

ティード「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬゥ!」

 

シイ「こ、これは…」

 

シイ(ちょっと、予想外にダメージが入ったわね…)

 

ティード「マジか、こんな…えぇ!?」

 

シク「狼狽えてる…」

 

ティード「いや、えぇ…ダ、ダメージ10!? 装甲無かったらマジで終わり…」

 

シク「作っておいて良かったね」

 

ティード「なー!(同意)」

 

ティード「と、とりあえずRPに…」

 

シイ「何勘違いしているんだ?」

 

ティード「ひょ?」

 

シイ「まだ俺のバトルフェイズは終了してないぜ!」

 

ティード「な~に言ってんだ、もう相手のキャラクターは攻撃を終了したじゃないか!」

 

シイ「速攻魔法発動! 気絶の判定(ショックチェッカー)!!」

 

ティード「気絶の判定!?」

 

シイ「ダイスを用意し、効果発動! こいつは【現在の耐久値の半分以下】になった時、発動できる!」

 

シイ「そして、CON×5でロールし、失敗した場合、その探索者は気絶となる!」

 

ティード「なんだと? インチキ効果もいい加減にしろ!」

 

シク「公式だよ…」

 

ティード「そんなぁ…」

 

シイ「さあ、ダイスを回すぞ!」

 

シイ「お祈りでもしろ、貴様は生きては返さない!」

 

ティード「無駄とは思うが、『祈って』おこうかな...自らの無事を…」

 

 

てぃーど《気絶判定》21/65(13×5)→○。

 

 

ティード(無言のガッツポーズ)

 

シイ「少年、これが絶ぼu…チッ」

 

ティード「やりました(生命維持)」

 

シク「やったね!」

 

ティード「ええ、それはもう。あーもうリアルにモフルンが出た時と同じぐらい嬉しい」

 

シイ「あれ(データカードダス)と比べんな」

 

シク「あの時もすごかったねぇ…」

 

シク「『ypaaaaaaaa!!!』って」

 

シイ「ロシア人かな?」

 

シク「響(キョウ)みたい!」

 

シイ(あっ…)

 

ティード「おいおい、響(キョウ)じゃなくて響(ヒビキ)だろ〜?」

 

シク「あっ…あ〜そうだったー! てへへ〜」

 

シイ「と、取り敢えずてぃーどが蹴られたところからRPよ!」

 

 

 

てぃーど「ゴフッ…! ゴホッ…! ケハッ…!?」

 

響「てぃーど!」

 

レン「てぃーどさん、無事ですか!?」

 

てぃーど「な、なんと…ウッ…!」

 

シク(てぃーどに《医学》!)

 

シイ(どうぞ)

 

 

響《医学》59/50→✖️。

 

 

シク「ああっ、そんな!」

 

シイ「では、響はてぃーどを手当てしようと治療を行ったが、動揺してしまい。うまくできなかった」

 

ティード「マズイか…? こうなったら自分で…!」

 

シイ「いいえ、待ちなさい」

 

 

 

レン「響さん、手伝います!」

 

響「レン…! うん、お願い!」

 

 

 

シイ「という事で、+30でもう一回振っていいよ」

 

シク「スパシーバ!」

 

ティード「グラッツェ!」

 

シイ「日本語でおk」

 

シク「よし…! 今度こそ!」

 

 

響+レン《医学》16/80(50+30)→○。

 

 

シク「やった!」

 

シイ「あら、おめでとう。じゃあ、今回は2人が治療に関わったから、せっかくだし1D5の回復量でいいわ」

 

 

《回復量》1D5→4。

 

てぃーど:LP6→10。

 

 

シク「よし! 最大級!」

 

ティード「ディ・モールト ディ・モールト (非常に 非常に) 良いぞッ!」

 

シイ「じゃあ、ちょっとRPお願いするわ」

 

 

 

響「てぃーど! てぃーど! 大丈夫!?」

 

てぃーど「あ、ああ…! 大丈夫、大丈夫だ…!」

 

レン「てぃーどさん、立てますか? 手を…」

 

てぃーど「ああ、ありがとう」

 

 

 

シイ「治療を受けたてぃーどが立ち上がり、3人が前を向く。そこで貴方達は初めて目にするでしょう」

 

シイ「雑木林、石道…その道の真ん中に、周りの風景にそぐわない『赤い』存在がいる」

 

シイ「赤いフードを深く被り、背丈はてぃーどよりも少しだけ高いだろうか。顔を隠したコイツこそ、てぃーどを蹴り飛ばした襲撃者であった」

 

シイ「襲撃者がブツブツと何かを呟くように綴ると、その手に護拳の無いカトラス剣(と思われる)2本がどこからともなく現れる」

 

シイ「本来であれば突然現れた剣にSANチェックだけど、戦意高揚しているであろう貴方達には免除させてもらうわ」

 

シク「グダるしね」

 

シイ「ああ!」

 

シイ「さて、襲撃者はやる気のようね…ここから戦闘処理として扱うけど、その前にやりたいことはあるかしら?」

 

ティード「RPで!」

 

 

 

響「け、剣が…突然、どうやって…!?」

 

レン「………っ!」

 

てぃーど「………」

 

てぃーど「レン…響を頼む、こいつは俺がやる…」

 

レン「…!? しかし、てぃーどさん! 怪我を…」

 

てぃーど「なに、お前達は隙を見て逃げてくれればいい…」

 

響「まって、てぃーど! 私も––––––」

 

てぃーど「ダメだ! 俺もどれだけ対応できるか分からん…ここは従ってくれ」

 

響「でもっ…!!」

 

レン「…分かりました。時間稼ぎ、お願いします」

 

響「–––––! レン!」

 

レン「…ここは素直に従いましょう。お二人の荷物は僕が持ちます。…多分、僕や響さんが加わった所で変わる相手では無い…」

 

響「……てぃーど」

 

てぃーど「なぁに、時間を稼ぐだけだ–––––″それに、アレを倒してしまっても構わんだろう?″」

 

 

 

シイ「ん? (╹◡╹)」

 

シク「え?(°▽°)」

 

ティード「え? あっ…(思い出し)」

 

3人「………」

 

3人(ヤバイ…)

 

3人(死亡フラグだコレ!!)

 

シイ(マズイ…弓を使わない弓兵さんが見える…!)

 

ティード(アカンこのままじゃ冗談じゃなく、死ぬゥ!)

 

シイ・ティード(シク[姉]、なんとかして…!)

 

 

 

響「うん! ガツンとやっちって! てぃーどが負ける訳無いんだから!」

 

シイ・ティード(ガッツリいきおった!!)

 

シイ(あーこれ完全にこのノリだと思ってるよ〜)

 

ティード(ああ…エミヤのテーマが聞こえる…)

 

てぃーど「そ、そうか…ならば、期待に応えるとしよう(震え声)」

 

 

 

シイ「…えー…では、戦闘に入ります」

 

ティード「一思いに殺れ」

 

シイ「まだ、死んでないから…うん」

 

シク「そうだよ! てぃーどなら勝てる! 必ずね!」

 

2人(ガチでそう信じてらっしゃる…)

 

ティード「じゃあ…やるか…」

 

シイ「うん…じゃあ、こっからロールプレイと交えてやるから、″台詞の枠部分″で判別してね」

 

ティード「メタ発言」

 

シイ「戦闘開始の宣言をして、お姉ちゃん!」

 

シク「戦闘開始ィィィ!!」

 

 

《戦闘開始》

 

 

シイ『じゃあまず、戦闘の処理だけど…お姉ちゃん分かる?』

 

シク『えっと…DEXの高い順に行動するんだよね』

 

シイ『ええ、今回の場合こんな感じね』

 

 

1:レン。

2:響。

2:襲撃者。

4:てぃーど。

 

 

ティード『ん、響と同じなのか』

 

シイ『ええ、1D100で振って、高い数字が出た方が先ね』

 

 

響《1D100》→58。【WIN】

襲撃者《1D100》→34。【LOSE】

 

 

シイ『じゃあ、さっきの表のまま、響が先ね』

 

シク『はーい』

 

ティード『戦闘中の行動だが…今回、響は離れててもらうから、基本、戦闘に参加しなくていい。俺のを見て感じてくれ』

 

シク『分かった』

 

シイ『…なんか今のセリフ意味深に聞こえr…』

 

ティード『ほら、襲撃者のターンだぜ!』

 

シク『え? レンと響が先じゃ…』

 

ティード『いいんだ、先に襲撃者を動かしたい。行動順を変更する! できるな?』

 

シイ『いいわよ、じゃあ襲撃者の攻撃ね。襲撃者はその手に持った剣で、てぃーどを斬りつけようとするわ』

 

 

襲撃者《剣術(双剣》52/75→○。53/75→○。

 

 

ティード『どっちも成功かよ…!』

 

シク『75…数値高いね』

 

ティード『なら、ステッキを展開! 受け止めるぜ!』

 

シイ『ふむ…なら、拳で…』

 

ティード『あっ、待ってくれ! 俺はその場から動かないようにして受け止めるから、少しばかりボーナス付けてくれまいか?』

 

シイ『ん〜許可する。3D6で出た数字を足して良い』

 

 

3D6→9。

 

てぃーど《こぶし》50+9=59。

 

 

ティード『(最低値の)3じゃなきゃいい! 3じゃなきゃいい!』

 

ティード『振るぜ!』

 

 

てぃーど《こぶし(トンファー)》

35/59→○。78/59→✖️。

 

 

ティード『んぎゃああああ! 回避! 回避を振らしてくださいお願いします!!』

 

シイ『16%にすがるのかぁ…』許可。

 

 

てぃーど《回避》46/16→✖️。

 

 

ティード『無駄でした…』

 

シイ『どんまい…』

 

 

襲撃者《カトラス剣(1)》+《DB》+《???》=計。

 

《カトラス剣(1)》1D10→3。

《DB》1D4→3。

《???》1D3→2。

 

3+3+2=8。

 

計:8-3(装甲)=5。

 

てぃーど:LP10→5。

 

 

シク『半分…あっ(察し)』

 

シイ『 お ま た せ 』気絶判定よ。

 

 

てぃーど《気絶判定》12/65(13×5)→○。

 

 

ティード『まだ生きてるゥ〜!』

 

シク『アブナィィィイ!!』

 

シイ『襲撃者の双剣、片方を防ぐ事に成功したものの、受け止め切れなかった剣撃がてぃーどを斬りつける』

 

シイ『その際、フードの隙間から覗く浅黒い肌が、辛うじて人間の物であるとてぃーどは判断するだろう』

 

 

 

てぃーど「ぐっ…あぁ…!」

 

襲撃者「…………」

 

 

 

シイ『運が良かったのか、斬りつけられたのは防弾チョッキを着込んでいた部分。身体を動かすのに支障は無い』

 

ティード『内側がヤバそうなんだが…』

 

シク『体が赤くなってそう』

 

シイ『さて、次はレンね』

 

ティード『ちょい待ち。今って襲撃者が俺に襲い掛かって来たんだよな?』

 

ティード『って事は襲撃者の後ろに響とレンが居る形でいいのか?』

 

シイ『え? あー…うん、それでいいよ!』

 

ティード『よし、なら今のうちに逃げるんだよーッ!! 2人共っ!』

 

シク『え、でもピンチじゃん! それに今なら背後からやれるよ! 殺れるよ!!』

 

シイ・ティード(物騒な…)

 

ティード『いや、殺るよりも村に行って助けを呼んで来てくれた方が助かる。お前達の無事が確認できるし、何より人がくればコイツも逃げるかもしれないし…』

 

シク『んー…それもそう…かな』

 

ティード『頼む、ここは逃げてくれ。俺なら大丈夫、なんだかんだ言ってダイスの女神は生かしてくれてる』

 

シイ『確かに』

 

シク『––––––分かった』

 

シク『すぐに助けに戻るからね。キラーマシンとか作って』

 

シイ『おい、名状しがたき者作るのやめろ』

 

シイ『では、2人は村に向かって走るね。響が先、レンが貴方達2人を気にしながら響を気づかって後ろからついて行ってる感じかな』

 

ティード『レンはいい奴だなー』

 

シク『ちなみにどれくらいで村に着くの?』

 

シイ『えっと……《シークレットダイス》』

 

シイ『ターンで決めたから大丈夫。ちなみに今回では着かないわね』

 

ティード『ちなみに今のでどれくらい行った?』

 

シイ『半分くらいかしら』

 

ティード『じゃあ、最短でも後1ターンか…』

 

シク『あ、そうだ。走りながら相手の様子とか、何か特徴的なものとか見れないかな? こう…服装について何かあるとか』

 

シイ『そうね、目星を半分…いや、そのままでいいわ。振るわね』

 

 

響《目星》31/25→✖️。

レン《目星》16/30→○。

 

 

シク『あ、レンが成功したよ!』

 

シイ『了解、ではレンが走りながら襲撃者を観察していると、赤い外套に奇妙なマークが描かれているのを目撃するだろう』

 

 

 

レン「……あれは…!」

 

響「どうしたの! レン!」

 

レン「いえ、気になるものをみつけたんです! でも、後で説明します。今はとにかく村へ急ぎましょう! てぃーどさんが気がかりだ…!」

 

 

 

シク『おー! これは後で情報が手に入るのかな?』

 

シイ『そう考えてくれていいわ』

 

ティード『やったな!』

 

シク『うん!』

 

ティード・シク『イェーイ☆』

 

シイ『さて、次は貴方のターンよ』

 

ティード『…もう少し現実逃避したかったなぁ…』

 

ティード『襲撃者ってもう俺から離れてる?』

 

シイ『そうね…響とレンが走り出した頃には、さっきと同じくらいに距離を取っているわね』

 

ティード『って事は、組み付きも難しいか…』

 

ティード『…なあ、ド○クエの《ためる》みたいのってできる?』

 

ティード『このターン、チャージする事で次のターン攻撃力が上がったり、防御力が上がったり、ダイスボーナス付けてくれるとか…』

 

シイ『必死か』

 

ティード『探索者的には死にたく無いよね、アイツを残して』

 

シイ『ん〜…もう、あまりにもアンタが可哀想だから許可する。効果はこんな感じで↓』

 

 

《Awakening》90%。

 

・次の攻撃時、1D4のDB。

・次の被弾時、1D4のGB。

・次のロール成功率+50%。

※発動条件【LPが5以下の時、1回のみ】。

 

 

ティード『強い(確信)』

 

シク『勝ったな、村行ってくる』

 

シイ『そんな風呂行くみたいに言わなくても…』

 

シイ『そんなに強いとは思えないけど…』そもそも5以下ってあんま無いでしょ…。

 

ティード『でもなんか、逆境で覚醒したみたいになってるよ!』

 

シイ『まあ、名前が《覚醒》だしね』awakeningの意味って。

 

ティード『よし! じゃあ、発動します!』

 

 

てぃーど《Awakening》68/90→○。

 

 

シイ『了解。では、生命の危険を感じたてぃーどは、自らの力を蓄えようとする一種の呼吸法を編み出す』

 

 

 

てぃーど「––––––はあっ!!」

 

襲撃者「………」

 

てぃーど「さっきは良くもやってくれたな…なかなかに効いたぜ」

 

 

 

シク『台詞といい、効果といい超サイヤ人にしか見えない…』

 

ティード『確かに。名前は全然違うんだけどね』

 

シイ『まあ、ドラクエもドラゴンボールも鳥山先生だからね。仕方ないね』

 

ティード『いや、それ以前に《ためる》じゃなくなってるんですけどもね?』

 

シイ『せやね』

 

シク『そうだった』

 

ティード『そんでもって、見た目は変わらない模様』

 

シイ『そりゃまあね』

 

シク『一般人ですし』

 

シイ『オーラくらいはついてるかも?』

 

シク『ついてるの?』

 

シイ『じゃあ、龍が如くの様に薄っすらと付く感じで』

 

ティード『いいじゃない!』

 

シイ『さて、2ラウンド目です』

 

シイ『レンと響からね。2人はどうするの?』

 

ティード『村にGO! 村にGO!』

 

シク『じゃあ、村に行きます』

 

シイ『はい、じゃあ貴方達2人が村に着くと見知った顔が出迎えるわ』

 

 

 

理恵奈「四季条先生!」

 

響「沙染さん!」

 

理恵奈「遠い所を申し訳…何やら、ひどく焦っておいでですが、如何されましたか?」

 

理恵奈「それに、こちらの方は…」

 

レン「私の事はさて置き、それより一刻も早く、男性の方を集めて来てください!」

 

響「すぐそこで誰かに襲われたんです! てぃーどが…もう1人がまだ…!!」

 

理恵奈「……!! わ、分かりました! すぐ呼んで参ります!」

 

 

 

ティード『理解力高えな』

 

シイ『ロール振ろうかと思ったけど、グダるからね』

 

シイ『RPもいい感じだったから、特に必要はないと判断しただけよ』

 

シク『しかし…てぃーどを救う為とはいえ、あの女の力を借りることになるとは…私にもっと力があれは…!』

 

ティード『どんだけ敵視してんだよ…』

 

シク『ともかく、これでてぃーどは助かるんだよね!』

 

シイ『そうねぇ…あともーちょっとかしら』

 

シク『そんな!?』

 

シク『人を呼んでそっちまで合流して…3ターンくらい? かかるかな?』

 

シク『3、3ターン…』

 

ティード『なに、慌てることはありません。ここで決着をつけます』

 

シイ『残りLP5、DEX8がなんか言ってる』

 

ティード『DEXは関係ないダルルォ!?』

 

シイ『はい、無慈悲にも次は襲撃者のターンね!』

 

シイ『襲撃者はてぃーどに掴みかかろうと距離を詰めてくる』

 

 

襲撃者《組み付き》77/40→✖️。

 

 

シク『失敗した!』

 

シイ『では…』

 

ティード『待たれよ、これは好機ナリ』

 

ティード『相手が組みつこうとした瞬間、俺は後ろに軽く倒れる!』

 

シイ『!? 何するつもり?』

 

ティード『カウンター…サマーソルトキックダァ!』

 

シイ・シク『ナ、ナンダッテ-!!』

 

ティード『相手は技を失敗している…その点も踏まえて判定頼むぜ!』

 

シイ『え、あ、うーん…』

 

シイ(どうする…自動成功? いや、流石にそれは…でも、キック50+50で100なんだよね…いや、でもカウンターだし…)

 

シイ(よし、こうしよう)

 

シイ『本当なら、キック50にさっきの50を足してからカウンターの÷2をしようと思ったけど…』

 

シイ『今回は先に50÷2をしてから+50としましょう!』

 

ティード『って事は…』

 

シク『75!! 本来、50の所が75あるよ!』

 

ティード『75…いけるか!?』

 

シイ『なお、外した場合ダメージが待ってるわよ? 当然よね、後ろに飛んでるんだから頭でも打つわ』

 

ティード『デメリットは考えねぇ! いっけえええええええ!! サマーソルトキッーーク!!』

 

 

てぃーど《キック(サマ-ソルトキック)》

 

81/75(50÷2)+50→✖️。

 

 

ティード『あァァァんまりだァァアァ!!』

 

シイ『wwwwwwwww』

 

シク『くすっ…うふふ…』

 

シイ『では…っ、ふふ…てぃーどの蹴りはフードをかすめただけで失敗に終わる』

 

シイ『さらに、勢い余ったのか後頭部を地面にぶつけてしまう』

 

 

てぃーど《ダメージ》

1D3→3。

 

てぃーど《GB(ガードボーナス)》

1D4→1。

 

《合計ダメージ》3-1=2。

 

てぃーど:LP5→3。

 

 

てぃーど「痛ってえええええええええ!?」

 

 

 

ティード『嘘だと言ってよ、バーニィ…』

 

バーニィ『マジだよwww』

 

ティード『うるせぇ! カエレ!』

 

ティード『てか、最大値と最低値引いてやがる! 覚醒ほぼ意味ねぇ! なぁにこれぇ!?』

 

シイ『wwwこwれwはww』

 

シク『これは酷いwww』

 

ティード『なんだこのダイス!?(驚愕) 腐ってるYO!!』

 

ティード『女神いい加減にしろよマジで! DEXでの怨みもあるんだからなっ!?』

 

ティード『あーもー死んだわー…新しいキャラ作らなきゃ…(使命感)』

 

シイ『待て、諦めるな! …ふふっ』

 

シク『そうだよ! …ふふっ…あふふ…』

 

ティード『このヤロー…人の不幸だと思って笑いやがってぇ〜』

 

ティード『RPで少しはカッコつけてやる…』

 

シイ『もはや涙目』

 

 

 

てぃーど「痛い痛ぃ…や、やるじゃねぇか…少しは効いたぜ…! ぜぇ…ぜぇ…!」

 

襲撃者「…痛ってーって…自分でやったものだろう……」

 

てぃーど「うるせー…うん?」

 

 

 

ティード・シク『キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!』

 

シイ『そりゃ喋るわよ』

 

ティード『アイエエエ!? フード=サン!? フード=サン!? ナンデ!?』

 

シク『シャベッチャッタノォ!?』

 

シイ『落ち着け、バトル・ザ・ハイだという事はわかるから』

 

ティード『むうう…少し話してみるか』

 

 

 

てぃーど「なんだよお前、喋れるのかよ。てっきり話せないのかと…」

 

襲撃者「無駄に話す必要はない、と考えているだけだ」

 

襲撃者「それにしても…お前、弱いな」

 

てぃーど「…でしょうね…」

 

襲撃者「正直、期待はずれだった。が、さっきの蹴り、もしあれが決まっていれば結果は変わっていたかもしれん…」

 

襲撃者「…様子を見よう、ここは退かせてもらう」

 

てぃーど「あ、おい! ……ウッ…!?」

 

 

 

シイ『てぃーどの声も虚しく襲撃者は身を翻し何処かへと去って行く』

 

シイ『緊張の糸が溶けたあなたはその場に倒れ伏す。遠くからは何人かの足音と、あなたを呼ぶ声がぼんやりと届いてた』

 

シイ『––––やがて、意識を失った』

 

 

 

シイ「はい、というわけで戦闘終了! 今回はここまでね!」

 

ティード・シク「ふーーっ…」

 

ティード「一応村には着いたって感じだな。…あと俺死んでないよね?」

 

シイ「生きてる生きてる」

 

シク「なんとか無事(?)終わって良かったね」

 

ティード「死ぬよりマシか」

 

シク「それにしても、あの襲撃者さんは何だったんだろう」

 

ティード「多分…予想は出来てる」

 

シク「そうなの?」

 

ティード「うん、でもまだ断定出来ないから何とも言えないな…」

 

シク「そっか…まあ、そうだよね。突然だったし」

 

シイ「さて、次はいよいよ村よ!」

 

ティード「来たか…」

 

シク「いよいよだね…」

 

シイ「えっとね、次回は響が中心かな。てぃーどは気を失ってるし」

 

ティード「だな、頼んだぜ」

 

シク「私に任せて!」

 

シイ「はい、じゃあ次回は村に着いたところから! 張り切っていきましょう!」

 

ティード「おー!」

シク「おー!」

 

 




着いたぜ! (3話遅れ)。

さていよいよ次回から村探索編へと駒を進めることとなるます(?)。

一旦これまでとこれからのストーリーを整理するため、間が空いてしまうかもしれませんが、必ず続きを書きますのでご安心を。

戦闘処理についてですが、ある程度ルールブックやいろんな卓を参考に変えていくつもりです。

ただ、今回の《Awakening》のように突然必殺技を作ること…要はオリジナル要素が多く含む戦闘が多々あると思います。自分勝手で申し訳ない。

では、また次回〜。

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