JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 (CoC)   作:雪雫ルマ

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この物語は謎の神話生物にまつわる2人の男女の、数奇な運命を追う冒険譚である。

※ただのクトゥルフTRPGのリプレイ風小説です。

疾走する本能。



園てぃーど「次回は村に突入すると言ったな」

理恵奈「そうだ早く・・・アンテn・・・」

園てぃーど「あれは嘘だ」

理恵奈「うあああああああ!!」


って、事で4話目。

茶番で全てが吹っ飛んだ\(^p^)/。

理恵奈って言うのは沙染 理恵奈さんのことでふ (アンテナの修理依頼して来た人)。


※注意

・この小説は独特の書き方をします。TRPGを意識しているため、SS風の書き方になります。ご了承ください。

・カオス注意。



JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 -4- 『ヒト神サマ』編

シイ「村突入するぞー!」

 

ティード「おー!」

シク「おー!」

 

シイ「そういえば2人って、探索者の過去や設定について何か考えてあるの?」

 

ティード「一応な、そういえば最初に深く説明してなかったな」

 

シク「わー笑えないレベルの見切り発進…」

 

シイ「ギクッ」

 

ティード「まあ、書いてる奴がそもそも小説とかSSとか書き慣れてるワケじゃないから」

 

シイ「『わ! TRPGおもしろ! 拙者も書くぞよ』…こんな感じらしいよ」

 

シク「何という手抜き…」

 

ティード「今になってやっちまったって感じなんだろうな」

 

ティード「こんなんじゃ…満足できねえぜ」

 

シイ「でしょうね。それはそうとあるのかしら?」

 

ティード「まあな。俺はセッション中にイメージ通りRPしていくつもりですよ」

 

シイ「りょーかーい。シク姉は?」

 

シク「んー。私はそういうのまだよく分かんないから、やりながら考えよっかな」

 

シイ「はいはい、なるほどね〜2人がどんな設定を作るか楽しみにしてるわね」

 

ティード「変にハードル上げるなよ…」

 

シク「頑張らなきゃ…」

 

ティード「無理するなよ?」

 

シイ「さて! そんな事より2日目の朝! さあさあ、荷物チェーック!」

 

ティード「早くないか? まだ起きてもいないのに」

 

シイ「早めにやった方がスムーズに進行できるでしょ! ホラホラ見せなさい」

 

ティード「じゃあ、俺(てぃーど)から…こんな感じかな」

 

 

-てぃーどの荷物-

・財布

・スマホ

・手作りのお弁当

・ペットボトル×2

・簡単なメモとペン

・簡易宿泊セット(使い捨ての歯ブラシや割り箸、石鹸等)

・数日分の着替え(響も含む)

・タオル(複数)

・毛布×2

・ハンカチ

・【前日に購入したもの】↓

・折りたたみステッキ×4。

・絶縁グローブ×2(2組)。

・電子ケーブル×5。

・単三電池用電気ケース×1。

・小型スタンガン×8。

・単三電池×8。

・懐中電灯×4。

 

 

ティード「こんなもんかなぁ…」

 

シイ「準備が万全過ぎる」

 

シク「荷物いっぱいだね」

 

ティード「これでも足りないくらいなんだけど…」

 

ティード「あ、そうだ。ステッキの素材ってアルミって事にしていい? 軽くて丈夫だし」

 

シイ「いいわよ」

 

ティード「よし、じゃあ俺はこんなもんかな。あ、あとは救急箱を…」

 

シイ「持ち過ぎ!」

 

ティード「せめて救急セットを…!」

 

シイ「分かった! 分かったから!」

 

シク「ティードは心配性だね〜」

 

ティード「昔からだな」

 

シイ「じゃあ、次は響ね」

 

シク「はーい♪」

 

 

-響の荷物-

・修理用具

・修理素材

・設計図

・手紙

・地図

・あと、お財布とか(普段持ってるもの)

 

 

シク「これだけかな」

 

ティード「少なっ!」

 

シイ「極端過ぎるわよアンタ達…」

 

シク「だって、修理に行くんだし。必要最低限のものだけでいいんじゃないかな? 邪魔になるし…」

 

ティード「危機感を持て…危機感を持て…」

 

シイ(KPの私がいうのも何だけど、これクトゥルフよね…?)

 

シク「ダイジョーブ!」

 

ティード「不安…」

 

ティード「こうなったら…響に頼むか…」

 

シク「お、何を何を?」

 

ティード「RPで。とりあえず、昨日同様。朝起きて朝食の用意をした後、響を起こし一緒に食事を取っているところからで」

 

ティード「あ、2人とも少し早起きしてるぞ。時刻としてはAM/6:30くらいで」

 

シイ「分かったわ」

 

 

 

てぃーど「あ、そうだ響。頼みたい事があるんだけど、いいか?」

 

響「なになに? 解体? 改造? それともレストア?」

 

てぃーど「テンポ良すぎ。いや、まあそうなんだけど、作って欲しいものがあるんだ」

 

てぃーど「昨日買って来た折りたたみステッキを腕につける隠しトンファーみたいにしてほしいのと、簡単でいいから防弾チョッキとレガースを作って欲しい」

 

 

 

シイ「頼み過ぎ!」

 

ティード「だって心配なんだもん…」

 

シク「レガースって?」

 

ティード「足に付ける脛当ての事だな。TOSのリーガルさんとかが付けてるやつ」

 

ティード「ほら、俺ってキックあるだろ? 使う事多そうだからさ。…あと、回避が絶望的だからってのもある…」

 

シイ「…ふふっ…回避16…www」

 

ティード「笑うなー! 命が惜しかったら笑うなー!!」

 

シク「あーだから防弾チョッキとか欲しいんだ」

 

ティード「装甲無いと死ぬんだよ俺…回避ないから…」

 

シク「《装甲》?」

 

シイ「あー笑ったわー。装甲っていうのは、普段から身につける衣類、または戦争・戦闘用の身にまとう防具の事ね。受けたダメージが耐久力を超えると、超えた分は着用者のダメージになるの」

 

ティード「簡単にいうとRPGの装備だな。鎧とか兜とか」

 

シク「なるほどー」

 

シイ「そうね、じゃあ…ハウスルールで装甲装備は一部の攻撃を除き、破壊されず。続けて使用する事が可能としましょう」

 

 

《ハウスルール》

 

【装甲装備は破壊されず、続けて使用可能(一部攻撃除く)】

 

 

ティード「え、マジか! それ結構いいな!」

 

シイ「耐久値の計算が面倒なのよ」

 

ティード「な、なるほど…」

 

シク「一部の攻撃を除くって?」

 

シイ「流石に相手が神話生物とかだと、ちょっと考えさせてもらうわ」

 

ティード「ま、妥当だな」

 

シク「んー? 分かった」

 

ティード(大丈夫か…?)

 

ティード「まあ、それはそうとKPよ。今言ったことを実践できるのかな? 朝の短い時間に」

 

シイ「うーん…そうねぇ…」

 

シイ(どうしようかな…本来なら1つに絞ってもらうけど、確かに言う通り回避が絶望的だし、下手なところで『死なれても』シナリオに影響するし……よし)

 

シイ「決めたわ! 今回だけは特別として、《製作》を《機械修理》と《電気修理》を足して割った数で振ってもらい、成功したものが時間内に作れたことにしてあげる」

 

ティード「マジか! 大サービスだなぁ!? …ん?」

 

ティード(…いや、待てよ。これってかなりマズイ? だって、そもそも普通のシナリオならどう考えてもダメだろ)

 

シク「すごいね! 80+60÷2だから…70はあるよ!」

 

ティード「そ、そうだな…」

 

シク「どうしたの?」

 

ティード「いや、なんでも…嬉しすぎてな」

 

ティード(やばい、このシナリオ間違いなく戦闘あるぞ…!)

 

シイ「まあ、序盤のところで設計やプロトパーツも作ってる…みたいなこと言ってたしね。このシナリオが終わったら《製作》の技能、少し調整しましょ」

 

シク「はぁい」

 

シイ「じゃあ、朝食後。響はてぃーどにお願いされた通り、作業のため仕事場へ。その間てぃーどは?」

 

ティード「お弁当作って戸締まりをしっかり確認しておくよ。出かける準備万全で」

 

シイ「はぁい。じゃあ、お弁当の製作は…あ!」

 

シイ「…いいこと思いついた」

 

ティード(やな予感)

 

シイ「ティード、3D6で振ってみて」

 

ティード「え? おおう…」

 

 

てぃーど《???》3D6→15。

 

 

シク「15…高い数字が出たね」

 

シイ「では、次に…そうねぇ…今までの感じから見て…2D3…1D4…1D10…うーん、どれがいいかしら?」

 

シク「大きい方がいいと思う」

 

シイ「………くっ!」

 

シク「どうしたの?」

 

シイ「…自分の胸に聞いてみれば……」

 

シク「??」

 

ティード「いやいやいや! おい待て、まだ何か分からないんだから! 余計な事はやめろっ」

 

シイ「じゃあ、1D10で」

 

ティード「お前完全に今の当てつけだろ!」

 

シイ「いいからやりなさい!」

 

ティード「えぇ…なんなんだろ。怖えなぁ…」

 

 

てぃーど《???》1D10→8。

 

 

ティード「うわ…これまた高ポイント…」

 

シイ「じゃあ、さっきの15と8を足して…23ね」

 

シク「ちなみにこれってなんの数字なの?」

 

シイ「ふふふ、それはね…」

 

シイ「おめでとう、てぃーどのステータスが増えました〜!」

 

ティード「は?」

 

シイ「こちらになりまーす!」

 

 

てぃーど:HOW(家事力),23。

 

 

ティード「はあ↑?」

 

シク「家事力23…!? ス、スカウターがッ!」

 

シイ「ちなみにHOWは『HOuse Work』の略よ」

 

ティード「いや、そうじゃねーよ! なんだこの数値!?(驚愕) 神話生物もビックリだわ!」

 

ニャル「すげぇ」

 

ティード「お前はまだ出てくんな!」

 

ティード「てか、出てこないでくださいお願いします」

 

シイ「お、これはニャル様参戦の布石かな…?」

 

ティード「やめてくださいよ(素)」

 

シク「ニャル様って?」

 

ティード「ニャルラトホテプ、別名『無貌の神』。ナイアーラトテップというのが正式名なのかな?」

 

シイ「名前はただの表記揺れよ。千の貌と千の化身を持つという、ほぼチートレベルの邪神ね。クトゥルフTRPGではトリックスターのような活躍をするわ」

 

シク「千の貌? 千の化身?」

 

ティード「つまり、今隣にいる俺がそのニャルラトホテプかもしれないって事だ」

 

シク「えーっ!? ティードって神様だったの!!」

 

ティード「違う違う、例え話だ。そんでもって、シイがニャルラトホテプの可能性もある。千の貌を持ち、千の化身を持つってのは同時に存在でき、いろんな姿になれるって事だ」

 

シク「へーすごい神様なんだね〜」

 

ティード「そう、すごい…すごいからこそ何されるか分かったもんじゃない。下手すればニャル子さんみたいな美少女で接触してくる可能性もあるからな…」

 

シク「なるほどー」

 

シク(…あ! いい事思いついちゃった)

 

ティード「てか、それはいいとして! 俺、家事力そんな無いよ!」

 

シイ「アンタじゃなくて、てぃーどでしょ?」

 

ティード「一緒だ! ロールプレイで困る! せめてもっと違う…なんかこう、ないの?」

 

シイ「えーそういう言われても…」

 

シク「女子力とか?」

 

ティード(!?)

 

シイ「女子力…女子力! いいわね! そうしましょ!」

 

ティード「ちょ、だったら家事力でいi」

 

 

てぃーど:HFE(女子力)23。

 

 

シイ「はい、決定!」

 

ティード「おいィ!」

 

シイ「ちなみに今回は『High FEmininity』って言葉から取ったわ。分かりやすいでしょ!」

 

ティード「分かるか! そんなんワザワザ理解できるやついるか!」

 

シク「わぁ、てぃーど凄いね! 神話生物もビックリの女子力だよ!」

 

イザナミ「少し分けてくれ」

 

ティード「お前の女子力物理じゃねーか!」

 

ティード「てか、帰れ! なんでこの家、神話生物がゴロゴロ出てきてんの!?」

 

シイ「気にするな、俺は気にしない」

 

ティード「しろよ!」

 

シイ「さて、そんな事はさて置き《女子力》ロールでお弁当作るわよー!」

 

シク「おー!」

 

ティード「…もういいや(思考停止)」

 

シイ「さて…何倍にしようかしら。×5だと、カンストなのよね〜」

 

シク「えっと、MAXになるとどうなるの?」

 

ティード「ハウスルールにもよるが、限界値は99%。そんでもってファンブルのみが失敗になる」

 

ティード「ちなみにファンブルもただの失敗として処理されるようになる。これも卓によるがな」

 

シク「へー」

 

シイ「そう、だから手当たり次第に女子力ロール使われると困るのよね〜」

 

ティード「使うかァ!!」

 

シイ「よし、決めた! これは女子力ッ! ––ってヤツをこっちで判断して許可やマイナス補正をするわ!」

 

シイ「今回のお弁当は《アイデア》や《幸運》の様に×5でいいわ! ほら、カンストよ! 振りなさい!」

 

ティード「納得がいかん…」

 

シク「まあまあ、とにかく振ろうよ。結果は見えてるんだから」

 

ティード「ああもう、分かったよ…」

 

 

てぃーど《女子力》38/99→○。

 

 

シイ「はい成功〜。あなたの想像通りの物が出来たわ」

 

シク「何作ったの?」

 

ティード「え、それってKPが考えるんじゃないの?」

 

シイ「さあ?」

 

ティード「さあって…」

 

シク「まあまあ、何作るか考えてたんじゃないの?」

 

ティード「まあ、そりゃ…一応、RPするかと思ってたから…」

 

ティード「えっと…そうだな。昼食を取るってなると、電車の中か向こうに着く前の山の中とか。要は移動中の可能性がある訳だ」

 

ティード「そうなると、ある程度広げて食べるのは難しい。ショートステイ、ワンハンズの昼食が好ましいな」

 

シイ(ショートステイ、ワンハンズ…?)

 

シク(?)←よく分かってない。

 

ティード「まず、移動中ということを考え。容器は捨てられるものにする。山奥ということを考慮するとまともにゴミ箱がない可能性がある」

 

ティード「その為、紙製。折りたたみ式の弁当箱を使い、中身は汁気が強いものは避け。基本的に一口サイズのものにする」

 

ティード「あとは色合いと主食、おかず、副菜、デザート。こんなものかな」

 

シイ「お、おう」

 

シク「なんていうか…納得?」

 

シイ「うん、女子力カンストは伊達じゃない」

 

ティード「?」

 

シイ「じゃあ、次に響の方に行くわ」

 

シク「待ってました!」

 

シイ「さっき言った通り、数値は70で3回振って。成功した物が時間内に作成できた物とするわ」

 

シク「はぁい!」

 

ティード「響、頼む!」

 

シク(響)「ま″か″せ″ろ″ぉ″!」

 

 

響《製作(隠し杖)》33/70→○。

響《製作(防弾チョッキ)》56/70→○。

響《製作(レガース)》95/70→✖️。

 

 

ティード「あぶねえー! あと一歩でファンブルかあ!?」

 

シイ「ギリギリね」

 

シク「ごめんね、ティード。レガース失敗しちゃった…」

 

ティード「だが、3つのうち2つも出来てる! 流石は天才と褒めてやりたいところだあ!」

 

シク「ありがとう。エヘヘ」

 

シイ「おめでとう。じゃあ、武器についての詳しい説明はRPしながら響にしてもらいましょう」

 

ティード「おっけ! じゃあ、最後のレガースで失敗したであろう、変な音を聞きつけて俺が仕事場に駆けつける…こんな感じでいいか?」

 

シク「いいよ」

 

ティード「あ、念の為聞いておくが。この失敗によるダメージは…」

 

シイ「無いわよ」

 

ティード「よし、分かった。始めよう」

 

 

 

てぃーど「響ー! 大丈夫か!? 今、なんかすごい音が…!」

 

響「あはは…大丈夫。ちょっと失敗しちゃって、驚いて腰が抜けただけだから」

 

てぃーど「そ、そうなのか…怪我は?」

 

響「ないよ。ありがと、心配してくれて」

 

てぃーど「なに言ってんだ。とりあえず顔を洗って来い、煤がついてる」

 

響「うん。でも、その前に…」

 

てぃーど「ん?」

 

響「じゃーん! レガースは失敗しちゃったけど、トンファーと防弾チョッキは作れたよ!」

 

てぃーど「本当か!? スゲェ…元の素材を見てるから、余計変わりばえが分かるな」

 

響「エヘヘ、すごいでしょ! これはね、腕につけて展開するタイプの隠しステッキなんだ。ガ○ダムUCのユニ○ーンガンダムのビームトンファーを元に作ってみたんだ」

 

響「2つあるから両腕に付けられるよ!」

 

てぃーど「メチャクチャカッコいいぜ、コレ! 展開時間はどのくらいだ?」

 

響「ざっと、1〜0.5秒ってところかな」

 

てぃーど「早っ!」

 

 

 

ティード「KP的にはこれオッケーなのか?」

 

シイ「ぶっちゃけあんま変わんないから」処理的に。

 

ティード「あらそう」

 

 

 

響「次にコレね。防弾チョッキ!」

 

響「即席で作ったものだから、あんまりあてにしないで欲しいんだけど…」

 

てぃーど「そんな事はないさ。俺は響の作るものを見てきてるし。その腕を、なにより響を信じてる。十分宛にできるよ。いや、むしろさせて欲しい」

 

響「てぃーど…!」

 

てぃーど(じゃないと死ぬし…)

 

 

 

ティード「あ、ちなみに聞くがこれって何着ある?」

 

シイ「とりあえず2つ」

 

ティード「ならいい」

 

 

 

てぃーど「大丈夫だって! お前のこれが、俺も響も守ってくれるさ」

 

てぃーど「さあ、顔を洗って来てくれ。お前の荷物も準備できてる。出発しようか」

 

響「うん、じゃあちょっと行ってくるね」

 

てぃーど「ああ。––––響!」

 

響「うん?」

 

てぃーど「–––ありがとな」

 

響「うん!」

 

 

 

シク「こんな感じかな?」

 

ティード「ああ、バッチリだ」

 

シク「てぃーどカッコよかったね!」

 

ティード「ちょっと照れくさいな…」

 

シイ「…メチャクチャかっこいいRPの所悪いけど、これって大概あとで死ぬわよ」

 

ティード「……あ」

 

シク「………あ」

 

シイ「………死亡フラグよね? これ」

 

シク「まさか死亡フラグを自分から踏み抜いた…」

 

ティード「いやいやいや待て待て待て! まだ死ぬと決まった訳じゃないから! 死ぬ訳じゃないからァ!」

 

シイ「ティード、これ。…新しいキャラクターシートよ…」

 

ティード「おい待て、変なもん渡すな」

 

シク「パパはね、お星様になったのよ…」

 

ティード「おっとそこ、妄想のキッズ達へ嘘を言うのはそこまでだ。てか、生きとるわ!」

 

ティード「てか、子供と設定を勝手に作るな!」

 

シイ(ものすごい台詞だなぁ…)子供と設定を勝手に作るって…。

 

シイ「まあまあまあ、そこまでにして。貴方達2人は特にやる事がなければこのまま家を出て駅へ向かうけど、いいかしら?」

 

ティード「俺はない」

 

シク「私も」

 

ニャル「私も」

 

イザナミ「私もよ」

 

ミ=ゴ「拙者も」

 

クトゥルフ「私もだ」

 

ハスター「僕もいいよ」

 

クトゥグア「ニャルこっち来い」

 

ダゴン「俺もいい」

 

ツァトゥグ「わても」

 

シアエガ「我もだ」

 

ティード「だーかーら! 百鬼夜行かここはよおぉぉぉっ!!! 帰れテメェ等あッ!!」

 

シク「増えてる…」

 

シイ「どっちかって言うとドリームランドじゃ…」

 

ノーデンス「横浜かな?」

 

ティード「違うわ! 帰れこのヤロォ!!」

 

シイ「……なんだったんだろう…」

 

シク「暇なんじゃない? 出番がないから…」

 

ティード「もう一生出てくんなバァーカ!」

 

シイ(本来だったらリアルSANチェックなんだけどなぁ…)アイデアロール失敗?。

 

シイ「じゃ、じゃあ戻って来た響と合流して駅へ向かうわね」

 

ティード「ああ、あとバッグについてだが、俺たち2人の主な荷物をキャリーバッグ。他の日常的に使いそうなものは、僕のやや大きめのショルダーバッグに入れていると言う事でいいか?」

 

シイ「いいわよ」

 

シク「あと、さっきの装備品はもう付けていると言う事で!」

 

ティード「俺の隠し武器は服とかでなるべく見えないようにするぜ」

 

シイ「はいはい、了解よ。それと言い忘れてたけど、その防弾チョッキの装甲は『3』ね。本来なら6とかだけど、即席で作ったってのもあるし」

 

シイ「何よりDEX…これ以上下げたくないでしょ?」

 

ティード「 俺 を 見 る な 」

 

シイ「これ以上性能が良いものを渡すとなると、流石にその代償を貰わなくてはいけなくなるのよ」

 

シク「あーこれ以上はDEXが下がって、てぃーどがさらに危険になるんだね」

 

シイ「そういうこと!」

 

ティード「もう、やめてくれぇ…orz」←DEX,8。

 

シイ「さて、場面を移すわよ」

 

 

 

シイ「時刻は朝8時、紅羽駅に到着。ここから電車での移動ね。何かやりたいことはある?」

 

ティード「いや、特に…」

 

シク「目星!」

 

ティード「ここじゃまだ何もないんじゃないか?」

 

シク「なんとなく! やっておくに越したことはない!」

 

ティード「んーじゃあ、俺も」

 

シイ「あ、てぃーどは《幸運》でお願い」

 

ティード「え? んー分かった」

 

 

響《目星》51/25→✖️。

てぃーど《幸運》19/50→○。

 

 

シク「ああ…失敗、やっぱ初期値じゃムリかぁ…」

 

ティード「成功か」

 

シイ「あーシク姉失敗しちゃったかー。まあ、仕方ないか」

 

ティード「何が始まるんです?」

 

シイ「第三次大戦だ」

 

シク「コ○ンドーかな?」

 

シイ「シュワちゃん無双になるのでNG」

 

ティード「まあ、そうなるな」

 

シイ「じゃあ、2人にはこんな感じでRPしてもらえるかしら?」

 

シイ「はい、これメモね」

 

ティード「はいはい」

 

シク「はぁーい」

 

 

 

てぃーど「さて、もう時期駅に着くが…必要な事は今のうちにやっておけよ」

 

響「はーい! じゃあ私、お土産見てくるねー!」

 

てぃーど「あ、おい! …行っちゃったよ」

 

 

 

シイ「足早に行ってしまった響を追いかける為、てぃーども少し早歩きになりながら先を急ぐ。すると…」

 

 

 

てぃーど「おっと…!」

 

???「………」

 

 

 

シイ「少し急ぎ足になっていた為か、不意に物陰から出てきた少女に気づかなかった」

 

 

 

てぃーど「すみません、大丈夫ですか? お怪我は…」

 

 

 

シイ「すると少女はゆっくりと貴方の眼を見る」

 

シイ「黄緑と金色を混ぜたような、薄めのイエローグリーンライトの腰まで届くツインテール。無機質で綺麗な双眸。まるで赤石をはめ込んだような緋色の眼」

 

シク「カーズ様大歓喜」

 

カーズ「やったぜ」

 

ティード「カエレ!!」

 

シイ「黒色のセーラー服を着ているところを見ると、どうやら学生のようね。後ろにはゴルフバッグのようなものを背負っているわ」

 

シイ「貴方の眼を見た後、貴方の体に視線を移し…」

 

ティード「?」

 

 

 

???「………あっ…」

 

 

 

シイ「ある一箇所で止まる。まるで固まったかのように動かない」

 

ティード「え、何? 俺血でも出てんの…」

 

シク「ダメ〜ジロ〜ル♪ ダメ〜ジロ〜ル♪」

 

ティード「モウヤメルンダ!」

 

シイ「そうね、じゃあ貴方もつられて見るでしょう。すると、そこには白く水っぽい液体が付いていたわ」

 

シイ「そして、少女の左手には形の崩れたアイスクリーム…」

 

ティード「あー…なるほど」

 

シイ「分かったようね。ならRPよ」

 

 

 

てぃーど「…? ああ、これ…。ごめん、僕がぶつかった所為でせっかくのアイスが…」

 

少女「………」

 

てぃーど「………?」

 

ティード(あれ? シイ喋んないの?)

 

シイ(そういうキャラなので)

 

ティード(えぇ……)

 

シイ(上手くやんなさい)

 

てぃーど「えっとその…ほら! この程度だったらシミにもならないから! すぐ落ちるし!」ネ! 落ちたでしょ?。

 

少女「………」

 

てぃーど「えっと、その…」

 

てぃーど・ティード(ボスケテ)

 

 

 

シイ「根を上げるのはやっ!」

 

シク「外側と内側がシンクロしとる…」

 

ティード「無理。会話にすらならないとかムリ」

 

シイ「あーも! しょうがないわね〜」

 

シイ「では、狼狽える貴方を前にして、少女はポケットから小さなメモとペンを取り出し、近くにあった建物。その壁を下敷き代わりにして何かを書き始める」

 

 

 

てぃーど「えっと…あの…」

 

 

 

シイ「やがて書き終えたかと思うと、貴方の方に向き直るわ」

 

 

 

少女「…服、申し訳ありませんでした。たとえ貴方がいいと言っても、原因はこちらにあります」

 

少女「これを…」つメモ。

 

てぃーど「…これは?」

 

少女「私の電話番号です」

 

てぃーど「えっ!? いや、これは…」

 

少女「後で服がダメになった時や、クリーニングの代金についてご連絡ください」

 

てぃーど「いや、別にそんな…!」

 

少女「…では、失礼します」

 

 

 

シイ「…と、少女はそのまま去って行くわね」

 

シイ「ちなみに、さっきの女の子だけど。モデルは2人いて、緋弾のア○アのレ○とToL○VEるの金○の闇の2人を組み合わせたものなの!」

 

ティード「混ぜすぎ」

 

シク「もはや別人だよ…」

 

ティード・シク(ん? 待てよ…○キがベースでゴルフバッグを担いでた…?)

 

ティード・シク「あっ…(察し)」

 

シイ「? どうしたの?」

 

ティード・シク「なんでもない、なんでもない」

 

シイ「そーお?」

 

シク「それより質問でーす!」

 

シイ「はい、シクさん!」

 

シク「はーい!」

 

シク「 今 の 会 話 っ て 響 は 聞 い て ま す よ ね ? ^^ 」

 

ティード「 笑 顔 が 怖 い 」

 

シイ「 目 星 ロ ー ル で 失 敗 し て い る の で 2 人 に は 気 づ き ま せ ん 」

 

シク「Shit!!」

 

ティード「まあ、お前土産買いに行ってるしな」

 

シク「OH! MY! GOD!」

 

ティード「…なんでイングリッシュ?」

 

シイ「さて、ここでのイベントは終わりよ。これから電車に乗るけれど、いいかしら?」

 

ティード「私は一向に構わない」

 

シク「Me too」

 

ティード「だからなんで英語…?」

 

シク「使ってるうちに楽しくなっちゃって…エヘヘ」

 

シイ「よし、じゃあ次回は車内からにしましょう。といっても、特にやる事ないからすぐに到着後の描写になるだろうけどね」

 

ティード「はーい」

シク「はぁーい」

 

シイ「では、一旦休憩にしましょ。ティード! お菓子と飲み物ヨロシクゥ!」

 

ティード「えーっ…わかったよ」

 

シク「手伝う?」

 

ティード「いや、いいよ。すぐ持ってくるから」

 

シク「そう? あ、シイちゃん。ちょっと相談したいことが…」

 

シイ「? いいわよ」

 

ティード「さて、じゃあ何か菓子を…ん?」

 

ティード(今回…村に入ると銘打ってあるが…)

 

ティード(入ってなくね? これ詐欺じゃね?)

 

ティード「………」

 

ティード「オレシーラネット…」

 

 




次回こそ村突入(願望)。

どうでもいいけどこれ→『真神己村』読めない。

作者でも名付けといて忘れるレベルの読めなさよ…(呆れ)。

『真神己(サナジコ)村』といいます。それとなく覚えておいてください(予防線)。

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