JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 (CoC)   作:雪雫ルマ

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この物語は謎の神話生物にまつわる2人の男女の、数奇な運命を追う冒険譚である。

※ただのクトゥルフTRPGのリプレイ風小説です。

戦わなければ生き残れない!。

☆※キャラ(?)崩壊注意。なぜこうなったのか…(呆れ)。じゃけん、もっとしっかり作りましょうね^〜。

って、事で3話目です。

シイとシクでよく間違える。


※注意

・この小説は独特の書き方をします。TRPGを意識しているため、SS風の書き方になります。ご了承ください。

・カオス注意。



JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 -3- 『ヒト神サマ』編

シイ「買い物行くぞー!」

 

ティード「おー!」

シク「おー!」

 

シイ「それで? 何を買うのかしら?」

 

ティード「そうだな…取り敢えず、泊まることはほぼ確定だろうから、使い捨ての宿泊用具とか」

 

シク「あと、修理の為のケーブルとかね!」

 

シイ「分かったわ。取り敢えずホームセンターへ向かう形で良いのかしら?」

 

シク「イエッサ」

 

ティード「カイ○ズホームで良くね?」

 

シク「大体揃いそう」

 

シイ「謎の厚い信頼」

 

シイ「じゃあ車で行くってことで良い?」

 

シク「いいよ」

 

ティード「あ、僕運転持ってますよ」

 

シク「じゃあ、大丈夫だね!」

 

シイ「でも、車はどうかしら?」

 

ティード「あっ、おい待てぃ(江戸っ子)。響は天才だぞ。その天才が持つ車がそう簡単に壊れててたまるか」

 

シイ「それもそうね〜なら、こうしましょう」

 

 

《1D6で振る》

 

1.問題なく車が動く。

2.謎の音楽がかかる。

3.問題なく車が動く。

4.車が無い。

5.車がバイクになってる。

6.パルプンテ。

 

 

ティード「1/2終了なんですが、それは…」

 

シイ「レッツチャレンジ!」

 

ティード「おい」

 

シク「じゃあ、やるね〜♪」

 

 

1D6→6《パルプンテ》

 

 

シク「あっ…」

 

ティード「^p^」

 

シイ「(^ω^)」

 

ティード「 パ ル プ ン テ 」

 

シイ「 ま さ か の 」

 

シク「ご、ごめんね。ティード…」

 

ティード「まて、まだ慌てるような時間じゃない」

 

シイ「さあて、どうしてやろうかしら〜」

 

ティード「お姉さんやめちくり^〜」

 

シイ「お姉↑さん↓だとふざけんじゃねぇよお前! お嬢様だろォ!?」

 

ティード「そんな怖いお嬢様がいるか!」

 

シイ「あっ、そっか。あったまきた…(冷静)」

 

ティード「まだあわわ展開あわわ」

 

シク「お、落ち着いてティード!」

 

シイ「では、2人が車庫に行くとそこに車は無く。なぜかマリオカート用のカートが2台ありました」

 

ティード「!?」

 

シク「わあ! マリオカート!? すごいねー!」

 

シイ「はい、RP」

 

ティード「フザケルナ!」

 

 

 

てぃーど「な…!? ちょ、おい! ここに置いてあった車は?」

 

てぃーど「てか、なんだこのカート!?(驚愕)」

 

響「ああ、あのジープならコレだよ」

 

 

 

ティード「ジープだったのかよ…」

 

シイ「想定外」

 

シク「タンクの方が良かったかな?」

 

ティード「ヤメルンダ!」

 

 

 

てぃーど「え、コレ!? もしかしてお前…」

 

響「うん、ジープバラして作っちゃった! ゲーム面白かったから、てへ☆」

 

てぃーど「てへ☆ じゃねーよ! これでどうやって買い物行くんだよ」

 

響「大丈夫! 楽しく行こう! ねっ」

 

てぃーど「あーもーどうにでもなれぇええ!」

 

 

 

ティード「ジープから2カート作ったんか…」

 

シイ「凄すぎィ!」

 

シク「天才ですから!」

 

ティード「てか、これ公道走れんの?」

 

シイ「(ゲームだから)大丈夫だ、問題無い」

 

シク「大丈夫! 2人で行こう!」

 

ティード(不安…)

 

ティード「てか、響は運転どうするの? 流石に1人用だろマリオカートって」

 

シイ「面倒だからいいよ。まだそこまで重要じゃないから」

 

ティード(雑っ)

 

ティード「ま、まあ…とにかくカインズ行こうぜ」

 

シイ「了解。では、午前10時頃。2人は仲良くマリオカートでカインズに着きました」

 

シク「アイテムボックスは?」

 

ティード「ねーよ!」

 

ティード「…てか、コレどこに停めるんだよ…」

 

シク「普通に停めればいいんじゃ無いかな?」

 

ティード「いいのか…?」

 

シイ「どうする?」

 

ティード「…ひとまず、少し離れた駐車場に停めよう。出来るだけ周りに車が無いところで」

 

シイ「はい、じゃあ2人は無事停めましたと」

 

シイ「で? どうするの」

 

シク「まずは修理用具だね。必要な素材って分かる?」

 

シイ「そうね…なら《機械修理》ロールかな」

 

ティード「じゃあ、俺も。ただ、俺は買い物カゴを入れたカートを動かしながら、スマホで真神己村について調べたいかな」

 

シイ「いいわ。ただし、てぃーどはカートを動かしながらって事で《図書館》から-10%。響はしっかりとした設計図があるから一応+5%って事にしていいよ」

 

ティード「-10か…」

 

シク「+5だけ?」

 

シイ「設計図だけだからね。実物を見たわけではないから」

 

シク「むー」

 

ティード「んじゃ、振るか」

 

 

響《機械修理》67/85(80+5)→○

てぃーど《図書館》38/66(76-10)→○

 

 

ティード「おっ」

 

シク「2人共成功だね!」

 

シイ「おめでとう。では、てぃーどの方から処理するわね」

 

シイ「てぃーどはインターネットで都市伝説を取り上げているサイトに辿り着く」

 

ティード(やっぱりかよ…)

 

シイ「サイトの名前は《ミス・シェル》。主に世界中の不思議や謎を書き記しているようね」

 

シク「都市伝説?」

 

シイ「そう、そこではこのように書かれているわね」

 

 

−真神己村−

 

以前、このような話を聞いた事がある。

 

その村ではある『神様』を祀る宗教があり、その神様を人々はたいそう大事にしていたそうだ。

 

ただ、その神様ってのが謎だ。なにせ、彼らが信仰しているのは『人間』なのだ。

 

人が人を信仰する。訳が分からない。長年都市伝説や宗教、信仰対象に触れてきた私だが、信仰対象が人間というのは非常に奇異だった。

 

さらに、異様な話を耳にする。

 

その村で人が何人も行方不明になっているという。

 

なぜ、このような事が起こったのか、それはおそらく同時期に流れ始めた、ある『噂』が原因と思われる。

 

『その村で人は神になれる』

 

とんでもないジョークだ。面白くて笑いも出ない。

 

人が神になる? それは不可能だ。

 

まさに、降り注ぐ雨の中を一滴もその身に受けずに通り過ぎる程に。

 

だが、それを信じたのか何人もの人々がその村を訪ねたという。

 

結果、帰ってくる者は居らず。人を魅了する噂だけが一人歩きするという結果に終わった。

 

私もその村を探し、真実を求めてはいるが、その村はもう、30年程前に廃村になったという。

 

だが、それは本当なのか?。

今もまだこの村があるのではないのか?。

人は神になったのか?。

行方不明になった者達は?。

 

今もまだこの謎は解けてはいない。

 

もし、あなたがこの件について何か知っているのなら、是非情報を求む。

 

私は一刻も早く全ての謎を解き明かし、完全世界を手に入れたく思う。

 

 

シイ「…と、こんな感じね」

 

ティード「なっげー」

 

シク「…zZZ」

 

ティード「おい、寝るな! おい!」

 

シク「ふわわ…起きてます、起きてますから!」

 

ティード「お前、口からの物を拭けって…ああもう、その無駄な脂肪が邪魔だなあ!?」

 

シク「ふわわうあああ……乱暴にしないでぇ〜」

 

シイ「…チッ、流石に目の前でイチャコラされるとムカつくわね…」

 

ティード「そんな事してるか! …まったく。しかし、今の話はかなりキーになりそうだな」

 

シイ「ふふ…どうかしらね」

 

シク「でも、多分大事な事だよね」

 

ティード「…分かってるのか?」

 

シク「うん」

 

ティード「…そっか、ならいい」

 

ティード「とにかく、そのサイトをブクマしておこう。やっておいて損はない」

 

ティード「それと、カートでの移動中って事で響とも情報共有していいか?」

 

シイ「うーん…それはちょっとね、一応響は素材を探してるところだし」

 

ティード「そうか…」

 

シク「買い物の後、カ○ンズキッチンでも行こうか」

 

ティード「せやな」

 

シイ「オシャレ感0ね」

 

ティード「クトゥルフにオシャレ求めんなよ…」

 

シク「じゃあ、次は私?」

 

シイ「ええ、響がお目当の物を全部見つけ終わった所ね。それと、丁度てぃーどがさっきのサイトの内容を読み終わった所でもあるわ」

 

シク「じゃあ、RPだね!」

 

 

 

響「コレとコレと…よし! これで全部だね」

 

てぃーど「お疲れ様。全部あったのか?」

 

響「うん。一通りね」

 

 

 

ティード「あ、そうだKP。俺も欲しいものがあるんだが、いいか?」

 

シイ「何かしら?」

 

ティード「ここに書いてある物なんだが…」

 

 

–メモ–

 

・折りたたみステッキ×4。

・絶縁グローブ×2(2組)。

・電子ケーブル×5。

・単三電池用電気ケース×1。

・小型スタンガン×8。

・単三電池×8。

・懐中電灯×4。

 

 

シイ「………ふむふむ……いくつか分かるものがあるけれど、他の物は何に使うの?」

 

ティード「念のためって感じだな。ダメなら別にいい」

 

シイ「いえ、いいわ。アンタなりに考えがあるんでしょう? 認めてあげる」

 

ティード「お、サンキュ」

 

シク「何に使うの?」杖や懐中電灯は分かるけど…。

 

ティード「ま、ちょっとな」楽しみにしてろって。

 

ティード「RPに戻るぜ」

 

 

 

てぃーど「そうか。あ、そうだ。俺も欲しいものがあるんだけど、いいかな?」

 

響「うん、見て周ろっか」

 

 

 

シイ「じゃあ、2人は問題なくさっきのメモの物を手に入れられたわ」

 

シク「あ、私やりたいことあるんだけど。いいかな?」

 

シイ「いいよ、RPで」

 

 

 

てぃーど「よし、これで俺も全部揃ったな」

 

響「あ! そうだ。私もう一つだけ買わなきゃいけないものあるんだけど、いい?」

 

てぃーど「構わないよ」

 

響「えっとじゃあ…あ、すみませ〜ん! 店員さーん」

 

女店員「は〜い! 如何されましたか?」

 

響「えっと、防犯ブザーってどこにありますか?」

 

てぃーど「…は?」

 

女店員「あっ…(察し)」

 

女店員「こちらです(ニッコリ)」

 

響「はーい♪」

 

てぃーど「おい、待て! 今何を察した!?」

 

女店員「ーーえっと、こちらになりますね〜」

 

響「ありがとうございます〜」

 

てぃーど「いろんな種類があるんだな…なんか、防犯ブザーにスタンガンついてるのあるんだけど…」

 

響「わーいろんな種類があるんですね〜。オススメってありますか?」

 

女店員「はぁい。でしたらこちらの恋人用の防犯ブザーなんていかがでしょう」

 

女店員「2つでセットになっていまして、片方でブザーが鳴ると、もう片方でも別のアラームが鳴るという優れものですよ〜」

 

響「わあ! ハート形で可愛いですね!」

 

女店員「はい! それにこれを着けていると他の女が近寄って来なくなるとか…私の彼もこれを着けたら……ふふ♡」

 

響「あらあら…うふふ♡ すごいですね」

 

てぃーど「え、何それは…(戦慄)」

 

響「じゃあ、これを2つください」

 

女店員「ありがとうございます〜」

 

てぃーど(あ、これ絶対付ける流れだ…)

 

響(逃がさないよ♡)

 

てぃーど(!?)

 

 

 

シイ「…てな、感じでお会計よ!」

 

ティード「いや、待て! なんかホラーになってるんだが。件の村に行く前に、神話生物が出る前にホラーなんだが!?」

 

ティード「てか、シイもさっきから遊び過ぎだよ!」

 

シイ「き、KPですから…」

 

ティード「コッチヲミロォ…」

 

シク「も〜変なこと言うなあ〜」

 

ティード「あんたは黙っとれ!」

 

ティード「てか、お前が全ての原因じゃないか!」

 

シク「あはは、もう酷いな〜」

 

シク(ふふっ、どんなに足掻いたって無駄なんだよ無駄無駄…)

 

ティード「お前、ハイライト見せてみろォ!」

 

シイ「うっさい! それより、続きを始めるわ」

 

ティード「アッハイ」

シク「アッハイ」

 

シイ「じゃあ、買い物を終えたアンタ達はカインズキッチンへ場所を移すってことでいい?」

 

ティード「ああ、買い物袋は俺が持とう。もし、無理そうならカートで。隅っこの席に座るよ」

 

シイ「オーケー。そんなに大荷物って感じじゃないわ。2人は隅の席に座るわね」

 

ティード「じゃあ、俺が座る前にコーヒーでも買ってくるよ」

 

シク「じゃあ、お願いしようかな」

 

シイ「RPね」

 

ティード「え、RP?」

 

 

 

オカマ店員「シャイヤセエ〜」

 

てぃーど(いきなりどエライ相手に当たってもうたぜ…)

 

てぃーど「えっと、コーヒーを2つ」

 

オカマ店員「はい、コーヒーを…アラ…」

 

てぃーど(?)

 

オカマ店員「お客様、もしやと思いますが、女性とご一緒の御来店ですか?」

 

てぃーど「え、ああ、まあ、一応…」

 

オカマ店員「アラアラアラ〜でしたら、こちらなんていかがでしょう?」

 

てぃーど「…1日5食限定『ビター♡スイート』…?」

 

オカマ店員「ハァイ♡ こちらカップル限定でして、特別に仕入れたホワイトコーヒーとブラックコーヒーを、これまた特別な容器にて提供させていただきます。その名も『ビター♡スイート』!」

 

てぃーど「(無言の硬直)」

 

オカマ店員「なんとこちら! 飲み進めることに味が変わるビックリな構造になっていまして! まさに恋と同じように進むほどに相手の味に近づくといった代物なんです! キ″ャ″ハ″♥″︎」

 

てぃーど「お、おう…」

 

オカマ店員「いかがです? お値段は税込1000円となっておりますが」

 

てぃーど「え、あっ、いいんじゃないかな? (買うとは言ってない)」

 

オカマ店員「本当ですか!? ありがとうございますぅ♥︎ 『ビター♡スイート』入りまーす!」

 

てぃーど「え、あっ、ちょ!? ちg」

 

オカマ店員「では、お客様お会計のほどお願いしまーす♥︎ う″ふ″っ″ん″」

 

てぃーど「えー…アッハイ」

 

 

 

ティード「お前遊び過ぎ」

 

シイ「楽シイ! シイだけに!」

 

シク「えーずるい! 私もやるー!」

 

シイ「いいよ、何やる?」

 

シク「えっとね…ゴニョゴニョ」

 

シイ「……! リョーカーイ!」

 

ティード「KI☆KE☆YO」

 

 

 

てぃーど「はぁ…やれやれ、なんでこんなもの買ったんだ…?」

 

響「あ、てぃーど。おかえり〜」

 

 

 

シイ「えー、てぃーどが戻ってくるとですね。3つあるうちのイス、そのうち1つに荷物、その向かい側に響が隣のイスをトントンって叩いて笑顔でてぃーどを待っている状況ですね」

 

ティード「座れってか?」

 

シク「ここへ来い!(大佐)」

 

シイ「なお、言っておくが買い物袋の隣にイスなんてないからね」

 

ティード「何でだよ! 普通イスって4つおいてあるじゃん!?」

 

シク「バラバラになってるよ☆」

 

ティード「なぜに!? 何があったよこの短時間! この短時間にイス君に何があったのよ?」

 

シイ「イ=スは犠牲となったのだ…」

 

ティード「唐突なクトゥルフ要素はSANが逝くのでNG。てか、イ=スへの風評被害はやめて差し上げろ」

 

シイ「いやこれクトゥルフなんだけど…」

 

シク「よし! じゃあ、RPね!」

 

ティード「唐突ゥ!」

 

 

 

てぃーど「えっと…響、イスがバラバラフェスティバルになっているんだが、何か知らないか?」

 

響「ああ、それさっき荷物を置こうとしたら足元が曲がっちゃって、危ないと思っていっそバラしちゃった」

 

てぃーど(さっき俺が荷物を置いた時はそんなことになってなかったと思うんですが、それは…)

 

てぃーど「そ、そっか。あ、これ買ってきた。何でも限定品らしい」

 

響「わー! 可愛いね! これコーヒー?」

 

てぃーど「ああ、なんでもホワイトコーヒーとブラックコーヒーらしい。飲んでいくと味が変わるとか」

 

 

 

ティード「と、説明してる間に近くのテーブルからイスを拝借します」

 

シイ「ないです」

 

ティード「ファッ!?」

 

シイ「 な い で す 」

 

ティード「なんでぇ?」

 

シイ「不思議な力で…」

 

ティード「ドラクエかよ」

 

シク「いや、グンマーじゃない?」

 

 

 

響「…てぃーど…?」

 

てぃーど「アッハイ」

 

てぃーど(…ん? いつの間にかRPになっとる…?)

 

響「どうして…座らないのかなあ?」ポンポン

 

てぃーど「え、あっ…」

 

てぃーど(座れと。もう逃げられねぇぞと言っている…!)

 

てぃーど(ダレカタスケテ-)

 

花○(チョットマッテテ-)

 

てぃーど(貴方が言うんですね…)

 

響「……どうしたのかな? 座りたくない理由でもあるのかな?」

 

てぃーど(あ、もう無理だこれ)

 

響「お座り♡」

 

てぃーど「ハイ…」

 

 

 

シイ「てな感じでティードも観念して座りますね」

 

シク「落ちたな…(確信)」

 

ティード「歳上には勝てなかったよ…」

 

ティード「てか、使い捨ての宿泊用具買い忘れた」

 

シク「あ」

 

シイ「そういえば買ってなかったね」

 

ティード「買わなくちゃな…さすがにカインズには無いかな?」

 

シク「近くのショッピングセンターに寄ろうか」

 

ティード(マリオカートでかよ…)

 

ティード「じゃあ、その前にさっき手に入れた真神己村の情報を共有。そんでもってぇ…」

 

ティード「地図って今、持ってることにしていい? 明日のことについて相談したいんだけど」

 

シイ「あーんー」

 

シイ(どうしよっかなー別に持っててもいいんだけど、宣言なかったしなあ。それに、今相談されたら色々聞かれて面倒だよねー…よし)

 

シイ「幸運だな」

 

ティード「わーった」

 

シク「私も」

 

 

響《幸運》10/55→○

てぃーど《幸運》63/50→✖️

 

 

ティード「失敗した」

 

シク「成功したよ!」

 

ティード「まあ、今までの出目が良かったしなー、ツケが回ってきたか」

 

シイ「では、地図の方はたまたま響が持ってきてたって感じにRPよろ」

 

シク「ハイサイ」

 

 

 

てぃーど「ーーって感じだな、真神己村については」

 

響「ふーん」

 

てぃーど「ふーん…って」

 

響「でも、私達が行くのは悪魔で修理だから。あまり深く考えなくてもいいんじゃないかな?」

 

てぃーど「そうなの…かなぁ?」

 

ティード(メタいこと言うとこれクトゥルフだから、少しは警戒心持って欲しいんだけど…)

 

響「それにほら、何かあっても私がいるじゃない!」

 

ティード・てぃーど(不安倍増)

 

てぃーど「ああ、そうだな。その時は頼りにさせてもらおう…」

 

響「それより、このコーヒーおいひーよ! なんかね、甘くて苦い味がする!」

 

てぃーど「…? コ、コーヒーだからな」

 

てぃーど「さて、地図は…あ、持ってきてなかったか?」

 

響「地図? 地図ってこれの事?」

 

てぃーど「ああ、これこれ。サンキュ、持ってきてくれたのか」

 

響「え、あ! うん! 必要になると思って」

 

響(たまたまポケットにあったとはいえないなぁ…)

 

 

 

ティード「さて、地図はどんな感じなんだ?」

 

シイ「そうだねー電車で何駅か移動した後、山間に入ったところかなー」

 

ティード「雑っ」

 

シイ「ざっくり言うと、移動について前もってやっておくことは特にないかな〜」

 

ティード「酷い勢いのKPだ…」

 

シク「そういえば、今って何月なの?」

 

シイ「あ、そういえば忘れてた…」

 

ティード「(設定が)ガバガバじゃねーか!」

 

シイ「ガバ…ッ! 私はそんなんじゃないわよ! バッカじゃないの!?」

 

ティード「何の話ィ!?」

 

シク「とりあえず、春先って感じでいい? 分かりやすいし」

 

シイ「ええ、じゃあ5月頃で」

 

ティード「じゃあ、山の中で特に気性によるロールはないかな?」

 

シク「気性によるロール?」

 

ティード「ああ、それについてはまだ説明してなかったか」

 

ティード「例えば、雪山を歩いたり。砂漠を歩くってのは、普段歩き慣れている道を歩くのとは訳が違うだろ?」

 

シク「そうだねぇ、寒かったり暑かったりするもんね」

 

ティード「そ! そんなところを半袖とか、ノースリーブとかで歩くってなると、いくらゲームとはいえ何らかのペナルティー…ロールを振らなくてはならなくなる」

 

ティード「体力かダメージ。こんなところかな」

 

ティード「いくらゲームとはいえ、リアルを求めているものだからな、ある程度のことは守ってもらうってことさ」

 

シク「なるほど」

 

シイ「そういえば、シク姉がここまですんなりとやってたから気が付かなかったけど、どこまで説明したの?」

 

ティード「とりあえず、各技能のロールや発動タイミングについて。そんでもって、どのように動けばいいのかっていう基礎的なこと。あと茶番」

 

シク「茶番楽しいDEATH!」

 

シイ「…アンタそれ自分が撒いた種って分かってる?」

 

ティード「もちろん。彼女がそうなったのは私の責任だ。だが私は謝らない」

 

ティード「その茶番力を糧として、必ず生き残ってくれると信じているからな」

 

シク「ショチョオ!」

 

シイ「反省0じゃない!」

 

ティード「じゃあ、地図に関してはひとまず置いといて、あとは宿泊用具を揃える形でいいかな」

 

シイ「切り替えはやっ」

 

シク「いいと思う」

 

シイ「じゃあ、RPで」

 

 

 

てぃーど「…んー、地図については特に前もって切符を買う必要は無さそうだな」

 

響「そうだね。あとは使い捨ての歯ブラシとか、もしもの時の毛布とか…かな?」

 

てぃーど「だな。えっと…時間は」

 

シイ(買い物が終わって一息ついてるところだから…大体11時半くらいね)

 

てぃーど「11時半か。なら、ショッピングモールでも寄って揃えるか」

 

響「賛成ー!」

 

 

 

ティード「て、訳で移動するぜ」

 

シイ「了解。特にやることがないならこのまま明日の朝まで飛ばすわ」

 

シク「え、いきなり!?」

 

シイ「うーん…正直。もう、やることないかなーって。KP的にはさっさと行けよって感じだし…」

 

ティード「うわぁ…このKP殺しに来てますよ、間違いない」

 

シイ「持ち物についてはショッピングモールで買えるものなら大概許可するわ。どう?」

 

ティード「うーん…」

 

ティード(どうする? 何かやるべきことってあるのか? これといって何か準備するものは…)

 

ティード(でも、KPはもう飛ばしたいって言ってるくらいだから、特にないのかな…?)

 

シク「どうする? ティード」

 

ティード「そうだな…家に戻るまでに何かトラブルとか起こらないの?」

 

シイ「そうね、あるとしたら駐車場で写真を撮られたり人が少し集まってるくらいかしら…あなた達のマリオカートに」

 

ティード「うわあ、恥ずかしい…」

 

シク「流石私。人を惹きつける程の物を作ってしまうこの腕よ…ふふふ」

 

ティード「戻って来い、現実へ」

 

シイ「で、どうするの?」

 

ティード「そうだなぁ…」

 

ティード(持ち物については後でゆっくり考えられる。特にこれといって文句は無いが…ここは駄目押しで…)

 

ティード「じゃあ、俺は夜。自室でやりたい事がある」

 

ティード「あ、できれば1人がいい。響が寝た後とかに」

 

シク「ナニするの?」

 

シイ「…そういう描写いらないから」

 

ティード「オマエタチハ『ナニ』ヲイッテイルンダ」

 

ティード「えっと…一応、俺って家政婦的な立ち位置だろ? もしかしたら自室とかあるのかなって。無いならリビングでもいい」

 

シク「リビングに監視カメラ付けなきゃ…(響並感)」

 

ティード「だからお前はナニを言っているんだ」

 

シイ「で、どうなの響さん」

 

シク(響)「自室を持たせると女を連れ込む可能性があるのでダメです。基本的に私物は私の部屋にあるという事で」

 

ティード「ナニソレコワイ」

 

シイ「ワタシモコワイ」

 

シク(響)「あと、私の部屋はダブルベッドです」

 

ティード「それはいつも一緒に寝てますよって事ですかね?(震え声)」

 

シク(響)「あら? 部屋も無く、ベッドもないならどこで寝るつもりかしら」

 

ティード「ベッドがなければ床で寝ればいいのよ」

 

○条さん「風呂場で寝ろよ!」

 

ティード「うるせぇ! てか、なんだ今の!?(驚愕)」

 

シク「気にしてはならない(戒め)」

 

シイ「じゃあ、てぃーどは自室ナシ。リビングで寝てるという事で」

 

ティード「OK!」

 

シク(響)「ベッド来いよ、えぇ!? ベッド来いよ!!」

 

ティード「丁重にお断りする(ターレス)」

 

シク(響)「嫌って言っても来るんだよ」

 

ティード「うるせぇ!」

 

シク「もう…♡」

 

ティード「なんで照れてるんですかねぇ…(呆れ)」

 

シイ「あーはいはい…それより、進めるわよ」

 

シイ「時間は何時くらいにするの?」

 

ティード「そうだな…夕食後、響を風呂に入れ、家事やって、お弁当の下処理して、明日の支度して…」

 

シイ「妻か! 奥さんか!」

 

ティード「家政婦でしょ?」

 

シク「いいえ、嫁です」

 

ティード「指輪も貰ってないのに…およよ…」

 

シク「ッシャア! 造ろう!」

 

ティード「ごめん、悪かったから悪ノリやめて!」

 

シイ「悪かったから悪ノリやめてって…なんか日本語変じゃない?」

 

ティード「そこに突っ込むのかよ、それより進めるぜ。時刻は22:30。ホットココアでも淹れ、リビングでノートパソコンを相手に調べ物だ」

 

シイ「いいわ。何を調べるの?」

 

シク「『歳上 おっぱい エロ画像』」

 

ティード「それはもう、いいから…」

 

ティード「そうだな…ダメ押しに『人神』って、打って調べてみようかな。さっきのサイトにもそんな感じのキーワードがあったし」

 

シイ「分かったわ。ちなみに聞くけど、響はその頃…」

 

シク「お風呂入ってグッスリです!」

 

シイ「シンプルでよろしい!」

 

ティード(てか、てぃーどはなるべく響を不安にさせない為に1人で調べ物してるんだから、寝ててくれないと困るんだよ)

 

ティード(…不意に出て来て、画面見てSANチェックとか笑えない)

 

シイ「では、図書館で振りなさい」

 

 

てぃーど《図書館》36/76→○

 

 

ティード「成功か」

 

シイ「ふむ、では『人神』について記されたサイトに辿り着くわ」

 

ティード「『人神』?」

 

 

-人神-

 

人神(ひとがみ)とは、人が没した後にその人物を神として祀る信仰形態。

 

大きく分けると2つあり、生前にこの世に恨みを残して没したものが祟りを引き起こすことを恐れてこれを鎮めるために祀るものと、生前に優れた業績を残したものを死後に神として祀ることでその業績を後世に伝えようとするものである。

 

 

ティード「RPにしよう」

 

 

 

てぃーど「ふむ…なるほど。あのサイトに書かれていたことは本当なのか、あれを記した者は知らないと言っていたが、実際には一応あるようだな」

 

てぃーど「いや、もしかすると。この様に死した人間を祀るのでは無く、本当に神になった人間を祀っている…?」

 

てぃーど「…いや、それはないな。まあ、だとしても面白そうだが」

 

てぃーど「…さて、響はもう寝てるし。俺も風呂入って寝るか…響の奴、明日の支度してあるんだろうな…?」

 

 

 

ティード「って、感じに俺も寝るぜ」

 

シイ「了解。…なんだか、小説みたいな幕引きになったわね」

 

ティード「それの方が繋げやすいだろ?」

 

シク「これがフラグとなるのだった…」

 

ティード「 や め ろ 」

 

シイ「さて、次回は村に行くところからね」

 

ティード「いよいよだな…」

 

シク「オラわくわくすっぞ〜!」

 

シイ「とりあえず最初は荷物確認から始めるから、あらかじめ考えておきなさい。いいわね?」

 

ティード「はーい」

シク「はーい」

 

 

 

 




次回、村突入。ご期待ください。
なるはやに頑張ります〜。

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