JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 (CoC)   作:雪雫ルマ

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この物語は謎の神話生物にまつわる2人の男女の、数奇な運命を追う冒険譚である。

※ただのクトゥルフTRPGのリプレイ風小説です。

それはバイオリンをめぐる、父と子の物語…。



大☆遅☆刻。

シイ「なんでこんなに遅れたの?(怒)」

雪雫ルマ「いや、そのですね…ぐだぐだ明治維新ってイベントが突然…」

シイ「やってたの?(怒)」

雪雫ルマ「はい! いや、そのですね! イベントでは茶々を宝具&レベル・強化MAXにした上に聖杯まで捧げたんですよ! バーサーカーだから火力も申し分なく、声も可愛い! 特にアーツの時の『ワーッ! (● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾』ってセリフが可愛過ぎt」キャッキャッ

シイ「エクスプロージョン!!」ドンッ!!

雪雫ルマ「信勝と新撰組も良かったですよおおおおおお!? (逃)」

<ギャアアアアアアアアアアアアア!!!

シイ「キモオタは死ぬ。はっきりわかんだね」ケッ

※注意

・この小説は独特の書き方をします。TRPGを意識しているため、SS風の書き方になります。ご了承ください。

・クッソ汚い日本語を含みますよ(重要)。

・カオス注意。

《ハウスルール》

【装甲装備は破壊されず、続けて使用可能(一部攻撃除く)】



JKとおっぱい、そんでもってぼっち狼 -13- 『ヒト神サマ』編

シイ「さて、始めるわよー!」

 

エロリト「はい!」

シク「おー!」

ティード「おー!」

 

エロリト「え、何ですか当然…」

 

シク「 い つ も の 」

 

シイ「もはやお決まりの掛け合いね」

 

ティード「ああ、無理に合わせなくていいよ。俺たちは、いつもこんな感じだから」

 

エロリト「あ、いえ! 時期なれる様、努力します」

 

シク「真面目だなぁ…」

 

シイ「さて、今回から解説役として助手が入ったわ! こっから面倒…じゃなくて、必要なことは彼が言ってくれるから楽…ではなくてちゃんと聞きなさいね!」

 

ティード「本音ボロボロじゃねーか!」

 

シイ「助手、よろしく」

 

エロリト「はい! 前回までのあらすじ、三行で表すとこんな感じです」

 

 

『村人と交流

怪しげな噂を耳に

いざ、修理!』

 

 

シク「ざっくりだ…」

 

エロリト「すみません、本当にザックリとしかやってないんです…」

 

エロリト「それと、お二人の探索者に状態異常は無く、問題なく行動ができます。ただし、てぃーどのLPが7に減少していますので、ご注意を」

 

ティード「そういえば、そうだった」

 

シク「注意しないとね」

 

ティード「ああ」

 

エロリト「はい。では前回、電気中枢版に書かれたマークを発見したお二人」

 

エロリト「知識ロールには、てぃーどが成功し、その情報公開から今回は始めていこうと思います。よろしいですか?」

 

シク「うん!」

 

ティード「…なあ、それもう解説役の仕事じゃなくね?」

 

エロリト「あはは…折角なので手伝って欲しいと言われまして」

 

ティード「オイ」

 

シイ「別にいいでしょ、KPだって大変なんだから」

 

ティード「はぁ…嫌なら断れよ?」

 

エロリト「はい、分かりました。あ、園さんは大丈夫ですか?」

 

ティード「俺は問題ないよ。始めようか」

 

エロリト「了解です。KP、あとはお願いします」

 

エロリト「あ、自分についてですが、必要な時に出て来て説明等を行いますので、基本的にはいないものとして扱ってくださって結構ですので」

 

シク「いないものって…」

 

ティード「なんか扱いが悲しぃ…」

 

シイ「置物として使いましょう(提案)」

 

エロリト「置物ですか!?」

 

ティード「ロックマンエグゼのオジゾウサンかな?」

 

シク「あれ地味に強いゾ」

 

エロリト「お、そうだな(プレイヤー並感)」

 

シイ「兎にも角にも、助手。説明ご苦労様」

 

シイ「さて、続きをやってイキますよ〜イクイク。前回、《知識》ロールに成功したてぃーどには、以下のことが分かります」

 

 

・このマークは大企業、《エレメンタル・オルテシアン》のマークであること。

 

・ここのところ、勢力を伸ばしつつある企業であること。

 

 

シイ「この2つ。ニュースや新聞で見知った程度の話ね」

 

ティード「んー…また新しい名前が出たぞ」

 

シク「エレメンタル・オルテシアンってどんな企業なの?」

 

シイ「そうね、よくある『葬式から墓場まで〜』って感じのキャッチコピーを売りに、いろんなことに手を出してる…って感じかしら」

 

エロリト「…葬式から墓場だと短過ぎるんですが、それは…」

 

ティード「てか、それだとただの葬式屋なんですが、それは…」

 

シイ「うるせぇ! 何でもいいでしょ! はい、終わり! 閉廷!」

 

ティード「雑ゥ!」

 

シク「ん〜もうちょっと情報が欲しいな〜」

 

ティード「そうか? この会社についてはそこまでシナリオに関わるとは思えんが…」

 

シク「でも、会社名まで出すくらいだよ? 何かあるんじゃないかな?」

 

ティード「んーそっか。幸運とかで情報貰える?」

 

シイ「そうね…結果を見て判断しましょ」

 

シク「やったぜ」

 

エロリト「では、お二人共。ダイスを」

 

エロリト「あ、ちなみにダイスについて手短に説明を…」

 

エロリト「探索者にはそれぞれ能力と、それにあった数字を持ちます。分かりやすくいうと、成功率ですね」

 

エロリト「ダイスを振り、それ以下の数字が出た場合、成功。それ以上なら失敗となります」

 

エロリト「例えば、《目星(55)》の人がダイスを振り、32だった場合→成功。64の場合→失敗となります」

 

エロリト「他にも決定的成功のクリティカル。決定的失敗のファンブルがあり、それぞれに応じたボーナスorペナルティを受けることがあります」

 

エロリト「狙ってみるもよし、安全を取るもよし。ダイスを振る時はクリティカルとファンブルも視野に入れて考えましょう」

 

エロリト「説明は以上です。では、早速お二人の結果を見てみましょう」

 

 

てぃーど《幸運》90/50→✖️。

響《幸運》49/55→○。

 

 

シク「やった!」

 

エロリト「では、響が成功ですね」

 

シイ「はい、じゃあ響はその会社について詳しく知りませんが」

 

シイ「そういえば、友人が勤めていた会社がそんな名前だったなー、という事を思い出します」

 

シク「なるほど、聞き出せってことね」

 

ティード「まあ、タダではくれんよな」

 

シク「それでも、手がかりを手に入れただけましかな」

 

シク「ちなみに、その友人の連絡先は知ってるよね?」

 

シイ「ん〜そうだね。多分?」

 

シク「多分…」

 

ティード「コミュ症かな?」

 

シイ「古見さんかな?(ステマ)」

 

エロリト「もしや…それって、友人じゃ無いのでは…」

 

シク「やめて! (必死)」

 

エロリト「では、お二人とも今の情報を踏まえた上で、RPをお願いします」

 

ティード「はーい」

シク「はーい」

 

エロリト「ちなみに、ここでTRPG情報です」

 

エロリト「RP(ロールプレイ)とは、役割演技の事。クトゥルフTRPGでは、自分が作成した探索者を、その場その場に応じて演じる事を、RPと言います」

 

エロリト「クトゥルフTRPGではこれが一番重要。そして、一番の楽しみでもあります」

 

エロリト「恥ずかしがらず、思うままに演じましょう。コツはそのキャラになりきる事です」

 

エロリト「ただし、そのキャラが本来知るはずのない事を口にしたり、知っていてはいけません。この辺りは注意が必要ですね」

 

ティード「はぇ^〜分かりやすい」

 

シク「なんか改めて説明されると、こんな感じって良く分かるね」

 

シク「さ、早くやんなさい」

 

エロリト「あ、それと修理に3日かかることもお忘れなく」

 

シク「はーい」

 

 

 

《九十九山-上層部-アンテナ》AM/09:05。

 

 

響「んー大体3日かな…」

 

てぃーど「修理にかかる時間か?」

 

響「うん。やろうと思えば手早くできるけど、一応色々見たいし…」

 

てぃーど「まあ、あれだけの大金を貰ったんだ。やる事はやらないとな」

 

てぃーど「もちろん、俺も手伝うよ。出来ることがあれば、だが…」

 

響「ふふ、大丈夫。そんな難しい訳じゃ無いから」

 

響「確かに、仕事をキッチリやりたいってのもあるけど…それより」

 

響「この経路を詳しく調べたい!」グッ

 

てぃーど「それかよ、メカオタクめぇ…」

 

響「ふふ、これは見たことがないものよ…」

 

響「wkwkするね!」

 

てぃーど「はぁ…しかし、ここでエレメンタル・オルテシアンの名を見るとは」

 

響「えれめんたるおるてしあん?」

 

てぃーど「ああ、そこにマークが書いてあるだろ? それのこと」

 

てぃーど「最近有名な企業さ。なんか色々と手を出して勢力を伸ばしてるんだと」

 

てぃーど「まあ、新聞とかで知った程度だけど」

 

響「エレメンタル・オルテシアン…エレメンタル・オルテシアン……」

 

響「あ!」ポン!

 

てぃーど「どうした?」

 

響「そういえば、友達が働いていたのもそんな名前の会社だったような…」

 

てぃーど「マジ? エリートだな…」

 

響「確かだけどね。確か」

 

てぃーど「とりあえず、場所と修理できることは分かったんだ。一旦、下に戻るか」

 

てぃーど「村長さんも待たせてるし」

 

響「うん」

 

てぃーど「あ、降りるときはお前から降りろよ」

 

響「ん? なんで?」

 

てぃーど「いや…不意に上を見ると…その…な」

 

てぃーど(お前の安産型のいい尻がバッチリアングルでよく見えんだよ! 察しろよ! いい加減にしろ!)

 

響「??」

 

てぃーど「無自覚ドスケベめぇ…!」

 

響「えー???」

 

 

 

エロリト「では、御二人は鉄塔から降りるということでよろしいですか?」

 

ティード「ああ」

シク「うん」

 

エロリト「分かりました。降りる際は響が先に、てぃーどが続くという形でよろしいですね?」

 

ティード「もちろん」

 

シク「ね、なんで響が先に行ったほうがいいの?」

 

ティード「え…」

 

シイ「シク姉ェ…」←なんとなく察し済み。

 

エロリト「あ、それはですね–––––––」

 

ティード「やめろ!」バッ!

 

シイ「止めろ! エロさを自覚した女は厄介だ!」ガバッ!

 

エロリト「うわなにをするやめr」ドタバッタン

 

シイ「よし! じゃああなた達は鉄塔から降りたわ。どうするの?」大人しくしろ!。

 

ティード「とりあえず修理にかかる日数を伝え、鍵をお借りしていいか村長に聞きたい」バラ撒くぞこの野郎!。

 

エロリト「う、羽毛・・・(気絶)」

 

シイ「ハイサイ! じゃあ、村長はそれを聞き入れ。あなた達に鍵の束を預けた後、用事があると言って申し訳なさそうに行ってしまったわ」

 

シク「鍵の束…この鉄塔で使うものかな?」

 

シイ「そう思ってくれて構わないわ」

 

シク「じゃあ、私たちは修理に取り掛かることにするよ」

 

シク「…えみるんは大丈夫かな?」

 

シイ「助手は死んだ! もういない!」

 

ティード「じゃあ、新しいの雇うか」

 

シク「酷スギィ!」

 

シイ「お、そうだな。鍵(キイ)ちゃんとか、桃李(モイ)ちゃんとか呼ぶ?」

 

シク「ダレソレ」

 

エロリト「待ってください、先輩! それだけは…それだけはダメだあッ!!」ガッ!

 

ティード「…!? エミル、貴様なぜ生きている!?」

 

エロリト「フッ…俺は罠カード《高速詠唱》を発動『していた』のさ!」

 

シク「発動『し・て・い・た』」

 

ティード「実際にやる場合、発動するタイミングはキチンと相手に宣言しましょうね。決闘お兄さんとの約束だ!」

 

シク「そして遊園地で私と握手!」グッ

 

シイ「なんでよ!」

 

エロリト「これにより、俺は手札から魔法カード《死者蘇生》を墓地に送り、その効果を発動する!」

 

ティード「お前やっぱ死んでたのか…」

 

シク「上の文では気絶になってるんですが、それは…」

 

エロリト「魔法カード《死者蘇生》発動! これにより、俺☆復☆活」

 

シイ「神宣で」パッ

 

※『神の宣告』…通称:神宣。決闘者諸君には説明不要の一枚。デッキに入れて、どうぞ。

 

エロリト「あ″あ″あ″あ″あああああああっ!」LP:4000→死。

 

シク「えみるんが死んだ!」

 

ティード「またぁ!? ってか、カウンター罠くらい持っとけ!」

 

シイ「後輩は二度死ぬ」

 

シク「酷スギィ!」

 

シイ「まあ、そんな事は置いといて。とりあえず、あなた達は初日の修理に取り掛かったわ」

 

ティード「そんな事って…人が死んでるんですけど…(困惑)」

 

シイ「ケーブルを繋ぎなおしたり、錆びている箇所を直したり、他にも色々とetc…etc…」

 

シイ「あー助手が死んだから説明がダルイわー」

 

ティード「お前なぁ…」

 

シイ「そうね…時間にして6時間くらい? ステップにすると大体1/3進んだわね」

 

シク「って事は…15時くらい?」

 

シイ「ええ、時刻は15:30。作業に没頭していたあなた達は、食事を取るのも忘れて色々と点検や交換やらを行なっていたわ」

 

シイ「本来はもっと早くできたんでしょうけど、二人っきりってのもあったんでしょうね。ゆっくりのんびりバッチリやってました」

 

シク「やってました(意味深)」

 

ティード「やめっ…ヤメロォー!」

 

シク「恋人、人気のない場所、ふたりきり。何も起きないはずがなく…」

 

ティード「何もなかった!」

 

ティード「何もなかったッ!!」

 

ティード「 な″ に″ も″ な″ か″ っ″ た″ !!!」

 

シイ「ティード、迫真の訴え」

 

シク「まあここで拒否っとかないと、後であの時子供ができてました〜ってなったら笑えませんからねー」

 

シク「あ、私はいつでも良いッスよ!」グッ!

 

ティード「ええい! うるさいわ雑種ゥ!」

 

シイ「ウルクの王様かな?」

 

シク「ティードん家に居そう」

 

ティード「人違いです!」

 

エロリト「はいはい。アホな事やってないで、続きやりますよ」

 

シク「はーい」

ティード「はーい」

 

シイ「後輩! 死んだはずじゃ……」

 

エロリト「残念だったな、トリックだよ」

 

エロリト「ヘルメットが無ければ即死だった」

 

ティード「多分、それがあっても死ぬと思うんですけど」

 

シク「てか、また死ぬと思うんですけど(未来予知)」

 

シイ「二度あることは三度あるなあ!?(殺意の笑顔)」

 

エロリト「地球にはこんな言葉がある…三度目の正直。先輩の言ってる事が事実になるとは限りませんよ」

 

エロリト「–––って、それより続きです! 無駄話ばかりで、また進まなくなりますよ!」

 

エロリト「時刻は15:30。先ほど説明した状態ですね。取り敢えずそこからRPお願いします!」

 

シク「ヨーヨーサー!」

ティード「ヨーヨーサー!」

 

シイ「エルドライブかな?」

 

 

 

《九十九山-上層部-アンテナ-鉄塔上》PM/15:30。

 

 

てぃーど「ふー…取り敢えず、これでひと段落かな」

 

響「お疲れ様、てぃーど」

 

てぃーど「何言ってんだよ、お前の方が頭使ってただろ? 俺なんて、ただ動いてただけさ」

 

てぃーど「だから、お疲れ様。響」

 

響「ふふ、ありがと。さて、今日はこのくらいにして戻ろうか」

 

てぃーど「ああ、あと残ってる作業は…」

 

響「通信測定と周辺機器の調整くらい…かな? また村で色々やる事あるから、大変だけど…」

 

てぃーど「ま、二人で頑張ろうぜ」

 

響「うん! ––––わあ、あはは! 見て、てぃーど! ここからの眺めすごいよ!」

 

てぃーど「夕日–––はまだ出てないけど、それでも綺麗だな。見晴らしのいい、良い眺めじゃないか」

 

響「あははっ、見晴らしの『いい』『良い』眺めって、なんかヘン!」

 

てぃーど「気にするなよ。それより、荷物はまとめたし戻ろうか」

 

響「うん! あ、そういえば…」

 

てぃーど「どうした?」

 

響「なんでさっき、私から降りるように言ったの?」

 

てぃーど「あーそれはなー、あー…お先!」(荷物回収して鉄塔下へ)

 

響「あ、ズルイ! 待ってよ!」

 

てぃーど「はいはい、分かった分かった。帰るぞ」

 

響「はーい♪」

 

 

 

エロリト「では、お二人はこのまま村に戻るという事でよろしいですか?」

 

ティード「ああ」

シク「うん」

 

シイ「イチャついてんじゃねぇよ、オラァン!?」

 

ティード「お前は仕事しろよ!」

 

シク「ふふふ、羨ましいか! 羨ましいダルルォ!?」

 

シイ「野郎…ッ!」ググッ

 

エロリト「やめてください! そんなクッソくだらない事で争うなんて!」

 

ティード「そうだな。早く進めよう…」ハァ…

 

シイ「でもさあ!」

 

エロリト「先輩、これはゲームなんですから別にいいでしょう?」

 

エロリト「それに、先輩だっていつも画面の向こう側の彼氏と一方的なイチャイチャを…」

 

シイ「 ザ ラ キ 」トゥルトゥルトゥルッ!

 

エロリト「サンクッ!! (絶命)」

 

シク「死んだあああ!! ってか、サンクって!?」

 

※『ザラキ』…敵を確立で即死させる。ちょっとまってそれドラクエネタだよね?。

 

ティード「また死んだぞ…(3度目)」

 

シイ「これで三度目の正直ね…良いわよ、ほっときましょ」

 

ティード「所で、さっき画面の向こう側がどうとか…」

 

シイ「ザラキーm」

 

ティード「すみませんでした!!」orz

 

シク「えみるんの後を追う所でしたね…」

 

ティード「もうやだ、このザラキ神官…」

 

シク「マホトーンかけなきゃ…(使命感)」

 

シイ「神官はあんたでしょ?」

 

ティード「俺は神父だ。間違えてはいけない(戒め)」

 

シイ「はいはい」

 

シク「じゃあ、私達は山を降りて沙染家へ戻ろっか」

 

ティード「ああ」

 

シイ「お、待ちんしゃい。山を降りようとした矢先、あなた達は背後から聞こえる声に気がつくわ」

 

ティード「!」

 

シク「!」

 

ティード「敵か!」

 

シク「女か!」

 

 

 

《九十九山-上層部-山道-村西側》PM/15:35。

 

 

レン「ん″あ″″あ″あああああでたぁぁぁ!! 陽の光だ! 太陽だ! 美しいよ本当にィ!」

 

てぃーど「レ、レン…?」

 

理恵奈「全く…この程度で根を上げるとは情けない」

 

響「あ、理恵奈だ」

 

レン「なんとでも言ってくださいよもおおおお!!!」orz

 

レン「周りは緑、行き先は崖! 恐怖と絶望の中で採った物が草って! 草ってなんですか! 本当に!」

 

理恵奈「草ではありません、山菜です」

 

レン「大まかな分類では草でしょオオォ!?」

 

てぃーど「オ、オイどうしたんだよ一体…」

 

レン「あ、てぃぃいどさん!!」ダダダ!

 

てぃーど「うわお!?」ビクッ

 

レン「怖い! 怖かった! 緑!」ブンブンブン!

 

てぃーど「落ち着け、分かった。話は聞く!」ガクガクガク

 

響「おかえり〜レン、理恵奈。今帰り?」

 

理恵奈「はい、本当はもう少し取って行きたかったのですが…望月さんが音を上げてしまいまして」

 

レン「あ、あんなの無理ですよ…クマだって出たんスよ!?(キャラ崩壊)」

 

てぃーど「お、おう…分かった。分かったから…」

 

響「とりあえず戻ろっか、理恵奈達も一緒に」

 

理恵奈「はい! ほら、望月さん! そんな風に泣きついて無いで、立ってください」

 

レン「わ、分かりましたよ。立ちますよ、立てば良いんでしょ…」

 

響「じゃ、行こっか!」

 

 

 

シイ「てな感じで村に戻るわ。村までは大体15分くらいかしらね」

 

エロリト「その間にやりたい事はありますか?」

 

シク「もう生き返ってる…(驚愕)」

 

ティード「どうなってんだコイツ…(困惑)」

 

エロリト「我がスキル、【三度、落陽を迎えても(?)】の力ですね」

 

シク「ローマかな?」

 

ティード「丹下かな?」

 

シイ「赤セイバーかな?」

 

エロリト「赤セイバーが最後に来るのか…(困惑)」

 

エロリト「まあ僕はジャンヌ・ダルクですからね、クラスは星バー(剣)。そして、サンク教を導く先導者でもある」

 

シイ「キャラ詰め過ぎ」

 

エロリト「このくらい、造作も無いのDEATH☆」

 

ティード「なんだよ、星バーって。てか、なんでスキルに(?)って付いてんの?」

 

エロリト「禁則事項です☆」

 

ティード「星うぜぇえええ!!」

 

シイ(じゃあ、燃やせばいいか…)

 

シク「ジャンヌ・ダルクって、女の人じゃなかったっけ?」

 

エロリト「私はジャンヌ男性説を推しています」

 

ティード「なんだそれはぁ…!? 神父として聞かざるを得ないなあ! (嬉々)」

 

シイ「はいはい! 神聖男子共、そこまでよ!」

 

シイ「全く…すぐ他の事で時間を潰そうとするんだから。油断も隙も無い…」

 

ティード(おまいう)

 

シク(シイいう)

 

エロリト(先輩最低です)

 

ティード「––––あ、そうだ」

 

ティード「一応、やりたい事…っていうか、レンと理恵奈の2人と話しておきたいんだけど」

 

シク「情報を聞き出すの? …と言っても、何か聞けるとは思えないけど…」

 

ティード「それもある…だが」

 

エロリト「好感度上げ、ですね」

 

ティード「バッ…! おまっ!」

 

シク「好感度上げ…?」

 

ティード「ち、違うぞ! お前が思ってるようなものじゃあないッ!! もっとシンプルな…!」

 

シク「あはは。もう、分かってるよティード。そんなオドオドしなくて良いって」

 

シク「キャラクターと仲良くなって、物語を良い方向へ進めるつもりなんでしょ?」

 

ティード「あ、ああ! そうです!」

 

シイ(なぜ敬語…)

 

エロリト(先輩ホント最低です)

 

シイ(なぜよ!)

 

シク「大丈夫だって、私も手伝うから」

 

シク「ね? テ・ィ・ー・ド♡」アハッ

 

ティード「…ここ最近、唐突に背中が冷たくなります。気のせいですかね?」

 

エロリト「気のせいではないです。僕はこの感覚よく知ってますから(白目)」

 

シイ「そうなの?」

 

エロリト「そうなの!(タメ口)」

 

シイ「ふーん、プレッシャーかな?」

 

エロリト「ニュータイプ…いや、ヤンタイプ…」ガタブル

 

シク「それより、話をするんでしょ? 私から振って良い?」

 

ティード「頼むよ」

 

 

 

《九十九山-上層部-山道-村西側》PM/15:40。

 

 

響「そういえば、二人共どこまで行ってたの?」

 

レン「ええ、それがですね。本当は東側から出て戻るはずだったんです!」

 

レン「それが、気がついたら西側から帰宅…何を言ってるか分からないとは思いますが…」

 

てぃーど「落ち着け、分かる、分かるから。東側から出て山をぐるっと一回り…」

 

てぃーど「そんでもって西側から帰宅、現在に至る。そんな感じでしょ?」

 

理恵奈「はい、その通りです。園さん」

 

レン「本当、サバイバルな世界でしたね…(白目)」

 

響「ま、まあ。その疲れ切った顔を見れば分かるよ…」

 

てぃーど「というか、死んでると思うんだが…」

 

レン「半分死んでるかもしれません…」

 

理恵奈「じゃあ、大丈夫ですね! 半分生きてますし」

 

レン「無茶振り過ぎませんかね!?」

 

レン「良いですか、沙染さん! そもそも僕は文系であって貴女のような野蛮な力は…!」

 

理恵奈「はいはい、分かりました。分かりました。ほら、行きますよ〜」

 

レン「ちょ!? なんですかそれ〜」

 

 

 

ティード「あ、そうだ」

 

エロリト「如何されました?」

 

ティード「いや、聞きたいことがあってさ。シイ、今って別れ道の近く?」

 

シイ「別れ道って…村長が説明してくれた西側から出た所にある?」

 

ティード「そう、それそれ。その近くかどうか、ちょっとね…」

 

シク「何かあるの?」

 

ティード「いや、ちょっと興味本位にね。…まさかとは思うけど」

 

シイ「ふーん、何か考えがあるって訳ね。良いわ、ちょうどその場所に来たって感じで」

 

シイ「RPよろしく!」

 

ティード「分かった」

 

 

 

てぃーど「あ、そうだ」

 

響「どうしたの?」

 

てぃーど「いや、ちょっと思い出してさ」

 

てぃーど「理恵奈さん、そこの別れ道ってさ。どこに繋がってるの?」

 

響「え?」

 

理恵奈「ここですか? ここは向こう側の出入り口ですよ。ちょっと道が入り組んでおりますが、一応、山の向こう側へ出られます」

 

響「え? …んっ」スッ

 

てぃーど『話を合わせてくれ (響の口を押さえながら)』ボソッ

 

響『(無言の頷き)』コクリ

 

てぃーど「へー。じゃあ、ここから外にも出られるんだ」

 

理恵奈「ええ、ただ…道が入り組んでいるのでちょっと歩き難いんですよ。それに、途中にはお墓がありますからね」

 

レン「お墓?」

 

理恵奈「あー、すみません、お墓っていうか…石碑? なんか変な石が置いてあるような場所があるんですよ、ちょっと拓けてて」

 

響「へー、変わった場所があるんだね」

 

理恵奈「はい、私も不思議に思ってて」

 

レン「何に使う場所なんです?」

 

理恵奈「さあ…私もよく知らないのです。もしかしたら…義兄様(にいさま)なら、何か知ってるかもしれませんね」

 

てぃーど「兄さん? 君にもお兄さんが?」

 

レン「君にも?」

 

てぃーど「あ、いや…」

 

理恵奈「はい、といっても直接の血の繋がりはありません」

 

理恵奈「実は、帰りに寄るところだったんです。よろしければ御一緒しませんか?」

 

響「うん! 是非! 理恵奈のお兄さんってどんな人なのか、興味あるなあ!」

 

てぃーど「お邪魔でなければ…」

 

レン「あー…じゃあ、僕は先に帰りますね。荷物もありますし〜」

 

ガシッ

 

理恵奈「望月さぁん、実はもう察してるでしょ?」ニコッ

 

レン「……はぃ」ガタガタ

 

理恵奈「じゃあ、行きましょっか!」ニコ

 

 

 

エロリト「と、いうことで貴方達パーティは、理恵奈さんのお兄さん(義)の家へ向かいます」

 

エロリト「よろしいですか?」

 

シイ「はーい」

シク「はーい」

 

ティード「おいコラァ! KP!」

 

ティード「(KP)降りろ! (KPとしての)免許持ってんのかコラ! …おい 」

 

シイ「ありますあります(食い気味)」

 

ティード「だったら、お前(KPとして)ティドォン(真面目)についてこい」

 

シイ「嫌です…」

 

ティード「なんで?(殺意)」

 

シイ「私こういうフレンズだからね、しょうがないね!」

 

シク「すごーい!」

 

エロリト「君はロクでもねぇ、最ッッッ低なフレンドなんだね☆」

 

シイ「首を出せぇい!!(激低声)」お面装備。

 

シク「怖スギィ!」

 

エロリト「せんぱ〜い、少しは真面目にやってくださいよー」

 

エロリト「出ないと進みませんよ〜?」

 

シイ「あーもーわかった! 分かったわよ! だからその変な猫なで声やめなさいよ! 気持ち悪いわ!」お面解除。

 

エロリト「…はぁ、こうでもしないとやらないなんて…なんて情けないフレンz…先輩なんだろう」

 

シイ「あ″?」

 

エロリト「いえ、なんでも」

 

ティード「とりあえず、ハイ続き」

 

シイ「はいはい。貴方達4人は村の西側から村に入り、理恵奈の義兄の家へ向かったわ」

 

シイ「時刻は大体、午後4時…はちょっと早いかな? 15:55分くらいでいいかしら?」

 

エロリト「なんか、やけに細かくありませんか、先輩」

 

シイ「いいのよ、どうせすぐイベントあるから」

 

エロリト「なるほど、計算通り。という事ですね」

 

シイ「そういうこと、少しはこの可愛い先輩を見習いなさいな」

 

エロリト「…………はぁ」

 

シイ「何よそのため息!!」

 

シク「仲良いね」

 

ティード「いいかな?」

 

シク「いいんだよ」

 

エロリト「いえ、別に。それより先輩、到着の描写を」

 

シイ「分かってるわよ。貴方達4人は無事山を降り、村の西側にある一軒のお屋敷に辿り着く」

 

シイ「夕日に照らされた門が緊張感を誘う。遠目に見ても、屋敷全体がそこそこの大きさであると感じるでしょう」

 

シイ「古風な作りで、とても綺麗な見た目ね」

 

シイ「はい、何か聞きたいことは?」

 

ティード「表札、それからポストのようなものがあるなら、その中に物が溜まっているか知りたい」

 

シク「ポスト? そんなもの見てどうするの?」

 

ティード「ポストの中に物が溜まってるってことは、あまり中を整理しない人。または長く家を空けてるか…」

 

エロリト「整理整頓が苦手、またはそれ以外の理由。という事ですね」

 

エロリト「…ちなみに、それ以外の理由では請求書の山が当てはまりますよ…!」

 

シク「ヒエッ…」

 

エロリト「ふふふ、刑事ドラマではよく見る光景ですね。そして犯人になってるか、害者になってるか」

 

ティード「悪魔でフィクションだけどな」

 

シク「過度の課金は気をつけよう!」

 

エロリト「いや、請求書は課金以外も含むんですがそれは…」

 

シイ「くだらんこと言ってるんじゃ無いわよ。それより、てぃーど」

 

シイ「貴方はポストのような物を探したけど、内側から取るタイプ物らしく、中はハッキリとは分からなかったわ」

 

エロリト「いわゆる落として取るタイプのヤツですね。マンションやアパートではよくあるタイプの」

 

シイ「ちょっと違うような…まあ、そんな感じでいいわ」

 

シイ「それと、表札には『衛宮』と書かれているわ」

 

ティード「『衛宮』…?」

 

シク「んー、私達その門の前にいるんだよね?」

 

シイ「ええ、古風な作りではあるけど中身は別物のようね。インターホンのようなものが見えるわ」

 

ティード「まあ、アンテナがあったし? それくらいは…まあ、多少はね?」

 

エロリト「では、お二人共。RPを」

 

 

 

《真神己村-衛宮家-門前》PM/15:55。

 

 

理恵奈「こ↑こ↓です」

 

響「はぇ〜すっごいおっきい」

 

レン「ずいぶん古風な造りですね…まあ、この村全体がそうみたいですけど」

 

てぃーど「いいじゃないか、趣があって」

 

レン「趣があっても優しさはありませんよ、特に…」

 

理恵奈「すみませーん! 手が滑りましたあ! (蹴り)」

 

レン「あ痛!? てか、手じゃない! ハンドじゃなくってキックですよこれ!」

 

理恵奈「変なことを言うからです」

 

レン「事実では!? ってか、まだ何も言ってませんけど!? 風評被害ですよコレェ!」

 

理恵奈「突然現れた不審な人に、宿を貸しているだけありがたいと思ってください」

 

レン「ぐぬぬ…それは、そうですけど…」

 

理恵奈「さあ! 分かったら私にもっと奉仕を!」

 

レン「嫌ああぁ〜……」orz

 

響「仲良いね」

 

てぃーど「いいかな?」

 

響「いいんだよ」

 

理恵奈「おっと、それどころではありませんでした」

 

理恵奈「すみません、今ここを開けていただくよう頼みますので」

 

 

 

シイ「と言うと、理恵奈はインターホンを押す。すると、まるで待っていたかのように門が開き、1人の人物が出てきた」

 

ティード「お義兄さんか」

 

シク「だね」

 

シイ「その人物を見て、レン、そしてあなた達2人は驚くでしょうね。何せ…」

 

 

 

シイ「『赤い外套』に身を包んだ1つの人影が出てきたんだもの」

 

 

 

ティード「……!?」

 

シク「–––––ッッッ!?」

 

シク「あ、《目星》! もしくは《記憶》! それか《知識》で……!!」

 

ティード「落ち着けシク! 相手は顔を出してない! 記憶ロールは……!」

 

シク「その着ている物を対象に取れば問題ないでしょ!?」

 

ティード「あれは対象に取れるのか!?」

 

シク「じゃあ、対象を取らないようにして全体的に見れば…!」

 

エロリト「お二人共、落ち着けください。これは遊戯王ではありませんよ!?」

 

シク「でも…!」

 

シイ「ロールを振るまでも無いわ。あなた達3人は思い出す」

 

シイ「記憶が新しいというものあったけど、その時の状況を鮮明に覚えていた」

 

シイ「赤い外套の人影…あなた達を襲ったあの存在が…森に去ったはずのアイツが目の前にいると、あなた達はハッキリ認識してしまう」

 

シイ「てぃーどは1D3。響はてぃーどがズタボロにされたショックがあるから、1D6のSANチェックね」

 

ティード「くぉー!」

 

シク「ここでSANチェックゥゥゥゥ!!」

 

エロリト「ちなみに、てぃーどは前日の夜に少し会話をしていますので、咄嗟のことに酷く驚いてしまった。ということでお願いします」

 

シイ「まあ何せ、散々ボコられた後だからね。いくら会話してても、ちょっぴり恐怖心があるのも…まあ、多少はね?」

 

ティード「ほとんど自滅なんですが、それは…」

 

シク「自分から言っていくのか…(困惑)」

 

ティード「あれ? ってことは、あの時本当はSANチェック入ったんじゃ…」

 

シイ「振りたい?」ニコッ

 

ティード「イエソンナコトハナイデス」

 

エロリト「ああ、それはですね。あれは夜だったので、姿がイマイチ分からなかったことが1つ。後ろに響が居たことで、恐怖心よりも守らなきゃという感情が勝ったことで2つ」

 

シク「TOGのアスベルみたい」

 

シイ「マモレナカッタ…」

 

ティード「正直、前作までと操作性違いすぎて、そのセリフ何回聴いたか分からん」

 

シク「TOGで変わり過ぎだと思った」

 

シイ「やり辛かったと不評が多かったのか、あれ一回で終了の模様」

 

シイ「なお、新作は…」

 

ティード「真の仲間(1300円)」

 

シク「それ2年前だからァ!!」

 

エロリト「やめてくださいよ、みなさん! 泣いているアリーシャさんだっているんですよ!?」

 

アリーシャ「いいんだ…どうせ、どうせ私なんて…グスッ…えぐっ…」

 

エロリト「あ、本当に居たァ!?」

 

アリーシャ「…けっ、どうせ私はメインヒロインじゃねーんだ…」

 

エロリト「ああ、そんなイジケないで! アニメではカッコよかったじゃないですか! 戦闘でも範囲攻撃や回復もあってかなり強いですし…!」

 

アリーシャ「でも、どうせ『1300円で真の仲間になるRPG』って言うんだろ? 知ってんだぞ! 海外でもそう言われてんの!」

 

アリーシャ「大体、あそこまで散々な扱いしなくていいじゃん! 私、頑張ってるでしょ…っ!?」

 

エロリト「泣かないで…」

 

アリーシャ「それに、これ書いてる奴! アニメもゲームもやってねーし見てねーだろ!! 何知ったかで書いてんだ、いい加減にしろォ!」

 

アリーシャ「馬場と達磨 絶対に許さねぇ!!」

 

エロリト「うわぁ…これはキレてもいいですね…」

 

雪雫ルマ「まあ…正直、今回のテイルズも期待していただけあって、この事件以来、テイルズは正直見るだけで嫌になったんですよね…」

 

エロリト「居たの!?」

 

雪雫ルマ「あっ今来ました。正直、割と真面目に同情しますです、はい」

 

アリーシャ「殺すぞ! 同情するなら活躍をくれ! ヒロインとしての立場をくれ! もう2度と『ヒロイン』の文字を消されないようにしてくれぇぇぇぇええ!!!」ガンガンガン!!!

 

エロリト「……書いてる奴がとても無知識とは思えないくらい迫真ですね…」

 

雪雫ルマ「大体プレイした友人の感想です、ハイ」

 

エロリト「アッハイ」

 

シイ「オイ何やってんだぁ!? オイ!」

 

ティード「楽しそうだね~! オイ俺らも混ぜてくれや~!」

 

シク「ねーお兄ちゃ~ん。混ぜてほしいんだけど~。ワーーーイ(無邪気)」

 

アリーシャ「なんだお前ら!?(驚愕)」

 

ティード「何この子〜? かわいいじゃん! お名前はー?」

 

アリーシャ「ア、アリーシャ…です、はい…」オドオド

 

ティード「へぇーいいじゃん! 見た目もグレートだしさあ!」

 

シク「お、浮気かな?^^」

 

ティード「名前聞いただけで浮気とか…この人頭おかしい…(小声)」

 

シイ「そもそも付き合ってないと思う(冷静)」

 

シク「ジョーダンだって! ジョーダン! …多分ね」

 

ティード「(困惑)」

 

シイ「そんな事より! コイツよ!」

 

雪雫ルマ「…拙僧?」

 

シイ「そう! 私たちの話がロクに進まなかったり、とんでもないカオスになるのは、全てコイツの所為よ!!」

 

ティード・シク・エロリト「「「多分、お前(シイちゃん・先輩)がまともにやらないからだと思うんですけど」」」

 

シイ「コイツを殺れば全て終わるわ! さあ、全員かかりなさい! そうすれば、こんなめんどくさいことしなくて済むんだもの!」

 

ティード「お前やっぱKP向いてねーわ!」

 

シク「シイちゃん、どっちかと言うと体育会系だから…」

 

エロリト「先輩マジ最低です」

 

アリーシャ「あ、あの…私はどうすれば…」

 

雪雫ルマ「取り敢えず、逃げますよ〜逃げますゥ!(アリーシャに袋被せる)」ファサ

 

アリーシャ(in袋)「!? 何これ! どう言うこと!?」

 

雪雫ルマ「じゃ、そう言うことで!(逃)」ダッ

 

アリーシャ(in袋)「あ、ちょ、待ちなさい! 私はまだ、ヒロインとしての立場に返り咲き…」

 

アリーシャ(in袋)「あ、ちょ、やめ…速い! 揺れる! 覚えときなさいy え…? なんか浮遊感がああああああ!?」

 

シイ「窓から逃げたぞ! 追え!」

 

シク「誰も追わないよ…」

 

ティード「てか、お前だけだぞ…そこまで元気なの…」

 

エロリト「本当に先輩はバカですね…」

 

エロリト「えっと、かなり話がズレましたが続きやりますよ」

 

エロリト「あ、初見の皆さんには何が起こってるか分からないと思われます。大変申し訳有りません。ですが、考えたら負けです。そんな物とお考えいただければと」

 

シイ「何予防線張ってるのよ」

 

エロリト「張らなきゃ怒られるでしょ!? 本当に先輩はバカですね!」

 

シイ「お前後で『天地乖離す開闢の星』な」

 

エロリト「CCCベースなら即死じゃないですか!」

 

ティード「エミル…」

シク「えみるん…」

 

エロリト「あー、オッホン…では、説明の続きですね」

 

シイ「あくしろよ」

 

エロリト「といっても…まあ、ぶっちゃけRPが良かったからで3つ。というよりこれが最大の理由…ですな? KP」

 

シイ「はぁい」

 

ティード「何こいつウザい」

 

シク「ザラキーマがとんでくるよ?」

 

ティード「すみませんでした」

 

エロリト「響は先ほど言った通りです。てぃーどと襲撃者が会話していた事を知りませんので、そのままショックが大きかったという事で」

 

シク「うん、実際 響はかなり動揺するだろうしね」

 

シイ「そうね…」

 

エロリト「では、2人とも振りますよ」

 

 

てぃーど《SANチェック》29/50→○。

響《SANチェック》65/55→✖️。

 

 

シク「ぴぎゃああああああああ!」

 

ティード「うるせえ!」

 

シク「だって! だって! だってぇぇええ!」グイグイグイ

 

ティード「やめろ! 揺らすな! 色々大きいお前が揺らすと見える! 見えちゃうううう! 三途の川と夢の谷間がああああああ!?」グラグラグラ

 

シク「何さ! 別にいいでしょう!? いいよね! いいからさああああ! (狂乱)」

 

エロリト「やめて! (全年齢対象的に)おやめください! 先輩助けて!」

 

シイ「はい、減少SAN値決めるわね〜」

 

エロリト「コォイツぅうううううう!!」

 

 

《減少値》1D6→6。

 

響《SAN値》55→49。

 

 

シイ「あ」

 

シク「え」

 

ティード「あ」

 

エロリト「あーー…オホン。えー、今更ですが、SAN値現象についてご説明します」

 

エロリト「SAN値とは、探索者の精神力です。これが0になると廃人になり、探索続行不可となります」

 

エロリト「イベントなどで減少、回復する場合がありますので、上手く避けたり回復するように努めましょう」

 

エロリト「それから…えー…SAN値が、一度に5以上減少した場合。アイデアロールを振り、成功した場合《発狂》となります」

 

エロリト「恐怖を感じ、ロクでもない想像をしてしまった…と、考えていただければよろしいかと」

 

エロリト「《発狂》した探索者は、一時的に精神的状態異常となり、まともに行動することができません」

 

エロリト「これを治すには、《精神分析》のスキル。もしくは効果のあるアクションをする必要があります」

 

エロリト「一応、一時的に発生するものなので、時間が経てば治りますが、この症状がなかなかに厄介なので、早めに治療することを進めます」

 

エロリト「発狂についてはKPと相談して決めるか、ダイスによって決める事が多いですね」

 

エロリト「以上、説明は終わりです。簡単なものですが、ご理解いただければと…」

 

シク「おい、何勝手に説明してんの(半ギレ)」

 

エロリト「一応、それが仕事ですので…」

 

ティード「落ち着け、シク。まだ発狂確定になった訳じゃないだろ」

 

シク「そう…だけど…」

 

シイ「さて、振るわよ」

 

 

響《アイデア》78/65→✖️。

 

 

シク「あぶなっ!」

 

シイ「失敗…ね。チッ…」

 

エロリト「先輩露骨に舌打ちしないでください」

 

ティード「まあ、確かに失敗で良かったかもな」

 

シク「ん? それどういう意味?」

 

ティード「いや、だってさ。もし成功してたら…」

 

 

 

シク『ああっ! テメーはてぃーどをズタボロにした野郎じゃねーか!』

 

赤い外套『ファッ!? なんや君ぃ!?』

 

シク『ヤローテメェぶっ殺してやらあ! そこを動くなよ! 今すぐバラバラに砕いた後、コンクリ詰めにして2度と天を拝めないような深い海の底へとご案内して差し上げるからさあ! 逃げんなよーーッ! 赤いの!!』ズバン!

 

赤い外套『ああああもうやだあああああ!!!』

 

 

 

ティード「–––ってな事に…」

 

シイ「あー…」

エロリト「あー…」

 

シク「やだなあティード、そんな訳ないじゃない」

 

ティード「そうかあ? やっぱ流石にオーバーk」

 

シク「バラバラなんて生ヌルい…もっと生まれたことを後悔させるようにしないと…例えば、生きたまま○○○を×××とか、○を×××××とか…」

 

ティード「うわぁ…」

 

シイ「姉怖E」

 

エロリト「エグすぎる内容の為、一部伏せさせていただきます。ご了承ください」

 

シイ「じゃあ、その心境のままRP…と言うのはいいか。驚くあなた達を見て、襲撃者はフード上げ、その顔を明かす」

 

シイ「褐色の肌、レンガのような赤と純白の白が混じり合ったやや長い髪、鷹のような鋭い目。まさに隙の無いといった男が、あなた達全員をひとりひとり見て––––」

 

 

 

理恵奈「義兄様…? 如何されましたか?」

 

義兄(襲撃者)「…待っていたぞ」

 

 

 

シイ「と、言った…。––––てな感じで今回はここまで!」

 

ティード「おおう…っ!」

 

シク「まさか、まさかの襲撃者!」

 

エロリト「ここからの展開が楽しみになって来ましたね」

 

ティード「森に逃げたと思っていたが…まさか理恵奈の義兄だったとは…」

 

シク「うん。それに、昨晩のてぃーどとの会話も気になるね。今後の伏線になるかな?」

 

ティード「かもな。それに、理恵奈がどんな立ち位置なのかも気になる…」

 

シク「そう言えばそうだね。逃げる姿を見てるはずだし…」

 

ティード「うーん…」

シク「うーん…」

 

シイ「ふふ、どうかしら。さ、助手。最後に締めて」

 

エロリト「ええ!? 僕ですか!? …えーと、じゃあ…」

 

シク「ワクワク」

ティード「わくわく」

 

エロリト「ま、また次回も頑張っていきましょう! サンクチュアリ!!」グッ!

 

ティード「サンクチュアリ!」グッ!

シク「サンクチュアリ!」グッ!

シイ「サンクチュアリ!」グッ!

 

 

 

エロリト「……みなさん、適応力高過ぎじゃないですかね…(困惑)」それともただ、ノリが良いのか…。

 




やっちまったあああああああああ!。

どうも、不幸を届けるサンタさんです。

前回、すぐに出すと言ってから10日以上たっている事実…!。

それが分かった上で止まらぬ指…しょうがねぇんだ! あんな早くイベントが来るとは思わなかったんだ! 俺は悪くねぇ!(7歳児)。

と、いうわけで今回は番外編? というのも出しました。気になる方はそちらもどうぞ。

本編とは別の場所で描かれる描写になります。詳しくはそちらで。

では、また次回。しばらくイベントもないでしょうから大丈夫…大丈夫だよね…?。


追↑伸↓

テイルズ・オブ・ゼスティリアのアニメ、見ようと思います。

てか、見ないと怒られそう…(知ったか並感)。

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