ベルが流派東方不敗継承者なのは間違っているだろうか?   作:友(ユウ)

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第一話 ベル、アルテミスと出会う

 

 

 

 

デビルガンダムとの戦いから暫くの時が流れたある日。

ベル達は仮住まいにしている被害の少ない建物で、オラリオ復興の為に今日も朝から街へ出かけようとしていた。

服装を整え、準備を完了させる。

 

「よし!」

 

ベルがそう言うと、

 

「こっちも準備OKだ」

 

「私も何時でも大丈夫です!」

 

ヴェルフとリリが笑みを浮かべながらそう言い、

 

「わたくしも大丈夫です」

 

「わたしらもね」

 

「(コクコク)」

 

春姫、ダフネが続き、カサンドラが頷いている。

全員が出発しようとした時、

 

「あっ、皆!」

 

彼らの主神であるヘスティアが声を掛けてきた。

全員が振り向くと、

 

「頑張ってくるんだよ!」

 

満面の笑みとサムズアップでヘスティアは皆を送り出す。

 

「はい! 行ってきます、神様!」

 

ベルが皆を代表して笑顔でそう答えた。

 

 

 

 

一行が復興を始めているオラリオを進んでいくと、

 

「おう! 冒険者! 今日も精が出るね!」

 

「いつも助かってるよ! ありがとう!」

 

「あっ、【世界の中心で愛を叫んだ漢(キング・オブ・ハート)】だ!」

 

「おはよう!」

 

住民たちが声を掛けて来て、ベル達も笑顔で受け答えしていく。

オラリオの住人たちは逞しく、デビルガンダムによってほとんどの建物が倒壊しても絶望せず、各々が出来ることに取り組み、街を復活させようとしていた。

その復興にも身体能力の高い冒険者達の活躍は目覚ましく、特に最上級であるベルを始めとしたシャッフル同盟はあらゆる者達から頼られていた。

ベルやリリはその力を活かした瓦礫の除去。

ヴェルフは同じように体を使う仕事もあれば、鍛冶の技術を使って大工工具などを必要な者達に作ってあげている。

余り身体能力に優れない(とはいえ一般人よりかは高い)春姫やダフネ、カサンドラはシルを始めとした『豊穣の女主人』の面々と炊き出しの準備に取り掛かっている。

そして太陽が頂点に差し掛かるころ。

 

「皆さーん! お昼ご飯の準備ができましたよー!」

 

シルが声を張り上げながら呼びかける。

その言葉に待ってましたと言わんばかりに、多くの住人が集まってきた。

その一人一人に食事を配っていくシル達。

ベルの順番が回ってくると、

 

「いつもお疲れ様です。ベルさん」

 

明らかに他の人の対応とは違う笑顔を浮かべてベルに食事を渡すシル。

 

「いえ、こちらこそ。いつも美味しい食事を作ってくれてありがとうございます」

 

「もう、ベルさんってばまだそんな他人行儀みたいなこと言うんですから!」

 

ベルの言葉にシルは少し不満そうな表情を浮かべる。

 

「いいですか? 私はベルさんのハーレムの一人です。つまりベルさんの側室になる予定で妻の一人です。妻が旦那様の食事を作るなんて当然じゃないですか!」

 

「あ、あはは…………」

 

言い聞かせるように言ってくるシルに対し、ベルは乾いた笑いを浮かべることしか出来ない。

その時、ドーンという音がしてそちらを向くと、ベル達が受け持っている区画とは別の区画で砂煙が上がっていた。

ベルは何だろうと首を傾げる。

 

 

ちなみのその場所では金髪の少女が今日片付ける予定の瓦礫を全て吹っ飛ばしたとかしないとか。

 

 

ベルが食事を受け取って周りを何となく見回すと、

 

「ニャ~! リュー何処行ったニャー! もー、この忙しい時に~!」

 

アーニャが愚痴を零している。

 

「あれ? リュー居ないの?」

 

その言葉を聞いて、ベルはポツリと呟く。

 

「ええ、出かけてるみたいで………ベルさん、何かご存知ですか?」

 

シルの言葉にベルは少し考えると、

 

「…………あっ、そう言えば少し用があってオラリオの外に出るって言ってたような………」

 

ベルは曖昧に答える。

 

「そうですか………危ない事してなければいいんですけど…………」

 

シルが心配そうにそう言うと、

 

「リューならきっと大丈夫ですよ」

 

ベルが笑みを浮かべてそう言うと、

 

「クスッ、そうですね」

 

シルも釣られて笑みを浮かべながら頷いた。

ベルはその場を離れて食事を摂っていると、エイナが荷物を抱えながら歩いているのを目にした。

ベルは残りの食事をかき込むと、エイナに駆け寄っていく。

 

「エイナさーん! 何してるんですか?」

 

呼びかけながら近付くと、

 

「あっ、ベル君!」

 

エイナは嬉しそうな笑みを浮かべて答える。

 

「今夜のお祭りの準備。ベル君は復興の手伝い?」

 

「はい。それよりも重くないですか? 良ければ持ちますよ?」

 

エイナの持つ荷物を見てベルはそう言うが、

 

「ありがとうベル君。だけど気持ちだけ受け取っておくよ。ベル君の力が必要な人は他にもっといるからさ」

 

「そうですか」

 

ベルも無理に持つつもりは無く、すぐに引き下がる。

 

「じゃあベル君、復興頑張ってね」

 

「エイナさんも! お祭りは僕達も行きますから!」

 

「楽しみにしててね!」

 

そう言ってエイナと別れた。

 

 

 

そのまま今日のノルマを遥かに超えた片付けを終えたその夜。

復興の進んでいる区画に出店が立ち並び、多くの人が賑わっていた。

今日は新月祭と呼ばれるお祭りであり、神々が下界に降り立つ前から行われている祝祭だ。

それは月を神に見立ててモンスターの魔の手から無事を祈る意味合いが込められている。

【ヘスティア・ファミリア】の一行が出店を見て回りながら祭りを各々が楽しんでいると、

 

「さあさあお立合い! 遠き者は音に聞け! 近き者は目にも見よ!」

 

聞き覚えのある男神(だんせい)の声が呼び込みを行っていた。

 

「この声は…………」

 

ヘスティアが声のする方を注視する。

そこには、

 

「そして、腕に覚えのある冒険者ならば名乗りを上げろ!! さあ、この槍を引き抜く英雄は誰だ!?」

 

ベル達もよく知る男神、ヘルメスが簡易的に作ったテントの中にあるステージに立ち、声を張り上げていた。

 

「何をやっているんだヘルメスは………?」

 

呆れた様に呟くヘスティア。

そんなヘスティアを他所にヘルメスは言葉を続ける。

 

「これは選ばれた者にしか抜けない伝説の槍!」

 

ヘルメスの前には水晶のような鉱石に真っ直ぐに突き刺さった長物の柄。

ヘルメスの言葉通りなら槍なのだろう。

 

「手にした者には貞潔たる女神の祝福が約束されるであろう…………」

 

すると、大袈裟な身振りで懐に手を入れ、

 

「更に! 抜いた者には世界豪華観光ツアーにご招待!! 既にギルドも許可済みだぁ!!」

 

ギルドの署名が入った羊皮紙を見せつけながらヘルメスは高らかに叫ぶ。

その言葉に集まった人々は歓声を上げる。

だが、

 

「伝説の槍ぃ………?」

 

ヴェルフが胡散臭そうな声で呟く。

 

「まーたヘルメス様が怪しげな催しを…………」

 

リリも疑り深い視線を向ける。

しかし、

 

「でも面白そうじゃないか! やってみようぜ、ベル君! 君なら力尽くで抜けるだろう!」

 

ヘスティアは楽しそうにそう言う。

彼女にしてみれば、ヘルメスの言っていることが嘘か本当かなどは如何でもよく、純粋にベルと祭りを楽しみたいという思いだった。

 

「あ、はい!」

 

ベルも折角のお祭りなのでこういう事にも参加するのは悪くないと思い、了承した。

すると、

 

「私達もやってみましょう!」

 

直ぐ近くで何となく聞き覚えのある少女の声が聞こえ、ベル達がそちらを向くと、

茶髪をポニーテールにしたエルフの少女、【ロキ・ファミリア】のレフィーヤと、

 

「アイズさん!」

 

「うん、いいよ」

 

レフィーヤに名を呼ばれ、頷いた金髪金眼の少女。

ベルの恋人であり正妻筆頭であるアイズがそこにいた。

すると、その二人もベル達に気付き、

 

「「ああぁ~~~~~~~~~っ!!??」」

 

ヘスティアとレフィーヤが同時に声を上げる。

 

「ヴァレン某!!」

 

ヘスティアがアイズを指差しながら声を上げ、

 

「………ヘスティア様……………それにベル・クラネル!!」

 

レフィーヤはヘスティアに対しては相手が神なので名指しすることは避けたが、ベルに対してはビシッと指を突き付ける。

因みにレフィーヤはベルとアイズが恋人同士な事を未だに認めていない。

一方ヘスティアはベルとアイズの仲は渋々ながらも認めているものの素直になれないでいる。

だが、

 

「ベル…………」

 

「アイズ………」

 

その二人は視線を交差させ、何も言わずともお互いの気持ちを分かり合っていると言わんばかりに幸せな雰囲気を醸し出していた。

それに気付いたヘスティアとレフィーヤはそれぞれの手を取ると、

 

「アイズさん! この勝負負けられません!」

 

「ベル君! これはファミリアの威信をかけた戦いだ!」

 

「いや、これそういうんじゃ無いと思うんですけど………」

 

相変わらずな関係を見て、やれやれと肩を竦める【ヘスティア・ファミリア】一同。

それと、

 

「何やってんだあいつらは………?」

 

深々と溜息を吐く狼の獣人であるベートがいた。

 

「あれ? ベート様もいらしてたんですか?」

 

ベートに気付いたリリがそう言う。

 

「テメーらか…………俺はアイズのお目付け役だよ………ったくメンドクセェ」

 

ベートはそうボヤく。

アイズは前ほどの頻度は無くなったとはいえ未だに暴走することがあり、それを抑えることの出来る【ロキ・ファミリア】で唯一の存在がベートの為、こうしてアイズを監視する様に言われているのだ。

因みにアイズは本日の昼頃にも怪我人は出なかったが少々暴走したらしい。

その頃ステージでは、

 

「ふぬぅぁあああああああああっ!!」

 

既に何人もの冒険者が槍を引き抜くことに失敗している。

今現在チャレンジしているのはモルドだが、槍はビクともしない。

 

「くそっ、抜けねえ………」

 

モルドは悔しそうにステージを降りる。

 

「さあ! 次の挑戦者は誰だ!?」

 

ヘルメスが次を促すと、

 

「はい! 私です!」

 

レフィーヤは勢い良く手を挙げ、意気揚々とステージに上がった。

だが、

 

「…………だめぇ、ピクリとも動きません」

 

呆気なく脱落した。

 

「おっとレフィーヤちゃん…………早い! 早過ぎるぞ!」

 

レフィーヤの諦めの早さにヘルメスも多少呆気にとられた。

 

「さあ次は…………!」

 

ヘルメスが次を促そうとした時、アイズが無言でステージに上がる。

 

「………おおっと、これは! 【剣女王(クイーン・ザ・スペード)】こと、アイズ・ヴァレンシュタインの登場だ!!」

 

オラリオでも有名なアイズの登場にその場が盛り上がる。

アイズはそのまま槍の前に立ち、絵を両手で握って力を込める。

 

「さあ! 力が入るアイズ・ヴァレンシュタイン!」

 

ヘルメスの実況にも力が入り、

 

「アイズさーん! 頑張ってくださーい!」

 

アイズを応援するレフィーヤ。

だが、

 

「ッ…………!?」

 

アイズは何かに気付いたように力を入れるのを止めてしまった。

 

「ダメ………抜けない…………」

 

そう言って、早々にリタイヤしてしまった。

 

「そんなぁ~………」

 

露骨にガッカリするレフィーヤ。

しかし、戻ってきたアイズにベートが小声で話しかけた。

 

「何で抜くのを止めた? お前なら力尽くで抜けただろう?」

 

その言葉にアイズは立ち止まると、

 

「あれは私のじゃない………」

 

それだけを答えた。

 

「さあ、次の挑戦者は………!?」

 

アイズ達を他所に、ヘルメスは次の挑戦者を呼ぶ。

そこに上がってきたのは皆に激励を貰ったベルだ。

 

「おっ、次は君かい? ベル君」

 

ヘルメスはベルに対してフレンドリーに声を掛ける。

 

「はい! よろしくお願いします!」

 

ベルは礼儀正しく一礼する。

 

「さあ! 真打の中の真打! オラリオを救った救世主! そして、あのアイズ・ヴァレンシュタインに熱~~~~~い愛を叫び、見事彼女のハートを射止めた、その二つ名に恥じない男! 【世界の中心で愛を叫んだ漢(キング・オブ・ハート)】ベル・クラネルの挑戦だ!!」

 

ヘルメスの実況にいっそう熱が籠る。

 

「ヘルメス様………そう堂々と言われると恥ずかしいです…………」

 

思わず力が抜けるベルだったが、気を取り直して槍の柄を掴む。

そして引き抜こうと力を込める瞬間、

 

(見つけた)

 

ベルは声を聞いた気がした。

 

「え?」

 

ベルが声を漏らした瞬間、槍の柄に光の文字が浮かび上がり、それが矛先に到達した瞬間、穂先を覆っていた水晶のような鉱石は粉々に砕け散った。

 

「わっ!?」

 

突然の事にベルは一歩下がる。

そのままベルは露になった槍の全貌を呆然と見つめていた。

それを見たヘルメスは、羽付き帽子を深く被り直し、

 

(そうか………運命は君を選ぶのか…………)

 

僅かに哀れみの籠った瞳でベルを見つめながらそう思った。

そのベルは、ヘスティアや仲間達に称賛されている。

ヘルメスは気を取り直すと、

 

「おめでとう、ベル君」

 

未だに呆然としているベルに手を差し出した。

 

「あ、いえ、僕も良く分からなくて…………」

 

ベルはそう言いつつもヘルメスの握手に応える。

ヘルメスは一度ベルを見据えると、

 

「それじゃあ、今回の旅のスポンサーのお出ましと行こう!」

 

そう言いながら観客達の後方に視線を向けた。

 

「スポンサー?」

 

ベルもつられてそちらに視線を移すと、観客達の後方から歩いてくる人影があった。

その人影が近付いてくるにつれ、観客達が二つに割れ、道を開ける。

それは青い髪の女性だった。

いや、只の女性ではない。

女性の神………女神だった。

その時、

 

「アルテミス! アルテミスじゃないか!?」

 

ヘスティアが嬉しそうに叫んだ。

 

「お知り合いですか?」

 

ベルが尋ねると、

 

「天界で交流していた神友だよ! 僕の神友(マブダチ)さ!」

 

アルテミスに向き直りながらそう言うと、アルテミスは微笑みを浮かべる。

 

「アルテミスーーーーッ!!」

 

ヘスティアは笑みを浮かべながら駆け出し、それに応えるようにアルテミスも笑みを浮かべながら駆け出す。

誰もが熱い抱擁を交わすと思われたその瞬間、アルテミスはヘスティアを素通りした。

 

「……………へ?」

 

ヘスティアは呆気にとられるが、アルテミスはそのまま走り続けると地面を蹴り、

 

「見つけた! 私のオリオン!」

 

そのままベルにダイブした。

 

「オリ……」

 

「……オン?」

 

リリとヴェルフがアルテミスの言葉を復唱し、ヘスティアはギギギとブリキ人形のように首を回すと、そこにはベルの胸に抱き着いているアルテミスの姿。

 

「な………な………な…………!?」

 

ヘスティアがなんじゃそりゃと叫ぼうとした。

その瞬間、―――ビキリ―――とその場の空気が一変した。

 

「いっ!?」

 

ベルにはその空気の出所はすぐにわかった。

 

「……………………」

 

アイズが頭に怒りマークをハッキリと浮かべて不機嫌になっていたからだ。

 

「ア、アイズ………! 待って………! 僕にも何が何だか………!?」

 

ベルは何とかアイズを宥めようとするが、アイズの周辺には闘気の渦が巻き起こり、近くに居た人々が吹っ飛ばされている。

ゴゴゴと地鳴りまで起こし始めたアイズにベルは冷や汗をダラダラと流していたが、

 

「ったくしゃあねえな………」

 

ベートがやれやれとい言わんばかりにアイズの前に立つと、

 

「おいベル! アイズは俺が抑えてやる! お前はさっさとその神達から事情を聞きだせ!」

 

「ベートさん!」

 

「不本意だがこういうアイズを抑えるのは慣れてんだよ!」

 

ベートはそう言うとアイズに向き直る。

そのアイズは、その目に嫉妬の炎をメラメラと燃やしている。

 

「さっさと行け! お前らが居るといつまでもアイズの怒りが収まんねーんだよ!」

 

「す、すみません! この借りはいつか必ず!!」

 

ベルはそう言うと未だ離れないアルテミスを仕方なく抱き上げ、ついでに槍を拾うとヘルメスに呼びかける。

 

「ヘルメス様! ちゃんと説明してくださいね! 一先ず僕達が泊ってる仮住まいに!」

 

「分かったよ……」

 

ヘルメスはそう返事をする。

ベルはアルテミスを抱き上げたまま仮住まいへと向かった。

 

 

 

その後、復興が進んでいた区画の一部が再び瓦礫の山や穴だらけになった事は、被害が大きかったと言うべきか、これだけで済んだと言うべきか微妙な所だったそうな。

 

 

 

 

 








はい、こちらではお久しぶりです。
劇場版第一話の投稿です。
前書きでも書きましたがこれは本編後としております。
正確には外伝後と言うべきか………
とりあえず短ければ三話。
長くても五話前後位を予定しております。
リクエスト取った当初は書けるか不安でしたが実際に見たらネタが出るわ出るわ。
一応師匠の登場も予定しておりますが、最後の方だけです。
キョウジの出番は……………今の所予定して無いんです。(ごめんなさい)
何か理由を付けて参戦出来なかった事にしようかと………
もし何かネタが浮かべば出てくるかもしれませんが。
望みは薄です。
さて不敗ベル君は一体どのような物語を繰り広げるのか乞うご期待。
因みに本編よりもタイトルを作るのに苦労してたり?
それでは次回にレディィィィィィィッ………ゴーーーーーー!!

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