当たり前の後ろ ~テワタサナイーヌ物語~   作:吉川すずめ

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当たり前

 テワタサナイーヌと大輔が結婚して二回目の正月を迎えた。

「明けましておめでとうございます」

「ござまーす」

 テワタサナイーヌ、大輔、日向(ひなた)の3人が揃って山口夫妻に新年の挨拶をした。

「明けましておめでとうございます」

 山口と弥生も挨拶を返した。

「はい、日向ちゃん。お年玉」

 弥生が日向にお年玉のポチ袋を差し出した。

「なーに?」

 日向は、お年玉の意味がわからず首を捻っている。

「これは、おとしだまといって、日向が一年間元気でいられますようにっていうみんなの気持ちよ」

 弥生がゆっくりと話して聞かせた。

「???」

 日向は、ますますわからず首を捻った。

「とりあえず、『ありがとう』って言ってもらっとけばいいのよ」

 テワタサナイーヌがざっくりと話をまとめた。

「うん!ありとー」

 日向がにっこり笑って弥生からお年玉を受け取った。

「わーい、わーい」

 日向は、ポチ袋を頭の上に掲げて部屋の中を走り回っている。

「意味はわからなくても、もらえたのは嬉しいのね」

 弥生がクスクス笑った。

「新年をお祝いして乾杯しますか」

 山口がグラスの用意をした。

「日向は、何飲む?」

 テワタサナイーヌが日向に飲み物のオーダーを取った。

「んー、ぎうにう!」

 そう言うと日向は冷蔵庫から牛乳のパックを出し両手に抱えて持ってきた。

 牛乳は、日向にとって水代わりの飲み物になっている。

「いれてー」

 日向は、まだコップに注ぐことができない。

 牛乳パックをテワタサナイーヌに差し出した。

「あ、はい、はい」

 テワタサナイーヌがパックを受け取って日向のコップに牛乳を注いだ。

 テワタサナイーヌ、大輔、弥生は缶ビールを開けた。

 山口はジンジャエールにした。

「今年も家族が健康でいられますように。乾杯!」

 山口が乾杯の音頭を取った。

「かんぱーい!」

「ぱーい!」

 全員で杯を合わせた。

「やっぱり家族っていいわー」

 テワタサナイーヌがしみじみと言った。

「家族で思い出しましたけど、大輔さんは実家に行かなくていいんですか?」

 山口が大輔を見た。

「結婚式にも来てくれなかったくらいですからね。行っても門前払いにされるんじゃないかと思うんですよ」

 大輔が苦笑した。

 

──二年前

 正月が明けて間もなく、大輔はテワタサナイーヌを連れて実家にテワタサナイーヌの紹介と結婚の意向を報告に行った。

 大輔の実家は、和歌山県でみかんの栽培をしている農家だ。

 実家には、両親と兄夫婦が生活している。

 みかん農家は、兄が継いでいる。

 テワタサナイーヌとの交際は、すでに電話で話をしてある。

 彼女の外見や生い立ちについても伝えていたので、初めて顔を見ても両親が驚くようなことはなかった。

「初めまして、山口早苗と申します。大輔さんとは結婚を前提としたお付き合いをさせていただいています」

 広い和室に通されたテワタサナイーヌは、座布団をあてずに正座で挨拶をした。

 テワタサナイーヌは、普段ほとんど着ないワンピース姿だった。

「大輔から話は聞いています。よく来てくれました」

 大輔の父が笑顔で迎えてくれた。

「早苗さんは、犬と人間の合の子ということですが、生まれたときからですか?」

「いえ、生まれたときは普通の人でした。小さいときに何らかの原因で犬の血が混ざってこうなりました」

 テワタサナイーヌがにこやかに説明した。

(いい感じのお父さんでよかった)

 大輔の父に受け入れられているようでテワタサナイーヌは安堵した。

「早苗さんも、これから池上の一員としてよろしくお願いしますね」

 大輔の母がテワタサナイーヌに話しかけた。

「そのことなんだけど……」

 大輔が口を開いた。

「ん、どうした?」

 大輔の父が訝しげな顔をした。

「俺、山口になろうと思ってる」

 にこやかだった父親の顔が険しくなった。

「なんだと」

 大輔の父が明らかに怒りを込めた声で大輔を問い詰めた。

 テワタサナイーヌは、場の雰囲気が怪しくなったのを感じとり、なるべく目立たないようにした。

「だから、結婚したら俺が早苗さんの姓を名乗ろうと思ってる」

 大輔が自信に満ちた声ではっきりと宣言した。

「ばか野郎!」

 大輔の父が怒鳴った。

「結婚したら男の名前になるのが当たり前だろ!女の名前になるなんて聞いたことない!お前、池上を捨てるのか?!」

 大輔の父は、今にも殴りかかりそうな勢いで詰め寄った。

「聞いたことがあるかどうかは関係ない。俺は、池上から山口になっても父さんの子だし、家族を捨てるつもりはない」

「ふざけんな!お前は池上も家族も捨てるっつってんだよ!そんな結婚、オレは認めんぞ!出てけ!二度と帰ってくるな!」

 大輔の父は、一方的に怒鳴り散らして部屋を出ていった。

 母は、どうしていいのかわからずにオロオロしている。

「こうなるとは思ってた。嫌な思いをさせてごめん」

 大輔が震えるテワタサナイーヌの肩を抱いた。

「帰ろう。義理は果たした。もうこの家には戻らない」

 大輔は、テワタサナイーヌの手を取り引きずるように部屋を出た。

 玄関を出て門まで歩いたところで大輔は足を止めると、家の方に向きを変え、深々と頭を下げた。

 テワタサナイーヌも大輔とともに頭を下げた。

 大輔の足下に黒い染みがいくつもできていた。

「行こう」

 大輔は、ふらつくテワタサナイーヌの肩を抱いて実家を離れた。

 大輔が実家を振り返ることはなかった。

「これでよかったの?」

 東京へ帰る新幹線の中で、それまで無言だったテワタサナイーヌが口を開いた。

「いいんす」

 大輔は、すっきりしたようないつもの顔に戻っていた。

 その表情に悲壮感はなかった。

「こうなるのは予想してたす。お父さんとお母さんには、俺から説明するす」

 そして、大輔側の参列者が誰もいない結婚式となった。

 

「あのときは、お父さんも興奮してたから振り上げた手をどう下ろしていいかわからず、意地になってたかもしれないでしょ。ずいぶん時間も経ってるし、日向が生まれたこともあるから、とりあえず、電話だけでもしてみたら?」

 弥生が大輔に連絡を勧めた。

「わかりました。あとで電話してみます」

「大輔くん、素直でいい子」

 弥生が大輔をほめた。

「とーたんいいこ」

 日向が弥生の真似をした。

「お、父さんいい子か?ありがとう」

 大輔が日向の頭を撫でた。

 日向は、気持ちよさそうに目を閉じた。

「それにしても『当たり前』って難しいわよね。大輔くんのお父さんにとっては、結婚したら男の姓を名乗るのが当たり前で、それが正しいことなんだもんね」

 弥生がため息を付いた。

「そうですね。当たり前だと思うことは疑うことがありません。そして、それが正しいと思っていると、その当たり前に反することは正しくない、間違っているということになります。だから受け入れられない」

 山口が続けた。

「そういうものですからって思えるといいのにね」

 テワタサナイーヌが山口の言わんとすることを代弁した。

「そうですね」

 山口が頷いた。

 

 大輔は、まず兄に家の様子を聞くために電話をかけてみた。

「あ、兄さん。久しぶり。なんか、いろいろ迷惑かけてごめん」

 大輔は、兄に謝った。

「大輔か。元気そうで安心したよ。実はな、ずっと話したかったんだけど、2年前のこと。お前と早苗さんが家を出て門で頭を下げただろ。あれ、ずっと親父が家の中から正座して見てたぞ。そのあともお前たちが見えなくなるまで見送ってた」

「そうだったんだ」

「それでな、『大輔と早苗さんには悪いことをした』ってずっと気にしてる」

「気にするくらいなら言わなきゃいいのに」

 大輔が苦笑した。

「だから、一回電話してやってくれないか。喜ぶと思うから」

「喜ぶかなあ。父さん頑固だから」

 大輔が頭を掻いた。

(しょうがない。電話してみるか)

 大輔は、実家の父に電話をした。

「あ、父さん。俺」

「俺?どこの俺だ。オレオレ詐欺か?」

 父は、大輔からの電話とわかると不機嫌な声を出した。

「大輔だよ」

「そんなことは最初からわかってる。なんの用だ」

 あくまでも不機嫌を装う父だった。

「実は、去年の3月に子供が生まれたんだ」

「なっ、ほんとか!?」

 父の声が弾んだ。

「あ、いや、そうか。よかったな」

 自分の声が弾んでしまったことに気づいた父は、努めて無愛想にしようとしていた。

(父さん、バレバレだし)

 大輔は、父の不器用さが嬉しかった。

「うん。早苗さんによく似た女の子だよ。犬耳もついててかわいいんだ」

 大輔が日向を紹介した。

「そうか。よかったな」

「こんど連れていくよ」

「二度と帰ってくるなと言っただろ。まあ、孫の顔だけでも見てやるから、来るなら勝手に来い」

(デレてるじゃん)

 大輔は、笑い出しそうだった。

「わかった、お正月の間に行けたら行く」

「そうか」

「じゃあ」

「ああ」

(相変わらずの不器用さだな)

「日向を見たいって」

 大輔は、テワタサナイーヌに電話の結果を一言で伝えた。

「そう。よかったね。明日にでも行っちゃおうか」

「うん。新幹線の予約しなきゃ」

 大輔の帰省が決まった。

「日向、お出かけだよ。初めての新幹線だよー」

 テワタサナイーヌが日向に山口が縫ったワンピースを着せた。

「かけ?」

 日向が首を傾げた。

「そう。もう一人のじーじのところに行くの」

「じーじ?」

 日向は山口を指差した。

「うん、そう。こっちのじーじと、もう一人じーじがいるの」

 テワタサナイーヌがゆっくりと説明した。

「ふーん」

 日向には理解できなかった。

「ってきまーす」

 日向が山口と弥生に手を振った。

「いってらっしゃい」

 山口と弥生も手を振った。

 

「明けましておめでとうございます」

 大輔とテワタサナイーヌが揃って挨拶をした。

「ござまーす」

 日向も真似をした。

「いらっしゃい。さ、上がって」

 大輔の母が三人を出迎えた。

 三人が広い居間に入ると、すでに父が座って待っていた。

 父は、腕を組み、不機嫌そうな顔をしている。

 しかし、その目は、明らかに日向を気にして、チラチラと見ているのがわかった。

「明けましておめでとうございます。ご無沙汰してしまいすみません」

 テワタサナイーヌが深い座礼をした。

「あ、おめでとう」

 大輔の父がぶっきらぼうに答えた。

「こわい」

 日向がテワタサナイーヌの陰に隠れた。

「大丈夫よ。あなたのじーじだから」

 テワタサナイーヌが優しく諭した。

「じーじ?」

 日向がテワタサナイーヌの肩口から顔を出して大輔の父を見た。

 大輔の父は、日向を横目で見ている。

 日向がテワタサナイーヌの後ろから出て大輔の父に歩み寄った。

「おめとー」

 そう言ってぺこりと頭を下げた。

「お、お、おめでとう」

 大輔の父が我慢できずに相好を崩した。

「日向ちゃんかい」

「はい!」

 日向が手を上げて元気に返事をした。

「賢いなあ」

 父は、すっかりデレデレになっていた。

「じーじ、じーじ」

 日向は、胡座をかいて座っている父の足の上に座ってニコニコしている。

 大輔の父も笑顔が消えない。

「父さん。名前の件は、ごめん」

 大輔が謝った。

「まあしょうがない。名前が変わっただけでお前を勘当したら、孫の存在まで否定しなきゃならないからな。日向に免じて勘当は赦してやる。だが、結婚については認めんぞ」

 父の精一杯の強がりだった。

「父さん、ありがとう」

「ありがとうございます」

 大輔とテワタサナイーヌが礼をした。

「け、結婚は認めんと言ってるのに、なんでありがとうなんだ。バカ」

 父は、顔を赤らめた。

「バカ、ダメ」

 日向が父の膝の上から父の顔を見上げて注意した。

「お、あ、ああ、すまない」

 全員が笑った。

「孫はかわいいのね」

 テワタサナイーヌが大輔の耳元で囁いた。

 大輔が無言で頷いた。

「これ、結婚式の写真です」

 テワタサナイーヌがカバンから四ツ切りサイズの写真数枚を出して父に見せた。

 礼服姿の大輔とウェディングドレスのテワタサナイーヌが二人で写真に収まっているもの、テワタサナイーヌひとりのもの、大輔がテワタサナイーヌに首輪をかけているものなどだった。

「つまらん意地を張ると損をするな」

 写真を見ながら父がつぶやいた。

「写真からでもいい式だったことが伝わってくる。その場にいなかったのが悔やまれる。済まなかった」

 父が謝った。

「大丈夫。父さんは必ず許してくれると思ってたから」

 大輔が胸を張った。

「俺は、許すとは言ってないぞ」

 父がうろたえた。

「あー、はいはい」

 大輔が笑った。

 大輔、テワタサナイーヌ、日向の三人は、大輔の実家で穏やかな一晩を過ごした。

 翌日。

「お世話になりました」

 テワタサナイーヌが大輔の両親と兄に挨拶をした。

「じゃあ、また来るよ」

 大輔も挨拶をした。

「またねー」

 日向は、訳がわからないなりに挨拶をした。

「ああ、また孫を見せに来い」

 大輔の父は、あくまでも孫を主に据えた言い方をした。

「俺たちはどうでもいいのかよ」

 大輔が突っ込んだ。

「早苗さんは歓迎するけど、お前は、どうでもいい」

「なんて親父だ」

 大輔と父が笑った。

「それでは、またお邪魔します。いろいろご馳走さまでした」

 テワタサナイーヌが挨拶をして全員で頭を下げた。

「ばいばーい」

 日向が手を振った。

「またおいで」

 大輔の父が日向に手を振った。

 

──その日の夕方

 在来線と新幹線を乗り継いでテワタサナイーヌらが帰宅した。

「おかえりなさい」

 山口がテーブルでみかんを剥きながら三人を迎えた。

「ただいまー。あれ、そのみかんの箱は?」

 テワタサナイーヌがリビングに置かれているみかん箱を指差した。

「あ、これね。大輔くんのご実家から今日届いたの。元日に発送してくれてたみたいよ」

 弥生が荷札を見ながら言った。

「私からお礼の電話を入れておきました。いい感じのお父様でしたよ」

 山口がにこやかに大輔に言った。

「親父……」

 大輔が涙ぐんだ。

「あっ!」

 山口が声を上げた。

「どうしたの!?」

 テワタサナイーヌが訊いた。

「みかんの汁が飛んでシャツに……」

 山口がしょんぼりした。

「あー、お父さん、みかん好きなくせに剥くの下手くそだもんね」

 テワタサナイーヌが呆れた。

「みかんは、和歌山むきっていうのがあって、こうするときれいに剥けるんです」

 大輔がみかんをひとつ取り上げ、あっという間に四つに割って身を取り出した。

「おお、大輔さん、見事ですね!」

 山口が感心した。

「みかんは、ヘタの反対側から皮を剥くのが当たり前だと思っていました」

 和歌山むきは、みかんのヘタの反対側に親指を突っ込み、まず半分に割る。

 次に、その半分を更に半分に割って四つに分ける。

 四つに分けたところをヘタの方から皮を剥くというより、身を剥がし取るようにする。

 そうすると、手早くきれいにみかんを剥くことができるのだ。

「父さん、当たり前には後ろがある。ものごとをクリティカルに考えろって教えてくれたのは、父さんですよ」

 大輔が得意気に言い放った。

「いや、これは参りました」

 山口が頭を押さえた。

「ところで、肝心のご挨拶はどうだったの?」

 弥生がテワタサナイーヌに訊いた。

「うん。ばっちり。お義父さん、日向にメロメロだった」

 テワタサナイーヌが親指と人差指で丸を作った。

「結婚は認めないけど、親子の縁は切らないでいてやるって。そうしないと日向との縁がなくなるからだって。精一杯意地張っててかわいかった」

 テワタサナイーヌが笑った。

「じーじ、ばか」

 日向が言った。

「えっ、私、ばかですか?」

 山口がショックを受けた。

「あ、そうじゃないの。むこうで、お義父さんが大輔さんのことを照れ隠しに『バカ』って言ったのよ。そうしたら、お義父さんの膝の上に座ってた日向が『ばか、だめ』って言ってたしなめたの。たぶん日向は、お義父さんがバカって言ったっていうことを教えたかったのよ」

 テワタサナイーヌが日向の頭を撫でながら説明した。

「そうだったんですか。一瞬生きる希望がなくなるかと思いました」

 山口が胸をなでおろした。

「いや、そこまでのものじゃないでしょう」

 テワタサナイーヌが苦笑した。

「バカ、ダメ」

 日向が得意そうに言った。

「そうね。バカはダメよね」

 弥生が日向を撫でた。

 日向は目を閉じて柔らかな舌を出し、嬉しそうな顔をした。

「親父は、本当に昔気質で、結婚したら男性側の姓を名乗るのが当たり前だと信じて疑わない人でした。それを日向が見事にひっくり返してくれました」

 大輔が日向をほめた。

「日向がひっくり返したのもあるでしょう。でも、お義父さんが2年間かけてご自分で考えた結果なんだと思います。日向は、きっかけにちょうどよかったんですね」

「当たり前と思っていることを覆すのは、並大抵のことではないです。お義父さん、実は、柔軟な考え方ができる方なのかもしれません」

 山口が大輔の父の気持ちを推察した。

「結婚は、認めてもらえなくてもいいんですよ」

 山口が笑った。

「えっ、なんで?」

 テワタサナイーヌが小首を傾げた。

「テワさん、めっちゃかわいい!」

 大輔が喜んだ。

「ありがとう。結婚したい?」

「結婚したい」

「じゃあ、ちゃんとプロポーズして」

 テワタサナイーヌが大輔を横目で見てクスクス笑った。

「あ、そうそう、なんで結婚を認めてもらえなくていいの?」

 テワタサナイーヌが訊き直した。

「あのね、この人も未だに私の父から結婚を許してもらえてないからなのよ」

 弥生が笑いをこらえながら言った。

「いいんです。結婚は両性の同意のみによって成立するんです」

 山口が開き直った。

「ね、同じようなもんよ」

 弥生が大輔に微笑みかけた。

「なんかあれね。当たり前だと思ってることが、実はそうじゃないって、たくさんあるのね」

 テワタサナイーヌが日向を抱き上げた。

 

「たくさん!」

 日向がはっきりと言葉を発した。




 この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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