機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 別   作:グランクラン

20 / 44
いよいよ地球支部編です!あの男が最後に物語を動かします。


アーブラウ防衛軍発足式典

「アーブラウの防衛軍も鉄華団のおかげで何かと形になってきてな。発足式を行う段取りになった」

 蒔苗と通信機を通じてクーデリアはフミタンと話していた。

「ええ。アレジさんから案内状頂きました。ですが……」

「まあ……難しいだろうな。いろいろと噂は届いておるよ。焦ることはあるまい。目標へ到達するためには順序が必要だ。最短を選ぼうとすれば必ずしっぺ返しが来る」

 クーデリアはその言葉を忘れないでいた。

 

「あれ?今日はアーブラウの人達は?あっ例の発足式典の打ち合わせか」

 タカキ達は鉄華団の地球支部のメンバーと話し合いをしていた。

「アーブラウ防衛軍のな」

「だからしばらく訓練は休み」

「あんな使えねぇじじいどもが防衛軍かよ」

「なあタカキ。これから俺らどうなるんだ?」

「あいつらに教える必要なくなったら俺ら火星にもどんのか?」

 団員からそんな話が入ってくると、タカキは戸惑う。

「いやそんな話はビスケットさんからは……」

「俺好きだな地球」

 タカキはそんなアストンの言葉に一瞬言葉を失ってしまう。

「俺も同意。飯はうまいし街に出りゃ鉄華団は優遇されっし」

「あのむかつくおっさんはいらねぇけど」

「ほんとだぜ。なぁ。ラディーチェの野郎いつまでいんの?」

 団員からくるそんな不満にタカキはなんとか諫めようとする。

「いつまでって……ラディーチェさんはもう鉄華団の一員……」

「鉄華団なんかじゃねぇよ。テイワズが俺達の見張りによこしたんだろ?」

 

 チャドが部屋の一室でスーツを着ていると、廊下から部屋へとタカキが入ってくる。

「チャドさんすっごく似合ってますよ」

「本当に俺でいいのかな?それこそラディーチェさんとか……」

「チャドさんが地球支部の責任者ですよ?蒔苗先先が指名してくれてるんだし、堂々としてくださいよ」

 タカキとアストンがチャドに近づいていくと後ろからラディーチェが現れる。

「あっ……やっぱ似合わねぇか」

「いや……そうじゃなくて……」

「失礼。今度執り行われるアーブラウ防衛軍発足式について最終確認を……。あくまでサポートに徹し余計な動きは謹んでください。アーブラウ防衛軍とこれ以上余計な亀裂が生まれないよう慎重にお願いします。そちらに式典の詳細が入っているので目を通しておいてください。では」

 そういうとラディーチェは部屋から出ていく。

「あいつ……」

「まああの人もいろいろ考えてくれてるんだよ」

「確かに。前はなんでも頭ごなしに否定されてたけど最近はだいぶ俺達の意見ものんでくれてますよね」

「まっ俺達がアホすぎるってんで諦めただけかもしれないけどな」

 そんな会話を聞いていたラディーチェは小さくつぶやく。

「その通りですよ」

 

 タカキとアストンは二人で仕事帰りに街中を歩いていた。

「チャドさんって……俺と同じ元々はヒューマン・デブリなんだよな?」

「そうだよ。ねぇ……今日も寄ってくだろ?フウカも喜ぶし」

「フウカ学校のテストがあんだろ?こないだ勉強してた」

「えっ?うん。でもごはんぐらい……」

「俺が行くといろいろ気を遣ってくれるから今日はいい」

 アストンはそこで別れると、タカキは家に帰って来た。

「フウカただい………」

 フウカはソファで寝ており起こさないように近づくとフウカはそのままタカキの存在に気が付く。

「あっ……おかえりお兄ちゃん。勉強に夢中になってて。すぐご飯の支度をするから……」

 フウカがご飯を作ろうと立ち上がろうとするが、タカキがキッチンに立つ。

「いいよ、俺作るから。フウカは勉強続けて」

 フウカはアストンが来ていないかどうかをタカキに聞いた。

「アストンさんは?」

「今日はいいって」

「ほんと?じゃあお兄ちゃんだけなら甘えちゃおうかな」

 そういうとフウカはそのまま勉強に戻る。

「フウカがこんなに勉強好きだなんておもわなかったな」

「うん。すごく楽しいよ。勉強だけじゃなくて、地球に来てから毎日がすごく楽しい。施設の子達と別れるのはちょっと寂しかったけど、でも地球でも友達いっぱいできたしそれにアストンさん達も優しくしてくれる。お兄ちゃんとずっと一緒にいられるし、私ここ大好きだよ」

「ああ。俺も大好きだ」

 するとフウカは雨が降っていることに気が付く。

「ああっ!洗濯物取り込んでなかったんだ!」

 急いで洗濯物を取り込もうとベランダに出ていく。

 

「へぇ~チャドの奴張り切ってんだろうなぁ。獅電を送る便のタイミングがもうちょっと早けりゃあ、もっと見栄えよくしてやれてたのに」

 昭弘が嬉しそうに作業をしているとラフタが話しかけてきた。

「うれしそうじゃん昭弘」

「まあ……あいつとは俺は同じヒューマン・デブリだったからな。あいつならしっかりこなすだろう」

「だよな~。昭弘さんだったら緊張してがっちがちに固まっちまいそう」

「当たり前だろ。兄貴がそんな場所に耐えられるわけないし……」

 昭弘は昌弘とライドを軽くにらみつけると、二人は慌ててその場を後にする。

「ライド。お前も行くか?」

「いや……いいや。俺は俺でこっちでできる仕事頑張るよ。タカキに負けてられっかっつぅの」

「いい覚悟だなライド。だったら後で訓練に付き合うか?ダンテも一緒に……」

「「ゲッ!……か、勘弁してください!!」」

 二人そろって走り去っていくと、昌弘だけが近づいてくる。

「俺は付き合います!」

「いい度胸だな昌弘……ハッシュもやるか?仕込んでやるぞ」

「は、はい!」

 

 オルガとビスケットは片付けをしていたアトラのもとで遅めの食事をしようとしていた。

「悪いなアトラ。もう店じまいするとこだったろ」

「ごめんね。アトラ」

「大丈夫だよ。それよりこのままでいいんですか?あっため直さなくて」

「ああ」

「じゃあ、俺は温め直してもらおうかな」

 オルガが席に座ろうとするとそういったビスケットの方を見る。ビスケットはオルガの視線に気が付く。

「何?どうしたの?」

「……何でもない」

 オルガは何とも言えないような顔になるが、そのまま席に座ると飯に手を付けるが、食堂に三日月とサブレが入ってきた。

「温め直せばいいのに」

「いや、いいんだこのままで。飯も仕事も厄介ごとも一緒だ。目の前のもんをひたすら片づけていく。そうしねぇと先にすすめねぇからな」

「でも、兄さんは飯を温めてもらってるけど……」

 ちょうど温め直してもらったビスケットがオルガの隣に座る。

「え?いや……だって温めないとおいしくないし……」

 三日月はまっすぐオルガを見ると、オルガは食べずらそうにする。

「ん?なんだよ?そんなに見られてたら食えねぇだろ」

「痩せた?」

「じゃあ、兄さんは太った?」

「じゃあって何!?」

 二人が言い争いをしていると、三日月は火星ヤシをオルガのご飯に入れる。

「お前……」

「栄養。オルガがみみっちくなるのはなんかやだ」

 オルガはそのまま火星ヤシを口にするが、そのとたん表情を変えた。

「あれ?はずれ?」

「ん……いや……ありがとなミカ」

 

「申し訳ありません。マクギリスの思惑をみすみす見逃す形になってしまいました」

 イオクはラスタル・エリオンに頭を下げるとジュリエッタが追撃を掛ける。

「見逃したと言うより推し進めたと言う方が適切かもしれませんね」

「まあいい。火星では先手を打たれたが次はこちらの番だ。次の舞台は地球だ」

「地球はマクギリス陣営にとっての本丸。我々が活動するにはセブンスターズ内での問題が」

「そのためにあの男の協力を仰いである」

 そんなラスタルの言葉にジュリエッタが反応する。

「あの男?まさか……」

「ヒゲのおじ様?」

 話が終わるとそのまま二人は部屋を出ていく。

「俺はあの男は苦手だ。どうも圧が強いというか」

「確かに。おじ様は強靭な心と体の持ち主です。どちらも脆弱なイオク様では対峙するだけでも気後れすることでしょう」

 ジュリエッタは嬉しそうに格納庫に急ぐ。

(おじ様に見てもらいたい、私の今の力を……)

 ジュリエッタが格納庫にたどり着くと、仮面の男のもとに近づいていく。

「私には理解不能です。ギャラルホルンには多くの人間がいるというのにそれを差し置いて……どこの馬の骨かもわからないあなたを側近にするなど。これは由々しき問題です」

「由々しき?」

「端的に言えばラスタル様によるえこひいきです」

「ふっ」

 仮面をつけた男はジュリエッタの言葉に軽く笑う。

「なっ!今笑いましたか?」

「ああ。君のこともこの艦隊の人間が噂していたから」

 ジュリエッタはジト目で仮面の男を見る。

「確かに私は階級も後ろ盾もありません。けれどモビルスーツの操縦の腕一つでラスタル様は私を認めてくださったのです」

「ラスタルを信用してるんだな」

「当たり前です。ラスタル様は私の誇り。尊敬すべき上官です」

「そうか。誇り……か」

 

 式典当日になると、チャドはタカキに式典中の指揮を預けていた。

「タカキ。俺がいない間はお前が指揮を執るんだ。いいな?」

「はい!」

 式典が開始されると、タカキ達は外で警備を行っていた。

「アストン?こないだからなんかおかしいよ」

「俺頭悪いからなんて言っていいのか、分からないんだけど………正装したチャドさんを見てすごく驚いたっていうか……みんなにチャドさんを見てほしいって言うか……」

「誇らしいってこと?」

「あっ。それだ。誇らしい」

「なんだ。喜んでたんだね」

「うん……」

 チャドと蒔苗は待機室で二人で話していた。

「鉄華団は軍事顧問としての仕事を立派に勤め上げてくれている。今日という日が来たのも鉄華団のおかげだ。礼を言う。鉄華団を指揮する者としてこれからも頼んだぞ。チャド・チャダーン」

「あっ……俺の名前……」

 蒔苗の秘書が部屋の中に入ってくる。

「失礼します。蒔苗先生間もなく挨拶となりますので……あれ?それいつからそこに?事前に確認した時には……」

 秘書は蒔苗の目の前にある花瓶に反応するとチャドが反応した。

「蒔苗先生!」

 チャドが飛びつくと外からでも確認できるぐらい大きな爆発が起きる。アストンがその爆発にいち早く反応するが、それをタカキが止める。

「待てアストン!中の警備はアーブラウが担当してる!大丈夫。中にはチャドさんがいる。けど……それより俺達は不審者がいないか会場の外を見張らないと!

 すると団員の一人が黒服の一人につかみかかる。

「おい!チャドさんは?」

「チャ……チャド?」

「蒔苗と一緒にいた警備の人だ!」

「さあ……警備の人間にも負傷者は出ているようだが……」

 タカキの動揺は止まらなかった。

 

「開幕の狼煙だな。これからが本番。あれとは比べ物にならん爆炎が上がる」

「それより報酬の件について先にお話しを」

 ラディーチェは髭を生やした男と話をしていた。

「そこは安心してくれ。君の提示していた条件は全て飲むつもりだ。しかし、君は心が痛まないのかな?仮にも今まで寝食を共にしてきた子供達を戦火に放り込むことになるが」

「彼らは教育も受けずに野放しにされた獣のようなものです。私はアレルギーがありましてね、動物は苦手で」

「ははははっ!そうか。いや、君は実に面白いな。俺は面白い男が好きだよ」

 

「一部には防衛軍の設立を快く思っていない勢力によるものではないかとの憶測も飛んでいるようです」

 マクギリスは部下からの報告をその場で聞いていた。

「最近各地でギャラルホルンに頼らず、独立した軍事組織を作る動きが盛んになっている。それが火種になっている、と言えばわかりやすいが……式典会場を警備していたのはアーブラウ防衛軍と鉄華団か……」

 

「今日でもう三日たつぞ!チャドさんどうなっちゃったんだ!」

「ラディーチェさんが言うにはまだ意識が戻らない状態だって……」

「そんな!団長はなんて?」

「本部との連絡はラディーチェさんが取ってるから……」

「なんだよラディーチェさんラディーチェさんって!」

「こうなったらチャドさんの敵俺らで取りに行こうぜ!」

「ダメだ!そんな勝手なこと」

「なんでだよ!?オルガ団長だったらそう指示してくれるはずだ!」

「だからその団長の指示がまだないんだ。俺達が勝手に動くことはできないよ!」

 タカキは何とか団員を抑え込むが、ラディーチェと話し合いに行く。

「蒔苗氏の意識もまだ戻らないようですね。捜査の手がかりもなかなかつかめないようで、警備の不備が問われています。こちらに矛先が向いてくることもあるかもしれません」

「あの!俺からも一度団長に直接聞きたいことが……」

「前に伝えました通りチャドさん不在の間は、本部との連絡は私に一任すると仰せられています」

「でも、それじゃあ団員達の収まりがつかないんです!」

「それをなんとかするのはあなたの役目でしょう」

「私はまとめなければいけない書類がありますので」

「……わかりました」

 タカキは渋々引き下がる。すると廊下ではアストンが待っており、一緒に歩いて廊下を歩く。

「チャドさんが言ってたんだ。指揮はお前に任せるって。だからこそみんなは納得できないかもしれないけど、勝手はことはできないんだ。俺の考えでみんなを危険な目に遭わせるなんてことは……」

「俺もみんなと同じだ。チャドさんの仇を取りに行きたい。だけど、それより前に俺はお前の味方だ」

「うん……ありがとうアストン」

 

 オルガ達鉄華団の本部メンバーは団長室で話し合っていた。

「地球支部はなんて言ってる?」

「状況は変わんねぇよ。「チャドと蒔苗さんが負傷した。現場の判断はこちらに預けてくれ」ってそれ以上さっぱり分かんねぇ」

「タカキに話は聞けなかったの?」

「チャドの代わりにあちこち飛び回ってそれどころじゃねってよ」

「どうも気になるな」

「それって本当の情報?」

 オルガが少し考え込むと、ビスケットと視線が合う。

「オルガ……俺が」

「頼めるか?団長代行として獅電を送るスケジュールを前倒す。ユージンも一緒に地球へ行ってくれ。ビスケット……全部お前に任せる」

「間に合わせて見せるよ」

 

「やばいぞ!さっきアーブラウ防衛軍の奴らが噂してるのを聞いちまったんだ。このままだと戦争になっちまうかもしれねぇって……」

 タカキが急いでラディーチェに話を聞きに行く。

「ラディーチェさん!式典の事件にSAUが関係してるって……経済圏同士の戦争になるかもしれないって本当ですか!?」

「その可能性は否定できませんね」

「あの……団長はなんていってるんですか?」

「もちろん連絡はいれています」

「だったら!」

「地球にいる我々にわからないことが、火星の彼らに分かると思いますか?チャドさん不在の今現場を任せらるのはあなたしかいないんです。タカキ・ウノ。あなたにかかってるんですよ。鉄華団地球支部のこれからあなた達の地球での生活も」

 あくまでも本部と交信させないラディーチェはタカキをうまく唆す。

 

「あいつを信頼しているのか?」

「鉄華団は家族だろ?ラディーチェさんは鉄華団の一員なんだから。家族を信用できなきゃおしまいじゃないか。フウカの為にも俺は地球で頑張っていきたいんだ」

 タカキとアストンはタカキの家で話し合っていた。

「俺はお前らの幸せを守るためだったらなんだってする。まあ俺にできるのは殺したり、お前を守って死ぬくらいだ」

 そんな発言にタカキが過剰に反応する。

「やめてくれ!死ぬとか殺すとかそんな簡単に言っちゃ駄目だろ!」

 タカキの叫びにフウカが反応して起き上がる。

 

「正式にSAUからギャラルホルンに調停の要請が来た」

「本気で開戦するつもりでしょうか?」

「ここまで事態が進んでしまっては避けられないかもしれないな」

「ではお引き受けに?」

「要請が来たからには当然だろう」

「しかし、万が一調停が長引けば……」

「分かってる。そこにつけ込み、こちらの足を引っ張ろうとする勢力がいることもな」

 

「待っていましたよタカキ君。こちら今回の件に関してアーブラウ防衛軍の方を指揮する予定の……」

 すると、ラディーチェが髭を生やした男を紹介する。

「ガラン・モッサだ。よろしく頼むぞ少年」

 

 ビスケットとクーデリアはオルガと出発前の確認をしていた。

「じゃあ、俺たちはそろそろ行くね。到着まで約三週間だけど……その間任せることになるけどいい?」

「ああ、もちろんだ。それより本当にあんたも行くんだな?まあ、アンタがそばにいれば大丈夫だろ」

「それでは……」

 そういうと部屋のドアが突然に開くと、中に入ってきた人物を確認すると、フミタンと三日月とサブレがそれぞれの庇う体制に入る。

「なんで……あなたが」

「……マーズ・マセ。なんであんたがここに……」

 部屋の中に入ってくると、そのままソファに座り込む。

「団長殿……お前のところの部下は客人に銃を向けるのか?」

 よく見るとサブレは銃をマーズ・マセに銃を向けていると、ビスケットがいさめる。

「話があって来たんだがな……火星複合企業」

「「「!?」」」

 マーズ・マセの言葉に全員が衝撃が走る。

「ど、どうしてそのことを……」

 ビスケットが代表して質問する。

「どうしてか……まあ俺たちをなめないでもらおう」

「調べたってわけか……で?あんたたちの要件ってなんだ?」

「………俺たちと手を組まないか」

「そ、それはどういう意味でしょうか?鉄華団と手を組みたいと?マクギリスさんのように……」

「鉄華団と組みたいと言ったのではない。お前たちと組みたいと言ったのだ。クーデリア・藍那・バーンスタイン。君とも組みたいんだ我々は……」

 オルガが少し考え込むと結論を出す。

「少しだけ……」

「考えさせてくれっていうのはなしだ。今ここで結論を出してもらおう。手を結ぶのなら早い方がいい。さあ……どうする」

 マーズ・マセの提案に悩む彼らは結論を出すことを余儀なくされていた。




どうだってしょうか。最後の提案にのむかどうかどうかはまだ先で判明します。次回はいよいよ紛争が始まります。
次回は『無音の戦争』です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。