機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 別   作:グランクラン

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今回から新しいガンダムが少しの間ですが現れます。


夜明け前の戦い

 巨大海賊組織『夜明けの地平線団』に真っ向勝負を挑む鉄華団は、ギャラルホルンと共に参戦しようとしていた。

 『夜明けの地平線団』討伐のために宇宙へ上がった鉄華団と違い、クーデリアは桜農場に避難していた。クッキーとクラッカと共に三日月が育てている農場に来ていた。

「トウモロコシ以外にも育てられるか三日月が試してるんだよ」

「農場だけで食べていくのに必要なんだって。ビスケットお兄ちゃんも手伝ってるんだよ。いつか農場の経営をしてみたいって二人で考えてるんだって」

 三人が話している様子を後ろからククビータとデクスターが話し合っていた。

「私は事務所に戻りますが社長の事をお願いします」

「ええ。団長達が戻るまでこちらに匿うよう言われてますから」

「早く終わるといいんですがね」

 夜明けの地平線団との戦いも始まろうとしていた。

 

「エイハブ・リアクターを補足。固有周波数を確認、合流予定のギャラルホルン艦艇と一致しました」

「聞いていたより早いな……」

「あれが……鉄華団か」

 鉄華団とギャラルホルンが接触しようとしていた。

「ギャラルホルンから仕事を頼まれるなんてやっぱすげぇな鉄華団は。あっ!あれってグレイズ?」

「だな」

「少し前まで殺し合ってた相手だろ?よく仲良くできるよなぁ」

「早くモビルスーツに乗りてぇ」

 ザックたちが廊下から外の様子を見ている間にオルガとビスケットとユージンとメリビットは石動たちとの話し合いに応じようとしていた。

「そっちは一隻だけか?艦隊五隻が合流するって話だったはずだ」

 ギャラルホルンが連れてきた艦隊は一隻のみであった。

「訳あって足の速い船だけで先行させてもらった」

「その訳っていうのは何でしょうか?」

 ビスケットが一歩引いた立場から質問をした。

「こちらのデータを。現座標から12時間の宙域で夜明けの地平線団の船を補足した。数は三隻。火星から航路をたどっている船団だ」

「というとクリュセのプラントを襲った部隊を運んできた船の可能性が高いだろうね」

「おそらくは。この中には組織のトップ、サンドバル・ロイターが乗る旗艦も含まれている。奴らの戦力が結集する前にここで叩きたい」

「今なら分散している敵戦力を各個撃破できるってか。まっ戦いの基本だな」

 そんなユージンの言葉やギャラルホルンの意見に考え込んでいるビスケットを前から軽く見つめるオルガ。そしてもう一度石動に向く。

「そっちは戦艦一隻。つまり俺らに命張れって言ってんだよな?」

「危険に見合う報酬は約束する。ファリド准将も承知の上だ」

 そんな意見にビスケットが激しく反対した。

「待ってください。そちらの本隊と合流してからでもいいのでは?このまま戦って罠にでも嵌まったら……」

「サンドバルは狡猾な男だ。所在を掴んだ今を逃したくない」

「そ……それは」

 ビスケットが黙るとオルガが口をはさむ。

「分かった。その話乗ってやる。ただし作戦の指揮権は俺達がもらうぞ」

「問題ない。我々が鉄華団の指揮下に入ろう。船に戻り次第データリンクの手筈を整える」

「ユージン。そのへんは任せるぞ。イサリビから艦隊をコントロールしてもらうことになるからな。それでいいなビスケット」

「……うん」

 どこか納得いかないような表情をしながらも会談は終った。オルガとビスケットとメリビットが廊下で話し合っていた。

「あの男の話どう思いました?」

「嘘は言ってねぇ。だがなんか隠してるな。妙に急いでやがる」

「それが分かってるならどうして?あの急ぎようは異様だよ。何か裏がある。それに……あのマクギリス・ファリドは信頼できない」

「それぐらいはわかってる。でも今なら俺たちが指揮権を獲得できると思ったのさ。ギャラルホルンの命令で戦って殺されるぐらいなら……」

「それを聞いて安心したよ……」

 メリビットはあきれたような顔をする。

「言っても聞かないんでしょ?もう慣れました。作戦時間まで団員には交代で休息をとらせます」

「ああ。あんたに任せる」

「お願いします」

「では団長とビスケット君はこれより六時間の休息を言い渡します」

「「はぁ!?」」

 オルガとビスケットは驚く。

「すでに団長は36時間、ビスケット君は40時間働き詰めですよ。特にビスケット君はいい加減休みを取りなさい」

「いちいち計ってんのか……」

「あはは………すいません」

「お嫌でしたらご自分の体くらいご自身で管理してくださいね」

 メリビットはそのまま廊下の奥に消えていく。

 

「ミカ。ここにいたのか」

「なんでオルガがイサリビにいるの?」

 オルガはイサリビで待機ていた三日月のもとにまっすぐ向かった。

「休めって言われて暇なんだよ」

「なんだ。俺と一緒か」

「作戦のことビスケットから聞いたか?」

「うん。敵の大将をとるチャンスだって。でも、心配してたよ」

「まあな、何とかして見せるさ。お前らを信頼しているからな」

「大丈夫。オルガの道は俺達で作るよ」

「ああ、頼りにしてるぜ。いつも通りな」

 二人が話し合っているころビスケットは弁当を配っているアトラを発見した。

「弁当を配ってるところ?俺も手伝おうか?」

「ありがとうビスケット」

 二人が廊下を移動しながら歩いていると、アガレスが廊下から見えてきた。

「休まなくていいの?ずっと働きづめじゃない?」

「ああ……メリビットさんからいい加減休めって怒られたよ」

「じゃあちゃんと休まないと、倒れるよ」

「でも……」

 ビスケットはアガレスの前で立ち止まり、手すりに座り込む。

「……俺にとってサブレってさちょっとしたコンプレックスなんだよね。昔から運動はできるし、俺よりずっと目立ってた。学校にいたころも俺なんかより人気があったしね。苦手じゃないけど……あれだけ偉そうなこと言ったけど、俺は……」

 ビスケットは自分の素直な気持ちを打ち明けた。

「………きっとサブレはサヴァランさんの存在がコンプレックスなんだろうね」

「え?」

「少し前に言ってたんだ。サヴァランさんのことが少し嫌いだったって……。ううん、本当はビスケットと同じでコンプレックスだったんじゃないかなって思うんだ。だから目立ってたんじゃないかな?サヴァランさんとは違うって言いたかったんじゃないかな?」

「……そっか」

 アトラはビスケットの前に立つ。

「やっぱり私一人で配ってくるよ。ビスケットはもっとサブレと話した方がいいよ。ね!」

 ビスケットは軽く頭を下げる。

「そういえばサブレはどこにいるかわかる?」

「さっきは食堂にいたよ。ビスケットの昔話をしてた」

 ビスケットは「え?」と驚きの表情に変わる。

「なんでもビスケットの恥ずかしい話をしてたよ」

「さ、サブレ!!」

 ビスケットが廊下の奥に叫びながら走り去っていった。

 

「夜明けの地平線団の艦隊のエイハブ・ウェーブ周波数を確認しました」

 しかし、目の前に映る映像には3隻どころか、艦隊数は10隻も存在していた。

「なんだこりゃ……3隻って話だったろ!」

「オルガ!艦隊は10隻!10隻いんぞ!」

「やっぱり罠だったんだ。俺たちははめられた!」

「偵察隊からの映像出ます!」

「3隻だけで他の船を牽引してエイハブ・ウェーブをごまかしたんだね」

 オルガの目の前にある画面に夜明けの地平線団の団長が姿を現した。

「俺は夜明けの地平線団団長サンドバル・ロイターだ」

「鉄華団の団長、オルガ・イツカだ」

「せめてもの慈悲として降伏する機会を与えてやろう」

「あんたの方こそ俺らに手を出した詫びを入れんなら今のうちだぞ」

「ギャラルホルンの弱兵を引き従え気でも触れたか」

「海賊が!言わせておけば!」

「そっちこそそれっぽっちの戦力で俺達をどうにかできると思ってんのか?」

 ビスケットが後ろでため息を吐く。

「今はいきがることを許そう。目障りなハエほど叩き潰しがいがある」

 そこで通信が切れ、一気に周りは忙しくなり始めた。

「ユージン!艦隊の指揮はお前に任せる!ビスケット!お前はモビルスーツの指揮だ!」

「シノたちは一旦船まで下がらせろ。三日月とサブレを先に出せ。完全に包囲される前に正面を突破する。ビスケットも急いで準備しろよ。方法はビスケットに任せる」

「了解!」

 バルバトスがカタパルトにそのまま移動する。

「モビルスーツをひきつければいいの?三日月・オーガス。ガンダムバルバトス出るよ」

 バルバトスが出撃するとホタルビのコントロールをイサリビに預ける。

「今すぐ離脱すれば最小限の被害で逃げられるのでは?」

「そうだな。だが逃げても被害は出る。こいつらに犬死にはさせられねぇ。命張る以上俺らは前に進むんだ」

「……そちらの状況は?」

 メリビットからギャラルホルンに状況報告を受けていた。

「既に本隊をこちらに向かわせている。到着まで凌げれば奴らの不意を突けよう」

 夜明けの地平線団でも艦隊をうごかしつつあった。

「敵艦密集陣形で突っ込んできます」

「破れかぶれの中央突破か。先頭の船に砲撃を集中。戦力の差を思い知らせてやれ!」

 バルバトスが両腕のガトリングを使い敵のモビルスーツに攻撃を与えていく。

「ぐっ!この距離で?噂に聞く悪魔って奴か……一番隊は俺と来い!残りは作戦通り船をやれ!」

「昭弘。そっちに行ったから。ビスケットどうする?」

「昭弘は船の護衛を、三日月はそのまま敵モビルスーツをたたいて、俺たちは昭弘の援護をしながらバルバトスと一緒に艦隊が突破する隙を作るよ」

「分かった。サブレ・グリフォン、ビスケット・グリフォン。ガンダムアガレスイーター、出るぞ!」

 アガレスがそのまま出撃すると、敵のモビルスーツを蹴散らしていく。

「くそ!死神まで出てきやがった!」

「了解だ。昭弘・アルトランド。グシオンリベイクフルシティ、出るぞ!」

 昭弘がイサリビの前に出ると立ちふさがる。

「船の護衛が俺たちの仕事だ。体張るぞ!」

 シノもモビルスーツを一機一機倒していく。

「おお~おお~。新しいグシオンとアガレス調子よさそうじゃねぇか。俺も一度ガンダム・フレームに乗ってみた……」

 シノの後ろから敵のモビルスーツが襲ってくるのをダンテが援護に入る。

「隊長が一人で突っ込むな!」

「背中を預けてんだよ」

 遠くからグレイズが援護に入ってきた。

「なんだ?グレイズ?」

「おう助かったぜ~。しっかし変な気分だなぁ。あいつらと肩を並べて戦うなんてな」

 その間バルバトスとアガレスが多数のモビルスーツを蹴散らしていく。

「機動力は奴が上だ!距離を取って包囲する!」

「砲撃の邪魔だ!たかがモビルスーツの2機さっさと片づけられんのか!」

 バルバトスがコックピットを抜き手でえぐると、アガレスはそのままレンチメイス改でコックピットを容赦なく潰す。するとシュヴァルベ・グレイズが援護にはいった。

「あの機体前に……」

「援護する」

「そう、じゃあお願い」

「じゃあ俺は……!?」

 サブレの横からガンダムフレームが突っ込んでくる。赤いガンダムフレームは大剣を振りかざし、アガレスはそれをレンチメイス改でうけとめる。

「ここであったが10年目!決着をつける!」

「サブレ!知ってるの?」

「………いや、知らない」

 アガレスがもう一方のレンチメイス改でコックピットを叩き潰そうとするが、それを赤いガンダムフレームは回避する。

「固定周波数は………ガンダムゼパル」

「俺の事を忘れたとは言わせないぜ!俺は『不死身のサルガ』様だ!」

「だから!知らないって言ってるだろ!!」

 アガレスはガトリングでゼパルを牽制すると、そのまま距離を詰めそのまま蹴りつける。しかし、ゼパルはあえてガトリングを受け止めそのままアガレスの蹴りを受け止め、そのまま吹き飛ばす。しかし、そこでバルバトスが妨害に現れた。バルバトスの一撃を大剣で受け止めるが、アガレスは後ろからレンチメイスで攻撃し、吹き飛ばした。

「くそ!さすがに2対1はきついか……。勝負は預けた!」

「あいつ何?」

「………フリーの傭兵だ」

「サブレ、やっぱり知ってるんじゃ……」

「………それしか知らない」

 アガレスとバルバトスはそのまま前線に戻っていく。

 

 鉄華団はナノミラーチャフを放つ。

「ナノミラーチャフだ!」

「艦隊見失いました!」

 イサリビがそのままチャフの中を突っ走ってくる。

「当てなくていい。近づけさせんな!」

「それくらいなら俺だって!」

「かまわねぇから撃ちまくれ!」

 艦隊の攻撃をイサリビとホタルビが回避しながら突き進む。

「チャフの効果範囲より離脱!」

「敵艦急速旋回!左翼艦隊の後方に付かれます!」

「撃ちまくれ!」

 鉄華団の艦隊からの攻撃をまともに受けてしまう夜明けの地平線団。

「七番艦モビルスーツデッキ損傷。八番九番推力低下。戦線を維持できません!」

「どこまでも忌々しい……回り込んでケツを取れ」

「よくやったユージン!モビルスーツデッキに補給の準備をさせろ。ここからは持久戦だ!」

 

「来んな!来んな!来んな!弾切れ!?しまった!うおぉ!」

 ライドの獅電が弾切れしてしまいライドはそのまま体当たりを決める。その時アジーとラフタが援護に現れた。

「いい根性だ。よくやったねライド」

「体張れって昭弘さんが……」

「あいつの言葉はあんま真に受けない方がいいけどね」

 昭弘も弾切れを起こすと、敵のモビルスーツが隙ができたとそのまま突っ込んでくる。

「ちっ!弾切れか」

「ははっ!今なら奴は丸腰!」

「誰が……丸腰だって!?」

 グシオンはシザース可変型リアアーマーを取り出すと、モビルスーツをはさみつぶそうとすると、コックピットから降伏信号が出る。

「降伏信号?ちっ……またかよ……」

「武装解除だけしてその辺に転がしておきな。あと昭弘は補給に戻る!」

「俺はまだ平気だ!」

「ライドがもう限界。あんたは隊長!ここは私らが持たせるから!」

「了解……」

 昭弘は補給の為に後ろに下がっていく。

 三日月とサブレも次々とモビルスーツを倒していく。

「ボスの船はさすがに守りが堅いな。まあちまちまやるか」

 敵のモビルスーツはすでに戦えないとわかっていながらもバルバトスにくらいついてくる。

「まだだー!」

 しかし、バルバトスは容赦のない一撃を加える。

「ヒューマン・デブリの方がいい仕事をするな」

「奴らに降伏は許されません」

「負けて帰る場所もありませんしね」

「だからこそ獣のように戦える。使い勝手はいいんだが……これじゃあ埒が明かねぇな。奴らに本物の海賊ってもんを教えてやれ」

「「了解」」

 サブレがそばまで寄ってくる。

「三日月。補給に戻って。ここはアガレスが何とかするから」

 ダンテの腕にワイヤーが絡みつく、シノは敵のモビルスーツを蹴り飛ばす。

「逃がすか!」

「ダンテ!腕を外せ!」

「シノはいったん引いてくれ!」

「あれはサンドバルの副官だ!俺が直接戦う!」

「すまねぇ。ここは任せる」

 二機のモビルスーツに向かってアガレスが向かって行く。

 

「推進剤と弾薬の補給!破損した装甲は丸ごと交換だ!いいな!」

 バルバトスがイサリビに戻るとすぐに補給に入った。アトラはコックピットに入ってくる。

「三日月」

「腹減った」

「そういうと思って……」

 アトラはカバンから弁当と飲み物を取り出す。

「はい。ほらこれも飲んで」

「まだある?」

「うん!いっぱいあるよ。どんどん食べて」

 三日月が食べている間に整備班はどんどん補給を進めていく。

「この人達が一番動いているはずなのに、推進剤の減りが一番少ない。これが……くそっ」

「今度はあったかいの食べたいな」

「じゃあいっぱい作って待ってるね!だからビスケットをよろしくね」

「ビスケットなら大丈夫だよ。サブレが付いてるし」

「団長!グシオンの整備もう少し時間をください。こいつ装備が複雑で……」

 グシオンの整備は少し遅れていた。

「ライドも出せる状態じゃないよ!」

「頼む。なるべく急いでくれ。アガレスが正面でかなりの数のモビルスーツを押さえてくれてる。あの状態がそうそう持つとは思えねぇ」

 その時、夜明けの地平線団の船に攻撃が当たる。

「何が起きた!?」

「砲撃です!左舷後方艦隊5隻を補足。ギャラルホルンです!」

「石動の本隊か!」

「いや………あれはアリアンロッド艦隊だ」

 アリアンロッドのモビルスーツが攻撃を仕掛けてくる。

「なんだ?こいつら味方じゃないのかよ!?」

「あの連中はなんだ!?」

「ラスタル・エリオンを総司令とする月外縁軌道統合艦隊」

「つまりあなたの上官とは指揮系統が別の部隊だと?」

「ちっ。作戦を急いだ理由はこれか……」

「サンドバルの身柄は我々で押さえたい」

「当然だ!ビスケットに伝えろ!あとから出てきたギャラルホルンとはできるだけ交戦を避けろ。敵大将だけを狙え!」

 夜明けの地平線団の船は撤退の合図を始めていた。

「撤退だ!艦隊はデブリ帯に針路をとれ!」

「どちらへ!?」

「連中の目を引き付ける!同胞に伝えろよ!サンドバルが出るとな!」

「ジュリエッタ・ジュリス。ラスタル様の為出撃する!」

「サンドバル・ロイター、ユーゴーが出る!ギャラルホルンめ忌々しい。勝ちはやらんぞ鉄華団!」

 サンドバルがグレイズを一瞬で倒してしまう。

「敵の大将をやれっつったってよぉ。そいつは船にいんだろ?」

「いや違う。モビルスーツに乗ってんぞ。鹵獲した敵のモビルスーツから抜き取ったデータを送る」

「聞け!夜明けの地平線団に刃向かう愚かなる者たちよ!これが貴様たちの末路である!」

 そういうとグレイズをバラバラにしてしまう。

「命を捨てる覚悟のある者だけかかってこい!このサンドバルが相手をしてやろう!」

 そういうとアガレスが真っ先に食って掛かる。バルバトスもその戦いに入ろうと機体を走らせる。

「死神か!貴様といえど邪魔はさせん!」

「あんたの時代もここまでさ!」

 バルバトスが近づこうとすると、ジュリエッタが邪魔しにはいる。

「これは……私の得物です」

「邪魔だな……あんた」

 互いににらみ合う中、戦いは終盤に差し掛かろうとしていた。




どうだってでしょうか?新しく現れたオリキャラは今後において重要なキャラクターです。そして、サブレによる次回予告をさせていただきます。
サブレ「兄さんの恥ずかしい話ならいくらでもあるぞ。何歳までおもらししてたとか、学校のテストでいい点が取れなくて泣いたときとか……。語りだしたらきりがないよ……ってやば!兄さんが来た!次回、機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ別『出世の引き金』……待ってて!兄さん!」

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