えっと束さん、なぜ私は鉄板の上で正座させられてるんでしょうか
「全作品込みで更新約一月ぶりだよね、何してたの?」
FGOの夏イベと夏コミを回ってたり、アニメ見てゲームして寝てました。
「そういうわけだから、ちょっとお仕置きしようか」ポチっとな
え、ちょ、なんか鉄板が熱くギャァァァァまさかこれって!!
「YAKIDOGEZAで、ちょっと頭……冷やそうか?」
魔王が!?魔王が乗り移ってギニャァァァァァ!?
※以下、本編をお楽しみください(Byリインフォース)
ISの『甲龍・鏖鋸』とかいうのを展開して外に出た私達を出迎えたのは、うじゃうじゃと這い寄るクローンと化物だった。
「こいつらどこから湧いて出てるデスか」
げんなりと呟くマドカの言葉通り、その数は数えきれない……というよりいまだに増え続けてる。
「けど、コイツらの対処は簡単。問題は」
チラリと視線をずらして見えた……
白かったバリアジャケットが黒く染まり、まるで鉤爪でもついたような拳と、迸る紅い電撃、そして死んだように無表情の愛する彼の顔。
「いち……全員散開!?」
声を掛けようとした瞬間、私は本能ともいえる直感で全員に逃げるように叫ぶ。次の瞬間、まるで瞬間移動でもしたような速度で私の目の前に現れると、その左腕に魔力を纏わせて横へ振り抜――
「――おいコラ、何をやろうとしてるこの馬鹿一夏」
――寸での所で弾がその腕を掴み、捻って止めた。
「――」
しかし次の瞬間、掴んだ弾の腕に電撃が奔った。静電気のような生易しい音じゃない、肉ごと焼くような嫌な音が聞こえてきた。
「ぐ!?」
苦悶の表情で弾は腕を放し、そして次の瞬間、黒い獣の回し蹴りが弾の腹を貫いた。
「カハッ!?」
「弾!?一夏アンタ!!」
吹っ飛ばされた弾を心配しつつ、目の前に立つ一夏を睨む。が、一夏……いえ、奴の表情はなんと嗤っていた。
「――ふん、この体の持ち主がそこの女を攻撃できないとは読めたが、まさか本人でないのに守ろうとするなんてな」
放たれた言葉はまるでボイスチェンジャーが掛かったようにノイズが入っていて、まるで詰まらないとでも言いたげなものだった。
「アンタ、一夏じゃなくてあの化物ね」
「化物……名称はしっかりして欲しいな。俺はカルマノイズ……そこの劣化品の上位に立つ存在だ」
正しく名前にすら
「それにな、確かに意識は俺が持ってるが、肉体や記憶に関してはこの持ち主のものをそのまま」
「なら!!」
私は青竜刀を抜き、振りかぶる。一夏の体のままならアイツは――
「――緩い」
その一言が聞こえた瞬間、私の腹に拳が、いや鉤爪ごとそれが突き刺さった。
「――え?」
「言ったはずだ、意識は俺が持ってると。例え貴様が本物だろうと、カルマノイズの俺が殴れないわけがない」
そして勢い良く拳が引き抜かれた瞬間、刺さっていた爪も抜け、一気に傷と口から血を吐き出した。
「……い……ちか」
【推奨BGM 殲琴・ダウルダブラ】
「鈴!!」
まさかの凶行に私は驚くしかなかった。まさか一夏自身が、操られてるとはいえあの時と同じような事をやるなどとは
「一夏ぁぁぁぁ!!」
「デェェェェス!!」
側にいた数馬とマドカの二人の怒りの沸点が突破し、その互いの得物を振りかぶる。が、まるで意に介さないかのようにヒラリと避け続ける。
「――あぁ、終焉への
それどころか、寧ろ歌さえ紡ぎながら……歌?
「っ!?二人とも下がれ!!」
まさかと思いつつ、私は二人に叫ぶ。が、それはすでに遅かった。
「――殺戮の福音に血反吐と散れ!!」
拳を軽く振るうように振り抜かれ、そしてまるで雷が糸のように二人の体へ線を刻む。
「これは彼女達と同じ歌の力!?」
まさかの出来事に驚くが、こちらに彼はまた腕を振るい、飛び退くと地面に五本の傷跡が刻まれる。
「ククク……まさかこの程度の単純な事で力を得られるとは想定外だな」
「クッ、貴様!!」
私はすぐさま刀をそれぞれ抜き、拳を振れない近距離に接近する。奴も拳では間に合わないと思ったのか、鉤爪を伸ばして鍔迫り合いに持ち込む。
「インファイターに接近戦とはな」
「これでもベルカの騎士なのでな。格闘戦主体の敵との戦いは心得てる!!」
押しを強めるが、同時に相手も力を入れてきて押され始める。が
「その程度!!」
私は一瞬後ろへ下がり、左の刀を奴に投げつける。
「クッ!?」
流石に驚いて奴は右手でそれを払った。その瞬間、私もまた再び接近し刀を切り上げる。
「この程度の騙し討ち!!」
しかし奴は電撃を爆発させると、此方の背後へと一瞬で回り、赤雷の拳を叩きつけてきた。
「ぐぁ!!」
痛いという次元じゃない、焼けるような痛みと衝撃によろめき、そしてその隙に奴はまた此方の腹部を殴って山壁に体をぶつけた。
「あぁ五月蝿い五月蝿い、五月蝿いんだよこの音が!!」
まるで意味の分からない言葉を吐きながら奴は私を蹴りつける。痛みなんてものじゃない、意識すら飛びそうなほどだった。
「さっさと消えちまえよ、消しちまえよ!!」
「――消えるのはお前だよ、カルマノイズ!!」
降り下ろされそうになった拳を、最初に吹き飛ばされた弾の狙撃で弾こうとする。
「うるせぇって言ってるんだよ!!クソガァ!!」
しかしそれすらも奴は見ていたかのように雷撃を飛ばし、狙いを変えたとばかりに弾の事を蹴り飛ばす。
「ガハッ!!」
「弾!!」
一瞬、正しくたったそれだけの時間で私達を倒し、地に伏さす奴は……文字通り化物だった。
「……無様だな一夏」
屈しかけたその時、まるでシューターのように複数の短剣が奴の側へ飛び、上空からミサイルの雨霰がノイズやクローンを巻き込みながら着弾した。
「これは……まさか」
こんな芸当ができるのは今居るメンバーでは二人だけ……しかし、片方は今個人的な理由で外にいた筈なのになぜ。
「ふむ、まさかもう一人……いや二人か?仲間が居たとはな」
「それはこっちの台詞、どうして掃除用具がここに居るかは知らないけど」
片方はアジトから特徴的な銀腕の剣を振るい、片方は空からISをしまいバリアジャケットを展開し薙刀を構える。
「貴様ら……!!」
「来い一夏……」
「私達が相手をしてあげる」
篠ノ之箒、そして更識簪が目の前の奴に立ちふさがった。
オマケ
マドカ「さて、次回の無限欲デスが」
簪「簪です。ちょっと色々あって出番遅れたので巻き返す」
箒「次回、vs一夏中盤戦」
簪「収録ついでにそっちのお姉ちゃんに呪毒盛ってくる」
鈴「……一応聞くけど、それってどんな毒?」
簪「書類が延々と増え続けるのとFG○で優雅たれしかでないようにする」
鈴「なんか地味に嫌な呪いね、まだこっちの会長出番貰えてないのに」
簪「ついでにそっちの私もまだ出てないみたいだから……クックック」
簪さん逃げてぇ!!超逃げてぇ!!ブラックヤンざしちゃんにドナドナされちゃうからぁ!!
数時間前
仕事終わったし、FGOでzero復活だぁぁぁぁガチャるぞ!!
呼札
「セイバー、ディルムッド・オディナ。召喚に応じ参上した」
「Aaaaaathurrrrrr!!」
ファ!?まさかの呼札!?狙ってないけどなんで!?