ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

5 / 55
相変わらず文章構成が下手なIS提督です
最後まで読んで頂けたら幸いです。



第4話 正一が来る前後

第4話 正一が来る前後

~チノside~

 

カランコロン 扉から音が鳴った

 

どうやら客が来たようだ

 

チノ「いらっしゃいませ」

 

私が挨拶をすると その客は店内をキョロキョロと見回し何かを探す

 

テーブルの下などを 兎 兎 と言いながら隅々まで見ている

 

チノ(...何だ この客)

 

私は素直にそう思った

 

私は 騒がしい客の注文を取りに行く

 

チノ「ご注文は何ですか?」

 

???「その 兎!」

 

チノ「ティッピーは非売品です...」

 

???「そんなー」シュン

 

???「じゃぁ せめてモフモフさせて!」

 

泣きそうな声で言って来た

 

私は 余りにも目の前の客が可哀想に思えたので

 

チノ「コーヒー1杯で1回です」

 

と思わず言ってしまった

 

???「じゃぁ3杯頂戴!」

 

チノ(どんだけ モフモフしたいんだろう…)

 

私は3杯のカップにそれぞれ別の種類のコーヒーを入れ お客様の所へ行った

 

チノ「...ご注文のコーヒーです」

 

私はそう言いながら コーヒーをテーブルの上に置く

 

???「おぉ! これで 3回モフモフする権利を手に入れたよ!」

 

そう言うと お客様がティッピーに手を伸ばしたが

 

チノ「冷める前に飲んで下さい。」

 

???「あぁっと そうだよね」

 

そう言うと一つ目のカップに口を付ける

 

???「この味! これがブルーマウンテンか~」

 

チノ「コロンビアです」

 

二つ目のカップに入っているコーヒーを飲んだ

 

???「この酸味 キリマンジャロだね!」

 

チノ「それがブルーマウンテンです」

 

アレレ~ と言いながら三つ目のカップに口を付ける

 

???「安心する味 これはインスタントだね」

 

チノ「それは ウチのオリジナルブレンドです」

 

???「エッ!...でも全部美味しいね」

ーーーーーーーーーーーー

お客様がティッピーを抱きしめていると突然話し始めた

 

???「私 春から此処の近くの高校に通う事になったの」

 

チノ「はぁ...」

 

???「弟と一緒に来たんだけど 気づいたらはぐれてて」

 

チノ「エッ!」

 

???「一応 下宿先の家の人の名前は教えてあるんだけど...」

 

チノ「その下宿先の名前を教えてください。」

 

???「えっとね…かおるかぜって書いて香風って読むんだけど...」

 

チノ「...香風ならウチです」

 

???「エッ!? 本当?良かったぁ! これって 奇跡を通り越して運命だね!」

 

???「自己紹介するねっ!私の名前は ココ...!?...」

 

チノ「えっと どうしましたか?」

 

???「居る!」

 

チノ「はい?」

 

???「はぐれていてた 弟が近くにいる!」

 

チノ「...何で そんな事がわかるんですか?」

 

???「愛さえあればそんなの簡単だよ!」

 

チノ「はぁ... 分かりました チョット外周辺を見て来ます

お客様は此処で待っていて下さい」

 

私はそう言いながら入口玄関を引く

 

すると

 

???「オワッ!」

 

突然男の人が倒れて来た

 

チノ「あっ!」

 

私も巻き込まれそのまま一緒に倒れた

 

俗に言う押し倒された である

 

1秒位した後倒れて来た男の人は顔を上げた

 

その男の人の印象は健康的で肌が日本人にしては少し黒目の肌の色をしていて 顔は結構整っていた

 

私はそんな事を考えていると顔が物凄く熱くなり心拍数が上がって来た事を観測した

 

チノ(この人と触れて居ると 私自身と心臓が 変になりそうですッ!)

 

そして 私の上でモタモタしていた人に 「重い」と言う事を伝えると 何故だか土下座をして来た

 

 

チノ(きっと顔が熱いのも 心拍数が凄いのも 突然倒されたせいで ビックリしただけですよね?)

 

それからしばらくこの症状は続いた

ーーーーーーーーーーーー

どうやらこの人が弟だった様だ

 

そしてお互いに自己紹介を済ませる。

 

どうやら先程のお客様が「『保登』心愛」で男の人が「『田中』正一」と言い 血の繋がってない姉弟との事らしい

しかも正一さんは中学2年になる 私と同い年だった

 

ココアさんと正一さんが先程の出来事に ついて話していた

それを聞き 思い出し また顔が熱いくなり 心拍数が跳ね上がった

 

きっとこうなるのは 今まで男の人と喋った事が無いからですね!

 

そう思い私は赤面する理由の一つを無くすために声を出す

 

チノ「もう 終わった事を掘り返さないで下さい///!」

 

私は急いで話題を変えようと 苗字が何故違うのかを聞いたが

 

正一「まぁ、理由が有るんですよ…」

 

理由って何のことだろうか?

 

その後はココアさん達におじいちゃんの事を聞かれたり ココアさんに抱き着かれた

 

そしてココアさんに学校の方針の事で働かせてくれと言われたが人手が足りて居ると言い断ったが 正一さんがジッと私の目を見つめて来る 何故だか恥ずかしくなり 目を背けてしまった

 

でも学校の方針って事ならと思い

 

チノ「分かりました 父に相談してきます」

 

チノ(正一さんと一緒に働くのも悪くは無いかもですね!)

 

何故か私はそんな事を思って父の部屋に行き 事情を説明する

 

タカヒロ「チノが良いと思うなら良いよ」

 

チノ「...分かりました 二人には此処で働いて貰います。」

 

タカヒロ「そうしてくれ」

 

私は早足で歩きココアさん達の所に行くと 父が了承してくれたと言い 二人を2階の部屋に案内する

 

私は働く為の制服を取る為に席を外した

 

五分程立った頃だろうか 急に争って居るような物音が聞こえて来た

 

私は急いで物音がする部屋に行き 扉を少し開け中の様子をティッピーと確認する

 

チノ「!?」

 

私は目の前で起きて居ると事を信じる事が出来なかった

 

チノ(あのCQC使いのリゼさんを見た事の無い体術で投げている!?)

 

ティッピーはティッピーで

 

ティッピー「あれは...合気道だと!?」

 

チノ「合気道って 世の中から姿を消した武道の1つのですか!?」

 

ティッピー「そうじゃ!」

 

ビックリ所の話じゃ無いと思いながら私は正一さんをリゼさんの間に入って場を落ち着かせたが

 

正一さんが『ワガママボディ』などと余計な事を言ったせいでリゼさんのCQCの投げ技が正一さんを襲ったのは 言わずとも分かるだろう。

 

続く




感想などが有りましたらドンドンビシバシとお願い致します!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。