ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

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蛇足な文のせいで悪戯に長いです...


第44話 お泊まり会 前編

第44話 お泊まり会 前編

 

ザーザー

 

...天気予報では 今日1日は晴れの予報だったんだけれどな

 

ふむ...

 

どうするかな…コレは...

 

イヤね、お店に入る(20分頃)前までは快晴って言っても過言じゃ無いのよ

 

何故降った...

 

雨のせいで予定よりも帰るのが 遅くなったし、傘を買うって言う無駄な出費もあるしさ…

 

そんな事を考えながら足を進めて行くと 気付いた時には ラビットハウスがすぐ側の距離まで居た

 

まぁ、雨の日の買い出しも、又 乙なモノと考えれば それもまた一興か

 

ガチャ!

 

不意にラビットハウスの扉が開く

 

ココア「千夜ちゃん..大丈夫?」

 

リゼ「無理しなくても迎えを呼ぶぞ」

 

チノ「...心配です」

 

千夜「ありがとう、でも大丈夫よ」

 

そこに居たのは シャロを背負った千夜と ソレを心配そうにしている ココア・チノ・リゼ

 

...大丈夫って割には 足がプルプルしてますよ?

 

千夜「じゃあね!

今日はありがとうね 楽しかったわ」

 

そう言うと千夜は勢い良く走り出した

 

...1歩...2歩...3歩...と危なげながらシャロを背負って走って行く

 

千夜が俺の横をすれ違う

 

すれ違いざまに 千夜が綺麗な笑顔を向けてくれた...気がする

 

...のだが…

 

ガッ!! (躓く音)

 

ビチャッ!! (力無く倒れる音)

 

...

..

.

ヱ?

 

オイオイ!

 

起き上がれよ!

 

正一「ち、千夜さん?」

 

千夜「...きゅ~」

 

あ、コレはダメだわ...

 

ってか 早く屋根のある場所に移動させないと 風邪引くぞコレ

 

そう考え 俺は傘を閉じ 千夜とシャロを抱えラビットハウスの中に入る

 

正一「ココアさん タオルを持って来てください」

 

ココア「分かった!」

 

正一「リゼさん 何か暖かい飲み物をお願いします」

 

リゼ「任せろ」

 

ココア「お待たせ~!

はい! 千夜ちゃん!シャロちゃん!あと正ちゃんも!」

 

正一「ありがとうございます」

 

千夜「ありがとうね」

 

シャロ「ありがとう

...何で私 濡れてるの?」

 

シャロの問いに答えるかの様に千夜はシャロの耳に口を持って行く

 

千夜「ゴショゴショ」ヒソヒソ

 

シャロ「ま、まぁ 千夜にしては気が効くじゃない」

 

千夜「クスクス」

ーーーーーーーーーーーー

 

ココア「ダメだよ 正ちゃん ちゃんと拭かなきゃ!」

 

正一「へ?」

 

ココア「『へ?』じゃ無いよ!

そんなんじゃ 風邪引いちゃうよ

コッチに来て!」

 

そう言い ココアは手招きをしたので 俺はココアの元にいった

 

正一「大体 この程度じゃ 直ぐに乾くので問題n...わっぷ!」

 

俺が言い終わる前に ココアが俺の首に掛けていたタオルと奪い 俺の頭の頭に乗せ 髪を吹く

 

ココア「正ちゃんに問題無くても 私には有るからダメだなの!」

 

正一「はぁ...」

 

ココア「...コレで良し!」

 

はい、お終い。そう言いながらココアは頭から手を話した

 

正一「有難うございます」

 

ココア「もっと 自分を大切にしてね…?」

 

正一「??」

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ーーーー

ーー

チノ「シャロさんと千夜さんは先にお風呂どうぞ

着替えは後で持って行きますので」

 

シャロ「チノちゃん ありがとう」

 

千夜「助かるわ」

 

そう言い 千夜とシャロは風呂場に入る

 

リゼ「私まで泊まっても良かったのか?」

 

ココア「リゼちゃん お泊まり緊張してるの?」

 

リゼ「い、いやぁ ワイルドなキャンプしか経験した事なくて

こんなの初めてで...」

 

ココア「ワイルド?」

 

正一「それって キャンプってより サバイバル演習ですよね?」

 

リゼ「ま、まぁ そうとも言う

どうだ、正一?

お前も今度やって見るか?」

 

正一「そうですね、機会が有れば是非とも」

 

リゼ「!?」

 

そんな事を話しながら女性陣は先に更衣室に入った

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ーーーー

ーー

チノ部屋にて

 

リゼ「チノの部屋って チノ!って感じだよな」

 

そこに付いては一切の異論はないな

 

周りを見渡すと 有るのはボトルシップやパズルなどの物が飾られて居る

 

正一「大人な趣味ですね」

 

チノ「正一さんはボトルシップ等は造ったりしないんですか?」

 

正一「私は手先が不器用な者で...

そういった類いはやった事が無いんですよ」

 

チノ「でしたら あの...」

 

正一「はい?」

 

チノ「もし、正一さんが迷惑で無ければ

 

こ、今度 い、一緒に作りませんか?///」

 

正一「え...えぇ、是非ともよろしくお願いします」

 

何で赤面してるのだい? チノさんや

 

イヤ まじで 何で怒ってるんだよ…

ココまで自然な流れでチノをキレさせられるって 最早コレは才能だわな

 

自分の才能が恐ろしいわ...イヤ マジで

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ーーーー

ーー

ココア「あ! そうだ正ちゃん!」

 

正一「どうしました?」

 

ココア「今から面白いものを見せるね!

 

チノちゃん! コレ借りて良い?」

 

チノ「問題無いですけれど…

何に使うんですか?」

 

ココア「えへへ~!

それはね〜」

 

そう言いながらココアはチノの制服を取り 服を脱ぎだした

 

....脱ぎだした

 

....脱ぎだした

 

....脱ぎだした?!?!

 

正一「チョチョチョ!?」

 

ココア「どうしたの?」

 

正一「アンタ!!///バカだろ!!////」

 

そう言いながら俺はチノの部屋を飛び出した

 

...もしも神様がいらっしゃるのなら お願いしたい

 

...どうか...どうか私に さっきの状況でも 女の子の下着姿を拝めながら笑顔で会話出来る精神力をお与え下さい

 

....にしても

流石に幾ら義理の弟とは言え 男の前で着替え出せたよな…

 

まぁ、その行動の裏には多少なりとも俺への『信頼』が有るんだろうけど...

 

イヤ...幾ら信頼が有るとはいえ 流石に無防備過ぎじゃね?

 

そんな事を考えながら俺は自室に入った

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ーー

...アレからどのくらいの時間が経っただろうか?

 

そんな事を考えていると

コンコンっと背後に有る扉からノックの音がした

 

正一「どうぞ」

 

ガチャ!

 

千夜「失礼するわ」

 

そう言いながら千夜は部屋に入り扉を閉める

 

正一「どうかされましたか?」

 

千夜「どうかしたって訳じゃ無いのだけれども…」

 

正一「?」

 

千夜「ココアちゃんの事でお礼を言いたくて...」

 

正一「...」

 

千夜「ココアさんを助けてくれて有難う」

 

正一「...別にその件に付いては感謝される筋合いは無いと思います」

 

千夜「え?」

 

正一「むしろ 感謝するのは私の方ですよ

私にとっての ココアさんは私の姉なので 何か有った時に支えるのが弟としての当たり前の義務だと考えている居ます

しかし 千夜さん、貴女はその様な義務が無いのにも関わらず姉のココアさんに寄り添ってくれました」

 

千夜「...」

 

正一「...イジメと言うものは大変恐ろしいもので 特に女子の場合、イジメられて居る本人を庇ったりすると 今度は庇った人間がイジメられますよね…」

 

千夜「...」

 

正一「ですが貴女は その様な危険を顧みず ココアさんを支えてくれました...」

 

正一「本当に有難うございます」

 

そう言い俺は頭を下げた

 

千夜「ううん ソレを言うなら私もお礼を言われる筋合いは無いわ」

 

千夜「友達って言うのは友達が困って居たりしたら支えるのが友達よ

私はココアちゃんの友達だからそうしただけ」

 

正一「...結局 ココアさんをイジメていた人物はどうなりましたか?」

 

千夜「誰かさんのお陰で今の所は停学中よ」

 

正一「...やはり 千夜さんには感謝しかないです

貴女が居なければココアさんは学校にも行けなかったでしょうし

千夜さんの協力が無ければこんなに上手く事が運ばれる事もなかったです」

 

正一「今一度言わせて下さい『本当に有難う御座いました』」

 

千夜「さっきも言ったけれど 私はココアちゃんの友達として当たり前の事をしただけよ」

 

正一「それでも...」

 

千夜「...私達お互いに当たり前の事をして感謝し合って居るのね」

 

正一「...ですね」

 

千夜「じゃぁ この話はお互いに感謝し合って居るって事でココでお終いね」

 

正一「わかりました」

 

千夜「それじゃチノちゃんの部屋に行きましょう」

 

正一「イヤ 流石に今更ですが女子達が居る部屋に入るのは...」

 

千夜「じゃぁ、正一君の部屋に皆でお邪魔するわね

折角のお泊まりだもの 皆で居た方が楽しいわ」

 

正一「...わかりましたよ

行きますよ」

 

千夜「...」ニコニコ

 

はぁ、全く持って この人は食えん人だな...」

 

千夜「あら? じゃぁ 私の事を食べてみる?」

 

そう言い 千夜は自分の肩に手を伸ばしそのまま肩をーー

 

正一「...さぁ、チノちゃんの部屋に行きましょう!///」

 

やっべー...声に出てた...

 

千夜「クスクス」

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

ガチャ!

 

ココア「千夜ちゃんと正ちゃんおかえり~!」

 

正一「只今戻りました?」

 

千夜「ただいま、ココアちゃん

後、チノちゃん いいお湯だったわ ありがとうね」

 

チノ「お礼なら お風呂を洗ったティッピーに言って下さい」

 

リゼ「え?! あの毛玉 そんな事も出来るのか?!」

 

千夜「そうよね...リゼちゃん並に不思議よね」

 

リゼ「あぁ、本当に不思g...

って 千夜!?」

 

千夜「あら? 口が滑っちゃったわ

...ソレより 正一君達はまだ お風呂に入らないのかしら?」

 

正一「私は1番最後で良いので お先にどうぞ」

 

そう言い 俺はココア達に先を譲る

 

ココア「じゃぁ、私達も入ろうか」

 

そう言いココアとチノは立ち 風呂場に行くために部屋の扉ノブに手を掛け

 

ココア「アレ?正ちゃん?何でじっとしてるの?」

 

正一「はい?」

 

ココア「正ちゃんも一緒に入るんだよ?」

 

正一「なっ!?」

 

チノ「コ、ココアさん!!///」

 

ココア「ん?二人ともどうしたの?」

 

正一「どうもこうも無いですよ!

そもそも 私は男でチノちゃんは女性ですよ!?」

 

チノ「そ、そうですよ///」

 

そう言いながら俺とチノはリゼに助けを求める

 

リゼ「おい...ココア

お前と正一は姉弟だからいいかもしれないが チノと正一は兄妹じゃ無いんだから...」

 

ココア「そっか...

ずっと チノちゃんと姉妹の様に暮らして来たから チョット勘違いしてたよ」

 

正一「まぁ、そういう事です

100歩譲って私とココアさんが一緒に風呂に入る事は有っても それ以外は無いですね」

 

ココア「そっか、そうだよね

 

チノちゃんもごめんね」

 

チノ「いえ…全然大丈夫ですよ」

 

ココア「じゃぁ、チノちゃん行こうか」

 

チノ「はい」

 

そう言いココアとチノは部屋から出て行った

....................

...............

..........

.....

..

.

正一「はぁ...」

 

疲れや呆れ等を乗せ重苦しい息を吐いた

 

リゼ「どうした...と言いたい所だが言わないぞ」

 

正一「そうして頂くと有難いです

 

....あの、リゼさん?

2つ程 質問が...」

 

 

リゼ「...何を聞きたいのか 予想が付いてはいるが 一応聞いてやろう

 

何だ?」

 

正一「では1つめ...何で 中学校の制服を着てるんですか?」

 

リゼ「コレはアレだ、うん

ジャンケンに負けてだな...」

 

正一「はぁ...成程

んで2つ目なんですけれども この状況は一体?」

 

そう言い俺はリゼを見ながら....イヤ、拝みながら声をあげているシャロを指さした

 

シャロ「ホォワァァ~!!」

 

リゼ「イヤ コレは私も解らない...

...千夜、何でか解るか?」

 

千夜「ゴメンなさいね

全くと言って分からないわ」

 

...千夜のあの顔を見てると どうもシャロを見て面白がって居るように見えるんだよな…

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

ガチャ!

 

ココア「あ~、気持ちよかった」

 

チノ「まだやってたんですか…」

 

風呂から出てきたココアとチノがそれぞれ感想を言った

 

リゼ「ふ、風呂に入って来る」

 

そう言いリゼは風呂に行くべく立ったのだが

 

正一「!?///」

 

え?

何で俺がビックリして赤面してるのかって?

 

...良いかい?

リゼは今 中学生のチノの制服を着てるんですよ

 

チノの身長が大体145cm位で リゼの身長は大体160cm位であるからして 身長差は最低でも15cmである...

 

察しの良い人物ならココで解ったであろう

 

結論を言おう

 

制服が小さいせいで リゼの太腿がかなり際どい所まで出て居ると言う事だ

 

制服って、エロいな...

 

って! 違ワーイ!!

 

俺は!!

バイトの同僚と学校の制服に!!

何を!!

思った!!

 

...バイトの同僚をそんな目線で見るなんて 最低じゃん!!

 

正一「グォォォォ...」

 

ココア「し、正ちゃん 大丈夫...?」

 

正一「...大丈夫です」

 

流石にこんな事他 の人間 特に女子なんかに知られる訳にはいかん...

 

正一「って、アレ? ココア?」

 

ココア「え?///正ちゃん?///」

 

え?何で 赤面(怒)してるの?

あ、あぁ、そうだよね!

歳下にイキナリ呼び捨てで呼ばれたら流石にキレるよね

 

コレは流石に落ち度過ぎるぞ…

 

正一「あ、いえそういう事では無くて

ココアさんからココアの匂いがして」

 

どうだ?コレで伝わったか?!

 

ココア「あはは///

私から私に匂いがするのは当たり前だよ?」

 

正一「イヤ、飲む方のココアですよ...」

 

残念 流石はココア

全然伝わって無かった様だ...

 

ココア「ババーン!

入浴剤でした~!」

 

正一「あぁ、成程 だからですか」

 

ココア「あれ?正ちゃん あんまりこの匂い好きじゃない?」

 

正一「いや、そもそも 好き嫌いの前に余り入浴剤に付いて興味は無いですね」

 

ココア「えぇー、正ちゃん勿体ないよ~」

 

そう言いながらココアは俺の目の前に来て

 

ココア「正ちゃんも入浴剤の虜に~」

 

そう言いながらココアは真正面から抱きついて来た

 

くぁwせdrftgyふじこlpー

 

正一「くぁwせdrftgyふじこlpー」

 

甘い!!

ってか やらわかい!

 

美味い! 不味い!この状況美味いけどマズい!

 

鎖骨!!鎖骨辺りに一段とやらわかい感触が!!

 

頼む‼︎息子よ鎮まれ!!

今 貴様出てくる幕では無いわ!

ってか頼む 今覚醒されたら流石に社会的と生物的に抹消されるから!

 

ってか、チノ達も見てるだけで無く助けてくれ!

 

う、おぉ!

 

に、匂いが!!

 

ココアの匂いに慣れてきてココアの匂いが分かるように...?!

 

耐えろ!!

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

ココア「もう少しでリゼちゃんが出てくるかな?」

 

正一「ソウデスネ...」

 

ココア「えへへ~

コレで正ちゃんも入浴剤の虜だね」

 

正一「ソウデスネ...」

 

ココア「今度、私と一緒にお風呂入って洗いっこしたい?」

 

正一「ソウデスネ...

 

ん? 今なんて?」

 

ココア「えへへ~

楽しみだね~」

 

正一「??」

ーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

リゼ「相変わらずチノの親父の料理は美味いな」

 

千夜「えぇ、そうね

思わずホッペタが落ちるかと思ったわ」

 

ココア「でしょ!でしょ!」

 

チノ「何でココアさんが自慢気なんですか…」

 

シャロ「正一君達は今日みたいな料理毎日食べて居るのよね?」

 

正一「はい」

 

シャロ「やっぱり、外食とかすると物足りない感じするの?」

 

正一「そうですね...

ご飯物を食べるにしてもチノちゃんやチノちゃんのお父さんの方が美味しいですし

パンに関しても矢張りココアさんのパンと比べてしまうと…ですね」

 

千夜「要するに 胃袋を掴まれたって事ね」

 

正一「全くもってその通りです」

 

チノ・ココア「///」

 

え?今のどこに 怒らせる要素があったんだよ...

 

続く

 


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