ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

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すらんぷ
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ぷりーず ごいりょく


第41話 花火祭り③

第41話 花火祭り③

 

正一「それにしても メグちゃんも災難ですね」

 

メグ「うん...」

 

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メグ視点

 

メグ「う~ん

よいしょ」

 

やっと 人の波から抜けられた

 

...何か足首が変な感覚

 

捻っちゃったのかな?

 

ソレよりも 此処は何処だろう?

 

マヤちゃん達ともはぐれちゃったし…

 

周りを見ても屋台も全然見当たらないし…

 

取り敢えず携帯電話に連絡しないと...

 

...アレ? 何で繋がらないんだろう?

 

ど、どうしよう...

 

取り敢えずこのままだと 電気が消えちゃうから 移動しなきちゃ

 

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イタッ!!

 

捻った足が痛みだして来ちゃった...

 

痛くて マトモに歩けないよ...

 

取り敢えず 灯りの有る屋台前に移動しようかな

....................

...............

..........

.....

..

.

 

うぅ...

 

屋台の前まで来たけれど 人の目が有って恥ずかしいよぉ...

 

...まだ 電気が付いていて明るいから 消えるまで 屋台の裏に居ようかな

...............

..........

.....

..

.

 

どうしよう...

変な人達に絡まれちゃった…

 

ナンパ1「ねぇ、お嬢ちゃん チョットで良いから俺たちと遊ばね?」

 

メグ「や、やめて下さい」

 

ナンパ2「楽しいよ事をしようよ」

 

ナンパ1「何も 取って食おうって訳じゃないぜ

...まぁ、食っちまいたいけどな」

 

そう言いながら 彼は私の体を舐め回す様に見てくる

 

メグ「ヒッ!!」

 

思わず声が出る

 

メグ「い、今友達を探してる所なので失礼しますね」

 

一刻も早く此処から逃げ出したい

 

その一心で言葉を絞り出し この場を抜けようとするが...

 

ナンパ1「ネェ そんな事 言わずに俺達と遊ぼうよ」

 

ナンパ2「良いじゃん、減るもんでもないし

楽しいよ」

 

メグ「本当に大丈夫ですから...」

 

怖いよ...

 

チノちゃん...マヤちゃん...正一君...

 

お願い...助けて...

 

...そんな都合の良い話は無いと分かって居る

 

正一「メグちゃん!」

 

メグ「正一君!」

 

一瞬 自分には幻聴が聞こえてるのかと思った...

 

だって、さっきまで自分達が居た場所から今 自分が居る場所はかなりの距離があるから...

此処に正一君が居るのは不自然だから

...............

..........

.....

..

.

不意に男の1人が私を抱き寄せた

 

メグ「ヒッ?!」

 

止めて!

触らないで...

 

私の気持ちを察したのか 正一君が私と男の人の間に入って 私を連れ出そうとしてくれた

 

でも 男の人はそれが気に入らなかったらしく 罵声を発しながら 正一君の胸元を掴んだ...

 

そこからの事は見た事が信じられな

...そんな感じがした

 

正一君が胸元を掴まれて 男の人が手を振りかぶった時は、もう駄目だと思って目を瞑った...

 

暗闇の中で争うような音が聞こえた

 

...次に目を開けた時は 正一君は何事も無かった様にしていて 代わりにしつこく私に話しかけて来た男の人が横たわって居た

 

正一「メグちゃん 行きますよ」

 

そう言うと正一君は私に手を伸ばしてきた

 

私はその手に掴まり立ち上がった その瞬間

 

ドン

 

え...

 

正一君に突き倒される

 

だけれども 尻餅を着いた瞬間に何故付き倒されたか解った

 

正一君の真後ろに さっきの男の人が居たから

 

その瞬間に正一君は1歩足を前に出し 男の人のパンチを躱し...

気付いたら その男の人は宙を舞い 肩から地面に落ちた...

 

それを確認すると正一君はもう一度私に手を差し出してくれたが

 

私は軽いパニックになって居たんだと思う

 

差し出された手に気付かず

...正一君が今さっき投げた人が大丈夫か気になった

 

ちゃんと生きている

酷い怪我は無い

 

その事を確認すると同時に正一君の手に気付き手を掴む

 

正一「....チノちゃん達を探しに行きましょうか」

 

メグ「うん」

 

何故か フと男の人達が気になってしまい 男の人達が倒れ込んで居る場所を見た...

 

メグ「...?

アレ? さっきの人達は?」

 

おかしいな?

さっきまで確かに彼処に居たのに...

 

正一「アレ?」

 

?何だか 正一君の雰囲気が...

 

何故か私は いたたまれない気持ちになってしまい思わず声を掛けた...

 

 

続く


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