ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

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第38.5話

第38.5話

 

正一「集合場所って此処でいいんでしたっけ?」

 

チノ「...はい、此処で大丈夫です」

 

チノ「...」

 

正一「...」

 

...気まずい

 

チノ「あ、あの 正一さん」

 

正一「ん?」

 

チノ「やっぱり なんでもないです...」

 

正一「...」

 

この気まずい空気ってさっきのタカヒロとの会話が原因なんだろうなぁ…

 

イヤ、でも まさかチノが話を聴いていた何てなぁ…

 

一応今は 話を煙に巻いた感じだけれども...

 

ふむ...

 

 

 

 

ギュッ!

 

正一「?」

 

何故かチノに裾を掴まれたんだが...

 

いやね、コレが俗に言う 恋愛感情で起きた事では無いのは分かるよ…ウン

 

もしも 恋愛感情からくる 裾掴みであるならば 顔の締まりが無くなる程喜ぶんだけどなぁ...

 

この空気じゃ...ねぇ

 

ふむ...

 

ーーーーーーーーーーーー

チノ視点

 

さっきの お父さんと正一さんの話は本当にウソ...なんですよね?

 

でも...お父さんのあの緊迫した空気...

 

子供でも解るあのピリピリした感じ...

 

でもそれ以上に怖かったのは 正一さんが醸し出していた あの違和感...

 

今まで 正一さんからは あの様な違和感は感じたことが有りません...

 

怖い...

 

怖いです...

 

正一さんの存在が怖いという訳では無く

正一さんが何処か解らない様な所に居る様な気がして...

 

 

ギュッ!

 

 

気が付いたら私は、正一さんの裾を掴んでいました

 

正一「?」

 

 

チノ「...」

 

 

 

気まずい沈黙が流れます…

 

正一「...どうか、されましたか?」

 

チノ「...正一さんは」

 

正一「はい?」

 

チノ「正一さんは今、何処に居ますか...?」

 

正一「何処に?ですか...」

 

私は、何を聞いているんでしょうか...

 

こんな事を聞かてたって 迷惑なのに...

 

チノ「すみません...今言ったことは忘r...「最近 良くその事に付いて聞かれます...」」

 

チノ「え?」

 

正一「いえね、

この前もココアさん にも聞かれたんですよ」

 

チノ「...」

 

正一「私は一体何処にいるのか...

...チノちゃんが見るに、私は今何処に居ると思いますか?」

 

チノ「エット...それは...」

 

正一「少なくとも私は今此処に居ます」

 

そう言いながら正一さんは右足だけで軽く2回程 足踏みをしました

 

正一「ではチノちゃん」

 

チノ「はい..」

 

正一「チノちゃんは今何処に居ますか!」

 

チノ「...此処に居ます」

 

正一「つまりは そういう事です」

 

チノ「それって どう言う...「おっ!! チノと正一は もうついていたのか」」

 

メグ「二人とも早いね~」

 

正一「まぁ、5分前行動ですよ

ですよね チノちゃん?」

 

チノ「え、えぇ 今日はココアさんが静かだったので早く準備が出来ました...」

 

 

....何となくですけれど

ヤッパリ正一さんは此処にはいないんですね…

 

 

 

マヤ「じゃぁ 隣町に向けてレッツゴー!」


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