ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

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第37話 おさそい

第37話 おさそい

 

05:28

 

目を開けるとココアの寝顔がドアップで 俺の視界に入っていた

 

正一「ッ!?」

 

深呼吸、深呼吸...フゥ

 

...何なんだこの状況は

 

何でココアが俺の部屋に それも同じベットの中に居るんだ?

 

....あぁ そうか 昨日はココアに抱き着かれてそのまま寝たんだった

 

本当で有れば このシチュエーションは泣いて喜ぶんだろうけど 昨日の あの状態を考えると 素直に喜べないよなぁ…

 

そんな事を考えながら 俺はベットから出る

 

昨日のココアは何だったんだ?

 

考えてもわかんない

 

まぁ、イイか…

 

もう一眠り...は出来ないな…

 

今ので目がバッチし覚めちまった..,

 

取り敢えず やる事も無いし

下に行ってチノの朝食の準備を手伝う事にしますか

 

ーーーーーーーーーーーー

 

ガチャ

 

正一「おはようございます」

 

チノ「あっ、おはようございます 正一さん

今 丁度起こしに行こうと思ってた所です」

 

正一「毎回、ありがとうございます

今日は散歩をする気分じゃないので

何か手伝える事はありますか?」

 

チノ「そうですね...

じゃぁ、お箸とコップを並べて下さい」

 

正一「了解です」

 

チノに指示を貰い 箸とコップを取り出し それを並べる

 

フと視線が気になり 視線の元を見る

 

どうやら視線の主はチノのようだ

 

正一「チノちゃん どうかされましたか?」

 

チノ「えっ? あっ! いえ///何も無いです////」カァー

 

 

え?何でチノは赤くなってるんだ?

 

もしかして怒ってる?

 

チョット待てよ…

俺何かしたか?

 

.........

 

何にもして無いよな...

 

じゃぁ、何でチノは赤面してるんだ?

 

分からない事は素直に聞いた方が良いか...

 

正一「何か私に落ち度がありましたか?

もし何かあったら教えて貰っても宜しいですか?」

 

チノ「いえ///本当に何も無いです///」

 

正一「?」

 

じゃぁ、何で顔が更に赤くなってるんだろうか…

 

正一「まぁ何も無いんでしたらいいんですけれども…」

 

チノ「...」

 

正一「....」

 

チノ「は、話を変えますけど

き、今日の夜 正一さんってお時間 空いてますか?///」

 

正一「えぇ

今の所は大丈夫ですよ」

 

チノ「じ、じゃ これを一緒に行って貰っても言いですか?///」

 

チノが出てきた紙を受け取る

 

正一「花火大会…ですか」

 

チノ「駄目...ですか?///」

 

正一「ッ!?」

 

いやいや?! 赤面中の上目遣いは反則じゃ無いですかね チノちゃん!?

 

思わず息が詰まっちゃったじゃん?

 

チノ「?」

 

あぁ、なんか不思議がっちゃって...

 

ってか自覚なしなんかよ!

狙ってやってる人より恐ろしいよ!

ってか 上目遣いも不思議がる顔も両方可愛いな!

 

正一「問題ありませんよ」

 

此処で断るのは男じゃない...

 

ーーーーーーーーーーーー

 

チノ視点

 

今日も何時もと同じ時間に起きて朝食を準備します

 

今日はお米にしましょう

 

そう思い私はお米を炊くために準備を始めます

 

お米を研いで お水を入れて セットして...

 

良し! 準備は完了です

 

チノ「...」

 

正一さんと行きたいなぁ…

 

そう思い 私は手に持っていた1枚のチラシに目を落とします

 

ソコには今日、夜に隣町で行われる予定の『花火大会』の予定が記載されています

 

っと、そろそろ正一さんを起こさないとですね

 

いつ、誘いましょうか…

成る可く 早く誘わないと正一さんにも予定があると申し訳ないですし…

 

そう思った その時です

 

ガチャ

 

ドアが開きました

そこに居たのは正一さんでした

 

私は、急いでチラシをポケットに"隠して"しまいました…

 

何故、その様な行動をとったのかは わかりません...

 

チノ「あっ、おはようございます 正一さん

今 丁度起こしに行こうと思ってた所です」

 

久しぶりに 正一さんの寝顔が見れると思ったのに残念です…

 

って私は何を考えてるんですか!?

 

正一「毎回、ありがとうございます

今日は散歩をする気分じゃないので

何か手伝える事はありますか?」

 

やって欲しい事と言えば...

 

チノ「そうですね...

じゃぁ、お箸とコップを並べて下さい」

 

正一「了解です」

 

という事は、今日は朝から正一さんと一緒に居れます

 

何だかこうやって正一さんと一緒に朝食の準備をしていると、何だかその...

ふ、"夫婦"みたいな感じです///

 

正一「チノちゃん どうかされましたか?」

 

チノ「えっ? あっ! いえ///何も無いです////」カァー

 

どうしましょう

変な事を考えてたら顔が熱くなって来てしまいました///

 

正一「何か私に落ち度がありましたか?

もし何かあったら教えて貰っても宜しいですか?」

 

チノ「いえ///本当に何も無いです///」

 

何故でしょうか?///

何故か"夫婦"と言う言葉が頭の中にチラつくと無性に顔が熱くなってしまってます///

 

正一「?」

 

正一「まぁ何も無いんでしたらいいんですけれども…」

 

あぁ!ダメです!

恥ずかし過ぎて 顔から火が出そうです!

何か話を変えないと!!

 

フとポケットの中に隠した紙の事を思い出しました

 

今日の予定を聞くのは今が絶好のチャンスですね

 

チノ「は、話を変えますけど

き、今日の夜 正一さんってお時間 空いてますか?///」

 

あぁ!

何で今夜の予定を聞くだけなのに こんなに緊張するんですか?!

 

正一「えぇ

今の所は大丈夫ですよ」

 

良かったです...

 

チノ「じ、じゃ これを一緒に行って貰っても言いですか?///」

 

そう言うと同時に私はポケットの中に隠していた紙を正一さんに渡しました

 

正一「花火大会…ですか」

 

チノ「駄目...ですか?///」

 

気付けば 私自身もビックリする様な反応スピードで声を出していました

 

正一「ッ!?」

 

正一「...」

 

正一「問題ありませんよ」

 

良かったです

でも、何だか 予定を聞くだけなのに物凄く疲れました...

 

 

続く


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