ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

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難しいの一言であります。
文章構成などなど見苦しい点が多々あると思いますが最後まで読んで頂けたら幸いです。


第2話 新しい生活

第2話 新しい生活

 

ガタンゴトン ガタンゴトン

 

俺達が電車に乗りしばらくの時間がたった頃

 

ココア「そう言えば 正ちゃん」

 

正一「どうしましたかココアさん?」

 

ココア「何で正ちゃんは 私に敬語を使ってるの?」

 

正一「それは 僕とココアさんが 赤の他人だからですよ」

 

ココア「ううん 私達は姉弟なんだよ! だから赤の他人なんかじゃないよ!」

 

正一「それは ココアさんの 考えや感覚であって 私からしてはまだ出会って二週間しか経って居ないんですから イキナリ姉弟と言われましても全く実感が湧きません」

 

ココア「...そっか..そうだよね…」

 

俺は思っていた事を言ったがどうやらココアには辛かったらしい

 

正一(...)

 

正一「まぁ 何だ 確かに私は入院する前の自分の事は分かりませんが 徐々に本来の関係である 本当の姉弟に成れる様に2人で頑張って行きましょう」

 

俺はそんな恥ずかしいセリフを吐くのと同時に右手をココアに差し出した

 

ココア「うん! お姉ちゃんに まっかせなさーい!」

 

正一「まぁ 何とも頼もしい姉だこと」

 

ココア「!」

ーーーーーーーーーーーー

ココア「正ちゃんって 妙に大人っぽいって言うか 大人びてるよね~

年上と話している見たいだよ」

 

正一「そうですか...意識はしてないけど…」

 

正一(これでも一応中身は高校2年生だからな... 子供っぽい なんて言われたらショックだぜ…)

 

そんな事を話して居ると...

 

ツギノエキハー〇〇-〇〇-オデグチハ-ミギガワデス

 

車内放送が流れた どうやら目的地に着いたらしい

 

ココア「正ちゃん! 早く降りて 香風さんの家を探そ!」

 

正一「了解~!」

ーーーーーーーーーーーー

ココア「わぁー!綺麗な街!ココなら楽しく暮らせそう!」

 

正一「何か フランス見たいな街並みですね」

 

フランスと言えば....

まぁ、今はいいか

 

俺達はしばらく2人で香風さんの家を目指して歩いていた筈だった…

 

正一(さっきからココアが静かだなぁ)

 

そう思い

 

正一「ココアさん?」

 

と声を掛け隣を見たが...

 

正一「」

 

ココアがいなくなっていた

 

正一(弱ったな...下宿先までの道のりの地図はココアが持っているしな…

まぁ 成るようになるか)

 

そう思い俺は足を進めて行く その道中でヤケに看板だけが渋い喫茶店を見つけた

 

正一「甘兎庵か...此処で一休みついでに道を聞くか」

 

財布の中に3万円がある事を確認し甘兎庵に入る

 

???「いらっしゃい」

 

何とも美人な大和撫子美少女が出迎えてくれたではないか

 

???「何名様ですか?」

 

正一「1人です」

 

???「それではコチラにどうぞ~」

 

そう言われ俺は店員の後に着いて行く

 

???「それではコチラの席になります」

 

そう言われて俺は席に着く

 

???「コチラがお品書きになります」

 

差し出されたメニュー表を見てみるとなんともまぁロマンチックな名前が書かれていた

 

しばらくメニューを眺めてから

 

正一「スミマセン」

 

???「お品物は決まりましたか?」

 

正一「この『グリーンエメラルドの湖』と『千夜月』ってのを下さい」

 

???「承知致しました しばらくお待ち下さい。」

 

そう言うと店員は店の奥に入って行った

 

改めて店内を見渡す 和を基調としたデザインで心休まる場所だった。

 

しかし今現在甘兎庵には正一1人しか客は居なかった

 

そんな事を考えて居ると 店の奥から先程の大和撫子少女とは違うお婆ちゃんが出てきた

 

婆ちゃん「はいよ ご注文の抹茶と栗羊羹...後それと白玉ぜんざい」

 

正一「あの~すいません...白玉ぜんざいは頼んで無い筈何ですけど…」

 

婆ちゃん「あぁ それかい ぜんざいが余ってて 捨てるのが勿体ないからアンタにくれるよ 勿論 代金は要らないよ」

正一「はぁ...ありがとうございます。」

 

正一(相当なツンデレだな… 今 現在まだ午前の11時なのに余り物と言ったな... あの婆ちゃん良い性格してるよ良い意味で

けどやっぱり今の俺は12歳位の容姿なんだなぁ…)

 

気を取り直して

 

俺は運ばれて来たスイーツを食べるために蓮華?を取る

初めに白玉ぜんざいを一口食べる

 

なんだこれ!? こんなに美味いぜんざい 食った事ない!

 

次に栗羊羹を食べる

 

正一「!?」

 

栗羊羹も絶品だった

 

そして最後に抹茶を飲む

 

正一(この抹茶の苦さがこの甘い物とマッチしていてとても美味しい!)

ーーーーーーーーーーーー

正一「いや~食った食った」

 

完食した所で大和撫子美少女がやってきた

 

???「フフフ お気に召して頂けた様で何よりだわ」

 

正一「いや マジで美味しかったです!」

 

???「フフフ ありがとうね」

 

そんなこんなで俺達はお話をしていたがフと此処に寄った理由を思い出した

 

正一「お勘定お願いします。

...そう言えば...香風さんって知っていますか?」

 

???「えぇ 知っているわよ 香風と言えばここら辺では1世帯しかないし...」

 

正一「本当ですか?! 実は私 そこに下宿する事になってまして...」

 

???「なるほどね....香風さんの家ならアソコをこう行けばすぐよ

『ラビットハウス』って言う喫茶店だから直ぐに見つかると思うわ」

 

正一「すいません...何から何まで...」

 

???「良いのよ これくらい

っと えーとエメラルドの湖 と千夜月で合わせて『1245億円』になります」

 

正一「ブフォッ!!!」

 

俺は思いっきり吹いた

 

正一「その金額はイージス艦を余裕で買える値段ですよ!」

 

???「あっ すみません 1245円になります」

ーーーーーーーーーーーー

そんな事があったが 今俺は教わった道を辿り目的地を見つけた

 

正一(確かにラビットハウスって書かれているな 此処の人達はどんな人達なんだろうか...怖くなければ良いんだけど)

 

俺は覚悟を決め扉に気合を入れ勢いよく手を伸ばした...と同時にすごい勢いで扉が開き俺は勢い余って銀髪の美少女にぶつかって倒れる まさに『出鼻をくじかれる』である

 

これが彼女との初めての出会いであり 新しい生活の始まりであった

 

続く




私ってネーミングセンスが絶望ですね
誤字脱字やアドバイスや質問 感想などが有りましたらドンドンビシバシとお願い致します。
それでは次回もよろしくお願い致します。

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