ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

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中々話が進みませんがご了承ください


第28話 地元 1 ②

第28話 地元 1 ②

 

...疲れた

結局あのあと話捏造機ママンを止めてから、柄にもなくパニクってるパパンをなだめ、時間を置いてココアをコッチの世界に戻した所で家に着く

 

この間 1時間

 

イヤね 何にもして無いのに何故か疲れるという不思議

中々体験することは出来ないねコレ

 

ココアの家に着いてからは ピクニックの為の準備をする

ちなみにピクニックでのご飯はママンが用意してくれるとのこと

流石ママン 大好き

そんな感じで準備を終えたところで時間を見ると 時計は8時30分を指していた

 

...眠気は有る

ならば 寝よう

もし仮に寝坊をしたとしてもココから少し歩けば山の中腹に着く

しかもママンの話によれば その山の中腹は木々が覆い茂り川が流れ 心が落ち着く場所らしい

 

...何故 そんなような場所が家のすぐ近くにあるかって?

その答えは簡単

 

ココアの実家 保登ベーカリーが山の中にあるからである

山の中に有ると言っても 山の中にポツンと一軒家がある訳では無く 街が山の中に有ると言った感じである

 

...さて 携帯電話のアラーム機能をおんにして寝るとしますか

 

ーーーーーーーーーーーー

 

さてと アレから俺は2時間爆睡した後に 携帯電話のアラーム機能に起こされた

ちなみに ココアは俺がピクニックの準備をしている最中から寝ていた

 

そこから俺は大急ぎで汚れても良いジャージに着替える

 

今の時間は 10:42分 だ

そろそろココアを起こしておかないとな

 

そう思い俺はココアが寝ている部屋

つまりココアの部屋に行く

勿論の事だがママンには言って有る

 

ガチャ

扉が音を立てながら開くと同時にココアの寝ている姿が見える

そして俺はドアを完全に開いた後にココアの部屋に入る

ココアの部屋は最近の女子高生特有の感じはしない

まぁココの部屋は高校生になってから使って無いので当然と言えば当然か

 

とまぁ そんな事はどうでも良い

ってかそんな事を女の子が寝ている部屋で考えるって 犯罪臭が半端ない

一刻も早く起こさないと...

 

そんな事を考えながら俺は行動すべくココアに近づき 声を掛ける

 

正一「ココアさん 起きてください

そろそろピクニックに行きましょう」

ココア「うぅん

あと3時間~...」

 

やっぱり普通には起きないよな

ってか 3時間って どんだけ寝るつもりなんだよ

 

まぁいいや 次の手は考えて有る

電車の中でもやった 耳元ボソボソ作戦を実行するのだが...

 

ココア「あと6時間~...」ムニャムニャ

 

アッルェ? おかしいな 何で起きないん?

ってか6時間って さっきの倍じゃん!

えっ? 何?! 次 起こしにかかったら12時間になるパティーンの奴?!

勘弁してくれよ~

 

ーーーーーーーーーーーー

 

結局 約30分ほど費やしたが結果は同じで 全く起きてくれない

時刻は11:20分 そろそろ起こさないと大真面目にヤバい

 

ガチャ

 

正一「ん?」

 

俺は扉が開く音がしたので後ろを振り返るとソコには ママンが入って来ていた

 

保登母「あぁ やっぱり まだ寝てたのね」

正一「お母さん...」

保登母「この子ね 昔っから本当に眠いと全く起きないのよ」

正一「えぇ それを今まさに 身をもって体験している最中です

このままでは本当に時間が...」

保登母「...でもね 今日 朝の車中でこれに対する秘策を考えたのだけれども」

正一「出来るので有ればそれを使って起こして頂きたいのですが...」

保登母「わかったわ

...チョトしたお願いなんだけれど 少し後ろに下がってくれないかしら」

正一「? はい」

 

ママンに言われたので俺は扉近くまで下がる

ママンは俺が下がったのを確認してから ココアの耳元に口を近づけると

 

保登母「~~ ~~~ ~~」ボソボソ

 

うっすらとママンの声が聞こえるのだが 内容までは聞こえない

しかし 自分もさっきまで耳元で声を掛けていたが全く起きる気配が無かった

そんな人物を前に秘策と言えども 通じるのかがかなり心配なのだが...

 

ココア「それはダメェ!!」ガバッ

 

!? イキナリ叫んでどうしたんだよ

ウッワ 今耳がキーンって鳴ったよ

どんだけ大きな声音で叫んだんだよ...

 

保登母「~~~~~」ボソボソ

ココア「ッ?!///」カァ///

 

おーい ママンさん?

あなたがボソボソココアに耳打ちしたせいで何やらココアの顔が超赤いのですが...

ってか ここまで ココアの顔が真っ赤になるって一体どんな事を話したんだよ

めっちゃ 気になるわ~

 

とまぁ 触れては行けないような所は触れないようにしてと

早速出発しないとな

そう思い俺はココアに声を掛ける

 

正一「ココアさん 早く準備して下さい

もうすぐ出発しますよ」

ココア「スグに着替えるからチョット待っててね!」

正一「了解です

自分は1階で待っているので着替え終わったら声を掛けて下さい」

 

俺はそう言いココアの部屋を後にした

 

 

続く


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