ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

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どうもーIS提督で有ります!
今回も文書の構成と中身が酷い事になっている上に ダラダラと長いです
それでも 最後まで読んで頂ければ幸いです!
それではどうぞ!


第20話 シストと出会い

第20話 シストと出会い

 

午前8:00分

 

今現在 俺は物凄く暇である

 

昨日ラビットハウスの店主である タカヒロさんに 最近働き詰めだから休めとの事で 今日と明日の土日が休みになった

 

正一(今日は 甘兎庵に行こうかな~)

 

と考えて居ると

 

正一「ん?」

 

机に昨日まで無かった封筒が置いてあった

 

俺はその封筒を手に取り 封を開けるとそこには

 

『最近働き詰めで疲れて居ると思うから 気分転換がてらに

この謎を解きながら疲れを癒して欲しい

この問題には タオルを持って行かないと解けないよ

それじゃぁ 頑張って。

隆弘』

 

と書いてあった

 

そして宝の地図?見たいな物が2枚入っていた

 

正一「タカヒロさん」ホロリ

 

ーーーーーーーーーーーー

ってな事で俺はタオルを持って現在進行形で一枚目の地図と格闘中である

 

正一「えぇと まずは この絵は『森』だなぁ…

んでこの絵は『丘』...

最後に『兎』かぁ」

 

そして更に地図には

『森』+『丘』+『兎』となっているってことから考えるに

まず初めに 森と丘を足すと...

 

『山』?かなぁ...

 

まぁ 山と仮定して 山と兎を足すと...?

ーーーーーーーーーーーー

...あれから 暫くたった

 

山と兎を足した物の正体を証す為に 散々歩いたが全然わからなかった

 

シストに描かれていた 方角を頼って見たが 全然駄目だった

何故かって? 予想出来るのはただ1つ

 

俺が重度の《方向音痴》って事だけ

 

マジかよ…OMG

 

まぁ そこを悔やんでもしょうがない

 

だからと言ってはなんだが

勿論『山』+『兎』=《兎山》

 

『兎山』と検索を掛けたが マップ類の物にすら出てこなかった

 

♪~♪~~♪

 

正一「ん?」

 

電話が掛かって来たであろう携帯の着信音と振動が伝わって来た

 

携帯の画面を見ると『ココア姉ちゃん』

と出ていた

 

勝手にココアが携帯を弄って表示を変えたのだろう

とそこまで考えてから 電話に出た

 

※『』は 通話中と捉えて下さい

 

正一『もしもし ココアさん?』

 

ココア『お姉ちゃんだよ!』

 

正一『ったく 人の携帯を勝手に弄らないで下さいよ

ってか 僕 携帯にパスワード掛けてましたよね!?』

 

ココア『お姉ちゃんに掛かれば その位簡単なんだよ!』

 

正一『エェ...マジですか...』

 

ココア『愛の力に掛かればこの位 朝飯前だよ!』

 

正一『...で、用件は何ですか?』

 

ココア『あ、そうそう

チノちゃんが正ちゃん お昼はどうするの? だって』

 

正一『え? あぁもうそんな時間ですか...

今日は要らないと 伝えて下さい』

 

ココア『わかったよ!

...って事は 正ちゃんは 甘兎庵で噂の蕎麦定食を食べに行くの?』

 

正一『甘兎庵が定食ですか?』

 

ココア『何か 今週から 裏メニューとして 出てるらしいよ』

 

正一『成程...

んじゃ 今日の昼は 甘兎庵の定食を食べることにします』

 

ココア『わかったよ

帰って来たら感想を聞かせてね!』

 

正一『わかりました

...それでは 失礼します』

 

プツ...ツーツーツー

 

改めて時計を見ると11:59分だった

 

ずっと 謎解きに集中していた為 時間も空腹感も忘れていたが

 

改めて 空腹感等を意識して見ると

 

かなり腹が空いていた

 

正一(まぁ 時間も時間だし チャッチャと甘兎庵に行きますかね

もしかしたら 千夜が案外シストの問題を解いてくれるかもだし)

 

そう思った俺は 期待を寄せながら甘兎庵へと足を進めた

ーーーーーーーーーーーー

~甘兎庵~

 

甘兎庵に着いて ビックリした

 

何故かって?

 

ソコソコ甘兎庵が混んでいたからだ!

 

並び始めて25分位たった頃ようやっと席が空いた

 

千夜「お待たせしました~...って正一君!?」

 

正一「ども~」

 

千夜「今日はお店のお手伝い 無いのかしら?」

 

正一「えぇ オーナーから土日の2日間休めと言われまして...」

 

千夜「成程ね...」

 

正一「あっそうそう 注文良いですか?」

 

千夜「いいわよ~」

 

正一「裏メニューの 蕎麦定食の大盛りを1つ お願いします」

 

千夜「蕎麦定食大盛り1つね

分かったわ」

 

正一「あと 後で聴きたいことが有るので良いですか?」

 

千夜「えぇ 勿論いいわよ」

 

<スミマセーン

 

千夜「っと 呼ばれちゃった

また 後でくるわね」

 

そう言うと千夜は客の元へ 注文を取りに行った

 

改めて周りを見て居ると 学校の部活帰りだと思われる 中学生や高校生が美味そうなパフェやらを頬張って居るのがチラホラ見える

 

蕎麦定食が来るまで暫く時間がある為 俺は一向に分からなかったシストの謎を解くべく テーブルに一枚目のシストを広げるのだが…

 

正一「う~ん...」

 

やはり 兎+山 の問題が分からなかった

 

???「相席宜しいですか?」

 

正一「え? あぁ どうぞ」

 

???「有難うございます~」

 

イキナリ女性に声を掛けられ若干パニクりながら答える

 

女性が反対側の席に座った

改めて その女性を見てみると

 

正一「青山さん?」

 

俺は名前を言ってからハッとした

 

俺が死んでから 150年もたっている為 此処に俺の前世?の知り合いがいるはずが無い

 

???「?確かに私は青山ですが どこかで お会いしましたでしょうか?」

 

正一「あぁ いえ 貴女と瓜二つの人が 私の友人にいたもので」

 

青山「あぁ~ 成程 世界には瓜二つな人が3人居るって言いますしね」

 

正一「でも 名前まで同じってのは コレまた 珍しいですね」

 

青山「ですね~」

 

そんな感じで俺と青山さんとで話して居ると(自己紹介込み)

千夜が蕎麦定食を持って来た

 

千夜「お待ちどうさま

...蕎麦定食大盛りです

って青山さんも入らしてたんですね」

 

千夜が青山さんの存在に気付いたようだ

 

青山「えぇ 小説のネタ探しのついでに」

 

正一「青山さんって小説を書かれているんですか?」

 

青山「えぇ 最近 書いた本が映画化されまして...」

 

正一「スゲェ! 何て 本が映画化されたんですか?」

 

青山「兎になったバリスタ って言う本です」

 

ん? 何かデジャヴを感じる気がする

 

ってか 絶対に ティッピー(チノのおじいさん)がモデルだろ コレ

 

正一「面白そうですね

今日 用事が済んだら本屋に行きますね」

 

青山「えぇ 是非とも」

 

そんな感じで 俺はチョット遅めの昼飯を食べた

 

勿論 裏メニューの 蕎麦定食は想像以上に麺にコシがあり美味しかった

 

ーーーーーーーーーーーー

『御飯を食べたらデザート これ即 俺の外食の鉄則也』

 

って事で俺は 白玉ぜんざい を頼み 今現在白玉ぜんざいを食べながら俺はシストと睨めっこをしていたのだが

 

青山「シストですか?」

 

正一「えぇ まぁ」

 

青山「少し見せてもらっても良いですか?」

 

正一「えぇ どうぞ」

 

そう言うと俺は シストを渡した

一分程青山さんがシストを眺めていた後

 

青山「正一さんはこのシストは どこまで 謎が解けましたか?」

 

正一「1枚目の最後の所です」

 

青山「...もしかして 正一さんは 最近 この街に?」

 

正一「えぇ そうですが…」

 

その事と 今回のシストの事では 何か関係が有るのだろうかと考えて居ると

 

青山「あそこは 地図に載って無い 場所ですから...

地元の人でも知って居る人は少ないですから...

オマケに ある理由から 知っている人 は誰も近寄らないですから」

 

正一「マジですか…」

 

 

地元の人ですら マイナーで近寄らない場所って 他所から来たばっかりの 俺では見つけるのには無理があるだろう

 

青山「では 引っ越して来て 土地勘が皆無な 正一さんに兎山の ヒントをあげましょう」

 

正一「おぉ! 是非ともお願いします」

 

青山「ヒントってよりは 殆ど 答えですが…

『兎広場』に兎山への入口が有ります 」

 

正一「兎広場ですか…」

 

青山「...このシストの難点は そこだと思います

もう一枚のシストは道のりが書いてある感じですし」

 

正一「成程...

分かったなら即行動ですな!

シストの件 有難うございました」

 

そう言うと俺は2人分の伝票を持ってレジに行く

 

何故 2人分の伝票を持って行くかって?

 

理由は至って簡単 いちいち 伝票を仕分けするの面倒いしケチ臭いじゃん

 

...まぁ 男同士だったら 仕分けるんですけどね

 

俺はお会計をさっさと済ませ 兎広場に向かうことにした

余談だが店を出る際 千夜が 尋ねごとはいいの?と聞いて来たが

 

大丈夫です と言った

ーーーーーーーーーーーー

兎広場にて

 

正一「って言ってもなぁ

此処 結構広いしなぁ」

 

兎広場は地図を見る限り物凄い広い

 

何でも 日本で1番広い広場だとか...

 

考えて居ても何も始まらないので 取り敢えず 池があるエリアまで行く事にした

 

何故 池がある所に視点を 置いたのかと言うと 池エリアには結構急な山があるらしい と言う 情報が地図に書いてあったからだ

 

そんなこんなで 池エリアに着いたのだが

 

正一「おぉ...スゲェ」

 

思わず声が出てしまう程 周りの景色が綺麗だった

見渡す限り 沢山の木が立っており

メインの池には ボートまで完備されていた

 

正一「イカン イカン 周りの景色を堪能するのは また今度として

今は兎山の入口を探さなくては」

 

自分にそう言い聞かせ 兎山を見つける為に 散策を始めた

ーーーーーーーーーーーー

正一「これかな?」

 

探すこと1時間で 入口らしき場所を発見したのだが…

 

正一「此処 本当に大丈夫なのかな?でも ここ以外に それっぽい場所が無いからなぁ」

 

本の少し 悩んだが ケータイの方位磁針がその入口の方向を指して居る事を根拠にして 俺は山の中に入って行った

山の中?は物凄く神秘的であった

 

山を上り始めてから 15分位が経過した

 

道が 平になり オマケに石の道が出て来たのでソロソロ 方位磁針を見て現在向かって居る方角を確認しとかないとなと思い 携帯を取り出し 方位磁針アプリを起動させるのだが…

 

正一「ゑ!?」

 

正一「携帯壊れた?」

 

方位磁針を見てみると 北と南を指す針が 高速で回転していたのだった

Why!?

もしやと思い 俺は見忘れていた二枚目のシストを見た

するとシストには方位磁針の絵に大きく✕印が付いていた

 

正一「出たよ 俺の得意なミス 見忘れが...

ハァー んで...シストによると 石の道があって その少し先にお宝があるのか」

ーーーーーーーーーーーー

あれから 五分程歩いた

 

正一「ん? 湯気?」

 

目的地で有ろう場所から湯気が出て居た

 

正一「って事は お宝は 温泉って事だったのか」

 

そう言いながら俺は湯 と書かれている暖簾をくぐった

 

正一「無人 営業か…どなた様でもって 無料なんだ...」

 

(まぁただで 温泉を堪能出来るのはありがたい)

 

そう思いながら 俺は更衣室に向かった

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少年入浴中...

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正一「いや~!実に気持ち良かった」

 

さてと もういい時間だし 帰ろうと思い 俺は 急な山道を下って行くのであった

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ーーー

ーー

ラビットハウスにて...

 

ガチャ

 

正一「ただいま戻りました~」

 

???「正くん 会いたかったよ」

 

俺は聞き覚えが無い声を聞いたと同時に

 

ドン! バタン!

 

俺は謎の少女に押し倒された…

 

続く


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