ご注文はチョットした人生のやり直し?ですか?   作:IS提督

20 / 55
どうもー!
IS提督です
真夜中のテンションって怖いですね~!
今回は特に文中に良く分からない所が多々あると思いますがスルーでお願いします
最後まで読んで頂ければ幸いです!
それではどうぞ


第19話 懐かしい何か

第19話

 

チノside

ーーーーーーーーーーーー

さっき見た写真は絶対に正一さんで間違い無いハズですが...

私達は更衣室に入るや否 正一さんの話題が出た

 

メグ「さっきの写真 正一君と瓜二つだったね~

もしかして本人なのかな~?」

 

チノ「ですが 合気道などの武道の大半は150年前に亡くなっている筈ですし 何よりも 写真の人物と正一さんとでは年齢が違います...」

 

マヤ「でも もしかしたら 正一って過去から来たのかも」

 

メグ「えぇ!? 過去から~?」

 

チノ「でも それは 科学的に考えて不可能ですよ」

 

マヤ「でも 過去から来たって考えれば 正一の色々不思議な事に説明が付くじゃん」

 

確かに 過去から来たと考えれば 今は世界中誰1人出来る人が居ないはずの武道が出来ると考えれば 正一さんの色々な事に筋は通りますが...

 

あぁ ダメです 頭の中がゴッチャになって来ちゃいました...

 

マヤ「あぁ ヤバイ

自分で言った事がゴチャゴチャになって来ちゃったよ」

 

メグ「マヤちゃんの 話は チョット難しいよ~」

 

チノ「この話はお終いにしましょう」

 

マヤ「賛成~!」

 

チノside out

ーーーーーーーーーーーー

 

まさか あの写真が残っているとは

 

思いもしなかった

 

だけれどもチノ達の反応を見ると 合気道が本当に無くなってしまったんだなと 嫌でもわかった

 

里山が持っていた写真の中に写っていた人物は紛れも無く『田中正一』だ

 

あの写真の時 俺は初段をやっとこさ 取り 生まれて初めての 演武をした時の写真だ

 

俺が亡き人物?になった後の 世代まで残って居るってのは何となくだけど嬉しい

 

そんな事を考えながら着替えを終わらして チノ達が待っているであろう 教室へと 足を向けた

ーーーーーーーーーーーー

教室前

 

俺が教室へ行くとチノ達が既に居た

 

マヤ「正一! 遅いよ」

 

正一「あぁ すみません

チョット 考え事をしてまして」

 

メグ「それって さっきの写真の事~?」

 

正一「えぇ まぁ そんな感じです」

 

チノ「それにしても あの写真の人 正一さんによくの似てましたよね」

 

正一「世の中のには 似ている人が世界で3人居ると言われていますからね」

 

メグ「あ~! それ 私も聞いたことがある~!」

 

マヤ「じゃぁ 私達に似た人が居るのかな?」

 

正一「いるかもですね」

 

マヤ「 成程...

あっ ヤバイ ソロソロ帰らないと 時間がヤバイ!」

チノ「そうですね...私達もバイトもありますし」

 

正一「ですね」

 

そんなこんなで俺達は学校を出た

ーーーーーーーーーーーー

帰路の途中

 

マヤ「そうだ!チノ!

今度 私達もチノのお店 手伝いに行って良い?」

 

メグ「良いね~!それ! 面白そうだね~」

 

チノ「ラビットハウスにですか?

良いですよ 日程は後日言いますね」

 

マヤ「了解~」

 

ーーーーーーーーーーーー

マヤ・メグと別れ俺とチノの2人だけになった

フト チノが口を開いた

 

チノ「そういえば 正一さんって メグさん マヤさんの事をどう思ってますか?」

 

チノがイキナリ聞いてきた

 

チノ「あっ いえ 別に深い理由では無いのですが…」

 

正一「...普通の友達ですかね」

 

チノ「成程... では次に ココアさんの事はどう思って居ますか?」

 

正一「そうですね…何と言えば良いやら」

 

実際にマジマジと考えて見ると ココアと自分の関係が余り良く分からない

 

ココアの中の俺と俺自身は『田中正一』同一人物であるが

ココアが思っている 田中正一と

俺自身である田中正一は全然違う

 

ココアの中の田中正一は 『勇敢に 不良集団に立ち向かって その後 名誉の負傷?を負い記憶喪失になった 義理の弟 』である

 

それに対し俺は『150年前に《考えられない程 阿呆》な死に方をして 何故か150年後の世界に来ただけ』である

 

ココアの中の田中正一の価値と

俺の中の田中正一では 価値が全く違う

つまり 何が言いたいかと言うと

 

.......何が言いたいんだろ 俺?

 

ただ ココアが俺に感謝の念を送っているのは 『前の田中正一』であり 俺は何もしていないから感謝をされる道理が無い

 

何を言って居るか分からないと思うが

その意識の違いが何とも歯痒い

 

チノ「正一さん?...大丈夫ですか?」

 

そこまで 考えて居ると 横にいたチノが心配そうに俺を見ていた

 

正一「ん あぁ すみません 自分の世界に入り込んでました」

チノ「?変な正一さんですね…

それで 結局の所 ココアさんの事はどう思ってますか?」

 

正一「そうですね...う~ん

大好きですよ、姉としてなら」

 

チノ「ッ で、ですよね!

だって姉弟ですものね」

 

正一「? 」

 

それにしても今日のチノはいつもと違ってガツガツ来るし何だか 落ち着きが無いなーと考えて居ると

 

チノ「ヨカッタデス」ボソボソ

 

正一「何が 良かったんですか?」

 

チノ「えっ!?いえ なんでもないです」カァ///

 

そう言うとチノは早歩きで歩き出した

 

何だか 今日は1段とチノの調子がおかしいな

 

そんな事を思い チノの後ろ姿を見るのだが

 

あれ? 何だか この感じ 懐かしい気がする

何なんだろうかこの感じ

 

だが その感じは1秒感じた辺りで消えた

 

...気のせいか

 

何故だか腑に落ちない思いが残りながらも俺もチノ同様に足早にラビットハウスに向かった

 

続く


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。