仮面ライダー ザ エスケープ   作:あるアルミン

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今回、なんか無理やり終わらせた感が半端ないです。タドルレガシーが出た事ですし早く出したいです。


Worldescape20

数ヶ月前、高町家に高町士郎の旧友がやって来た。彼は現在、『風間製薬』と言う製薬会社に勤めており、共に戦場を駆けた士郎に新しい製品の試験テストをして欲しいと頼まれた。

 

 

「Amazon細胞、我々はこれをそう呼んでいます。これを注入すれば人間を超越した力を得る事が出来る。しかし、その代わりに知性を失い本能のまま人を食い貪る化け物と成り果てる。ですが、これを使用する事で、その細胞の力を無害にし摂取する事が出来る」

 

 

トランクの中、そこには2つの同じドライバーと別タイプのドライバーが入ったいた。

 

 

 

 

戦道大虎は現在、ハッキング対策をしていた。何故なら数日前、ハッキングを受けてしまい、パソコンのデータを取られてしまったのだ。

 

 

「………………………奪われたデータはプロトタイプの戦極ドライバーのデータとコイツのデータ、か、」

 

 

画面にはAmazon細胞と書かれていた。Amazon細胞とは人食い細胞であり、人間や他の生命体に投与すればその能力を持った異形の生命体『アマゾン』を生み出す細胞である。Amazon細胞はバグスターウィルスと同時期に開発され、危険性や性能を考慮しライダーシステムにバグスターウィルスを使用、Amazon細胞はデータを残し全て焼き払った。

 

 

「何かやらかす前に手を打つか」

 

 

風間製薬にハッキングを開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い狩人、アマゾンアルファはゆっくりと体を確認して行く。

 

 

『うむ、最高の気分だ………………まるで昔に戻ったかのようだ』

 

 

体から力が湧いてくる。体が軽くなって映るものが全て遅く見える。

 

 

「あらあら、まー、随分と逞しくなったわね」

 

 

「お父さんかっこいい♪」

 

 

「すごくかっこいいな!!父さん!!」

 

 

妻や子供達にも人気なようだ。

 

 

「じゃあ、私も『オメガ!!』

 

 

「フフフ………アマゾン」

 

 

ボワァァァァアッ!!

 

 

今度は緑色の衝撃波と炎が辺りを吹き飛ばした。高町桃子、かつてフランス軍の特殊部隊のリーダーであり、いつもエプロンを腰に巻きそのエプロンを鮮血に染め上げ、敵味方はたまた軍の上層部からも恐れられていた。

 

そして、戦場のど真ん中で高町士郎と出会い、そこで殺し合いの末、高町士郎はが愛の告白をし、彼女は軍を辞め日本に帰国、そして今に至る。

 

その姿はかつての自分自身が心に飼っていた獣、

 

 

仮面ライダーアマゾンオメガ

 

 

それが今の彼女の名前である。

 

 

「さあ、始めましょう、破壊と暴力のパジェントを」

 

 

「お母さん!!すごいッ!!」

 

 

彼女、高町美由紀は天才的な剣術を持つ兄や父に比べ自分にコンプレックスを持っていた。だが、彼女もまた、戦闘民族高町家の一員、その心に獣を宿していた。

 

彼女は父や母とは違うベルトをつけている。そして手に持っている注射器のようなものをベルトのレバーのような部分に装着、それを斜めにあげる。カチャ、と言う音と共に注射器のようなものの中の液体が中に注入して行く。

 

 

『ネオ!!』「アマゾン………………」

 

 

今度は青い衝撃波と共に青いアマゾンが誕生した。新世代のアマゾン

 

 

仮面ライダーアマゾンネオ

 

 

そして、バグヴァイザーのAボタンをおすと、重苦しい待機音が流れそれをグリップにはまた。

 

 

「培養」

 

 

『インフェクション!!』『レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!ザ・バグスター!!』

 

 

真紅のボディに炎の剣、完全体最高レベルバグスター、

 

 

グラファイト完全体レベル99

 

 

 

『さて、久々に思う存分、戦わせてもらおうか』

 

 

『あらあら、懐かしいわね〜、随分と忘れていた感覚ね』

 

 

『ここが戦場………………私の居場所ッ!!』

 

 

『さて腕試しと行くか、新たなる俺の力を見せてやる』

 

 

 

 

 

 

 

(完全に場違いです)

 

 

友達の家族がみんな変身したと思ったら巨大な黒い竜に立ち向かっていきました。何を言っているのかわからないと思いますが、私も何を言っているのかわかりません。ただ、戦闘狂とかバトルジャンキーだとかそんなチャチなものじゃ断じて有りません。もっと恐ろしいものの片鱗を味わいました。

 

 

「ど、どうしよう………………士郎さんも桃子さんも美由紀さんも恭也さんもみんな行っちゃったよ………………ね、ねえすずか………すずか?」

 

 

「フフフ………………フフ………………………アハハハハハハハハハハ!!!!そうよ、私が求めていたもの………今、はっきりとわかった、もう何も怖いものなんてないわ!!行こうサファイア!!

 

 

インストールッ!!ギルガメッシュ!!」

 

 

「ちょっと!!待って!!それは死亡フラグッ!!てか!すずかも駄目になっちゃったッ!!」

 

 

もー!!知らないッ!!!なるように慣れだよッ!!行くわよルビーッ!!

 

 

『ハイ!!お任せください!!!あんな黒蜥蜴なんてチョチョイのチョイですよ!!』

 

 

「インストール!!セイバーッ!!いでよ約束されし勝利の剣よ!!エクス!!!カリバァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

 

 

放たれた聖なる光は大地を焼きアクノロギアにぶつかり爆発する。アクノロギアとはいえその巨体は揺らぎ、バランスを崩す。高町アマゾンズの攻撃、ギルガメッシュの力を持ったすずかにアーサー王の力を持ったアリサ、そして多数の転生者達とドラゴン達、彼らの怒涛の攻撃についに悪の龍は倒れたのだ。

 

 

 

「ワレ ダケデハ死ナヌ!!キサマラモ道連レダ!!」

 

 

ドラゴンボールのセルのように徐々に体が膨れていく。偽りの力を手にしその欲望のまま力を振るった転生者にはふさわしい末路と言えるだろう。だが、そこにいた多くの命が危険に晒されそうになっている。

 

 

「やばいですよ!!このままじゃ、私たちは愚か街まで!!ってルコアさん!!何を!!?」

 

 

ルコアは膨れていくアクノロギアを掴み大空へと舞い上がる。成層圏を超え宇宙へ、

 

 

(このままじゃ、大虎達が死ぬ!!そんなことは絶対にさせない!!僕が、僕がみんなを守るッ!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!!?ルコア」

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙で大爆発が起こった。研究者達はそれが爆発性の物質を含んだ隕石が爆発したのだろうと言った。だが、真相は誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

『政府は新たな新惑星の』

 

 

プツン、大虎はテレビを消すと台所に向かった。トントンと小刻みに包丁が音を立てる。出来た料理をテーブルに置くとエプロンのまま玄関に向かった。

 

ガチャ、とドアが開く音がする。

 

 

 

 

 

「お帰りルコア、飯、出来てるぞ」




章の名前とかありますかね?

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