キャァァァァァァァァァァ!!!!
叫び声と共に、爆発が街に鳴り響く、バイクに乗り爆弾をばら撒くモータス、レーザー光線を放ちビルを攻撃するガットン、爆発魔法で車を破壊するアランブラ、
「いい感じで暴れてるな」
ビルの上から見下ろす、ここは絶景だ、360度広く見る事が出来る。しかも、バグスター達に破壊される心配が無いのも利点だ。そしてそこに置いてあるパワードスーツの様なもの、黒であしらわれた漆黒の鎧は胸元に書かれたG4と言う言葉の通り、死神を幻視させた。
「装着」
G4ユニット、強固な外部装甲と戦闘用AIにより、装着者の意識や肉体限界を無視し戦闘に特化した動きをする事が出来き、装着者を人間と言う消耗品のインナーフレームとして活動するパワードスーツである。
『うん、なかなかの着心地だ』
バッ!!自らビルから飛び降りる。重力に従いそのまま着地する。地面にヒビが入り小さいクレーターができる。圧倒的な存在感を見せつけたG4は何処からともなく取り出したGMー01スコーピオンと呼ばれるサブマシンガンをバグスター達に撃ち込む。
それに気づいたバグスター達は振り返り攻撃してくる。だが、スコーピオンの火力はバグスター達の体を確実に削り取り、近づく事すら困難である。ガットンは近距離戦は不利と見込み、武装をミサイルとビームに変えて遠距離攻撃を仕掛けて来た。
だが、G4はスコーピオンを捨て、別の兵器、多目的巡航ミサイル『キガント』へ変えるとそれを放つ。キガントは上下二つづつ連続に発射され、それはガットンの装甲へとぶち当たる。さらに立て続けに発射
大爆発と共にガットンは消滅する。それを逃さぬようにバグヴァイザーで回収する。ピーピーと警告音が鳴った。後ろからモータスがバイクに乗り襲いかかってくる。
G4は超高周波振動ソード、GSー3デストロイヤーをたどり出しバイクごと切り裂く、ギュィィィン!!と言う音と共にバイクは爆発しモータスは頭から地面に叩きつけられる。
「させるか!!トマーレ!!」
アランブラの魔法でG4の動きが止められる。だが、それは一時的なものでしか無かった。G4は力を込めて無理やりそれを破壊し脱出した。そして、ギガントを二丁取り出しモータスとアランブラに向けて乱射する。
さっきとは比較にならないくらいの大爆発が起きて2体のバグスターは消滅した、バグスター達が完全に実体化して居たことから媒体にされた3人は既に消滅しているであろう。
殲滅を確認したG4はすぐさまゾーンメモリで家に転移する。そして、G4ユニットを脱ぎ捨てる。
「…………はあ、はあ、はあ、予想以上にじゃじゃ馬だな」
正直、着ている事すら辛かった、体にかかる強力な負荷により喋る事もままなら無かった。
「………………グッ、ポッピーの方は上手くやっているのか?…………あいつなら大丈夫か」
「貴方は一体……………………」
突如として高町家及び月村家の兄妹と姉妹が化け物へと変貌してしまった、アリサ・バニングスは友達が異形の者へと変わってしまったショックを隠せずにいる。しかし、そこに救世主は現れた
「じゃっジャァーン!!ポッピーピポパポだよ〜♪」
ゲームドレミファビートのキャラクターポッピーピポパポが現れたのだ。そして彼女はこう言った。
「あの子達は新型のゲームウィルスに感染しちゃってるの〜!!だから私が直しに来たの!!」
と彼女は告げた。貴方なら私の友達を治せるの!!私は彼女に助けを求めた、求めてしまった。
「うん、じゃあ早く助けてあげようね♪」
ポッピーは緑色のタブレットバグヴァイザーⅡを取り出すとそれを腰のベルトにつける。そして、ガシャットのボタンをおした
『ときめきクライシス!!』
可愛い女の子のディスプレイが現れる。そして、バグヴァイザーⅡのAボタンを押し、
「ポパピプペナルティー、退場、変身」
ガッシャッと!!そしてバグヴァイザーの上のボタンを押し込む
バグルアップ!!
『ドリーミングガール!!恋のシミュレーション!!乙女はいつでもときめきクライシス!!』
愛と裏切りの女神 仮面ライダーポッピー
『よ〜し!!いっくよ〜♪』