さーて、八神家に潜入できたのはいいが、コレはな〜
「な〜な〜、貴利矢お兄ちゃん、なんでアロハシャツなん?」
「コレはな、俺のトレードマークなんだぜ」
目の前にいるエセ関西弁の少女が八神ハヤテ、闇の書の所有者だ。
「そっちのお嬢ちゃんもよろしく」
向こうにいる少女、明らかに転生者とわかる。名は八神ライト、転生特典はわかる通り、デスノートだろうな、その点に関しては問題ない。
以前にも似たような奴と殺った事がある。そん時は万単位で死人が出たな。流石にドラゴンボールのビルスやワンパンマンのサイタマ級の相手が現れないだけマシって事か。
ゴールドエクスペリエンスレクイエムと戦った時は流石に負けるかと思ったが、最終的に勝てばいいし、あいつもいきなり殺しにかかる程馬鹿じゃないだろう。
「キャンディーあげるからこっちにおいでよ」
どこからどう見ても不審者だ。アロハシャツのグラサンお兄さんが女の子にキャンディーあげる絵面はもはや犯罪者として通報されてもおかしくない。
「おい貴利矢、少し話がある」
シグナムに呼び出される、これからの事についてだろうが、俺は情報、あいつらは実行、ま、ピンチの時は助太刀してやるが、
「ん〜、俺は情報、お前らは魔力を収集だろ」
「………………ああ、そうだ、だが何処の馬の骨とも知らないお前を信用はする事は『ほい、コレ』なんだ?コレは」
「管理局員が周回する場所と時間帯、後、各世界への侵入経路を示したものだ、言っとくがこの情報は本物だぜ」
仕事柄に関しては嘘はつかない主義でな、と付け加えながら。
「俺はこれから新しい情報を仕入れに行くぜ、んじゃ」
バイビー!!
「んーーーーー、どうすっかな」
時たま持っている情報を与えてやればあいつらは仕事をしてくれるだろう。今回は俺は手を出さない。
原作通り闇の書の暴走まで見てるだけだ。とバグヴァイザーを取り出す。中なら10体の怪物の姿がある。
「こいつらのデータが欲しいんだが、やっぱ誰かに感染させるしかないか」
バグスターウィルスの感染、それは史上最大のバイオハザードを起こしかね無い災厄、それを軽々しく言う限り、彼の異常性がうかがえる。
しかし、普通の人間に感染させただけじゃ、直ぐに消滅してしまうし、強い肉体を持つ人間でなければ
「んー、高町家か、もしくは月村家に撒こうか…………ポッピー」
「ん〜♪ポッピーピポパポだよぉぉぉ〜♪」
キラキラと画面から出現したカラフルな少女、もといバグスターポッピーピポパポが現れる。
「こいつを渡しておく、そうだな……………忍にはカイデン、すずかにはリボル、恭弥と美由紀にはグラファイトとソルティが丁度いいだろう」
「オッケー♪任せてね〜♪」
と言って消えていく、
「俺はこいつらの始末をするか」
振り向くと柄の悪そうな3人組がいた、
「人の話を盗み聞きするなんざ趣味が悪いぜ」
グラサンを取り外し、ダミーメモリの効果を消す。俺の姿を見て奴らは驚きを隠せないでいた。
「ケッ、まあいい、お前が誰であれ八神はやてに近づくらな消すまでだ、それとさっきの女も可愛いじゃねえか、お前を殺してサッサとあの女で楽しむとするぜ」
「下種だな、いや、ゴミと呼んだ方がいいか?それとも汚物か、もしくは***かな」
「んだとぉぉぉぉぉッッッ!!!!!!」
こう言う単細胞な奴は引っ掛けやすい、
「変身」『perfect puzzle』
青き盤面の支配者、仮面ライダーパラドクスパズルゲーマーレベル50
『心が踊るな〜♪』
一瞬にして変身、まず、剣で攻撃してきた奴を殴る、顔面に見事にヒットし前歯を折る。後ろからアックスを持った男に回し回し蹴りを食らわせ、真横から飛んできたガントレットを掴み投げ飛ばす。
3人の相手を制圧し、足で踏みつける。
『弱いな…………弱過ぎる、意思もプライドも力も能力も何もかも、弱過ぎて笑えないな』
そう言うと、パネルのようにエナジーアイテムが現れる、それを巧みに操り3つのアイテムを使う。
『高速化』『ジャンプ力強化』『マッスル化』
そして、デュアルギアガシャットのダイアルを回し更に回す。
『キメワザ!!』
待機音が流れる、それを腰のガシャットホルダーに差し込む。
『デュアルガシャット!!パーフェクト・クリティカル・コンボ!!』
高速のタックルで紙屑のように空に舞い上がる。そこから連続的にエネルギーを纏ったキックを食らわせる。大爆発と共に地面に落下するモブ転生者諸君、体からはゲーム病特有のノイズが走る。
『安心しろ、お前らにはまだやる事がある、殺しはしない』
バグヴァイザーを彼らに向け、バグスターウィルスを散布する。するといきなり苦しみだす。そして異形の者と化した
『ただし、生き残るかどうかはわからないがな』
男たちはそれぞれ、アランブラ、モータス、ガットンに変わる。
『絶望がお前たちのゴールと言う訳だ』
生まれたバグスター達は皆、バラバラに何処かへ行ってしまった。