仮面ライダー ザ エスケープ   作:あるアルミン

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覚醒!!黎斗劇場!!今回も物凄かったですね黎斗劇場


闇の書編
Worldescape10


 

 

 

 

 

「アリシア、怪我は無い?おかしい所は?」

 

 

プレシア・テスタロッサ事件から数日が経った。あの事件の裏で糸を引いていた男、壇黎斗は次元犯罪者として管理局管轄の世界に指名手配された。

 

そして、現在、アリシア・テスタロッサの検査と壇黎斗の現在の行方を追っている。

 

 

「壇 黎斗、29歳、独身、スマートブレイン社長、天才的な閃きとそのカリスマ性で2年前に会社を設立し数多のゲームを生み出している。か、」

 

 

壇黎斗の履歴を読むクロノ、まさか1ゲーム会社社長がロストロギアに匹敵するものを作り出すとは思ってもみなかったようだ。

 

 

「あ、私、このゲーム持ってる!!」

 

 

フェイトが叫ぶ。そのゲームとは音楽に合わせてリズムよくボタンを押して高得点を狙うリズムゲーム『ドレミファビート』だった。

 

 

「アリサちゃん達がやってたのもあるの!!」

 

 

なのははロボット同士が殴り合うロボットアクションゲーム『ゲキトツロボッツ』や破壊妨害なんでもありのレースゲーム『爆走バイク』をみてそう言った。

 

 

「確かに、何処かで見たことある様なゲームばっかだな」

 

 

 

 

「このゲームの中にはプレイヤーの行動パターンや動き、操作などのデータを取る装置が組み込まれています。しかも送られたデータの先は強靭なプロテクトで守られていて居場所の特定は無理です」

 

 

「ん?どゆ意味?」

 

 

そに子が頭を捻る。

 

 

「つまり、プレイヤーの動きや反射神経、敵への対処法などをデータにして送っているのよ。一見意味のない様に見えるけど、様々な人の動き、特にゲーマーって言われる人達は常人よりもはるかに優れた直感と冷静な判断力がある彼らのデータは特殊訓練なんかをやってる武装隊よりも良質なデータを取れるらしいよ」

 

 

 

 

 

 

 

データとは一言で言えば武器だ。情報と言う力で相手を殺す事もできる。そしてそれはあの仮面の戦士を日々強化させて行っていることを誰も知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、等の本人は、

 

 

俺は最近、よく人外を拾う。

 

 

「大くーん!!ご飯お代わり!!後、このお味噌汁も〜!!」

 

 

自称ドラゴンと言っているこのオッドアイのタンクトップとホットパンツの女性もとい痴女は俺が死のデータの回収後、たまたま道端に倒れていた。

 

しかも俺の家の真ん前に倒れているものだから迷惑この上ない、放っておこうも周りから変な噂を立てられる可能性があるため仕方なく家にあげて飯を食わせて寝床まで貸してやった。

 

お小遣いも上げて、女性(?)用の日常用品も揃えてやった。とここまで書いて俺はなぜ家に置いているんだ?と今更気づいた。

 

よく、捨てられた猫を拾っては家に連れ帰って飯を与えて怪我をしていたら治療をしていたが、その癖が出たのか!!?

 

 

「食器は洗い場に置いておけ、それと飯を食ったら早く風呂に入ってこい。シャンプーとリンスは新しいの買って置いてやったから」

 

 

「うん、ありがとう。それにしてもなんで僕を助けてくれたんだい?それに住む場所まで提供してくれて、ご飯まで作ってくれて」

 

 

「俺の家の前で死なれたらこっちが迷惑するからだ、それにお前を追い出せばイヅナが怒るからな、あいつが怒ると鬱陶しいからな。お前があいつのブレーキになってるから俺はお前を住ませてるだけだ。つまりお前を利用してるだけだ。わかったらさっさと風呂に入ってこい」

 

 

 

 

 

 

 

別にあいつが心配とかそんなんじゃねえし、他の所であいつが死んでたりしたら後味が悪いだけだ。それは医者としての俺のプライドが許さねえ。

 

ま、だからと言って敵と認識した奴の治療はしねえけとな。

 

 

「ケツァルコアトル、アステカの神…………確か、天候を操る神として崇められた存在だったか」

 

 

て事は、いい拾い物をしたかも知れないな。奴の神性から神への打開策を見つけられる。

 

バグスターウィルスをさらに進化させる事ができる。

 

 

「そういや、あの新型細胞の開発がまだ終わっていなかったが、いいか、アレはアレでメンドくさい代物だからな」

 

 

食器洗いが終わり、俺は自室に戻る。開発途中の新しいガシャットと死のデータを詰め込んだ新たなガシャットの実戦データを得る為の計画を練っている最中だった。

 

 

ブーブー、メール?誰からだ?

 

 

『平賀だ

 

お前に話がある。あの公園に来てくれないか』

 

 

ついてるな、怖いくらいについてる。実験台が向こうから来てくれるなんてな。本当についてる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何の用だ?平賀………」

 

 

「本当に来るなんてな、正直、俺はお前が来ないかと思ってたんだがな」

 

 

くす、と笑う、

 

 

「そりゃまたどうしてだ?」

 

 

「今まで俺たちの勧誘を散々断って来たお前がそれを言うか?」

 

 

「「ハハハハハハハハハハ!!!!」」

 

 

笑っているように見えるかも知れないが、どちらも目が笑っていない。

 

 

「気づいたのは3度目の襲撃の時さ、あの日、月村家のあの場所に他の転生者が現れるはずが無いんだ。

 

何故なら本来、月村家の林でなのはとフェイトが出会うのはその前の日だったからだ。だがその日、ジェエルシードの暴走は無かった。それは何故か?ずっと疑問だった。最初は転生者の介入で原作崩壊が起きたのかと思っていた、けど次の日にジェエルシードは暴走した、しかもその暴走した時間帯は丁度原作で暴走した時間帯と重なる。

 

しかも、その時間帯になのはとフェイトの2人が揃っていた。そして、そこへ3人目の仮面ライダーが現れた

 

 

普通ならその仮面ライダーが原作を知っていて意図的にそれを暴走させた、と考えるだろう。だけど、何故、その日に俺たちが集まることを知っていたのか、

 

それは僕たちと近しい者、もしくは僕たちの話を聞けるくらい間近にいる存在、そして単独で行動しても怪しまれない存在、

 

 

それが君だよ転生者『戦道 大虎』」

 

 

 

 

 

やれやれ、と大虎は首を振る。

 

 

 

 

 

「それなら、近くにいた他の転生者にも実行は可能なんじゃ無いのか?それにお前の話じゃ仮面ライダーは複数いるんだろ。

なら、別のライダーがその事を知ってあのライダーに話したとも考えられるぜ。俺だけが怪しまれるのは筋違いなんじゃ無いのか?」

 

 

 

 

 

「確かにな、それも考えられるな………………だからこそ、お前しかいないんだよ。戦道大虎、いや仮面ライダー!!

 

何故なら、俺たちの教室にいる転生者は俺と一輝、神城、小山、そしてお前だけなんだよ。いつも俺たちの近くにいて全ての行動を把握できるのはお前しか居ないんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふふ、フハハハハハハハハハハハハハハハハ、全く笑いが出ちまいそうだな。

 

 

「それで?遺言はそれでいいのか?」

 

 

バグバイザーを見せつける。その意味は肯定、その位置は死、

 

 

「此処でお前には消えてもらう」

 

 

『デンジャラス・ゾンビ!!』

 

 

 

 

 

ゲームエリアが広がる、ウィルスが実体化しゾンビのようなバグスターを生み出す。

 

 

「もう逃げられない、消えろ平賀」

 

 

 




人外を拾いやすいオリ主www.

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