比企谷八幡は選択する   作:calpass

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皆さん本当にお久しぶりです!!
リアルがバタバタしておりまして、本当は先週の金曜あたりに更新したかったのですが.....すみません!
これからは暇な時間増えますので、あまり滞らないと思います。

それでは、添い寝回スタートです!!




やはり俺がハーレム展開なのはまちがっている①

 

 

こんにちは!一色いろはです!前回小町ちゃんの提案で先輩を巡る添い寝対決が始まりました!先輩の正妻は私しかいないのは知ってますが、お二人とも強力なのは否定できません......私、頑張ります!

 

 

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「ということで、お兄ちゃんを巡って第一回添い寝大会を開催したいと思いまーす!」

 

 

え、唐突に何!?第一回ってことは第二回もあるかもしれないってこと?血は流れないよね?絶対流さないでね?

 

 

「これは私が先輩の正妻であることを皆さんに認めさせる絶好のチャンスですねえ.....」

 

 

「い、いろはちゃんには絶対にヒッキー渡さないんだから!」

 

 

「あら由比ヶ浜さん、それなら私には渡してもいいってことになるのだけれど?まあ、比企谷くんは私の備品なのだから私が勝つに決まっているわ。」

 

 

「って、ゆきのんにも渡さないし!!ヒッキーはあたしが貰うんだもん!ね?ヒッキー!」

 

 

「いや、ね?って.....」

 

 

この勝負が提案された瞬間に、平塚先生壁殴って無言で帰りましたよ.....本当にすみません....

 

 

「勝負は至ってシンプル!順番に5分ずつお兄ちゃんと添い寝して頂いて、1番お兄ちゃんをキュンとさせた人が勝者です!」

 

 

「え、これ5分もやるの!?お兄ちゃん計15分も悶え苦しまないといけないの?」

 

 

「せんぱ〜い、辛くなったら言ってくださいね?」

 

 

おお、一色はちゃんと俺のこと気遣ってくれるんだな。やっぱこいつは何やかんやで優しい所あるからな.....

 

 

「どうしても辛くなったら遠慮なく襲って下さい♡」

 

 

うん、やっぱこいつあかんわ、俺の関心返して.....

 

 

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「ということでまずは、じゃんけんで勝った結衣先輩からスタートです!」

 

 

「ううう....緊張する.....」

 

 

ううう.....緊張する.....色んな意味で。例えば俺の理性とか、俺のアイデンティティとか、俺の命とか。

 

 

「ところで小町ちゃん、この布団どうしたの?お兄ちゃん驚いてるんだけど。」

 

 

「細かいことはいーの!」

 

 

「え、ほんとにどうしry」

 

 

「細かいことはいーの。」

 

 

「あ、はい....」

 

 

余計なこと聞いてくんなと言わんばかりの表情だったな....我が妹ながら怖え....ほんとにどうしたのこれ?

 

 

おっと、説明するのを忘れていたが、順番は由比ヶ浜、雪ノ下、一色となった。なんだろう.....すごい不安。

 

 

「それではお二人とも布団に入ったらスタートです!」

 

 

く、南無三!どうにでもなりやがれ!

 

 

「お、お邪魔します.....」

 

 

ち、ちかいいいいいいいい!!!いい匂いがする!!てかメロンが2つ当たってる!!!ギブ、ギブ!!!理性が飛ぶ!!シラフでこれは無理、飲んだことないから分からないけど、シラフじゃ絶対無理!!シラフじゃなくても無理!何言ってんだ俺!!

 

 

「ヒ、....ヒッキーきょどりすぎだし....あたしも恥ずかしいんだからね。.....でも、ヒッキーって、あったかいね♡」

 

 

「ゆ、由比ヶ.....浜....」

 

 

あかん、理性飛ぶわ、何が理性の化け物だよ.....鋼のメンタルどころか豆腐メンタルじゃねえか....

 

 

「ゆ、結衣先輩....あざとい....」

 

 

一色さん?あなたにだけは言われたくないと思いますよ?

 

 

それにしても由比ヶ浜は天然でこういうこと言っちまうからな.....やはり侮れん。

 

 

「ヒッキー、もうちょっとくっついてよ。添い寝の意味ないし。」

 

 

「い、いや....あまりにも近いとだな....俺も....な.....」

 

 

「もー....前にも言ったけどさ、来ない人にはこっちから行くね!」

 

 

文化祭の時だろうか、そんなこと言われてたな。薄々由比ヶ浜の気持ちにも勘付いていたが、俺は奉仕部の在り方などから気付いていない振りをし続けていた.....が!!!!もうね、八幡皆さんのお気持ち知ってしまったんですよ。もうね、拒むのも疲れました。べ、別に下心から受け入れてる訳じゃないんだからね!!

 

 

「比企谷くん、鼻の下が伸びているわよ。」

 

 

「ヒッキーマジキモい!!」

 

 

いやいや由比ヶ浜さん、あなたがそうさせたんですよ?

 

 

「はあ、分かった分かった。俺から近づくから.....ほらよ、これで...いい.....か.....」

 

 

「ヒ....ヒッキー.....///」

 

 

テレテッレッテーテレテッテーレレーレー(情●大陸BGM)

今夜のゲストは千葉県在住の比企谷八幡さんです。

『いやあ....あれはもう破壊力抜群でしたね。私のようなプロぼっちには到底耐えれない緊張感がありました。ここはプロぼっちの意地の見せ所だと思ってたんですけどね、私はもうダメだと思いましたよ。』

 

 

って誰だよ俺の中で変な番組作ったやつ、紛れもない俺自身である。人は非現実的で今まで体験したことのない場面に遭遇すると頭が真っ白になるとよく言うが、俺は某番組が流れましたね、病気かな?病気だよ?

 

 

「.....///....やっぱ、ちけえな。ちょっと離れ....うお!」

 

 

「ぎゅー!あたしも恥ずかしいんだから、離れちゃダメ!それとも...ヒッキーは、あたしなんかじゃ嫌?」

 

 

そんな潤んだ目で上目遣いとかやめて!!一色とは違ってあなた計算無しのガチなやつって分かってるから!!

 

 

それにしてもハグはズルい。メロンソムリエでもある八幡先生から言わせてもらうと、これは中々.....ダメだ、俺のアイデンティティもう消滅してるわ。

 

 

「ゆ、由比ヶ浜さん....やはり侮れないわ....くっ....」

 

 

慎ましい物をお持ちなあなたには出来ませんもんね。でも希望をあるよ、遺伝的にね。

 

 

「2分経過です!」

 

 

え、まだ3分も残ってるの!?もうこれ以上これが続くと八幡おかしくなっちゃう!!

 

 

「い、いや....別に嫌って訳じゃ.....」

 

 

「うへへへ〜ヒッキー大好きだよ♡」

 

 

「お、おう....///」

 

 

なんだこのうやらまけしからん状況は。本当に平塚先生あのタイミングで退散して良かったと思う。確実にメンタル破壊されてましたね。

 

 

こうして残りの3分間は由比ヶ浜にハグされつつ、頭を撫で撫でされるという1秒たりとも気の休まらない時間を過ごしたのであった。

 

 

「それでは5分経ちましたので終了です!」

 

 

「ヒッキー、ありがとう♡あたしとの添い寝、どうだった....かな....?///」

 

 

メロンが最高でしたとは言えないな、うん。

 

 

「その....すげえドキドキしたし、頭撫でられるのは嫌じゃなかったな.....///」

 

 

「お〜、あのお兄ちゃんが中々素直な反応ですねえ。ということで1回戦終了です!次は雪ノ下先輩お願い致します!」

 

 

「元祖添い寝クイーンの私なのよ?比企谷くんとの添い寝に敵う者はいないはずだわ。」

 

 

なんなんですかその変な称号?それにお互い寝てたし全く記憶ないんですけどね?

 

 

それにしてもこれがあと2回も続くのか......はあ、ぼっちには心臓もたないぞ....早く帰りたい.....

 

 

続く!!

 

 

 






由比ヶ浜編が終わりました!

次回は雪ノ下編でその次は一色編が始まる感じです!

添い寝っていいですよね。うん。

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