ハイスクールB×W 白くも赤き皇帝   作:刻神 翡翠

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野良ネコはフラグですか?

第2話 幼馴染と迷い猫

 

一誠side

 

やっほー、一誠だよ・・・えっ⁉︎誰だって?酷いなぁシャルルだよ、シャルル・アルストス・ルシフィル・エルシア・ペンドラゴンだ、何と産まれて5年経ってます

 

・・・

 

え?その5年間何をしてたかって?大したことが無かったんだよ、体は鍛え始めたけどそこまで変わらないしね、所詮人だから悪魔とか天使や堕天使には身体能力じゃ届かないのさ

 

『その悪魔、天使、堕天使より種族的上位に当たる神すら圧倒した相棒が言えたことじゃないな』

 

黙れドライグ、今の俺が(素で)勝てるのは上級悪魔クラスまでなんだぞ、宝具を使えば関係無く神位までなら行けるが

 

『その年でそこまで強ければ十分だと思うのだが・・・』

 

もしかしたら最上級悪魔がお前を感知して殺しに来るかも知れないだろ?今まで世話になった父さん(誠)や母さん(華蓮)も護りたいからな

 

『ならば、禁手に至るのが強くなるには早道だが相棒の戦闘スタイルに通常の禁手は合わないからな、1番近いのはエルシャの禁手だが・・・まだまだ無理だろうな』

 

ああ、でもいざとなったらエアの真名解放で消し飛ばすさ

 

『いや待て相棒、それはやり過ぎだせめてレーヴァテインの通常解放で無ければ周りが消し飛ぶぞ』

 

・・・忘れてた、アレは対界用宝具だったな

 

『それはともかくそろそろ、幼馴染が来る時間じゃないのか?』

 

おっとそうだった、僕には幼馴染が出来たんだよ

 

「一誠くんやっほー」

 

「ああ、イリナ来たのか?何して遊ぶ?僕は何でもいいけど」

 

紫藤 イリナ、彼女は物凄く男の子っぽい女の子なのだ、彼女の父は教会の神父でエクスカリバー・ミミックという聖書の神が創ったエクスカリバーの破片より生まれた聖剣を管理し、聖剣オートクレールを持っている、多分だが悪魔祓いなのだろう

 

「ならヒーローごっこしよう‼︎私はシスター・レッドね」

 

説明しようシスター・レッドとは最近ヒーロータイムに放送されている戦隊物で5人のシスターが凶悪な悪魔や非情な堕天使を倒す話しにでてくる聖女戦隊 キョウカイジャーのリーダーで天使と人間のハーフである幼馴染に恋をしている・・・ああ、ヒーロータイムの大半が女性に・・・

 

「なら、僕は悪役をやればいいのかな?」

 

「ううん、一誠くんは天使くんのやくがいい!」

 

天使くん・・・彼こそシスター・レッドの幼馴染にて真のヒロインと噂高い聖王 天使、天使と人間のハーフで強いのだがみんなの成長を促す為やらレッドが彼を守りたいが故に基本的に戦えない役だ、彼はキョウカイジャー5人を同時に倒せる強さを持っているらしいのだが、因みに記念すべき1回目の戦闘はキョウカイジャーが敵の幹部に負けそうになった時に幹部をたった5回の攻撃で倒したなんてチートな強さを見せつけたシーンだ

 

「誰が敵をやるんだ?」

 

「お父さん」

 

ああ、紫藤神父哀れなり

 

 

主人公&幼馴染移動中

 

 

「あれ?一誠くん彼処に何か居ない?」

 

イリナは数メートル先の草陰を指差して言った

 

「・・・確かに・・・アレは・・・ッ⁉︎」

 

僕はその姿を見た瞬間に走り出した

 

何故なら・・・

 

 

其処には傷だらけの黒猫と白猫がいたからだ

 

「猫?って怪我してる⁉︎ど、どうしよう一誠くん⁉︎」

 

「落ち着いてイリナ、イリナは先に僕の家に行って獣医さんを呼んで、僕はその間にこの子達を連れて帰るから」

 

イリナの方が足が速い・・・嘘だ、単にばれたくないから遅いふりをしているだけだ・・・まあ、いざとなったら回復魔法を使うが

 

「分かった!先に行くねっ誠くん‼︎」

 

イリナは今までに見た事のない速さで道を駆け抜けていった、僕はすぐさま上着を脱いで猫たちを包み抱えて走り出したのだが

 

「その猫どもを渡して貰おうか、そいつらは悪魔の所有物なんだよ」

 

上級悪魔が現れた

 

「はぁ?所有物?(生き物)を物あつかいしてんじゃねえよ、帰れ‼︎」

 

たかだか上級悪魔如きに僕が怯むはずがなかろう

 

「こっちが優しく言ってりゃあいい気になりやがって、ガキが殺してやるよぎゃはははは‼︎」

 

「へぇ、上級悪魔(お前)赤龍帝(ぼく)を?身の程知れ蝙蝠が‼︎」

 

僕はすぐさま魔剣レーヴァテインを呼び出した

 

「なっ⁉︎テメェ神器持ちか‼︎だが知ったこっちゃねぇ死にやがれ‼︎」

 

上級悪魔は氷属性の魔法を放ってきた

 

「ハッ!焼き尽くせレーヴァテイン‼︎」

 

僕は魔法ごと悲鳴をあげた上級悪魔をレーヴァテインの劫火で焼き尽くした

 

「・・・急がないと、この子達が不味い」

 

すぐさまレーヴァテインをしまって走り出した

 

・・・

 

1日後

 

「山は越えた、あとはこの子達次第じゃない」

 

「ありがとうございますゲコ太先生、獣医の先生見つからないのに助けてくださって」

 

彼はゲコ太と言うキャラクターに似ていることからゲコ太先生と呼ばれるが本名は不明である、1人の患者も死なせたことが無い事から人は彼を冥土帰し(ヘブンキャンセラー)と言う、医師であり獣医の資格も持つ変なご近所さんである

 

「僕の仕事は誰かを救う事だからね、たとえ動物だったとしても助けるのは変わらないさ」

 

ゲコ太先生は去って行った

 

その後、猫たちは黒歌、白音と名付けられ兵藤家で飼われる事になった

 

一誠sideend

 

第2話 幼馴染と迷い猫 終

 


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