信長の鎮守府   作:Mr.tosi

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佐世保の艦娘達

 

佐世保鎮守府には、約140隻以上の艦娘を所有している。

 

 

 

吹雪

「司令官。私と長門さんどちらを選ぶんですか?」

 

 

信長

「いや・・・・それはだな。」

 

 

長門

「いい加減に決めてくれないとこちらも困るのだが?」

 

 

信長

「わかったから腕をポキポキ鳴らすな。」

 

 

 

 

だが未だ『ケッコンカッコカリ』をしている者は誰もいない。ちなみに一番近いのは吹雪と長門である。

 

 

 

大淀

「提督。今月のご予定はいかがしましょう。いつものデイリー任務は変わりませんが、今後展開する海域を選択してください。」

 

 

信長

「いつもと変わらぬ。勲章狙いだ。今後は設計図を集める事に専念する。」

 

 

大淀

「わかりました。オール『鎮守府近海航路』ですね。」

 

 

信長

「ワシの話完全無視か?」

 

 

 

彼女が鎮守府近海航路にこだわる理由、それはその海域で大淀がドロップ出来るからである。

 

 

 

 

信長

「では『鎮守府近海』の艦隊を発表する。『山城』『隼鷹』『夕張』『那珂』以上だ。」

 

 

山城

「不幸だわ・・・。よりにもよってこの編成で『対潜哨戒任務』なんて。』

 

 

隼鷹

「いやいつものメンツだけど?」

 

 

信長

「なお山城達が戻って来た後、並行して『沖ノ島沖』は『長門』『陸奥』『大和』『武蔵』『蒼龍』『飛龍』の編成で出撃する。」

 

 

山城

「不幸だわ。長門(プロレスラー戦艦)武蔵(ガン黒戦艦)が一緒の艦隊なんて。」

 

 

長門、武蔵

「おい!」

 

 

 

ちなみにここの鎮守府の戦艦達は仲が悪い。

 

 

 

長門

「山城!貴様今プロレスラーとか言ったか!!陸奥はプロレスラーでは無いぞ!!」

 

 

陸奥

「プロレスラーはあなたよ長門。」

 

 

信長

(陸奥はどちらかと言うと『ビッチ戦艦』か?)

 

 

武蔵

「全く!大和のどこがガン黒なんだ!!」

 

 

大和

「ガン黒はあなたよ武蔵。」

 

 

信長

(大和はどちらかと言えば、ホテルより豪華客船だな。『タイタニック』的な。)

 

 

大淀

「そうなると『三日月』さんがホテルになりますね。」

 

 

信長

「ん?何か言ったか大淀。」

 

 

大淀

「いえ別に。」

 

 

信長

(こやつ今ワシの心の声を聞いてたのか?)

 

 

大淀

「聞いていました。」

 

 

信長

「やめんか!気持ち悪い!!」

 

 

 

『大淀』は連合艦隊総旗艦使用に建造されてるため、艦娘達の噂話は勿論の事、提督の心の声も聞こえるのだ。

 

 

 

信長

「『鎮守府海域』と『南西諸島海域』の作戦を完遂後、『北方AL海域』とある島を攻略する。」

 

 

吹雪

「ある島?」

 

 

信長

「『カレー洋リランカ島沖』だ(今夜カレーにしよう)。」

 

 

大淀

「提督。作戦名で今夜のメニュー決めるのやめてもらえますか。」

 

 

信長

「一々人の心を代弁するな。」

 

 

隼鷹

「提督。カレー洋だからカレー食べたくなったとかそんなオヤジギャグいらないから。」

 

 

信長

「わかってるなら掘り返すな恥ずかしい。」

 

 

 

けど気持ちはわからなくもない。

 

 

 

信長

「なお『北方AL海域』の艦隊を一部編成する。元々演習艦隊だった『第五遊撃部隊』から『瑞鶴』を外し『赤城』を加える。」

 

 

 

北方AL海域は、元々演習艦隊だった第五遊撃部隊『吹雪』『金剛』『北上』『大井』『加賀』『瑞鶴』が攻略に当たっていたが、ある事が理由で瑞鶴と赤城を交代せざるおえなくなった。

 

 

 

瑞鶴

「なんで今更私を外すの!!」

 

 

信長

「瑞鶴。」

 

 

瑞鶴

「提督がアニメ艦隊これくしょんのマネなんかして第五遊撃部隊立ち上げたけど、正直最初は乗り気はしなかった!けどみんなと一緒にいるうちに楽しくなってた!加賀さんに怒られたり、加賀さんにどやされたり、加賀さんに嫌味言われたり!」

 

 

信長

「それ楽しかったのか?」

 

 

瑞鶴

「私が作戦中に大破した時加賀さんに「あなたまた大破したの?いい加減にしてくれない?」って冷たい目で言われた時だってあったわよ!!」

 

 

信長

「お前もう少し後輩に優しくしろよ。」

 

 

加賀

「事実を言ったまでです。」

 

 

瑞鶴

「だから私も加賀さんが大破した時「先輩また大破ですか?いい加減にしてください。」とか冷たい態度で言い返してたわよ!!」

 

 

信長

「そんな関係で良く作戦遂行できてたな。」

 

 

瑞鶴

「なのに・・・・なんで私と同じ()()()()の赤城さんと交代しなきゃいけないのよ!!」

 

 

信長

「ん?瑞鶴。今自分の艦種が何なのかわかってるのか?」

 

 

瑞鶴

「だから()()()()だって言ってるでしょ!!」

 

 

信長

()()()()だぞ。お前。」

 

 

瑞鶴

「え?」

 

 

 

翔鶴と瑞鶴は改二にした後さらにlevel(レベル)を上げると装甲空母に改造できるのだが、そこには度重なる困難と涙とドラマとその達成感の喜びがあったにも関わらず、彼女忘れてたみたい。

 

 

 

瑞鶴

「やべすっかり忘れてた。あっ!もしかして私が艦隊から外れた理由って装甲空母だとボスマスに辿り着けないから?」

 

 

加賀

「今頃気付きましたか七面鳥。」

 

 

瑞鶴

「うるさいわね!」

 

 

隼鷹

「少しは反省しなよ。結構苦労したんだから。」

 

 

信長

「全く。怒りを通り越して呆れたわ(この女子高生空母!!あれ程苦労して改造したのにもう忘れてたのかぁ!!)。」

 

 

大淀

「瑞鶴さん。提督はこう仰っていますが「この女子高生空母!!あれ程苦労して改造したのにもう忘れてたのかぁ!!」と怒っています。」

 

 

信長

「いい加減人の心を詠んで代弁するなぁ!!」

 

 

瑞鶴

「えっ!?マジ!?」

 

 

信長

「マジだよこの女子高生空母!!」

 

 

瑞鶴

「誰が女子高生空母よこの殿様提督!!」

 

 

 

もはや子供のケンカである。

 

 

 

翔鶴

「やめなさい瑞鶴。」

 

 

瑞鶴

「翔鶴姉。」

 

 

翔鶴

「加賀さんや赤城さんは一航戦の正規空母。私達よりも力は上なのよ。」

 

 

瑞鶴

「でも!」

 

 

翔鶴

「いい?私達が装甲空母に改造できたのも、全て()()()()()()()()()()達のお陰なのよ。」

 

 

信長

(家の翔鶴アニメ版より腹黒かった。)

 

 

 

もはや捨て台詞である。

 

 

 

 

信長

「よいか瑞鶴。ワシがお前や翔鶴を改造したのは『大鳳』の負担を減らす事と、お前達の集中強化が目的だった。お前達がその姿になれたのはお前達の日々の努力とワシを始めここにいる多くの艦娘達の協力があって存在できた事を肝に命じておけ。いいな!」

 

 

翔鶴、瑞鶴

「はい!!」

 

 

信長

(コンバート改造で正規空母にも戻せるが、後々面倒だ。資源の減りも早いし二人にはこのまま装甲空母でいてもらおう。)

 

 

大淀

「「コンバート改造で正規空母にも戻せるが、後々面倒だ。資源の減りも早いし二人にはこのまま装甲空母でいてもらおう。」と提督は仰っています。」

 

 

信長

「仰ってもいませんし、思ってもいない!!」

 

 

隼鷹

「提督いろいろ台無しだよ。」

 

 

 

全くである。

 

 

 

信長

「なおリランカ島沖の編成は『大和』『武蔵』『摩耶』『鈴谷』『熊野』『葛城』に出撃してもらう。大淀。」

 

 

大淀

「はい。軍議の結果、今月は鎮守府近海の対潜哨戒任務終了後、オール鎮守府近海航路で大淀ドロップ作戦を行う事に決まりました。」

 

 

信長

「大淀の話無視して全艦出撃!!」

 

 

 

 

おわり


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